サイディング外壁とは?4種類の特徴とメンテナンス・工法の選び方を事例で解説

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外壁塗装するといくら?
サイディング外壁とは、工場で作った板状の外壁材を建物に張って仕上げる外壁です。戸建住宅の外壁材の80.1%が窯業系サイディングで、多くの家がこの外壁です。
この記事では、サイディング外壁の種類と欠点、メンテナンスの時期、劣化の状態に合う工法(塗装・カバー工法・張り替え)の選び方を解説します。
ヌリカエに掲載されている実際の施工事例と、ヌリカエ経由で成約した3,066件の塗装費用のデータもあわせて紹介します。
この記事を監修しました
株式会社Re:Fact
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
この記事でわかること
- サイディング外壁の特徴と、モルタル・タイルとの違い
- 窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4種類のメリット・デメリット
- メンテナンスの時期の目安と、自分でできる劣化チェック
- 劣化に合う工法(塗装・カバー工法・張り替え)と費用の考え方
- ヌリカエに掲載された塗装・カバー工法・張り替えの施工事例
サイディング外壁とは?
サイディング外壁とは、工場で板状に作った外壁材(サイディング)を、建物の外壁に張って仕上げる外壁のことです。
現場で材料を塗り重ねるモルタルと違い、決まった大きさの板を張っていくので、品質が安定するという特徴があります。板と板の継ぎ目(目地)は、シーリング(ゴム状の防水材)で埋めます。

サイディングは新築戸建ての約8割が採用する板状の外壁材
戸建住宅の外壁材のうち、窯業系サイディングは80.1%を占めます。日本窯業外装材協会の統計データ(元の調査は日本サッシ協会の2026年3月版)による数値です。
| 外壁材 | 戸建住宅でのシェア |
|---|---|
| 窯業系サイディング | 80.1% |
| モルタル | 7.1% |
| アルミサイディング | 5.4% |
| スチールサイディング | 4.5% |
| ALC | 0.5% |
| 木質 | 0.4% |
| その他 | 2.0% |
※出典:日本窯業外装材協会「統計データ」(日本サッシ協会「住宅用建材使用状況調査」2026年3月版)。調査の対象は、沖縄県を除く全国の木造・プレハブの戸建住宅で、2024年8月〜2025年夏に建てられたものです。
金属系のサイディング(アルミ・スチール)を合わせると、戸建住宅の9割近くがサイディング外壁です。築10〜20年の家でも、外壁に板の継ぎ目が見えればサイディングの可能性が高いと考えられます。
外壁材の種類全体を比べたい方は、次の記事もあわせてご確認ください。

サイディングとモルタル・タイルとの違い
サイディングとモルタルの一番の違いは、工場で作った板を張るか、現場で材料を塗るかです。タイルは、焼き物の板を外壁に張り付けて仕上げます。
| 項目 | サイディング | モルタル | タイル |
|---|---|---|---|
| 仕上げ方 | 工場で作った板を張る | 現場で材料を塗り重ねる | 焼き物の板を張り付ける |
| 継ぎ目 | シーリングで埋める目地がある | 目地は少ない | タイルどうしの目地がある |
| 重さ(同じ面積あたり) | 金属系1:窯業系4 | 10 | — |
| 主なメンテナンス | 表面の再塗装・シーリングの打ち替え | ひび割れの補修・再塗装 | 目地や浮きの点検・補修 |
重さは、日本金属サイディング工業会が示す比較です。金属サイディング(厚さ15mm)・窯業系サイディング(16mm)・モルタル(20mm)を比べると、重さはおよそ1:4:10になります。
外壁が軽いほど、地震のときに建物にかかる負担は小さくなります。リフォームで外壁材を選ぶときは、デザインだけでなく重さも比べる材料の1つです。
工期の面では、サイディングは工場で作った板を張るため、現場で塗って乾かす工程が多いモルタルより短く済みやすい外壁材です。
サイディング外壁材4種類を徹底比較|写真で見る特徴とメリット・デメリット
サイディングには「窯業系」、「金属系」、「樹脂系」、「木質系」の4種類があります。素材によって、重さやメンテナンスの手間、向いている地域が変わります。

| 種類 | 主な素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 窯業系 | セメント質原料・繊維質原料 | デザインが豊富・防火性能が高い | 重い・塗装とシーリングの定期的な手入れが必要 |
| 金属系 | 金属板+断熱材 | 軽い・断熱性が高い・重ね張りに向く | 傷やへこみがつきやすい |
| 樹脂系 | 塩化ビニル樹脂 | 軽い・原則シーリングを使わない | 国内では普及しておらず、扱う会社が少ない |
| 木質系 | 天然の木 | 木ならではの質感 | 定期的な塗装が必要・防火の規制に注意 |
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメント質原料と繊維質原料を主な原料にした、最も普及しているサイディングです。日本産業規格(JIS A 5422)で規格が定められています。

日本窯業外装材協会は、窯業系サイディングを防火性能に優れた外壁材と説明しています。木目調・タイル調・石積み調など、デザインの種類も豊富です。
窯業系サイディングのメリット
- デザインの種類が豊富
- 防火性能が高い
- 普及していて、施工や補修ができる会社が多い
窯業系サイディングのデメリット
- 表面の塗装と目地のシーリングに、定期的な手入れが必要
- 金属系や樹脂系と比べて重い
窯業系サイディングは、表面の塗膜が素材を雨や紫外線から守っています。塗膜が傷んだまま放置すると、反りやひび割れなど板そのものの劣化につながるため、時期を見て再塗装します。
窯業系サイディングの詳細については、次の記事もあわせてご確認ください。

金属系サイディング
金属系サイディングは、柄をつけた金属板と、断熱材などの裏打ち材を組み合わせた外壁材です。日本金属サイディング工業会が、このように説明しています。

表面材・しん材・裏面材の3層でできていて、表面材の多くはガルバリウム鋼板などの金属板です。重さは窯業系サイディングの約4分の1と軽く、既存の外壁の上から重ねて張るカバー工法でよく使われます。
金属系サイディングのメリット
- 軽く、建物への負担が小さい
- 断熱材と一体になった商品が多く、断熱性が高い
- 住みながら重ね張り(カバー工法)ができる
金属系サイディングのデメリット
- 表面に傷やへこみがつきやすい
- 傷を放置すると、サビの原因になる
金属系サイディングでも、表面の塗膜は年数とともに傷みます。日本金属サイディング工業会は、チョーキング(触ると白い粉がつく状態)が出たら専門の塗装業者に相談するよう案内しています。
金属系サイディングの詳細については、次の記事もあわせてご確認ください。

樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料にした、軽いサイディングです。施工のときに原則としてシーリングを使わないため、目地のシーリングの手入れがほとんどありません。

樹脂系サイディングを扱うLIXIL(旧旭トステム外装)によると、重さは窯業系の約10分の1です。ただし、建物の形によっては部分的にシーリングを使う場合があるとしています。
樹脂系サイディングのメリット
- 軽く、建物への負担が小さい
- 目地のシーリングの手入れがほとんどない
樹脂系サイディングのデメリット
- 国内ではあまり普及しておらず、施工できる会社が少ない
- 窯業系と比べて、デザインの選択肢が少ない
樹脂系サイディングを検討するときは、まず施工の実績がある会社を探すところから始めます。
木質系サイディング
木質系サイディングは、天然の木に塗装をほどこしたサイディングです。ほかの素材では出せない、木の質感やぬくもりのある外観に仕上がります。

木材は燃える材料なので、防火の規制がある地域では使い方に条件がつく素材です。北海道立総合研究機構は、木材を外装に使うには外壁全体で防火構造の認定を受けた仕様にする必要があると説明しています。
木質系サイディングのメリット
- 天然の木ならではの質感がある
- 落ち着いた、やわらかい印象の外観になる
木質系サイディングのデメリット
- 木を守るために、定期的な塗装が必要
- 防火の規制がある地域では、使える仕様が限られる
木質系サイディングを選ぶときは、住んでいる地域の防火の規制にあう仕様かどうかを、施工会社に確認してから決めます。
サイディング外壁のメンテナンス時期と劣化のサイン
窯業系サイディングの再塗装は、新築から約8〜13年が目安です。築10〜20年の家は、ちょうど最初の手入れの時期に当たります。
- 点検は年1回程度と、地震・台風のあと
- 再塗装は約8〜13年が目安
- シーリングは状態に応じて部分または全面を打ち替える
- 張り替えは状態に応じて約25年以降
塗装・シーリング打ち替え・張り替えの時期の目安
日本窯業外装材協会は、窯業系サイディングのメンテナンスの目安を次のように示しています。
| メンテナンス | 時期の目安 |
|---|---|
| 点検 | 年に1回程度・地震や台風のあと |
| 再塗装 | 約8〜13年 |
| 2回目以降の再塗装 | 約17〜22年、約25〜30年 |
| シーリングの打ち替え | 状態に応じて部分または全面 |
| 張り替え | 状態に応じて約25年〜 |
※出典:日本窯業外装材協会「メンテナンス」。同協会は、この時期を「あくまでも目安」としています。
実際の時期は、使っている商品のグレード次第です。たとえばニチハは、純正の部材を使った場合のモデルプランとして、目地のシーリングは15〜20年経過した時点での打ち替えをすすめています。
自宅の外壁に合った時期を知るには、新築時の仕様書で商品名を確かめるか、施工会社に点検を頼むのが確実です。
サイディングのメンテナンスの方法と費用は、次の記事で詳しく解説しています。

自分でできる劣化チェック
外壁の劣化は、地上から目で見て確かめられるものがほとんどです。次の4つのサインがないか、外壁を一周して確認してみてください。
- チョーキング:外壁を手でなでると白い粉や塗装の色がつく
- シーリングの劣化:目地のシーリングがひび割れている・はがれている
- 反り・うねり:板が反って浮いている・波打っている
- ひび割れ:板そのものに亀裂がある・欠けている
日本窯業外装材協会は、手に白い粉がつく状態を「塗膜の劣化が進行している」サインとしています。この段階なら、多くの場合は再塗装での対応が可能です。
一方で、亀裂が大きく、はがれ落ちそうな板は、その部分を新しい板に張り替える必要があります。同協会は、このような場合は部分的な張り替えを求めています。
高い場所の確認や、反りの原因の見極めは、無理をせず施工会社の点検に任せてください。
劣化に合う工法は?塗装・カバー工法・張り替えの違いと費用の目安

サイディングの板そのものが傷んでいなければ、塗装が最も費用を抑えられる工法です。反りや割れが広い範囲に出ている場合は、カバー工法か張り替えを検討します。
| 外壁の状態 | 合う工法 | 費用 |
|---|---|---|
| 色あせ・チョーキング・シーリングの劣化が中心 | 塗装(シーリングの打ち替えを含む) | 100万円〜140万円 |
| 反り・浮き・割れが広い範囲にある/塗装の手間を減らしたい | カバー工法(重ね張り) | 140万円〜180万円 |
| 下地まで傷んでいる・雨漏りしている | 張り替え | 200万円〜 |
| 傷みが一部だけ | 部分的な張り替え+塗装 | 傷んだ範囲によって変わる |
サイディング外壁が塗装で済むケース
色あせやチョーキング、目地のシーリングの劣化が中心で、板そのものに大きな反りや割れがなければ、塗装で対応できます。
サイディングの塗装では、外壁を塗るだけでなく、目地のシーリングも打ち替えるのが一般的です。小さな割れは、塗装の前の下地補修で直します。
費用は、30坪の住宅で95万〜115万円が目安です。ヌリカエ経由で成約した外壁塗装3,066件のデータにもとづく金額で、足場代や付帯部の塗装を含みます。
塗り替えの時期の見極め方や費用の内訳は、次の記事で詳しく解説しています。

サイディング外壁にカバー工法(重ね張り)が向くケース
カバー工法は、今の外壁をはがさずに、その上から新しい外壁材を重ねて張る工法です。反りや浮きが広い範囲に出ていて、塗装では直しきれない場合に向いています。
既存の外壁を撤去しないので、張り替えと比べて工期が短く、費用も抑えやすくなります。重ねる外壁材として多いのは、軽い金属系サイディングです。
ただし、どの家でもできるわけではありません。日本金属サイディング工業会は、著しく老朽化した壁や雨漏りしている壁には、そのまま重ね張りできないとしています。
また、同工業会の施工マニュアルでは、既存の外壁がALCの場合の重ね張りは設計上の禁止事項です。重い窯業系サイディングを重ねるカバー工法も、LIXILは推奨されないことが多いと説明しています。
サイディングのリフォームの工法ごとの違いは、次の記事で詳しく比べています。

サイディング外壁に張り替えが必要なケース
張り替えは、今の外壁をはがして、新しい外壁材に張り直す工法です。外壁の内側の下地まで傷んでいる場合や、雨漏りしている場合に選びます。
外壁をはがすので、下地の傷みを直接確かめて補修できるのが利点です。一方で、撤去と処分の費用が加わるため、カバー工法と比べて工期が長く、費用も高くなります。
傷みが一部だけなら、その部分の板だけを張り替える方法も選択肢です。張り替えの費用や、一部だけ張り替えるときの考え方は、次の記事で詳しく解説しています。



外壁塗装と張り替え、どちらが安い?
工事1回あたりの費用は、塗装のほうが安くなります。張り替えは新しい外壁材と撤去・処分の費用がかかり、カバー工法も新しい外壁材の費用がかかるためです。
ただし、板の反りや割れが広い範囲に出ていると、塗装をしても数年で同じ不具合が出ることがあります。
その場合、カバー工法や張り替えのほうが、長い目で見て手間と費用を抑えられることもある点に注意してください。
どちらが安いかは、今の外壁の状態と、あと何年住むかで変わります。同じ家でも工法によって見積もりの額は大きく違うため、複数の会社に点検してもらい、工法ごとの見積もりを比べてから決めましょう。
サイディング外壁の施工事例
ヌリカエに掲載されている施工事例から、サイディング外壁の塗装・カバー工法・張り替えの実例を紹介します。
工事金額は、各事例のページに表示されている価格帯です。同じ工法でも、家の大きさや劣化の状態、ほかの工事を一緒に行ったかどうかで金額は変わります。
サイディング外壁の塗装事例
事例1:茨城県・築19年|割れを補修して3分艶で塗装
- 工事の内容:外壁の塗装(サイディングの割れの補修を含む)
- 工事金額:100〜150万円
- 状態と要望:玄関脇のサイディングに割れがあり、直したい。艶をなるべく抑えた塗料にしたい
- 工事の内容の決め方:使われていたサイディングが廃番の場合、張り替えると似た別の板になり目立つため、割れを補修したうえで塗装する方法を選んだ

割れが一部だけなら、板を張り替えずに補修と塗装で仕上げる方法もあります。廃番で同じ板が手に入らないときに選ばれることがある方法です。
事例2:千葉県・築15年|苔やカビ対策に高耐久の塗料で塗装
- 工事の内容:サイディング外壁の塗装
- 工事金額:100〜150万円
- 状態と要望:外壁の苔やカビが気になっていた
- 使った塗料:日本ペイントのダイヤモンドコート。色はホワイト系

サイディング外壁のカバー工法事例
事例3:京都府・築28年|金属サイディングを重ね張りして今後の塗装を不要に
- 工事の内容:金属サイディングによるカバー工法(アイジー工業の伸壁Ⅱ・断熱材付き)
- 工事金額:50〜100万円
- 状態と要望:外壁から雨が漏れ、ひび割れとチョーキングも出ていた。隣の土地を借りて足場を立てる必要があり、何度も塗装しなくて済むようにしたい
- 工事の内容の決め方:ひびを埋めて塗装する方法もあったが、今後の塗装が要らないよう金属サイディングを張る方法を選んだ

事例4:愛知県・築25年|浮きや反りが多い外壁を金属サイディングでカバー
- 工事の内容:金属サイディングによるカバー工法(YKK APのアイアンベール)
- 工事金額:200〜250万円
- 状態と要望:外壁に破損や浮き・反りが多く、全体的に劣化していた
- 工事の内容の決め方:劣化が外壁全体に及んでいたため、塗装ではなく外壁カバー工事を選んだ

2つの事例は、どちらも塗装ではなく金属サイディングを重ねる方法を選んでいます。事例3のように雨漏りがある場合は、原因を確かめて直したうえで重ね張りすることが前提です。
サイディング外壁の張り替え事例
事例5:北海道・築28年|耐候性の高い外壁材に張り替え
- 工事の内容:外壁の張り替え(屋根の塗装も実施)
- 工事金額:250〜300万円
- 状態と要望:外壁の傷みが気になり、より耐久性の高い外壁に張り替えたい
- 工事の内容の決め方:色の選択肢が多く、耐候性の高い外壁材を選んだ。雪が降る前に工事を終えた

事例6:神奈川県・築50年|外壁の張り替えと塗装で浮きや汚れを解消
- 工事の内容:外壁の張り替えと塗装(屋根の塗装も実施)
- 工事金額:100〜150万円
- 状態と要望:汚れや苔・藻がつき、外壁に浮いている箇所があった。台風などの災害のときが不安
- 工事の内容の決め方:外壁を張り替えて、継ぎ目をシーリングで埋めてから塗装した

張り替えの2つの事例は、どちらも屋根の塗装を一緒に行っています。足場を一度で済ませられるため、外壁と屋根の工事をまとめるのも費用を抑える方法の1つです。
張り替え・カバー工法で選ぶなら|主なメーカーと代表商品
カバー工法や張り替えでは、新しい外壁材を選びます。ここでは、窯業系のニチハ・ケイミューと、金属系のアイジー工業の代表的な商品を紹介します。
ニチハ
ニチハは、窯業系サイディングで国内シェア50%超のメーカーです。販売数量は21年連続でNo.1としています(矢野経済研究所調べ・2025年7月現在)。
- プレミアムシリーズ:超高耐候塗料「プラチナコート30」を使い、色あせや塗膜のひび割れに強い
- Fu-ge(フュージェ):板の左右の継ぎ目にシーリングが要らない「シーリングレス」の仕様
目地のシーリングは、サイディング外壁で特に手入れが必要になる部分です。シーリングの継ぎ目を減らした商品を選ぶと、将来のメンテナンスの手間を減らせます。
ケイミュー
ケイミューは、外壁材・屋根材・雨どいを手がけるメーカーです。代表的な窯業系サイディングが「光セラ」です。
- 光セラ:光触媒の働きで、雨が汚れを洗い流すセルフクリーニング機能がある
- 塗り替えや張り替えのメンテナンスは40年後としている(対象は光セラ18・フラットデザインパネル・レジェールのみ)
メンテナンスの時期は商品によって条件が違います。長く手入れが要らないとされる商品でも、対象の商品名や条件を確かめてから選びましょう。
アイジー工業
アイジー工業は、金属サイディング「アイジーサイディング」のメーカーです。カバー工法で使われる軽い金属系の外壁材を選ぶときの、代表的な候補の1つです。
- 重さは1㎡あたり3.6〜5.6kgで、窯業系サイディングやALCパネルの約3分の1〜10分の1
- 金属板と断熱材(ポリイソシアヌレートフォーム)を一体にしていて、断熱性が高い
アイジー工業は、建物が軽いほど地震のときの揺れによる負担が小さくなると説明しています。
サイディング外壁に関するよくある質問
- サイディング外壁の欠点は何ですか?
-
窯業系サイディングは、表面の塗装と目地のシーリングに定期的な手入れが必要です。金属系は傷やへこみがつきやすく、樹脂系は扱う会社が少ないなど、欠点は種類によって違います。
- 外壁塗装とサイディング(張り替え)、どちらが安いですか?
-
工事1回あたりは塗装のほうが安く、30坪で95万〜115万円が目安です(ヌリカエ成約3,066件)。張り替えは新しい外壁材と撤去・処分の費用が加わるため高くなります。
- サイディング外壁の塗り替えは何年ごとですか?
-
日本窯業外装材協会の目安では、窯業系サイディングの再塗装は約8〜13年です。商品のグレードで時期が変わるため、点検で状態を確かめてから決めましょう。
- カバー工法はどの家でもできますか?
-
できない場合があります。著しく老朽化した壁や雨漏りしている壁にはそのまま重ね張りできず、既存の外壁がALCの場合も重ね張りは避けるべきとされています。
まとめ
サイディング外壁のポイント
- サイディング外壁は、工場で作った板を張って仕上げる外壁で、戸建住宅の80.1%が窯業系サイディング
- 種類は窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4つで、重さや手入れの手間が違う
- 窯業系の再塗装は約8〜13年が目安。チョーキング・シーリングの劣化・反り・ひび割れを確認する
- 板が傷んでいなければ塗装(30坪で95万〜115万円)、傷みが広ければカバー工法か張り替えを検討する
点検や訪問営業で工事を勧められたら、すぐに決めずに、その工事が本当に必要か、金額が妥当かを確かめることが大切です。
ヌリカエでは、お住まいの地域の外壁塗装・リフォーム会社を無料で紹介し、複数の見積もりを比べられます。塗装・カバー工法・張り替えのどれが合うか迷ったら、まずは見積もりを比べてみてください。

