【2026年版】40坪住宅の屋根塗装の費用相場は?シミュレータと実データで解説

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外壁塗装するといくら?
同じ40坪でも、屋根材・階数・勾配・傷み具合によって金額は上下します。本記事では次の3点を、実際の見積もりデータをもとに解説します。
- ズバリ、40坪住宅の屋根塗装費用の適正範囲
- 屋根塗装費用の内訳と㎡単価
- 同じ40坪でも費用が変わる条件
記事の冒頭には、あなたの家の条件を5つ選ぶだけで概算が出る費用シミュレーターを用意しました。まずはご自身の条件で金額を出してから、その内訳を読み進めてください。
この記事を監修しました
株式会社Re:Fact
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
【シミュレータ】あなたの40坪住宅の屋根塗装の費用相場は?
同じ40坪でも屋根材・階数・勾配・傷み具合で金額は20万円以上変わります。下のシミュレーターで、あなたの家の条件に合わせた目安を確認してください。
5つの質問に答えるだけで費用の内訳と、外壁を同時に塗装した場合の総額も表示されます。
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※本シミュレーターは、実際の見積もりデータ459件から算出した㎡単価・足場代・付帯費用と、延床40坪から屋根面積を推定する計算式にもとづく概算です。
【見積もりデータ】40坪住宅の屋根塗装の費用相場は44万円~63万円

実際の相場はどうでしょうか。延床面積40坪前後の家の場合、屋根塗装にかかる費用の相場は足場込みで44万円〜63万円(中央値54万円)です。
この金額は、ヌリカエの見積もり明細から屋根の塗装面積が80〜120㎡(延床40坪相当)の459件を抜き出し、四分位で集計したものです。
足場・高圧洗浄・養生・現場諸経費を含んだ金額で、税抜の成約価格にもとづきます。
屋根と外壁を同時に塗装する場合は、112万円〜166万円(中央値136万円)が相場です(337件のデータから算出)。
| 工事の範囲 | 相場(下位25%〜上位25%) | 中央値 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 屋根塗装のみ(足場込み・付帯部を除く) | 44万円〜63万円 | 54万円 | 459件 |
| 屋根塗装+雨樋・破風板などの付帯部 | 52万円〜84万円 | 67万円 | 459件 |
| 屋根+外壁を同時に塗装 | 112万円〜166万円 | 136万円 | 337件 |
※ヌリカエの見積もり明細(約6.5万件)より、屋根の塗装面積80〜120㎡の案件を集計。金額はすべて税抜です。付帯部の行は、付帯工事を行わなかった案件(106件)も含めた全体の分布です。
30坪・50坪と比べた40坪の屋根塗装にかかる費用
40坪という広さが費用にどう効くのかを、同じ集計方法で坪数帯を分けて比べました。
| 延床の目安 | 屋根の塗装面積 | 屋根塗装一式の相場 | 中央値 | ㎡単価 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 30坪 | 76㎡ | 39万円〜58万円 | 47万円 | 3,200円 | 413件 |
| 40坪 | 95㎡ | 44万円〜64万円 | 55万円 | 3,000円 | 459件 |
| 50坪 | 125㎡ | 53万円〜76万円 | 63万円 | 3,000円 | 300件 |
30坪から40坪になると、屋根の塗装面積は76㎡から95㎡へ25%増えます。ところが総額の中央値は47万円から55万円で、増え方は16%にとどまります。
理由は2つあります。ひとつは足場代がほとんど変わらないことです。30坪で15.8万円、40坪で16.3万円と、差は5千円ほどしかありません。
足場は建物の外周に沿って組むため、床面積が増えても外周の長さはそこまで伸びないからです。
もうひとつは㎡単価が下がることです。30坪の3,200円/㎡に対し、40坪では3,000円/㎡でした。一度の現場でまとめて塗る面積が増えるほど、1㎡あたりの手間は減ります。
つまり40坪は、坪数のわりに割高になりにくい広さです。見積もりが30坪の1.3倍以上になっている場合は、屋根の形状や劣化以外の理由がないか内訳を確認しましょう。
屋根塗装に関わる費用について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

40坪屋根塗装の費用内訳
40坪の屋根塗装費用は、何を元にどのように計算されているのでしょうか。
屋根塗装の費用は「塗装作業代」「足場代」「人件費」「付帯費用」の4つに分かれます。40坪では、このうち塗装作業代が半分近くを占めます。
40坪住宅の実際の見積もりでは、内訳の中央値は次のとおりでした。
| 費用項目 | 相場(下位25%〜上位25%) | 中央値 |
|---|---|---|
| 屋根の塗装作業(塗料+施工) | 22万円〜35万円 | 29万円 |
| 足場の設置・解体 | 13万円〜20万円 | 16万円 |
| 高圧洗浄 | 3万円〜6万円 | 5万円 |
| 養生 | 2万円〜6万円 | 4万円 |
| 現場諸経費(人件費・運搬・廃材処分) | 3万円〜8万円 | 4万円 |
| 下地の補修・調整 | 1万円〜6万円 | 3万円 |
※ヌリカエの見積もりデータ(屋根の塗装面積80〜120㎡・459件)より。税抜。下地の補修・調整は発生した案件のみ(57件)の集計です。
40坪住宅の屋根塗装の見積もり例
40坪の住宅の屋根塗装を屋根のみ単独で依頼した場合の見積もり例は以下です。
この例は屋根面積123㎡と、下屋の多い大きめの屋根を想定したケースです。40坪の平均的な屋根面積は約95㎡で、その場合は前述の44万円〜63万円が目安になります。
建物の条件
屋根面積:123㎡(うち板金部37㎡)
足場仮設面積:240㎡
使用塗料:シリコン樹脂系塗料
| 工程 | 単価 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 足場仮設 | 700 | 240(架㎡) | 168,000円 |
| シート養生 | 200 | 240(架㎡) | 48,000円 |
| 高圧洗浄 | 180 | 123(㎡) | 22,140円 |
| 下地調整(板金部) | 130 | 37(㎡) | 4,810円 |
| さび止め塗布(板金部) | 780 | 37(㎡) | 28,860円 |
| 下地調整(屋根部) | 400 | 86(㎡) | 34,400円 |
| 屋根塗装(シリコン系塗料) | 2,400 | 123(㎡) | 295,200円 |
| 縁切り(タスペーサー) | 250 | 123(㎡) | 30,750円 |
| 諸経費 | 全体の5%加算 | – | 31,608円 |
| 消費税 | 10% | – | 66,377円 |
| 合計 | 730,145円 | ||
出典:一般社団法人 経済調査会『積算資料ポケット版 リフォーム編2023』P.220をもとに、実勢価格を考慮のうえ編集部作成
費用全体のうち、屋根塗料と塗装作業にかかる費用は全体「約40%」、足場にかかる費用も全体「約25%」、塗装以外の作業費で「約25%」、経費・税が「約10%」となっています。
※この比率は諸経費と消費税を含んだ総額に対するものです。これらを除いた工事費だけで見ると、足場代は約3割を占めます。
「下地調整」とは?
「シリコン系塗料」「塗料の種類」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。


屋根塗装40坪の相場よりも高くなるケース
ここまで40坪の費用相場と内訳を見てきましたが、そのほかにも相場が変動する要因はあるのでしょうか。
同じ延床40坪でも、実際の見積もり金額には大きな幅があります。ヌリカエのデータでも、40坪相当の屋根塗装は最も安い層で44万円、高い層では63万円と、20万円近い差がありました。
この差を生むのは、主に次の5つの条件です。
- 屋根の数が多い・面積が大きい
- 屋根勾配が急
- 屋根の劣化が激しい
- 住宅の高さ(階数)
- 隣家の敷地との間隔が狭い
屋根の数が多い・面積が大きい
屋根が大きいほど必要な塗料と作業量が増えるため、工事費用も上がります。
費用の計算に使うのは延床面積ではなく屋根の塗装面積です。同じ40坪でも、2階建てなら約89㎡、平屋なら約178㎡と、屋根面積は2倍近く変わります。
40坪の平屋は特に注意が必要です。屋根面積は約178㎡と2階建ての倍になり、塗装作業代だけで50万円を超えることもあります。
下屋(1階部分の屋根)や車庫の屋根がある場合も、その分だけ面積が加算されます。40坪はコの字型やL字型など、下屋の多い間取りも増えるため、見積書では㎡数が明記されているかを確認しましょう。
屋根勾配が急
床面積がそのまま屋根面積になるわけではありません。屋根の勾配(傾き)が急なほど、同じ建坪でも屋根面積は大きくなります。
標準的な3〜4寸勾配に比べ、5寸以上の急勾配では屋根面積が1割ほど増えます。40坪住宅なら約9㎡分、金額にして3万円前後の差です。
さらに6寸を超えるような急勾配では、屋根の上に立って作業できないため屋根足場が別途必要になります。屋根が大きい40坪では、この追加費用も面積に比例して膨らみます。
屋根の劣化が激しい
屋根の傷みが進んでいると、塗装の前に下地の補修が必要になります。40坪は点検すべき面積も広く、補修箇所が見つかりやすくなります。
ヌリカエのデータで比べると、下地補修や板金交換を伴った工事は中央値55万円、塗装のみで済んだ工事は52万円と、約3万円の差がありました(補修あり185件・補修なし274件)。
屋根材の割れや陥没、棟板金の浮き、雨漏りなどは塗装だけでは直せません。部分交換や板金の補修工事が加わります。
屋根の下地そのものが傷んでいる場合、塗装ではなくカバー工法や葺き替えが必要になります。面積が大きいほど葺き替えとの金額差も開くため、まず現地調査で診断してもらいましょう。
住宅の高さ
屋根面積が同じでも、2階建てより3階建てのほうが費用は上がります。高い位置で安全に作業するため、足場と飛散防止ネットの規模が大きくなるためです。
3階建ての足場代は、2階建てより2〜3割ほど高くなるのが一般的です。40坪の3階建ては1フロアが小さくなるため屋根面積は約59㎡まで下がりますが、足場代が上がる分、総額はあまり変わりません。
二世帯住宅で3階建てにしているケースでは、屋根が小さいのに見積もりが下がらないことになります。理由が足場代であることを知っておくと、内訳を確認しやすくなります。
隣家の敷地との間隔が狭い
隣家との距離が近い、前面道路が狭いといった立地では、足場代が5〜25%ほど割高になります。40坪の足場代16万円で考えると、1万円〜4万円の上乗せです。
足場代は「足場架面積 × 平米単価」で計算されます。40坪の2階建てなら架面積は約246㎡、平米単価の相場は550円〜800円/㎡で、足場代は16万円前後が目安です。
相場から大きく離れている場合は、架面積と平米単価の内訳を業者に確認しましょう。
40坪の屋根塗装の工事事例と費用
ここからは、ヌリカエを通じて実際に行われた40坪前後の屋根塗装の工事事例を紹介します。
「塗料別」「劣化症状別」「屋根材別」の3つの切り口で、ご自身の家に近いパターンを探せるように並べています。
塗料別
塗料のグレードごとに、実際にどのくらいの金額で工事が行われているかを見ていきます。
屋根塗装のみなら約80万円、屋根と外壁をまとめて塗装すると約150万円が実際の成約金額でした。
| 塗料グレード | エリア・築年数 | 工事範囲 | 屋根材 | 施工金額 |
|---|---|---|---|---|
| シリコン | 神奈川県・築25年 | 屋根+外壁 | スレート | 約150万円 |
| ラジカル制御型 | 北海道・築16年 | 屋根のみ | ガルバリウム鋼板 | 約80万円 |
| フッ素 | 熊本県・築33年 | 屋根+外壁 | — | 約150万円 |
| 無機 | 熊本県・築37年 | 屋根のみ | コロニアル | 約80万円 |
| 遮熱・断熱 | 大阪府・築27年 | 屋根+外壁 | コロニアル | 約150万円 |
それぞれの事例で、施工会社が提案した内容は次のとおりです。
- シリコン(築25年・屋根+外壁):中古で購入した物件で「チョーキング現象が見られ、コーキングの劣化が見られます」という状態。耐候年数の長い塗料で屋根と外壁をまとめて塗装
- ラジカル制御型(築16年・屋根のみ):金属屋根の色あせに対し「高圧洗浄・ケレン掛けを行ない、錆止めを含めた3回塗り」を実施
- フッ素(築33年・屋根+外壁):太陽光パネルを一度取り外して施工。「パネル下までしっかり塗装できるだけでなく、架台周辺や固定金具の状態も点検」できる内容に
- 無機(築37年・屋根のみ):「5年前に塗った塗装が剥がれてきた」ため、下地不良を補修したうえで高耐久塗料の3回塗り。自社とメーカーのダブル保証を付帯
- 遮熱・断熱(築27年・屋根+外壁):外壁の反りとコーキングの劣化に対し「紫外線や熱による負担を軽減できる遮熱性・高耐久性に優れた塗料」を提案
40坪は屋根の面積が大きく、塗料代の差がそのまま総額に響きます。グレードを1つ上げたときの差額を見積書で確認しておきましょう。
劣化症状別
次に、屋根の傷み方ごとの事例です。症状が進むほど、塗装の前に必要な下地処理が増えていきます。
| 屋根の劣化症状 | エリア・築年数 | 工事範囲 | 施工金額 | 実際に行った工事 |
|---|---|---|---|---|
| 色あせ・コケや藻 | 愛知県・築25年 | 屋根のみ | 約80万円 | 持ちを優先して無機の遮熱プランを採用 |
| コケや藻・欠け反り | 滋賀県・築12年 | 屋根のみ | 約80万円 | 高耐久塗料で塗装 |
| 色あせ・板金の釘浮き・剥がれ | 神奈川県・築25年 | 屋根のみ | 約80万円 | 耐候性に優れた塗料で屋根全体を保護 |
| 色あせ・塗膜の剥がれ | 岐阜県・築17年 | 屋根のみ | 約80万円 | 遮熱シリコン塗料+メーカー保証5年 |
色あせやコケの段階では、塗料の選び方で次の塗り替えまでの年数が決まります。築25年の事例は「屋根が気になる」「長く持たせたい」という要望に対し、無機の遮熱プランが選ばれました。
棟板金の釘が浮いている段階になると、屋根全体の点検と補修が必要になります。築25年の事例は「屋根の色がまだらになってきており、見た目の劣化が気になる」という相談からの工事でした。
注意したいのは、前回の塗装から年数が経たないうちに塗膜が剥がれるケースです。
前述の無機の事例では「5年前に塗った塗装が剥がれてきた」ため、下地不良の補修からやり直しています。安さだけで選ぶと、かえって費用がかさむことがあります。
屋根の形状別
最後に、屋根材ごとの事例です。屋根の形状や素材によって、塗装の前に必要な下地処理が変わります。
| 屋根材 | エリア・築年数 | 工事範囲 | 施工金額 | 屋根材に応じて必要だった処理 |
|---|---|---|---|---|
| スレート | 群馬県・築25年 | 屋根のみ | 約80万円 | 汚れ防止の光触媒コーティングを追加 |
| セメント瓦 | 香川県・築30年 | 屋根のみ | 約80万円 | 耐久年数の長いフッ素系塗料を選定 |
| ガルバリウム鋼板 | 岐阜県・築21年 | 屋根のみ | 約80万円 | 20年以上もつ無機ハイブリッド塗料で3回塗り |
| トタン | 栃木県・築28年 | 屋根のみ | 約80万円 | 色あせと釘の浮きに対応し遮熱塗料へ変更 |
スレートは面積が大きい分、汚れの目立ち方が総額の満足度を左右します。築25年の事例では「標準的なプランから高耐候プランまで、いくつかのパターンをご提案」したうえで、光触媒コーティングが選ばれました。
セメント瓦は塗料を吸い込みやすく、下塗りの回数が増えます。築30年の事例は「前回の塗装から10年経過」しており、耐久年数の長いフッ素系塗料が提案されました。
金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタン)では、サビ落としのケレンと錆止め塗料の工程が費用を左右します。築28年のトタンの事例は「屋根の色あせと釘の浮き」への対応として、遮熱塗料への変更が行われました。
※事例はヌリカエ経由で成約し、サイトに掲載中の施工事例から抜粋しています。金額は施工会社が登録した工事全体の成約金額で、雨樋・破風板などの付帯工事を含みます。冒頭の相場表(屋根まわりのみ・税抜)とは集計範囲が異なるため、金額の水準に差があります。本文中の「」内は、施工会社が登録した要望・提案内容の原文です。
まとめ|40坪の屋根塗装は相場と内訳を知ってから見積もりを
屋根塗装はさまざまな条件によって価格が異なります。
いずれにせよ安くはない費用がかかるため、本記事で紹介した40坪の費用相場と内訳、費用が変わる5つの条件、実際の工事事例を参考に、納得できる価格で屋根塗装を行ってみてはいかがでしょうか。

