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30年もつと噂のラピス塗料は「買い」なのか?メリット/デメリット・塗料選びの考え方

リナビス
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外壁塗装するといくら?

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画像出典:株式会社アペティー

近年、外壁塗装の訪問販売などで「ラピス」という塗料を勧められることが増えています。

「ラピス」とは、「セラミック塗料」に分類され、他の塗料と比較して高いデザイン性と耐久性がもつことが特徴です。

ヌリカエでも「訪問販売の営業から、30年もつ塗料だから長期間外壁塗装をする必要がないと言われたが、本当なの?」というご相談を受けることも増えました。

もちろんメリットもあれば、価格が他の塗料と比較して高いというデメリットもあります。

そこで、この記事では「ラピス」について

Point

  • ラピスとは、そもそもどのような性能をもつ塗料なのか?
  • 他の塗料と比較して、メリット・デメリットは何か?
  • 訪問販売でラピスを提案されて迷っている方に向けた塗料選定の考え方

をテーマに、お伝えしてまいります。ご自身が選ぶ塗料として、「ラピス」が最適なものなのか、考えるための参考にしてください!

尚、こちらの記事での価格・耐用年数は執筆時点の情報をもとに紹介しています。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

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この記事を監修しました

株式会社Speee

小林 成光
所有資格

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

専門分野

外壁工事

職業

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。

詳しくはこちら
目次

「ラピス」とは?

株式会社アペティーが販売している「ラピス」は、高級塗料の位置付けとして使用されています。

アペティー社のホームページの製品ページでは、以下のように特徴が説明されています

ラピスの特徴

  • ラピスは、高品質の自然石調セラミックを使用し、大切なお住まいにワンランク上の質感を与え、建物を引き立てます。
  • 耐候性が高く、外壁の意匠性を長期間にわたり保つことができます。

引用元:株式会社アペティー

防水性・通気性が高く、壁内結露をおさえて建物寿命を延ばすという、セラミックの特徴を持った塗料です。見た目にも、高級感があり、価格帯も低くはありません。

しかし、その特性がゆえに、近年「ラピス」を営業トークに使用する悪徳業者が存在するのも事実です。

訪問販売で「ラピス」をお勧めされたので、名前を聞いたことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、何事も選択をする際はメリット・デメリットの両方を知った上で考えるべきですよね。そこで、まずはラピスのメリット・デメリットを解説します。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

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ラピスのメリット・デメリット


ラピスのメリット

①高級感があるデザイン

塗料に石材が含まれているため、大理石のようなエレガントな見た目になります。そのため一部の柱など、部分的に使い分けるなどするとアクセントになるでしょう。

こういった自然石調の塗料は、日本ペイントや関西ペイントなど、各メーカーでも開発されているので、「ラピス」を気に入ったら、ほかの類似塗料も紹介してもらうと良いかもしれません。


②ほかの塗料よりは長持ちする

メーカーのウェブサイトでは、「一般的な塗料と比較して」長期間にわたり劣化による目立ったひび割れや著しい変色が見られない、としています。

高温で焼成した無機質骨材と高品質エマルションを主成分にしているため、耐久性がよいそうです。


③臭い、中毒、引火などの問題がなく人体に優しい

有機溶剤を使わない水系塗料であり、シックハウス症候群の原因になるといわれるホルムアルデヒド・キシレン・トルエンなどを含んでいないので、人体に優しい塗料です。


④断熱性が高い

ラピス塗料は、セラミック塗料の利点である防水性・通気性に加えて、断熱性も兼ね備えています。熱伝導率の低い無機質骨材を使い、また塗膜自体の厚みにより、一般的な塗料に比べ断熱性能に優れていることがメリットです。

ラピスのデメリット

①価格が高い

性能やデザインも良いものなので当然かもしれませんが、価格が高いため、費用対効果はあまり良くありません。

悪徳業者は「30年持つから、塗り替えをしなくていい分コスパが良い」などと言うかもしれませんが、その言葉は鵜呑みにしない方が良いでしょう。

やはり一般的な塗り替え時期である10年後には、コーキング部分なども含めて手を入れる必要がありますので、単純にコストは多くかかります。

メーカー参考価格ですが、設計価格(材工価格)は 10,000~13,800円/㎡です。一般的なその他のシリコン塗料だと、3,000円/㎡ほどなので、かなり高価であることが分かるかと思います。


②メンテナンスは必要

ラピス塗料は石材を含んでおり、表面が凸凹しています。そのため、その凸凹に汚れがたまりやすくなります。定期的に洗浄を行うなどのメンテナンスが必要です。


③職人も扱うのが難しい

扱ったことのない業者もたくさんいます。厚みを均一につけるのが難しい塗料でもあるので、有る程度の技術を持った塗装屋でないと難しいようです。

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※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

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迷ったり、悩んだりしたら第三者に相談しよう!

業者探しが手間な方は、一括見積サービスの利用を推奨

業者に説明されたことに疑問を感じたり、何社も塗装業者を探すのが大変だ、という方は一括見積サイトを利用することもお勧めです。

塗装にかける予算や使いたい塗料、どんな業者がいいのかなど、自分の希望に沿った業者を複数社紹介してもらうことで、悪徳業者の被害を受けるリスクを下げたり、面倒な業者探しを簡単に行うことができます。

納得できる業者に外壁塗装を依頼するコツは「相見積もり」

ラピス塗料についても、扱うことができる業者とそうでない業者がありますし、どのような価格で工事をしてくれるのかも業者によって様々です。

複数の塗装業者に相談することで、適正な価格相場も分かりますし、塗料についても様々な視点からアドバイスをもらうことができます。1社の話だけで決めてしまわず、3社以上の業者にコンタクトをとることをお勧めします!

みなさんが、後悔のない外壁塗装工事を行われることを、スタッフ一同、心よりお祈りしています。


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