外壁塗装の色の組み合わせの基本&おすすめ配色10選

あなたのお家
外壁塗装するといくら?
外壁塗装をするとき、「どんな色にすればいいんだろう?」と迷ってしまう方は、少なくないのではないでしょうか。
この記事ではそんな方に向けて、「外壁の色の組み合わせ」についての知識をまとめました。
外壁に使う色を決める際の考え方、人気の色・配色パターン、仕上がりをなるべく正確に知る方法などを徹底解説していきます。
この記事を読んで、理想通りの外観を手に入れましょう。
この記事を監修しました
株式会社Re:Fact
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
外壁塗装色の組み合わせの基本ルール
外壁に使用する色を選ぶ際に、おしゃれに仕上げるためのコツお教えします。
外壁の色を選ぶ際に抑えるべきポイントは以下の5つです。
①色数は多くとも3色以内

塗料には多くのカラーバリエーションがあるため、「あの色も使いたい」「この色も使いたい」と、ついつい色を多くしてしまいがちです。
しかし、多くの色を使いすぎると、全体にまとまりがなく落ち着かない印象の外壁になる可能性があります。
使用する色は2色~3色程度にとどめ、その中で塗装面積の配分を考えるのがよいでしょう。
②好きな言葉からイメージを広げる

「外壁の色の組み合わせイメージが浮かばない」という場合には、まずは一言でどんなテーマ・テイストの外壁にしたいかを考えてみましょう。
「ナチュラル」「モダン」「スタイリッシュ」などの定番のテイストでもいいですし、「春」「ひまわり」「海」などの漠然としたテーマでも構いません。
それぞれに使われている色を書き出し、その中で組みわせてみることで、理想の配色が見つかるかもしれません。
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「Color Supply」
③「景観条例」に注意

「お住まいの地域によっては外壁に使用できない色がある」ということは、念頭に置いておきましょう。
景観の保護を目的とした「景観条例」を設けている地域では、条例違反の外観に罰則が与えられることがあります。
景観条例では「マンセル表色系」という基準により使用できる色を定めているので、その中で色選びをする必要があります。
お住まいの地域に景観条例が設けられているかどうかは、『市区町村名+景観条例』などのキーワードで検索をして調べることができます。
④ワンランク上の外壁を目指すなら「意匠性塗材」も検討

単純な色の組み合わせだけではなく、模様付きの塗料を使うことでも、外壁のデザインに幅を持たせることができます。
エスケー化研の『セラミエレガンス』や菊水化学工業の『グラナダ』などの「意匠性塗材」を使用すれば、外壁材を変えることなく、外壁に高級感のある模様をつけることができます。
「外壁塗装の色の基本」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

外壁塗装の色の組み合わせで失敗しないワザ
2〜3色を組み合わせる外壁は、1色ずつ見て気に入った色でも、並べると思っていた印象にならないことがあります。色同士の相性、メインとサブの色の比率、塗り分ける位置によって、仕上がりの見え方が変わるためです。
ここでは、色の組み合わせを塗装前に確かめる方法を3つご紹介します。
塗料メーカーのカラーシミュレーターを使う

同じ2色の組み合わせでも、1階と2階で塗り分けるか、縦に塗り分けるか、一部分だけに差し色を入れるかで、家の印象は大きく変わります。
塗料メーカーや外装材メーカーのカラーシミュレーターでは、自宅に近い形の戸建てを選び、外壁を2〜3パーツに分けて別々の色を当てはめられます。組み合わせを試すときは、次の3点を変えながら見比べるのがおすすめです。
- 同じ2色のまま、塗り分ける位置を変える(塗り分け方の5パターン)
- メインの色とサブの色を入れ替える(白×黒と黒×白では印象が逆になる)
- 屋根・破風・雨どいなど、外壁以外の部位の色もあわせて変える
戸建て用のカラーシミュレーターは各社から出ていますが、色の組み合わせを試すなら以下の2つがとくにおすすめです。
エスケー化研「住まいの塗り替えシミュレーション」

三大塗料メーカーのひとつ「エスケー化研」提供のカラーシミュレーション。色と部位をクリックで選んでいくだけで、外壁を2〜3パーツに分けた配色を試せます。
選んだ色の塗料の色番号が分かるため、気に入った組み合わせを色番号のまま塗装業者に伝えられるのが、塗り替えの検討で使いやすい点です。
| サイト名 | 住まいの塗り替えシミュレーション |
|---|---|
| 戸建ての形状 | 9種類 |
| 使用可能な色数 | 約155色 |
| 色変更できる部位 | 外壁(2~3パーツ)、屋根、玄関ドア、軒天、破風、雨どい 等 |
| 特徴 |
|
ケイミュー「外観シミュレーション」

外装材メーカー大手の「ケイミュー」が公開するシミュレーター。家の形状のパターンが豊富で、塗り分け方も複数選べるため、塗り分ける位置による印象の違いを細かく比べられます。
そのかわり、色を直接指定するのではなく、ケイミューの外装材の商品を先に選んでから商品にある色を当てはめる操作になります。塗り替えの色決めよりも、塗り分け方のイメージをつかむ用途に向くシミュレーターです。
| サイト名 | ケイミュー外観シミュレーション |
|---|---|
| 戸建ての形状 | 44種類 |
| 使用可能な色数 | 20~30種類 |
| 色変更できる部位 | 外壁(2~3パーツ)、屋根、玄関ドア、破風、軒天、雨どい、窓ガラス、背景、エスクテリア 等 |
| 特徴 |
|
色見本を並べて2色の境目を確かめる

組み合わせる色の候補が決まったら、使う色の色見本をすべて塗装業者に取り寄せてもらい、外壁に隣り合わせで立てかけて確認します。
色は、隣にある色によって見え方が変わります。たとえば同じグレーでも、白の隣に置くと濃く、黒の隣に置くと明るく見えます。1色ずつ見て決めると、2色を並べたときに「差がつきすぎてちぐはぐ」「差が小さくてぼやける」と感じることがあるため、必ず並べた状態で見比べましょう。
また、明るい色は塗る面積が広いほど明るく見えやすくなります。メインの色は面積が広いぶん見本より明るく、サブの色は面積が狭いぶん見本どおりに近く見えるため、2色の明るさの差は見本で見たときより開いて感じやすい点も覚えておきましょう。
Point
カラーパレットツールで組み合わせの候補を集める
「メインの色は決まったけれど、何色と組み合わせればよいか分からない」という段階で役立つのが、ウェブ上の「カラーパレットツール」です。デザイナーが配色を決めるときによく使うツールで、相性のよい色の組み合わせを一覧で見られます。
なかでも「Color Hunt」は、「ヴィンテージ」「レトロ」「ナチュラル」といったイメージを選ぶだけで、4色1組の配色を数多く提案してくれます。

外壁に使うときは、4色のうち外壁には2〜3色だけを使い、残りは玄関ドアや雨どいなど付帯部の色の参考にするとまとまりやすくなります。画面で見る色は実際の塗料の色とは異なるため、気に入った組み合わせは塗装業者に見せて近い塗料の色を選んでもらい、色見本で確かめましょう。
おすすめのパターン指定ワード
Warm(あたたかい):アースカラーや肌色を使ったナチュラル寄り配色
Popular(人気の組み合わせ):サイト利用者の多くが気に入った、人気の組み合わせを確認できる
外壁塗装におすすめの色の組み合わせ10選
外壁塗装で人気の色の組み合わせ10選を、実際の施工事例とともにご紹介します。
理想のカラーリングがあるか、ぜひ探してみて下さい。
今回は以下の10個の例をご紹介します。
白×ベージュ

ややクリームがかった「白」と、ピンク寄りの明るいベージュのさわやかで温かみにあふれた組み合わせ。
2色の相性もよくどちらもクセがないため住人やご近所の好みを問いにくく、リラックスした雰囲気の自宅になるでしょう。砂ぼこりなどの白っぽいの汚れが目立ちにくいのもポイントです。
黒×白

清潔感とやさしさのある「白」、高級感と堅牢さのある「黒」の定番の組み合わせ。
モノトーンカラー同士なので万能に相性よく仕上がり、多少個性的なデザインに挑戦しても奇抜になりすぎないのも良いところです。
白・黒ともに汚れが目立ちやすい色なので、その点だけ注意しましょう。
白×青

有彩色のなかではもっとも定番の「青」と、どんな色とも馴染む「白」の安心感とスタイリッシュが両立した組み合わせ。
白、青ともに清潔感・清涼感を与えるカラーなので、印象もバッチリです。青の色味を鮮やかにすると個性的な仕上がりに、明度を低くすると周囲と調和する仕上がりになるでしょう。
ピンク×白

やや薄茶色に近い「ピンク」ベースの外壁に、窓枠や幕板の「白」がアクセントカラーになったポップなイメージの組み合わせ。
ピンクというと個性的すぎるイメージをもつかもしれませんが、上図のように鮮やかさを抑えると悪目立ちしない上品な仕上がりになるでしょう。
グリーン×白

深緑に近い「グリーン」と、雨樋や窓枠に使われたハッキリとした「白」のナチュラル感・カントリーっぽさのある組み合わせ。
グリーンと赤は補色の関係にあるため、お互いを強調し合います。写真のように庭や外構に「赤」「赤茶」が多い家の外壁にグリーンを使うと、ほとんど黒に近い深緑でも鮮やかに見える効果が生まれます。
グレー×黒

モノトーン同士もうひとつの定番、「黒」と「グレー」のシックで落ち着いた印象の組み合わせ。
男性的なイメージになりすぎるのを避けるには、グレーの割合を多めにしたり、陰影や模様・テクスチャのある外壁材を使うとよいでしょう。
白×ブラウン

クッキリした「白」と、レンガ模様でやわらかい「ブラウン」のプレーンで周囲の景観を選ばずマッチする組み合わせ。どちらも落ち着いた色味の定番色です。
2色の割合は、どちらかというと白が少なめのほうが締まって見えるので格好良いでしょう。
ブラウン×グリーン

前の例とはうってかわり、赤みの濃いレンガ調の「ブラウン」と、少しくすんだ「グリーン」の伝統・格調を感じる組み合わせ。
似合う家をやや選ぶ、センスが必要なカラーリングです。写真のようにな屋根や外壁の形に特徴のある住宅にならよく似合うでしょう。
ブラウン×オレンジ

チョコレート色の「ブラウン」と明るい「オレンジ」の活発なイメージながら、まとまりもある組み合わせの住宅です。
ブラウンとオレンジは実は、黒味にさがあるだけのほぼ同一色相の色なので、相性は良いのです。また、写真のようにオレンジの彩度を落とすことで、明るいトーンにしてもどぎつくならない効果があります。
黒×ブラウン

つや消しの「黒」の外壁と、ドアやベランダ、フェンスに木目の「ブラウン」を使用したモダンで高級感のある組み合わせ。
ブラウンと黒はナチュラルカラーとモダンカラーでありながらとても相性がよく、とりいれると手軽にカッコいい住宅にできます。黒のメタリックさを強調した「金属系サイディング×木目柄の外構」のパターンも人気があります。
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外壁色の塗り分け方は5パターン
外壁の配色方法としては、大きく以下の5パターンが定番です。
外壁の人気配色パターン
- 同系色でまとめる
- ツートーンカラーでまとめる
- 水平に塗り分ける
- 垂直に塗り分ける
- ワンポイントカラーをいれる
以下で詳しく見てましょう。

同系色でまとめる


まず1つ目のパターンは、同系統の色でまとめるパターンです。
濃度の違う同系色のカラーで塗り分けることで、統一感のある落ち着いた雰囲気を自然に作ることができます。
ツートーンカラーでまとめる


2つ目のパターンは、明度の差の大きい2色を使うツートンカラー配色です。
異なる系統の色を組み合わせることではっきりした印象を出すことができます。
水平に塗り分ける


3つ目のパターンは、1階と2階を分ける帯の部分で色を塗り分ける配色パターンです。
多色使いの外壁ですが奇抜になりにくいので、攻めすぎない程度に家の雰囲気を変えたいという方におすすめです。
垂直に塗り分ける


4つ目のパターンは、外壁を縦で塗り分けるパターンです。家の凹凸や面で色を分けることにより、スタイリッシュな雰囲気を演出することができます。
ワンポイントカラーをいれる


5つ目のパターンは、ワンポイントカラーを用いる配色パターンです。
同系統でまとめた外装の中に異なった系統の色をワンポイントとしておくことで、全体の雰囲気が引き締まり、ハイセンスな外観に変わります。
外壁塗装の人気色は?
ヌリカエに掲載されている外壁塗装の施工事例のうち、外壁の色が書かれていた363件を集計すると、人気の色ランキングは以下のとおりです。

出典:ヌリカエ掲載の外壁塗装の施工事例3,705件(2026年3月までに完工)のうち、外壁の色の記載がある363件をヌリカエ編集部が集計(2026年10月)
上位のホワイト・グレー・ブラウンは、ほかの色と組み合わせやすい色です。前の章で紹介したおすすめの色の組み合わせ10選も、すべてホワイト・グレー・ブラウンのいずれかを含んでいます。
色ごとの施工写真や人気の理由は、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ
以上、外壁塗装の色の組み合わせに悩んでいる方に向けて、色の決め方・考え方、組み合わせの例や人気パターン、カラーシミュレーションや色見本から仕上がりをなるべく正確につかむ方法などをお伝えしてきました。
最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。
外壁塗装の色の組み合わせは何色がおすすめ?
クセがなく温かみのある「白とベージュ」、モノトーン同士で合わせやすく程々の個性もある「黒と白」などがおすすめです。詳しく知りたい方は外壁塗装におすすめの色の組み合わせ10選をご覧ください。
外壁の色の合わせ方はどのように考えればいい?
色数は3色以内にする、好きなものや言葉からイメージする、景観条例で使えない色を先に把握する、などのポイントを押さえましょう。詳しくは外壁塗装色の組み合わせの基本ルールをご覧ください。
外壁の配色の方法にはどんなパターンがある?
同系の2色、差をつけたツートン、水平に塗り分け、垂直に塗り分け、ワンポイントの大きく5種類があります。詳しくは外壁色の塗り分け方は5パターンをご覧下さい。
外壁が色あせしにくい色は?汚れにくい色はある?
色あせしにくいのは「青・白・黒」、汚れが目立ちにくい色は「グレー・ベージュ」などの中間色です。詳しくは外壁塗装の人気色は?をご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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外壁塗装するといくら?

