ベランダの防水塗装はDIYと業者どっちがいい?メリットや費用などを徹底比較!

  • 【更新日】2025-05-16
ベランダ・バルコニーの塗装

ベランダ(バルコニー)も、雨風や紫外線にさらされて劣化が起きる部分。しかし人から見えない部分でもあるので、できるだけ節約したい方の中には自分で防水塗装をしようかと検討する方も多いでしょう。

そこで本記事では、ベランダの防水塗装において、DIYと業者に依頼する場合のメリットやデメリット、費用などについて徹底比較します。

どちらの方法で行うか迷った時の判断ポイントや、DIYでの手順についてもご紹介していますので、ご自宅のベランダの防水塗装をお考えの方の参考になれば幸いです。

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ベランダ防水塗装のDIYと業者の比較

ベランダの防水塗装はDIYでもできます。しかし、防水性能や仕上がりの綺麗ななどを考えると「業者に頼んだ方が良いのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、以下にDIYの場合と業者に依頼する場合のメリットとデメリット、費用目安をまとめた比較表をご用意しました。

ベランダの防水塗装をどちらの方法で行うか決めるときの参考になれば幸いです。

DIY 業者
ベランダの防水塗装DIY 業者に依頼
メリット ・材料費と道具代だけで済み、費用の節約になる
・自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
・自分の好きなように施工できる
・仕上がりが美しく、耐久性が高い
・保証やアフターフォローがある
・手間がかからず、短期間で完了
デメリット ・防水や塗料の選び方、施工方法についての知識が必要
・プロの業者と比較すると、仕上がりの品質が劣る場合がある
・DIYに比べて費用が高い
・業者の選定が難しい場合がある
・日程の調整や立ち合いが必要
費用 1万円〜10万円  5万円〜30万円

データ出典:費用は「ヌリカエ」が行った2025年5月のデスクリサーチより

DIYの大きなメリットは費用の安さ業者に依頼する場合のメリットは質の高い施工です。

クオリティをどこまで求めるかによって、どちらがより良い方法かを判断していきましょう。

続いては、DIYと業者それぞれの方法について、詳しくご紹介していきます。

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ベランダ防水塗装をDIYするメリットや費用

まずは、ベランダ防水塗装をDIYするメリットや費用について詳しくご紹介していきます。

DIY
ベランダの防水塗装DIY
メリット ・材料費と道具代だけで済み、費用の節約になる
・自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
・自分の好きなように施工できる
デメリット ・防水や塗料の選び方、施工方法についての知識が必要
・プロの業者と比較すると、仕上がりの品質が劣る場合がある
費用 1万円〜10万円

データ出典:費用は「ヌリカエ」が行った2025年5月のデスクリサーチより

ベランダ防水塗装をDIYするメリット

ベランダ防水塗装をDIYするメリットは、主に以下の3つです。

ベランダ防水塗装をDIYするメリット
  1. 材料費と道具代だけで済み、費用の節約になる
  2. 自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
  3. 自分のイメージ通りにすることができる

ベランダの防水塗装をDIYで行えば、業者に依頼する場合に比べて施工費用を大幅に抑えられます。材料費と必要最低限の道具代だけで済むため、場合によっては1万円前後でできるケースもあるでしょう。

また、自分のスケジュールに合わせて作業を進められるため、時間に縛られずマイペースに施工できます。塗装の色味や仕上がりも好きなように調整できることも、DIYならではの楽しさと言えるでしょう。

ベランダ防水塗装をDIYするデメリット

ベランダ防水塗装をDIYするデメリットは、主に以下の2つです。

ベランダ防水塗装をDIYするデメリット
  1. 防水や塗料の選び方、施工方法についての知識が必要
  2. プロの業者と比較すると、仕上がりの品質が劣る場合がある

DIYで防水塗装を行う際の大きなデメリットは、仕上がりが安定しないことです。防水材や塗料の選び方、下地処理の方法などを理解していないと、せっかくの作業が無駄になる恐れがあります。

また、プロの業者に比べると仕上がりにムラが出たり、防水効果が十分に発揮されない可能性もあるでしょう。さらに、ベランダでの作業は高所での作業となるため、足元が不安定な場所での移動や作業中の落下事故など、安全面でのリスクが高い点も注意が必要です。これらの課題を十分理解したうえで取り組むことが求められます。

費用

DIYでのベランダ防水塗装にかかる費用は、一般的に1万円〜10万円前後が目安となります。

使用する塗料の種類やべランダの面積によって、必要な金額は異なるため、あくまでも目安として参考にしていただければ幸いです。

バケツやブラシなど、必要になる道具がある程度揃っているのであれば、塗料代だけでできるケースもあるでしょう。

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ベランダ防水塗装を業者に依頼するメリットや費用

続いて、ベランダ防水塗装を業者に依頼するメリットや費用について詳しくご紹介していきます。

業者
業者に依頼
メリット ・仕上がりが美しく、耐久性が高い
・保証やアフターフォローがある
・手間がかからず、短期間で完了
デメリット ・DIYに比べて費用が高い
・業者の選定が難しい場合がある
・日程の調整や立ち合いが必要
費用  5万円〜30万円

データ出典:費用は「ヌリカエ」が行った2025年5月のデスクリサーチより

ベランダ防水塗装を業者に依頼するメリット

ベランダ防水塗装をDIYするメリットは、主に以下の3つです。

ベランダ防水塗装を業者に依頼するメリット
  1. 材料費と道具代だけで済み、費用の節約になる
  2. 自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
  3. 自分のイメージ通りにすることができ、達成感も味わえる

ベランダの防水塗装を業者に依頼する最大のメリットは、仕上がりのクオリティが高いことです。

専門の知識と経験を持つ職人が施工してくれるため、ムラがなく耐久性の高い防水層を作れるでしょう。施工には保証が付く場合が多く、万が一トラブルが起きたときに対応してもらえる安心感もあります

さらに、自分で行う手間や準備も必要ないため、時間と労力の節約にもなるでしょう。業者に任せることで早く確実な防水塗装ができます

ベランダ防水塗装を業者に依頼するデメリット

ベランダ防水塗装をDIYするデメリットは、主に以下の3つです。

ベランダ防水塗装を業者に依頼するデメリット
  1. 防水や塗料の選び方、施工方法についての知識が必要
  2. 自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
  3. 自分のイメージ通りにすることができ、達成感も味わえる

防水塗装を業者に依頼する場合、DIYよりも施工費用は高くなります。DIYは材料費だけで済むこともありますが、業者に頼むと人件費や諸経費が加わり、どうしても費用は高くなってしまうでしょう。

また、信頼できる業者を選ぶためには、口コミの確認や相見積もりが必要になるなど、時間と手間がかかります。施工日には自宅での立ち合いやベランダの片付けが必要になり、日程の調整によって自由なスケジュールが制限される点もデメリットです。

費用

業者にベランダの防水塗装を依頼する場合、費用の相場は5万円〜30万円前後です。費用は、べランダの面積や防水層の劣化具合、使用する防水工法のほか、足場の有無によっても大きく変動するため注意してください。

例えば、小規模なトップコートの補修であれば数万円程度で済むこともありますが、防水層の全面改修が必要な場合は20万円以上かかることもあります。

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ベランダの防水塗装をDIYするか迷うときに判断ポイント

ここでまベランダ防水塗装をDIY・業者に依頼する場合のメリットや費用についてご紹介してきました。

しかし「結局どちらがいいか判断が難しい」とお悩みの方も多いかと思います。

そこで本章では、DIYと業者、どちらの方法で防水塗装をすればよいか迷ったときの判断ポイントとして抑えておくべき点を3つご紹介します。

ベランダ防水塗装を業者に依頼するデメリット
  1. 防水や塗料の選び方、施工方法についての知識が必要
  2. 自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
  3. 自分のイメージ通りにすることができ、達成感も味わえる

それぞれのポイントについては、以下で詳しくご紹介します。

トップコートのみを補修するかどうか

防水塗装の中でも「トップコートのみの補修」であれば、DIYでも補修することができます

トップコートは防水層の上にある仕上げ塗装のことで、紫外線や雨風による劣化を防ぐ役割を担っています。劣化の程度が軽く防水層に問題がなければ、上からトップコートを塗り直すだけで十分なケースが多いです。

施工も難しくなく、道具も比較的少なく済むため、DIYのハードルも高くありません。ただし、防水層そのものが傷んでいる自力での補修が困難になるので業者に相談することをおすすめします。

どのくらい道具を用意する必要があるか

DIYで防水塗装を行うには、ローラーやハケ、防水塗料、プライマー、マスキングテープ、養生シートなど、道具を一式そろえる必要があります。

防水塗料以外に必要な道具がありますので、全て揃えると思ったよりも高くなってしまうケースがあるでしょう。道具一つ一つの値段は高くなくても、一式揃えるとなるとまとまった金額になります。

道具の準備や塗装する手間などを考えると、多少費用がかかっても業者に依頼する方が楽で確実な場合もあるかもしれません。

仕上がりをどこまで求めるか

DIYでの防水塗装は、道具や手順を守ればある程度綺麗に仕上がりますが、プロのような均一で美しい仕上がりを求めるのは難しくなります

特に下地の処理や塗りムラの防止、細部の仕上げなどは経験と技術が必要になるため、完璧な外観や長期的な防水性能を重視する場合は業者への依頼がおすすめです。

逆に、「費用を抑えつつ最低限の効果があれば十分」という方は、DIYでも問題ないでしょう。求める仕上がりのレベルによって、どちらを選ぶべきかが明確になります。

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ベランダの防水塗装をDIYする方法

ベランダの防水塗装は、DIYで行うとき以下の3つのが主なステップとなります。

レンガ調外壁の種類
  1. 下地処理
  2. 塗装
  3. 乾燥

ベランダの防水塗装を行うときは、塗装前の下地処理が重要です。また、多くの場合は塗料は何回かに分けて塗り重ねる必要があります。

続いては、それぞれのステップごとに詳しく解説します。

1. 下地処理

下地処理
ベランダ防水塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右するのが下地処理です。

まず、ベランダ表面のゴミや汚れ、藻やカビをブラシなどでしっかり除去し、可能であれば高圧洗浄などをかけて表面を綺麗にしておきます

その後、ひび割れや膨れがあればパテなどで埋めて平らにます。防水塗料によってはプライマー(下塗り材)の塗布が推奨されていますので、必要であれば塗っておきましょう。

下地が不十分だと、塗膜の剥がれや水の侵入の原因になるため、下地処理は省略せず丁寧に行うことがポイントです。

2. 塗装

FRP防水_工事
下地処理をして床面が綺麗になったら、防水塗料を塗っていきます。防水塗料はウレタンやFRPなどがありますが、DIYでは安価でひび割れに強いウレタン系が扱いやすいです。

塗装は基本的に「中塗り」「上塗り」の2回が基本で、ローラーや刷毛を使って均一な厚みで塗っていきます。特に、排水口まわりや立ち上がり部(壁との接合部)は塗り残しやすいので注意が必要です。

中塗りと上塗りの間の乾燥時間は、塗料ごとにメーカーが指定する時間だけ乾燥させてください。

3. 乾燥

乾燥
上塗りまで終わったら、十分に乾燥させます。乾燥時間はメーカーごとに指定された時間を必ず守りできれば24時間以上は雨や直射日光を避けた方が良いでしょう。

気温や湿度によって乾燥時間が延びる場合もあるため、施工前に天気予報を確認しておくと安心です。

また、乾燥中にもゴミやほこりが付くと防水性に影響が出る可能性があるため、ベランダへの出入りは最小限に留めることをおすめします

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まとめ

ベランダ防水塗装は、ベランダ自体の耐久性を左右する大切なメンテナンスです。ベランダの劣化が原因である雨漏りも多いため、適切なタイミングで防水塗装を行っておくと良いでしょう。

防水塗装はDIYと業者、どちらでもできますが、確実な防水効果に期待するのであれば業者に依頼するのがおすすめです。

求めるクオリティや費用などを基準にして、失敗のない方法で施工しましょう。