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【2025年最新】屋根塗装の相場は?内訳ごとの単価や費用事例をシミュレーション付きで解説!

屋根塗装の費用は、足場代を除くと30坪の一般的な住宅で40万円~60万円が相場です。

屋根塗装をお考えの方へ、当サービスを利用して工事をした方が実際に屋根塗装にかけた金額や、高くなるケース、内訳ごとの単価やよくある見積もり事例します。

ざっくりとした費用相場を知りたい方は、ぜひ「概算見積もりシミュレーター」を活用してみてください!

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この記事で分かること

屋根塗装の費用相場は30坪で40万円~60万円
屋根塗装の費用は、塗料や屋根材によって変わる
助成金や火災保険を使うことで費用を抑えられる可能性がある!

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15坪から60坪までの住宅に対応し、シリコン、ラジカル、フッ素、無機塗料などの塗料タイプを選択するだけで、塗装にかかる概算費用を簡単に確認できます。 実際の市場価格に近い費用感を把握できるため、予算の検討や業者の見積もり価格が相場と差異がないかなどの確認に活用できます

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この記事でわかること

屋根塗装の費用相場:屋根塗装の費用相場は、40万円~60万円です。
屋根材別の費用相場は、足場代を含めてスレート屋根で90万円~180万円、金属屋根で100万円~200万円、瓦屋根で120万円~250万円程度です。
屋根塗装の費用が変わる要因:屋根塗装の費用は、屋根材、塗料のグレード、劣化による追加工事の有無によって変化します。

目次

屋根塗装の費用相場は30坪で40万円~60万円

屋根塗装をした場合の相場は、一般的な30坪の住宅で40万円~60万円です。

以下のグラフは、本サイト「ヌリカエ」を利用して行われた屋根塗装工事(1,824件分)の費用分布です。もっともシェアの高いシリコン塗料を用いて、30坪の住宅を塗装したデータを抽出しています。

屋根塗装の費用分布は、かなり幅広く分布しているものの、中でも40万円~60万円がボリュームゾーンだと言えます。

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※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

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費用内訳の目安:塗料代20%前後・工事費(人件費)30〜40%・足場代15〜25%

屋根塗装の費用内訳の目安は、自社成約データをもとにすると塗料代20%前後・工事費(人件費)30〜40%・足場代15〜25%。

屋根塗装工事の見積書には、どのような費用が含まれているかご存じでしょうか。一般的に、屋根塗装の費用は次の3つで構成されます。

屋根塗装の費用内訳

1. 塗料費用
2.工事費用(人件費)
3.足場費用

屋根塗装の妥当性を判断するには、塗料費だけでなく工事費(人件費)や足場費を含めてチェックすることが重要です。「どの項目にどのくらいの費用が充てられているか」を把握することで、見積もりの適正性を見極めやすくなります。

見積書を受け取ったときは、次の点を確認しましょう。

見積もり書のチェックポイント

  • 塗料費・工事費(人件費)・足場費がそれぞれいくらになっているか
  • 割合が大きく偏っていないか(例:塗料費が全体の70%を占めているなどは不自然)
  • 不明点や疑問点があれば、必ず業者に説明を求める

もし業者が明確な根拠を示せない場合、その見積書は信頼性に欠ける可能性があります。

次の章では、費用の内訳ごとの相場と単価を詳しく説明します。

屋根塗装の費用における内訳ごとの相場と単価

屋根塗装の費用には、「塗料代」や「人件費代」など、様々な内訳があります。

内訳ごとに単価相場が異なるため、ここでは主な内訳ごとの単価と、坪数ごとの総額相場について詳しくご紹介します。

まずは、塗料ごとの単価と坪数ごとの相場です。

【塗料ごとの単価と相場】

塗料 単価 20坪の場合 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合
シリコン塗料 2,300円/㎡ 11,5000円 149,500円 184,000円 253,000円
ラジカル制御型塗料 2,400円/㎡ 12,0000円 156,000円 19,2000円 264,000円
フッ素塗料 4,300円/㎡ 215,000円 279,500円 344,000円 473,000円

屋根塗装に使用する塗料にはいくつか種類がありますが、主なものはラジカル塗料やフッ素塗料です。グレードが高くなるにつれて総額が一気に高くなります。

塗料ごとの相場については、本記事の塗料ごとの費用相場・単価をご覧ください。続いては、人件費ごとの単価と相場をご紹介します。

【人件費ごとの単価と相場】

人件費 単価 20坪の場合 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合
足場代 700円~1,500円/㎡ 35,000円~75,000円 45,500円~97,500円 56,000円~120,000円 77,000円~165,000円
高圧洗浄 100円~200円/㎡ 5,000円~10,000円 6,500円~13,000円 8,000円~16,000円 11,000円~22,000円
養生費用 200円~500円/㎡ 10,000円~25,000円 13,000円~32,500円 16,000円~40,000円 22,000円~55,000円
タスペーサー 10円~50円/個 5,000円~2,500円 6,500円~3,250円 8,000円~4,000円 11,000円~5,500円
下地補修代 300円~2,500円/㎡ 1,500円~12,500円 19,500円~162,500円 2,400円~200,000円 3,300円~275,000円

人件費には、足場代や高圧洗浄費用、養生費用などが主です。特に足場代は特に高く、建物の規模によりますが10万円以上かかるケースが大半となります。

人件費ごとの相場については、本記事の足場代・人件費の費用相場・単価をご覧ください。

続いては、屋根材ごとの単価と相場をご紹介します。

【屋根材ごとの単価と相場】

屋根材 単価 20坪の場合 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合
スレート屋根 2,000円~3,000円/㎡ 13,000円~150,000円 130,000円~195,000円 160,000円~240,000円 225,000円~330,000円
瓦屋根 1,500円~2,500円/㎡ 75,000円~125,000円 97,500円~162,500円 120,000円~200,000円 165,000円~275,000円
金属屋根 2,500円~4,000円/㎡ 12,500円~200,000円 16,250円~260,000円 200,000円~320,000円 275,000円~440,000円

屋根塗装の相場は、どの屋根材に塗るかで金額が変わります。屋根材によって、塗料の密着性などが変わるからです。

屋根材ごとの相場については、本記事の屋根材ごとの費用相場・単価をご覧ください。

続いては、付帯部ごとの単価と相場をご紹介します。

【付帯部ごとの単価と相場】

付帯部 単価 20坪の場合 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合
軒天塗装 1,000円~1,500円/㎡ 50,000円~75,000円 65,000円~97,500円 80,000円~120,000円 110,000円~165,000円
破風塗装 800円~1,500円/㎡ 40,000円~50,000円 52,000円~65,000円 64,000円~80,000円 88,000円~110,000円
雨樋塗装 800円~1,400円/㎡ 40,000円~70,000円 52,000円~91,000円 64,000円~112,000円 88,000円~154,000円

屋根塗装では、雨樋などの付帯部も塗装するケースが一般的です。

付帯部ごとの相場については、本記事の付帯部ごとの費用相場・単価をご覧ください。

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塗料ごとの費用相場・単価

塗料の価格と耐用年数の対応を表した画像。

屋根塗装は、使う塗料によって費用が変わります。

例えば、塗料なかでも最も人気のあるシリコン塗料は2,300円/㎡が相場です。また、耐用年数の高いフッ素塗料は4,300円/㎡/が相場となります。

安い塗料で費用を抑えることも可能ですが、安い塗料は耐用年数が短い傾向にあるため注意してください。

下記の表は、30坪(約100㎡)ほどの住宅を仮定して、塗料の種類ごとに単価と総額の相場をまとめたものです。

塗料の種類 耐用年数 単価(㎡) 総額(約100㎡)
アクリル塗料 5~7年 1,500円 14万円~16万円
ウレタン塗料 8~10年 2,000円 17万円~22万円
シリコン塗料 10~15年 2,300円 23万円~30万円
ラジカル制御型塗料 10~15年 2,400円 25万円~30万円
フッ素塗料 15~20年 4,300円 38万円~48万円
光触媒塗料 15~20年 4,000円 42万円~50万円
無機塗料 20~25年 5,300円 45万円~55万円

ちなみに、上記の塗料のなかで最もコスパが良く人気な塗料はシリコン塗料です。そのため、使う塗料を決められない場合はシリコン塗料を希望してみることをおすすめします。

また、30坪(約100㎡)ほどの住宅で使用する塗料の分量は2缶程度ですので、もしも見積に記載されている塗料の分量があまりにも多い場合は業者に確認してみると良いでしょう。

ここからは、各塗料ごとの塗装単価について詳しく解説します。

「塗料の種類」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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アクリル塗料

アクリル塗料は、屋根塗装に使われるもののなかで最も価格が安い塗料です。

ただし、他の塗料と比較すると耐久性に劣るため、通常であれば屋根塗装で使われることはありません。

アクリル塗料の単価は1,500円/㎡、総額は14万円~16万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は5年~7年です。

「アクリル塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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ウレタン塗料

ウレタン塗料は、シリコン塗料に次ぐ耐用年数をもつ塗料です。

一昔前はよく使われていましたが、現在はより性能と価格のバランスがよいシリコン塗料が主流になっています。

ウレタン塗料の単価は、2,000円/㎡、総額は17万円~22万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は8年~10年です。

「ウレタン系塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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シリコン塗料

シリコン塗料は、屋根塗装や外壁塗装でよく使われる人気の塗料です。

耐久性と価格のバランスが良いため、コストパフォーマンスに優れていると言えます。

ウレタン塗料の単価は、2,000円/㎡、総額は17万円~22万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は8年~10年です。

「シリコン系塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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ラジカル塗料

ラジカル塗料は、紫外線による劣化を抑制する成分が含まれた比較的新しい塗料です。正式名称を「ラジカル制御型塗料」といいます。

シリコン塗料よりも耐用年数が長い分、単価は高めです。また、成分の特徴によって濃色だと効果が発揮されない点に注意してください。

ラジカル塗料の単価は、2,400円/㎡、総額は25万円~30万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は10年~15年です。

「ラジカル塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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フッ素塗料

フッ素塗料は、シリコン塗料やラジカル塗料よりもグレードの高い塗料です。東京スカイツリーなどの大型建築物にも使われています。

耐用年数が長く、紫外線や雨などによる劣化やコケやカビが付きにくいのが特徴です。

フッ素塗料の単価は、4,300円/㎡、総額は38万円~48万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は15年~20年です。

「フッ素塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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無機塗料

無機塗料は、塗料のなかで最も耐用年数が長い塗料です。

セラミックといった無機物を主成分としているため、紫外線や雨水による劣化反応が起こりにくい、燃えにくいという性質があります。

1回あたりの塗装費用は高くなりますが、塗り替え頻度は少なくなるため長期的なメンテナンスコストで考えると経済的です。

無機塗料の単価は、5,300円/㎡、総額は45万円~55万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は20年~25年です。

「無機塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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遮熱塗料

遮熱塗料は、太陽光を反射し室内を涼しくする効果に期待できる塗料です。紫外線を吸収しにくくなるため、屋根材の劣化スピードも遅くすることができます。

遮熱塗料の単価は、3,00円/㎡、総額は35万円~52万円(約100㎡の場合)です。

耐用年数は使われている樹脂によって変わります。シリコン樹脂が使われた遮熱塗料であれば10年~15年、フッ素の場合は15年~20年前後とります。

「遮熱塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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足場代・人件費の費用相場・単価

屋根塗装の費用は、足場代と人件費によっても大きく変わります。

特に、足場代は一般的に10万円以上かかることに加え、業者によっては不明瞭な料金計算で相場よりも高くしている可能性もありので注意してください。

人件費は、高圧洗浄費や養生費用などをまとめたものです。各人件費は屋根の面積や劣化状況により大きく変動します。

どれも細かい内訳になりますが、屋根塗装には欠かせないものです。

人件費は主に仕事量に比例するため、屋根の面積が広いほど高くなる傾向にあります。下記の表は、一般的な30坪(100㎡)程度の住宅における人件費の単価と総額の相場をまとめたものです。

工事内容・費用項目 単価 総額(約100㎡)
高圧洗浄 100円~200円/㎡ 2万~3万円
養生費用 200円~500円/㎡ 1万~2万円
タスペーサー 10円~50円/ 4万~6万円
下地補修代 300〜2,500円/㎡ 2万~4万円
諸経費(移動費・廃棄物処理費 等) - ここまでの合計金額の20~30%
消費税 - 一律10%
合計 - 10万円~20万円

まずは足場代の相場から確認していきましょう。

足場代の費用相場・単価

一般的な30坪程度(2階建て)の住宅の場合、足場代は16万円~23万円が相場となります。

足場は住宅の面積や外周のほか、高さ(階数)によっても必要な面積が増えていくため、2階建てと3階建てでは費用が5~10万円ほど変わるケースも珍しくないことを理解しておきましょう。

下記の表は2階建ての住宅と想定し、坪数ごとに必要となる足場の面積と費用相場をまとめたものです。

延べ坪 足場面積 費用相場
25坪 212㎡ 15万円~21万円
30坪 228㎡ 16万円~23万円
35坪 242㎡ 17万円~24万円
40坪 255㎡ 18万円~26万円
45坪 268㎡ 19万円~27万円

また敷地が狭いなどで足場の組み立てや搬入が困難である場合などは、相場よりも足場代が高くなる傾向にあるため注意しておきましょう。

ここからは、各人件費ごとの単価について詳しく解説します。

足場代について更に詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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高圧洗浄

高圧洗浄は、塗料を塗る前に外壁を綺麗に整えるために行う作業です。屋根塗装における下地処理として欠かせない工程となります。

高圧洗浄には、水のみを使う方法と洗浄剤も使うバイオ高圧洗浄の2種類がありますが、特別な理由がない限り水のみを使う方法で問題ありません

水のみの高圧洗浄の単価は、100円~200円/㎡、総額は2万円~3.5万円(約100㎡の場合)が相場となります。

バイオ高圧洗浄の場合は、単価が200円~300円/㎡、総額は3万円~4円(約100㎡の場合)が目安です。

養生費用

養生費用は、塗装箇所以外の部分をカバーするために必要な費用です。

下地処理や塗装中は、汚れや細かな塗料が飛散するため、雨樋やベランダなどが汚れないようにする必要があります。

養生費用の単価は、200円~500円/㎡、総額は1万円~2万円(約100㎡の場合)です。

タスペーサー

タスペーサーは、塗装によって埋まる屋根材同士の間に隙間を作るための道具です。「縁切り」とも言います。

塗装すると、屋根材と屋根材の隙間が埋まってしまいます。隙間は雨水を下に流すために必要な部分です。そのため、タスペーサーを使って埋まった隙間を切り離していきます。

タスペーサーの単価は、10円~50円/個、総額は4万円~6万円(約100㎡の場合)が相場です。

下地補修代

下地補修代は、塗装前に屋根材にできた汚れや錆びを落として表面を平滑にするために必要な費用です。

高圧洗浄と同じく、下地補修は屋根塗装の仕上がりを左右する大事な工程です。

汚れや錆びの発生が広範囲にわたっている場合、その分費用が高くなります。

下地補修代の単価は、300円~2,500円/㎡、総額は2万円~4万円(約100㎡の場合)が相場です。

諸経費

諸経費は、資材の運搬や廃棄物処理費などをまとめた費用のことです。業者によっては、見積もりにそれぞれ細かく記載している場合もあります。

諸経費は、ここまでご紹介した人件費の合計額の20%~30%が相場です。例えば、高圧洗浄から下地補修代の合計が15万円の場合、諸経費は2万円~4,5万円が相場です。

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屋根材ごとの費用相場・単価

元の屋根材の材質によっても、費用相場が変わります。 屋根材によって塗装面の状態が変わるため、塗料の密着力や使う量が変わるためです。

下記の表は、一般的な30坪(100㎡)程度の住宅における屋根材ごとの単価と総額の相場をまとめたものです。

屋根材 単価(㎡) 100㎡(約30坪)の場合の総額
スレート屋根 2,000円〜3,000円 20万円〜30万円
瓦屋根 1,500円〜2,500円 15万円〜25万円
金属屋根(トタン等) 2,500円〜4,000円 25万円〜40万円

最も安価な瓦屋根と最も高価な金属屋根を比較すると、同じ面積でも最大25万円の価格差が生じる可能性があります。

ここからは、各屋根材ごとの塗装単価について詳しく解説します。

屋根材について更に詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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金属屋根

ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根は、軽量かつ汚れが付きにくいという特徴があります。

しかし、汚れが付きにくい分、塗料が密着しづらいため他の屋根材の塗装費用よりも高額になるケースが多いです。

金属屋根の場合、塗装単価は2,500円~4,00円/㎡、総額は25万円~40万円(約100㎡の場合)が相場となります。

スレート屋根

スレート屋根は、セメントが主成分で軽量な屋根材です。住宅における屋根材で7割のシェアがあります。

普及率が高いため、金属屋根などに比べて塗装費用も安くなる傾向にあります。ただし、塗料の吸収率が良いため同じ面積でも瓦屋根より高額になるケースが多いです。

スレート屋根の場合、塗装単価は2,000円~3,00円/㎡、総額は20万円~30万円(約100㎡の場合)が相場です。

瓦屋根

瓦屋根にはいくつか種類があり、その種類によって塗装単価が異なります。

例えば、古くからある「日本瓦」(粘土系の瓦)は、耐久性が非常に高いため塗装によるメンテナンスは不要です。

しかし、セメントや砂を主成分とする「セメント瓦」と「モ二エル瓦」は、瓦自体に、防水性や防汚性がないため塗装が必要になります。

瓦屋根の場合、塗装単価は、1,500円~2,500円/㎡、総額は15万円~25万円(約100㎡の場合)が相場です。

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付帯部ごとの費用相場・単価

屋根塗装では、屋根の周りにある付帯部も一緒に塗装します。

付帯部の塗装にも単価や相場があるため、金額を確認するときはこの付帯部も記載されているか確認しておきましょう。

付帯部ごとの単価と相場をまとめると以下の通りになります。

単価 総額(30坪の戸建ての場合)
軒天塗装 1,000円~1,500円/㎡ 5万円
破風塗装 800円~1,000円/㎡ 2.4万円〜3万円
雨樋塗装 800円~1,400円/m 3万円~5万円

各付帯部について詳しく解説します。

軒天塗装

軒天とは、屋根が張り出した部分のことです。軒裏とも呼ばれます。

軒天塗装の単価は、1,000円~1,500円/㎡が相場です。30坪の戸建ての場合は、総額5万円前後となります。

ちなみに、軒天塗装に使われる塗料と屋根の表面に使われる塗料は別です。軒天塗装では、主に合成樹脂エマルションペイント(EP)か非水分散形塗料(NAD)のどちらかが使われます。

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破風板塗装

破風板とは、家を横から見たときに、屋根に対して垂直になっている部分のことです。

破風板塗装の単価は、800円~1,000円/㎡が相場です。30坪の戸建ての場合は、総額2.5万円~4万円となります。

地上からでも見える破風板は、付帯部のなかでも面積が広く目立つ部分です。そのため、色は屋根か外壁と同じにすると統一感があり失敗しないでしょう。

雨樋塗装

雨樋は、屋根の周りにあって雨水を集め地上に流すための部分です。

雨樋も雨水や紫外線などによって劣化するため、屋根の表面と一緒に塗装する必要があります。

雨樋塗装の単価は、800円~1,000円/mが相場です。30坪の戸建ての場合は、総額3万円~5万円となります。

使う塗料は、主にウレタン塗料かシリコン塗料のどちらかです。

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屋根塗装工事の見積もり事例

ここからはよくある屋根塗装工事の見積もり事例を紹介します。

紹介する事例は、よく使用されるウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・遮熱・無機塗料を使って、30坪の住宅で屋根塗装工事をした場合を想定しています。

ウレタン塗料の見積もり例<511,376円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 ウレタン系塗料使用
屋根塗装下塗り マイルドシーラーEPO 55 560 30,800円
屋根塗装中塗り ヤネフレッシュ 55 830 45,650円
屋根塗装上塗り ヤネフレッシュ 55 830 45,650円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
軒天塗装 - 15 1,500 22,500円
破風板塗装 - 30 900 27,000円
雨樋塗装 - 32 m 1,000 32,000円
諸経費 上記金額合計の5% 22,138円
消費税 諸経費含めた金額の10% 46,489円
合計 511,376円

参考情報:エスケー化研

シリコン塗料の見積もり例<532,975円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 シリコン系塗料使用
屋根塗装下塗り マイルドシーラーEPO 55 640 35,200円
屋根塗装中塗り エスケープレミアムルーフシリコン 55 960 52,800円
屋根塗装上塗り エスケープレミアムルーフシリコン 55 960 52,800円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
軒天塗装 - 15 1,500 22,500円
破風板塗装 - 30 900 27,000円
雨樋塗装 - 32 m 1,000 32,000円
諸経費 上記金額合計の5% 23,073円
消費税 諸経費含めた金額の10% 48,452円
合計 532,975円

参考情報:エスケー化研

ラジカル塗料の見積もり例<524,717円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 ラジカル系塗料使用
屋根塗装下塗り ハイポンルーフデクロ 55 610 33,550円
屋根塗装中塗り ファインパーフェクトルーフ 55 910 50,050円
屋根塗装上塗り ファインパーフェクトルーフ 55 910 50,050円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
軒天塗装 - 15 1,500 22,500円
破風板塗装 - 30 900 27,000円
雨樋塗装 - 32 m 1,000 32,000円
諸経費 上記金額合計の5% 22,715円
消費税 諸経費含めた金額の10% 47,702円
合計 524,717円

参考情報参考情報:日本ペイント

フッ素塗料の見積もり例<566,643円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 フッ素系塗料使用
屋根塗装下塗り マイルドシーラーEPO 55 770 42,350円
屋根塗装中塗り クールタイトF 55 1,160 63,800円
屋根塗装上塗り クールタイトF 55 1,160 63,800円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
軒天塗装 - 15 1,500 22,500円
破風板塗装 - 30 900 27,000円
雨樋塗装 - 32 m 1,000 32,000円
諸経費 上記金額合計の5% 24,530円
消費税 諸経費含めた金額の10% 51,513円
合計 566,643円

[reference url="https://www.sk-kaken.co.jp/product/roof-paint/cooltight-f/" target="_blank"]画像出典:エスケー化研[/reference]

参考情報:エスケー化研

無機塗料の見積もり例<604,123円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 無機系塗料使用
屋根塗装下塗り ハイポンルーフデクロ 55 920 50,600円
屋根塗装中塗り ニッペパーフェクトセラミックトップG 55 1,380 75,900円
屋根塗装上塗り ニッペパーフェクトセラミックトップG 55 1,380 75,900円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
軒天塗装 - 15 1,500 22,500円
破風板塗装 - 30 900 27,000円
雨樋塗装 - 32 m 1,000 32,000円
諸経費 上記金額合計の5% 26,153円
消費税 諸経費含めた金額の10% 54,920円
合計 604,123円

参考情報:日本ペイント

遮熱塗料の見積もり例<614,287円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 遮熱系塗料使用
屋根塗装下塗り サーモアイシーラー 55 960 52,800円
屋根塗装中塗り サーモアイシリコン 55 1,440 79,200円
屋根塗装上塗り サーモアイシリコン 55 1,440 79,200円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
軒天塗装 - 15 1,500 22,500円
破風板塗装 - 30 900 27,000円
雨樋塗装 - 32 m 1,000 32,000円
諸経費 上記金額合計の5% 26,593円
消費税 諸経費含めた金額の10% 55,844円
合計 614,287円

参考情報:日本ペイント

よくある事例に絞って、紹介をしました。

屋根塗装の費用相場は、[text style="15"]自宅の大きさ(屋根の大きさ)・使用する塗料・足場代によって、費用が変わる[/text]ことがお分かりいただけたかと思います。

それぞれ、費用が変動する理由について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

▼「自宅の大きさ(屋根の大きさ)」について詳しく知りたい方
>>屋根面積がすぐわかる方法!図面不要・手順や計算もやさしく解説

▼「使用する塗料」について詳しく知りたい方
>>屋根塗料の種類は多種多様!それぞれの特徴を解説

▼「足場代」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>足場代の相場はいくら?外壁・屋根塗装の足場はなぜ高い?

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屋根塗装の費用が高くなるケース

屋根塗装の費用は、屋根材や塗料などによって異なります。

特に、下記の5つのケースに当てはまる場合、屋根塗装の費用が高くなりやすいです。

屋根塗装の費用が高くなるケース

  1. 金属屋根に塗装する場合
  2. グレードの高い塗料を使う場合
  3. 屋根が複雑な形状をしている場合
  4. 面積が広い屋根の場合
  5. 屋根の勾配が急な場合

それぞれ詳しく解説します。

金属屋根に塗装する場合

ガルバリウム鋼板などの金属屋根に塗装する場合、費用が高めとなります。金属屋根は表面が滑らかなため塗料が密着しにくく、それに伴い塗料の使用量が多くなりやすいためです。

ガルバリウム以外の金属屋根には、トタンやジンカリウム鋼板などがあります。

ご自宅の屋根がこうした金属屋根である場合、見積もり金額が相場よりも高めに出るでしょう。

屋根材ごとの相場や単価は、屋根材ごとの費用相場・単価をご覧ください。

グレードの高い塗料を使う場合

フッ素塗料や無機塗料、遮熱塗料などグレードの高い塗料を使う場合も費用が高くなります。

これらの塗料は耐用年数が長く、紫外線や雨による劣化に強いのが特徴です。性能が高い分、相場よりも高い見積もりとなるでしょう。

ただし、耐用年数が長ければ次のメンテナンスまでの期間を延ばすことができます。長期的に見ればグレードの高い塗料の方がコストパフォーマンスに優れているため、塗料は将来のメンテナンスも考えて選ぶのがおすすめです。

塗料ごとの単価は本記事の塗料ごとの費用相場・単価をご覧ください。

屋根が複雑な形状をしている場合

多くの角や曲線を持つデザイン性の高い屋根では、塗装費用が高くなります。細かい部分まで丁寧に塗装する必要があるため、作業時間が長くなり人件費が増加するためです。

建売りの戸建ての屋根であれば費用に影響はないことが多いですが、注文住宅やデザイナーズの場合は屋根の形状によって費用が高くなる可能性があるでしょう。

面積が広い屋根の場合

屋根の面積が広いと、それの分だけ塗料の量が多くなるため費用が高くなります。

特に、施工単価の高いフッ素塗料や無機塗料などは屋根面積による価格差が大きくなりますので注意してください。他の塗料と単価が300円違うとしたら、10㎡で3,000円の差となります。

また、屋根面積は業者によって計算方法が異なる可能性があります。屋根面積を実際よりも大きく算出する悪質業者もいますので、見積もりを確認する際は屋根の面積が正しく計算されているか確認しましょう。

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屋根の勾配が急な場合

屋根の勾配が急だと、足場代や技術費用がプラスされる可能性があります。一般的に、確度が31度以上ある屋根は急こう配です。

急こう配の屋根塗装では塗装作業の安全性と仕上がり担保のため、屋根足場が組まれます。通常の勾配の屋根であれば、屋根足場は組みません。また、平らな屋根と比べて塗料が垂れやすいことから、塗料を均一に塗るのが難しくなります。

通常の屋根と比べて建材費や人件費がかかることから、急こう配の屋根は塗装費用が高くなりやすいのです。

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※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

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屋根塗装費用を抑える方法別に特徴や節約金額を比較

屋根塗装の費用を抑えるための方法はいくつか存在します。

主な方法は「助成金・補助金」「火災保険」「外壁塗装との同時依頼」の3つです。各方法の概要と節約できる金額の目安を、以下の表にまとめました。

方法 概要 節約できる金額(目安)
助成金・補助金 各市区町村が提供する住宅リフォーム支援制度 工事費用の10%〜20%
火災保険 自然災害による屋根の損傷があった場合に利用できる保険 10万円~
外壁塗装との同時依頼 塗装作業に必須の足場設置費用を一度で済ませられる 15万〜30万円

各方法について、詳しく解説します。

助成金・補助金

お住まいの地域によっては、屋根塗装で使える助成金や補助金制度が用意されている場合があります。助成金額は市区町村ごとに違いますが、多くは100万円未満です。

ほとんどの場合で上限金額が設けられているため、工事費用を助成金で全額まかなうことは基本的には難しいでしょう。

また、助成金や補助金の条件は各市区町村によって異なるため、詳細な情報はお住まいの自治体の窓口に直接問い合わせることをおすすめします。

ヌリカエでは、外壁・屋根塗装に助成金制度を設けている全国の自治体についてのデータベースを提供していますので、工事をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。

全国で使えるリフォームの補助金・助成金一覧を見る

【2025】助成金DB

「外壁塗装の助成金」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【2025年最新】外壁塗装の助成金・補助金がもらえる条件は?自治体の情報も一覧で紹介」

火災保険

屋根が自然災害によって被害を受けた場合、火災保険を利用して修理費用をまかなうことができる可能性があります。

とくに「棟板金の浮き」や「棟板金のはがれ」といった損傷は、強風の影響で頻繁に発生する被害として挙げられるため、火災保険の適用を考えられるでしょう。

火災保険が適用されれば、足場設置費用や棟板金の交換費用などを保険会社が負担してくれる場合があります。費用を保険でカバーできれば、屋根塗装にかかる全体のコストを大幅に削減することが可能です。

自然災害による被害が疑われる場合は、まず保険会社に相談し、火災保険の活用を検討することをおすすめします。

「火災保険」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁塗装に火災保険を使えば無料?状況別での適用可否や申請の流れを分かりやすく解説!

外壁塗装との同時依頼

屋根塗装と外壁塗装を同時に依頼することで、足場の設置費用を一度で済ませることができます。足場代は、外壁塗装工事全体の費用の約20%を占めるほど高額であり、建物が2階建て以上の場合には必須となる費用です。

30坪の住宅で足場を組む場合、足場代は約16万円から23万円が相場です。もし屋根と外壁の塗装を別々に行う場合、この足場費用がそれぞれ発生し、二重に支払うことになってしまいます。

そのため、屋根と外壁の塗装同時に依頼することで、足場を設置するコストを1回分にまとめ大幅な節約につなげることが可能です。長期的なメンテナンスコストを考慮すると、とても合理的な選択肢と言えるでしょう。

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よくある質問

屋根塗装の相場でよくある質問を下記にまとました。

よくある質問

  1. 40坪の家の屋根塗装と外壁塗装の相場は?
  2. 屋根のペンキは何年くらい持ちますか?
  3. スレート屋根の塗装の相場はいくらですか?

屋根塗装の平均金額はいくらですか?

屋根塗装をした場合の平均金額(相場)は、一般的な30坪の住宅で40万円~60万円です。

ただし、屋根塗装の平均金額は屋根の面積や塗料、業者によって大きく変わります。たとえば、シリコン塗料は2,300円/㎡フッ素塗料は4,300円/㎡です。

複数の業者の見積もりを比較検討することで、納得のいく金額で屋根塗装ができます。

40坪の家の屋根塗装と外壁塗装の相場は?

40坪の家で屋根塗装と外壁塗装を同時に行う場合、120万円~150万円が相場です。

屋根塗装と外壁塗装では、足場代や人件費を1回にまとめられるため、別々に行うよりも総額は安くなります

外壁も同時に塗装する場合は、費用に20万円~30万円上乗せした額が費用相場の目安[/text]です。

[article post-id="702"]

屋根のペンキは何年くらい持ちますか?

屋根塗装で使われる塗料の耐用年数は、5年~30年程度と幅があります。

最も安価なアクリル塗料が5年程度シリコン塗料が10年~15年フッ素塗料が10年~20年です。

塗料の耐用年数が過ぎたタイミングで点検を行い、劣化があれば再塗装をおすすめします。屋根材自体の多様年数がきた場合もメンテナンスを行いましょう。

[article post-id="2008"]

スレート屋根の塗装の相場はいくらですか?

スレート屋根の塗装の相場は、2,000円/㎡〜3,000円/㎡です。

ただし、どの塗料を使うかによって費用が大きく変動します。塗料ごとの平米単価は数千円ですが、屋根全体だと10万円以上変わるため注意が必要です。

希望や予算に応じて最適な塗料を選択する必要があります。

[article post-id="135"]

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記事のおさらい

屋根塗装の費用相場はいくら?

日本の平均的な自宅の大きさである30坪で屋根塗装工事のみをした場合の費用相場は40万円~60万円です。

詳しく知りたい方は屋根塗装の費用相場は?をご覧ください。

塗料の単価相場はいくら?

ウレタン塗料で、1,700円/㎡~2,000円/㎡、シリコン塗料で2,500円/㎡~3,000円/㎡、フッ素塗料で3,800円/㎡~4,800円/㎡が、単価相場です。屋根塗装の相場は自宅の大きさや使用する塗料の種類によって異なるため、確からしい費用相場を知りたい方は、塗料の単価を確認しましょう。

詳しくは【外壁塗装の工程表】をご覧ください。

参考資料
・菊池克弘『住宅リフォーム重要事項32選』都市環境建設 2015 ・建築工事研究会『積算資料ポケット版 リフォーム編 2022年度版』一般社団法人経済調査会 2021 ・みんなの建材倶楽部『使える!!内外装活用シート 2016-2017』エクスナレッジ 2016 ・田村誠邦・甲田珠子『プロのための住宅・不動産の新常識』エクスナレッジ 2019
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