【事業者向け】リフォームローンを導入するメリット・デメリットは?簡単な始め方も紹介!

  • 【更新日】2024-08-13
【事業者向け】リフォームローンを導入するメリット・デメリットは?簡単な始め方も紹介!

日本における主なローンの種類

使用目的を限定しない借金のようなローンを除くと、日本では以下のようなローンがあります

住宅ローン(フラット35)

最長35年の固定金利期間を持つローンです。新築や中古の住宅購入、それに伴うリフォームに利用可能。金利リスクが少なく、計画的な返済が可能となっています。

教育ローン

主に子供の教育費用を目的としたローンで、比較的低金利で提供されることが多いです。教育に関わる大きな出費を分割して支払うことができるため、家計への負担が軽減されます。

カーローン

とくに自動車購入専用のローンです。ディーラーや金融機関から利用できます。自動車購入時の大きな一時金が不要となり、月々の返済で購入が可能です。

リフォームローン

住宅の改修や大規模なリフォーム専用のローンです。フラット35との違いは改修のみの工事でも条件を満たせば利用可能なことです。必要な改修金を確保しやすく、大きな金額はすぐには用意しづらいという住宅所有者でもすみやかに住環境の向上を図れます

医療ローン

医療費用を目的としたローンで、美容整形や不妊治療など、保険適用外の治療費にも利用できます。高額な医療費を分割払いで支払うことができるため、経済的負担を軽減しながら必要な治療を受けることが可能です。

ローン導入のメリットは「今すぐお金がない相手にも検討度を上げてもらえる」こと

日本で主流の各種ローンには、消費者にとって以下のようなメリットがあります。

  • 住まいや車、教育医療など生活上の必要性が高いものを、今手元にあるお金が少ないせいで諦める人を減らせる
  • 予算より少し背伸びした質の高いサービスを受けやすくなる

 

また、事業者にとってもローンのあっせんには以下のような利点があります。

  • 資金がすぐに用意できない人を顧客化し、成約販売の機会を増やせる
  • 予算より上のプランを選んでもらえれば、顧客単価を上げられる

 

リフォーム市場におけるローンの利用状況

では、リフォーム市場においてリフォームローンは現在どのくらい利用されているのでしょうか?

ローンを利用する施主は全体の4%

リフォーム産業新聞社が発行する「住宅リフォーム市場データブック2024」によれば、外壁市場におけるリフォームローンの利用率は4%とあります。

屋根市場の数値は明記されていませんでしたが、屋根リフォームの場合もおそらく同程度と考えることができるでしょう。

ローンの活用方法は主に単価アップ

顧客営業の際にローンが組めることがアピールできれば、平均してあと4%多くの顧客と成約できる可能性があることはお分かりかと思います。

加えて見過ごせないのが、リフォーム市場においてはローンは成約機会の増加よりも、むしろ顧客単価のアップによく利用されるということです。

リフォーム訪販の営業事例

訪問販売がメインのリフォーム事業者においては、110万円で当初想定されていた工事を、塗料や建材をグレードアップして140万円で施工する、といった提案がよく行われています。

その提案の成功率を高めるツールとして、リフォームローンが使われているのです。

太陽光パネル市場の営業事例

リフォームに近い業界では、太陽光パネルの販売設置でもローンの提案はほぼ必ずセットで行われています。

つまり、生活上の必要性が必ずしも迫っていなくても営業力が備わっていれば、ローンのあっせんは単価アップに貢献する道筋があるのです。

ローンを活用した営業トーク例

では、リフォームローンをセットで提案できる場合に有効な営業トーク例を見ていきましょう。

価格の異なる塗料を3通り提案する「松竹梅の法則」

「松竹梅の法則」とは、商品やサービスを三つのグレード(高・中・低)に分けて提案する営業テクニックです。

このテクニックを用いると、選択肢を与えられた顧客は自然と「買わない」という判断をあまりしなくなると言われています。また単価においても、身の丈かそれ以上のグレードの商品を自ら選びやすくなる効果も期待できます。

リフォーム工事の営業でも、このテクニックとローンあっせんをセットにして効果的に活用することができます。

松(高品質プラン)

最先端の塗料を用いたオーダーメイド感覚のリフォームプラン。高いエコ性能や意匠性アピールした全面改装。

営業トーク例

「こちらのプランでは、お住まいを一新する最高級の外壁リフォームをご提案します。デザイン性とエコロジー性ともに最新技術を取り入れた塗料で、快適さと省エネルギー効果を最大限に引き出します。初期投資は大きいですが、適切なリフォームローンをご利用いただくことで、月々の負担を抑えながら、長い目でみて家の価値を大幅に高めることが可能です。ご予算に合わせたローンプランをご案内いたしますので、ご希望をお聞かせください。」

竹(中品質プラン)

スタンダードリフォーム。耐久性の回復だけでなく美観の向上もアピールし、機能性とコストのバランスを取るプラン。

営業トーク例

「このスタンダードプランでは、外壁の耐久性と美観の回復を主目的としてリフォームします。毎日の雨や風にさらされる外皮を改善することで、お家の耐久年数と生活の質を向上させます。リフォームローンを利用することで、大きな初期投資無しに、お手頃な月々の支払いでこの向上を実現できます。どのような支払プランがご希望か、ぜひお話ししましょう。」

梅(基本プラン)

必要最小限の修繕と耐久性の向上を目指したエコノミープラン。古びた外壁の塗り替えや小さな修正を中心に行う。

営業トーク例

「コストを最小限に抑えつつ、外壁の傷みの対策に必要な工事だけを行うプランです。古い塗膜の塗り替えや小さな修繕を行い、安心な住空間を維持します。低金利のリフォームローンを利用すれば、さらに経済的な負担を軽減できます。どれくらいの期間、月々いくらでお考えでしょうか?」

「ヌリカエローン」の概要と特徴

ローンのあっせんがリフォーム営業に有効と分かっても、自社でローン会社と提携するのは大変……とお考えではないでしょうか?

そのような事業者様にぴったりの、手間なしですぐに顧客に利用あっせんできるローンをご紹介します。

「ヌリカエローン」とは

「ヌリカエローン」とは、当サービス「ヌリカエ」が信販会社と提携して提供している独自のローンです。

ヌリカエが「加盟している事業者さま」を、「信販会社(イオンやアプラスなど)」に紹介する形でご利用いただけます。
ヌリカエの加盟店母数という規模数を生かして業界最低水準の実質年率を提供しているのがメリットです。

実際にローンを利用するときは、お施主様が加盟事業者さま経由で信販会社に申し込みをします。

お施主さま側のメリット

  • 一般的なリフォームローンより金利が安い
  • 通常のローンでは審査が通りづらい人でも借りやすい

ヌリカエローンは、お施主様が自分で探せるリフォームローンよりも金利が安いことが最大のメリットです。

平均的なリフォームローン(フリーローン)の利率は4~8%ですが、ヌリカエローンは実質年利2.00%~(※2024年05月時点 詳細はヌリカエローンサービスページをご覧ください)
で契約できます。

また、消費者が自分だけで申し込むローンと違い、加盟事業者さまの信用も審査に加味されるので、通常のローンが通りづらい方が自ら申し込むよりローンが組める確率が高いこともメリットです。

劣化のため家のリフォームが必要だが、手持ちの資金が少なく着工できずお困りの方にとっても役立つサービスと私どもは考えています。

  • 金利タイプ
    • 金利は「固定」金利
    • 施主がローンを借りた時点の金利から期間中は変更なし
  • 金利の取り決め基準
    • 団信あり:長期プライムレート+0.5%
    • 団信なし:長期プライムレート+0.5%
    • 長期プライムレートは外部サイトを参照
  • 団信(団体信用生命保険)とは
    • ローンを借りる人が亡くなった場合に残債を支払わなくていい保険
    • 保険は別途、審査が必要です(アプラスの場合自社でS特約=志望特約があり審査不要)

 

借りる時点でいくらの金利で契約できるかは、四半期に一回(3か月に一回)変わります。最新の状況はヌリカエローンのサービスページをご確認ください。

よくある質問・関連資料

金利◯◯%「~(から)」となっているのはなぜ? 金利負担が大きくなることがあるの?

団信の加入有無によって金利が異なるためこのような表記となっています。団信ありの場合は、なしの場合に比べて+0.2%の年率となります。

「団信あり」「団信なし」とは何のことですか?

「団信」とは団体生命保険のことです。
団体生命保険とは、ローンを借りている契約者本人が亡くなってしまった場合などに、そのローン残債を、保険会社が代わって負担する保険です。

団信に加入するかどうかは契約者の意思によって選ぶことが出来ます。

団信をありにしたい(団信を付けたい)のですが、加入できるのでしょうか?

お申込み時点で満18歳以上70歳未満で、ローンの支払完了時に80歳未満である必要があります。加えて、保険会社の所定の審査が必要です。

団信ありの場合、金利はどうなりますか?

団信に加入する場合は、加入しない場合に比べて実質年率が0.2%高くなります
例えば団信なしで実質年利が1.90%のとき、団信ありにすると年利2.10%となります。

普通は団信ありにしたほうが良いの?

返済期間が10年前後のローンならば団信無しを選ばれる方が多いです。
一方で、35年などの住宅ローンは団信有りでほぼ全ての方が契約されます。

リフォームローンだと団信無しの方が多いですが、希望に沿ってご判断いただけます。

施主が個人事業主の場合もヌリカエローンは利用可能ですか?

安定収入がある方ならば、個人事業主の方や年金受給者でもヌリカエローンを契約いただけます。

繰り上げ返済は可能ですか?

可能です。

工事の契約後でもヌリカエローンを契約することはできますか?

状況によりますが、あとから契約することができる場合もありますのでご相談ください。加盟店審査には1か月ほどかかるので、最低でも1ヶ月間はお施主様にお待ちいただく必要があります。

お施主様のヌリカエローン審査時間はどれくらいですか?

ほとんどの場合、申し込みの当日に分かります。ただし、夕方以降に審査を申し込むと結果が次の日になる場合もあります。

ただし加盟事業者さまから信販会社にFAXで申し込んでいただくので、お客様宅を離れて、事務所に戻ってから申請をする場合など、お客様から見ると申し込んだ次の日に分かるシチュエーションが多いでしょう。

ヌリカエローンは固定金利でしょうか、変動金利でしょうか?

ローン契約ごとに、申込み時点の金利が返済期間中は維持される固定金利制です。

工事の施主様の視点からみた場合、金利は申込時に契約した数値で一定です。

ただしこれを加盟事業者さまの視点からみた場合、金利はローン申し込み時の国全体の金利(長期プライムレート)を基準に決まるので、案件が変わって長期プライムレートが変動していれば変わる、とも言えます。

関連資料

ヌリカエローン サービスページ

https://www.nuri-kae.jp/service/loan

事業者さま向け説明資料

https://docs.google.com/presentation/d/1q9j5JyqBCKWFCxwS7dOy21JG8XrfPdTl57UrhgQTa_Y/edit#slide=id.p

ヌリカエに加盟掲載をご希望の企業様はこちらのページもご覧ください。


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