施工業者がクレジットカード支払いを導入するメリットは? 概要や導入方法について解説!

  • 【更新日】2024-08-13
【外壁塗装】カード支払いの概要とメリット、導入方法について解説!

近年キャッシュレス決済の利用率は増加傾向にあることから、リフォームや外壁塗装においても、「クレジットカード支払い」を導入したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

銀行振り込みやリフォームローン以外にも、決済手段を幅広く持っておくことは、機会損失の軽減や成約率の向上が期待できます。

本記事では、外壁塗装をはじめとした施工業者様向けに、カード(キャッシュレス)決済を導入するメリットや導入方法について詳しく解説していきます。

カード(キャッシュレス)決済の概要

クレジットカード決済の概要

そもそも、クレジットカード(キャッシュレス)決済は現在どのくらい利用されているのでしょうか?

キャッシュレス決済比率の推移

出典:経済産業省

キャッシュレス決済の決済額、及び決済比率は年々増加傾向にあります。

経済産業省※1によると、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%(126.7兆円)、その内「クレジットカード」83.5%(105.7兆円)であると報告しています。

また、公益財団法人が実施した実態調査※2では、個人の消費支出額におけるキャッシュレス決済の比率70.6%であり、5年前の調査と比べて19.3%増加しています。

これらのデータが示すように、キャッシュレス決済の利用率は、年々増加傾向にあることはお分かりいただけるかと思います。

リフォーム市場におけるカード決済の利用状況

リフォームや外壁塗装の支払いをカード決済で行う

私ども「ヌリカエ」では、支払い手段の利用実態調査として、267社の工務店・リフォーム業者にアンケートを実施しました。

アンケートによると、クレジットカードの利用するお客様の割合は、案件全体の「5%以下」が26.6%で最も多い結果となりました。

この結果に「たったの5%」とお考えの方も多いと思われます。しかし、キャッシュレス決済を導入することで、あと5%多くの顧客と成約できる可能性があるとも言えます。

調査概要
調査目的:ヌリカエサービス 利用実態調査
調査期間:2023年7月28日~2023年8月4日
調査手法:メール調査
調査対象:267社 ヌリカエの加盟企業
(過去1年間(2022/05~2023/05)に1件以上紹介した企業を対象とした)

クレジットカードの代表的な国際ブランド

クレジットカードの種類は、「国際ブランド」と「カードブランド(発行会社)」で分かれます。

国際ブランドとは、世界中で利用できる決済システムのネットワークを保有しているブランドのことです。

日本国内におけるクレジットカードの代表的な国際ブランドは、以下の通りです。

  • Visa(ビザ)
  • JCB(ジェーシービー)
  • Mastercard(マスターカード)
  • Diners Club(ダイナースクラブ)
  • American Express(アメリカン・エキスプレス)

 

カード会社が発行するクレジットカードには、対応する国際ブランドのマークが記載されています。2020年に民間企業が実施した調査※3によると、日本国内において最もシェアが高いのは「Visa」(50.8%)、次いで「JCB」(28.0%)と報告しています。

消費者におけるカード決済のメリット

クレジットカード決済を導入する消費者側のメリット

消費者にとって、リフォームや外壁塗装の支払いにクレジットカード(キャッシュレス)決済ができると、以下のようなメリットがあります。

  • 支払い額に応じて、ポイントが還元される
  • 特典や優待サービスが受けられることもある
  • 振込手数料など手数料が掛からない

ポイントが還元される

クレジットカードで支払いをすると、支払額に応じてクレジットカード会社の発行するポイントが消費者に還元されます

金融機関が行った調査※4によると、約半数の人がクレジットカードを利用する理由として「ポイントやマイルが貯まりやすいから」と回答しています。

例えば、施工費用が20万円のリフォームを、ポイント還元率が1%のクレジットカードで支払うと、2,000円分のポイントが還元されます。貯めたポイントは、電子マネーや航空マイルに交換できます。

特典や優待サービスが受けられる

ポイントが還元される他にも、クレジットカード会社によっては特典や優待サービスを用意しているところもあります。

例えば、クレジットカードの年間利用金額に応じてポイントが付与される、グレードが上がることで空港ラウンジが利用できるといった特典があります。

振込手数料が掛からない

リフォームの代金を「銀行振り込み」で支払う際には、消費者は振込手数料を支払わねばなりません。

クレジットカード決済ならば、消費者が手数料を負担する必要がないため、費用を節約することができます。

また、振り込みによる面倒な手続きもなく、スムーズに支払いができる点もキャッシュレス決済のメリットと言えるでしょう。

事業者におけるカード決済導入のメリット

事業者にとっても、クレジットカード(キャッシュレス)決済の導入には以下のような利点があります。

  • 消費者にとって現金支払い以外の選択肢が増えるため、成約率の向上が期待される
  • 即日入金が可能になるため、キャッシュフローの改善が見込める
  • 消費者にポイントが還元されるなど、値引き交渉の抑制につながる

成約率の向上が期待される

電子決済サービスを導入することで、クレジットカードでしか支払いができない、といったお客様の取りこぼしを防止することができます。

キャッシュレス決済が浸透しつつある昨今、決済手段が現金しかないことは、お客様の利便性の低下に直結します。顧客営業の際にカード決済が利用できることがアピールできれば、より多くの顧客と成約できる可能性があります。

実際にカード決済を導入した企業では、見積もり依頼や契約率が増加した事例が多数報告されています。

キャッシュフローの改善が見込める

電子決済サービスの導入により、即時入金が可能となり、キャッシュフローの改善が見込めます。

一般的に、クレジットカードの決済は「当月末締め・翌月末払い」など、締め日と入金日にタイムラグがあり、売り上げがすぐ現金化されないといったデメリットがあります。

しかし、AirPAYの入金サイクルは月6回または月3回、STORESならば最短で翌営業日の入金も可能など、スピーディーな入金サイクルを実現します。

※ みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の場合は月6回、それ以外の金融機関の場合は月3回の振込になります

値引き交渉の抑制につながる

消費者側のメリットでもお伝えしたように、クレジットカードによる支払いはポイントの還元が期待できます

リフォームや外壁塗装の場合、消費者側から値引き交渉を持ちかけられたこともあると思われます。

クレジットカード決済では、消費者にとってポイント分お得に感じる、支払いがスムーズに行われるといった利点から、契約時の値引き交渉の抑制につながったという事例※5も報告されています。

事業者がカード決済を導入するステップ

事業者がカード決済を導入するステップ

① 申し込み

各種サービス運営会社の申し込みフォームに、必要事項を記入して申請を行います。

工務店や設計事務所の場合、登記簿謄本の他、建築士免許などの写しを提出する必要があります。

なお、お問い合わせは、事業者様から各種サービス運営企業へご連絡ください。

② 加盟店審査

事業者様に記載して頂いた情報を元に、運営形態等を調査する加盟店審査が行われます。通常2~3日程度で審査結果が届きます。

審査内容の詳細に関しても、ヌリカエではわかりかねますので、サービス運営企業へ問い合わせをお願いいたします。

③ 端末の配送・初期設定

審査が無事通った場合、決済端末が配送されます。初期設定のマニュアルが同封されているため、参考にしながら設定しましょう。

サービス運営企業からご利用開始のお知らせが届き次第、実際に決済機能を利用できるようになります。申し込みから利用開始まで、2~3週間程度です。

カード決済の導入は「ヌリカエ」にご相談ください!

カード・電子決済で成約の取りこぼしを防ぎませんか?

以上、クレジットカード決済導入がもたらす多様なメリットをご理解いただけたことと思います。

しかし、ただクレジットカード決済を導入するだけでは十分ではありません。リフォーム事業者様ならではの効果的な運用が成功への鍵を握ります。

私ども「ヌリカエ」では、キャッシュレス決済導入をはじめとした、様々な営業・現場作業・監理のデジタル化支援を行っております。これからカード決済の導入を検討している貴社の業務効率と成約率の向上をサポートします。

同時に、ヌリカエの集客サービスを利用することで、新たな顧客層へのアプローチも可能です。ぜひこの機会にヌリカエへの加盟をご検討いただければ幸いです。

よくある質問・関連資料

カード決済に関するよくある質問

AirPAYとSTORESの違いを教えてください

AirPAYとSTORESの違いは、「利用可能な決済手段」「決済手段ごとの決済手数料」「入金サイクル」などが異なります。

AirPAYの良さはQRコード決済なども広く取扱いがあること、入金サイクルの頻度が高い(金融機関により月6回または月3回)ことです。

STORESのメリットは、本格的なネットショップを作成できることが挙げられます。実店舗だけでなくネットショップや予約システムも作りたい場合は、STORES決済が向いています。

カード決済の場合、事業者側への入金はいつですか?

AirPAYとSTORESでそれぞれ入金のタイミングや頻度が異なります

AirPayの入金サイクルは月6回または月3回、STORESならば最短で翌営業日の入金も可能です。

詳しくはそれぞれのサービスページをご確認下さい

手数料は変わることがありますか?

各種決済手数料は予告なく変動します。ご了承ください。

決済端末はいくつもらえますか?

決済端末は一店舗あたり一台となります。

決済端末は無料ですか?

決済端末代は無料です(キャンペーンのため変動する可能性がございます)。

なお、決済端末を利用するにはWi-Fi(無線LAN)が必要です。こちらは事業者様でご手配ください。

関連資料

事業者様向け説明資料

https://www.nuri-kae.jp/column/part/wp-content/uploads/2024/04/info-cashless-payment.pdf

ヌリカエに加盟掲載をご希望の企業様はこちらのページもご覧ください。


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