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二液型塗料の検討価値は?一液型と比較したメリットデメリット

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外壁塗装を検討しているときに、「二液型塗料」という単語を聞いたことがあるかもしれません。本記事ではその二液型塗料について紹介します。

  • 普通の塗料とは何が違うのか
  • メリットデメリットは何か
  • どんな人におすすめなのか

外壁塗装を検討する際に判断する材料にしていただければと思います。

また、まず外壁塗装の塗料の基礎知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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この記事を監修しました

株式会社Speee

小林 成光
所有資格

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

専門分野

外壁工事

職業

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。

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目次

二液型塗料のメリットデメリット

メリット

耐久性や密着性に優れている

外壁への耐久性や密着性は、一液型塗料よりもかなり優れています。

熟練の職人さんが二液型塗料を使って塗装した外壁は、とてもきれいで艶やかに仕上がります。品質にこだわる方にはおすすめの塗料です。

また、幅広い下地に使用できるため、扱いやすいのも特徴と言えるでしょう。

使用時間が気温で左右される

例えば、エスケー化研では水性セラタイトF、関西ペイントではアレスアクアセラシリコンがあります。

この2つは5度程度の気温の場合は、8時間程度使うことができます。日本ペイントのファインウレタンU100の場合は、23度の気温でも10時間近くの使用が可能です。

夏場に活躍するのは、関西ペイントのアレスアクアセラシリコンです。

使用時間は短めになりますが、30度で3時間程度の作業が可能になります。このように、商品によってさまざまな特徴があり、それを職人さんがうまく使い分けていくのが二液型塗料になります。

デメリット

混合作業が必要になる

二液型塗料は、作業をする時に必ず硬化剤を混ぜる作業が必要になります。

職人さんが計算をしながら1g単位で、混ぜていきながら外壁に最適な塗料を作ります。

作った塗料は、時間の経過と共に少しずつ固まってしまうため、手際の良い作業が必須。そのため、二液型塗料を扱う際はコツや経験が必要です。

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そもそも二液型塗料って?

二液型塗料は以前から建て替えや外壁工事で使用されてきた、馴染みのある塗料です。壁との密着性に優れていて、劣化しづらいのが特徴となっています。

塗装の際は、主材と硬化剤を用意する必要があります。作業をする直前に、職人さんが混ぜ合わせて塗料を作ります。

次に塗料を水やシンナーで薄めて、塗りやすい粘度にして壁に塗ります。

このように、耐久性に優れているが、少し手間がかかるのが、二液型塗料です。

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二液型塗料と一液型塗料の違いは何?

一液型塗料と二液型塗料は、塗装できる場所が異なります。一液型塗料は、以下のようなところに使用できます。

  • コンクリート
  • セメントモルタル
  • サイディングボード
  • 各種旧塗膜

となります。

二液型塗料はもっと幅広い場所に使用できます。例えば、次のようなところに塗ることが可能です。

  • セメントモルタル
  • 金属
  • アルミニウム
  • 亜鉛メッキ鋼

他にも、10箇所程度の場所に使えます。もちろん、一液型塗料で使える各種旧塗膜にも使用できますよ。

密着力が優れていて、完成度の高い塗装が実現できるでしょう。

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二液型塗料と一液型塗料、どちらを使ったら良いの?

一液型塗料と、二液型塗料のどちらを使ったら良いか、迷ってしまうかもしれませんね。

塗料のスペックを重視するなら二液型塗料がおすすめです。

価格を重視するなら、一液型塗料となるでしょう。最近の外壁は、サイディングボード、モルタルのどちらかになることが多いです。

外壁によって、サイディングボードは適度なコーキング剤の点検、モルタルは壁にひび割れを起こしやすいなど、特徴があります。

このようなメリットを上手く利用したり、デメリットを補強したりできる塗装が理想ですね。

二液型塗料はこんな方におすすめ

外壁工事をするときに、最も気になるのは、仕上がりではないでしょうか。自宅の見た目を左右する、外壁塗装。イメージ通りに、また汚れに強い家に仕上げたいですね。

二液型塗料のおすすめポイントのひとつは、強固な塗膜です。強固な塗膜を作れるということは、外壁の耐久性のアップに繋がり、長持ちするということになります。

海岸沿いに住んでいる方・住みたい方

二液型塗料が作る塗膜は家を保護して、雨や紫外線から建物を守ってくれます。

屋根や外壁には、水を吸収するセメントが使用されていることが多いため、塗膜で保護します。もし、保護していない状態が続くと、雨や汚れを吸収して、セメント部分が割れてきます。

外壁面の塩害を防ぐポイントは、耐久性の高い二液型塗料を選ぶことです。なかでも、二液型塗料のフッ素塗料を選ぶと、より強力な耐久性が期待できます。

価格よりも質や効果を選びたい方

何か物を購入するとき、値段に対するメリットがどれくらいあるか考える方も多いでしょう。

二液型塗料は、とても長持ちする耐久性抜群の塗料です。紫外線、雨風にも強いので、台風が多い地域でも安心して過ごせるでしょう。

二液型塗料は屋根にも使われるほど、丈夫さが特徴です。せっかく塗装工事をするなら、質の良いものに仕上げたいという方は、二液型塗料を選ぶのがおすすめです。

なかには、遮熱効果にも優れた二液型塗料商品もあり、室内の温度が上がるのを防いでくれます。日差しがよく当たる家、あまりエアコンを使いたくない方などにも最適です。

特殊セラミック原料を使用した塗料で、壁に当たった太陽熱を反射してくれますよ。

二液型塗料は、鉄、金属、コンクリートにも塗れるため幅広い種類の外壁に対応しています。建材が混在していたりしている場合も、二液型塗料なら問題ありません。

おすすめできない方

良いものを使いたいという人には二液型塗料がおすすめです。ただし先ほども書いた通り、価格は一液型塗料よりも高価となります。

そのため、あまりお金をかけたくないという方にはおすすめできません。

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悩むときはプロに相談を!

二液型塗料は、一液型塗料に比べて扱いにコツが必要です。外壁工事に慣れている職人さんでないと、手軽に使える一液型塗料を選びがちです。

見積もりを出すときには、必ず現地で調査をします。そのときに、塗料について聞いてみましょう。

もちろん絶対ではないですが、一液型塗料しか使用できないと言い張るような業者さんは、経験が浅い職人さんが施工を担当する可能性があります。

塗装工事は、規模が大きくやり直しも困難です。失敗や後悔を防ぐためにも、高品質に仕上がる二液型塗料の話をしてみるのも、良いでしょう。

その時の相手の反応で、プロとしての意識、経験があるかどうか、ある程度検討がつくはずです。

一液型塗料にこだわるから悪い会社というわけではありません。しかし、判断材料のひとつにはなるでしょう。

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まとめ

家を建ててから10年くらい経つと、外壁が気になったりしませんか。

今回は、塗装工事の塗料である、二液型塗料についてご紹介してみました。塗料には、家を保護したり、きれいな外観を保つ役割があります。

せっかく新築で建てた家を、長持ちさせるためにも、ぜひベストな選択をしたいですね。塗装の基礎知識を少しでもつけておくと、業者さんとの相談もスムーズです。

塗料には、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分が優先したい部分をしっかり把握しておくとことをおススメします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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