コンクリートのひび割れでおすすめの補修材は?口コミ評価順のランキングや357件の施工データによる費用相場も解説

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自宅や敷地内のコンクリートにひび割れを見つけた場合、放置すると状態が悪化し、より大きなトラブルにつながる恐れがあります。
本記事ではコンクリートのひび割れ補修について、大手通販サイトにおける補修材の口コミが高い順のランキングをご紹介するとともに、補修すべきケースや補修材の種類、DIYでの補修方法などついてご紹介していきます。
また、補修費用については「ヌリカエ」におけるひび割れ補修の見積もりデータ357件をもとにご紹介しております。ご自宅ではいくらかかるのかの参考としてぜひご覧ください。
コンクリートにとどまらない「外壁のクラック(ひび割れ)補修全般」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

この記事を監修しました
株式会社Speee
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
【口コミ評価順】コンクリートひび割れ補修材の人気ランキング
コンクリートひび割れを直すための補修材には色々な種類があります。補修材ごとに性能や使い勝手が異なるため、ひび割れの状況などによって選ぶのが失敗しないポイントです。
本章では、大手通販サイトのレビューをもとに、評価の高い補修材のランキングを作成しました。ご自宅のコンクリート部分のひび割れ補修をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
| 人気順 | メーカー | 画像 | 評価 | 公式サイト | 情報 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 価格 | |||||
| モルタル接着強化剤 | 家庭化学 | ![]() | 4.48 | https://www.kateikagaku.co.jp/products/items_page/p_4905488000329.html | ハケやローラーで簡単に塗れるコンクリート/モルタルに使える強力な接着剤。 | 529円~ |
| 瞬間コンクリート21 | トゥーワン | ![]() | 4.47 | https://www.twoone.co.jp/product/others/konkuri/ | 15分~で硬化が始まり‐20℃の施工でも可能な使い勝手のよい補修材 | 4,298円~ |
| ひび割れとくぼみ補修材(モルタル・コンクリート用) | サンホーム | ![]() | 4.47 | https://sunhome-ind.co.jp/wordpress/?page_id=941 | 水と混ぜる必要が無くしぼり出してすぐ使える補修材 | 769円~ |
| コンクリートカベ用樹脂モルタル | アサヒペン | ![]() | 4.47 | https://www.asahipen.jp/products/view/14594 | 屋内外で使える耐久性の高い補修材 | 859円~ |
| 流し込みセメント | サンホーム | ![]() | 4.46 | https://sunhome-ind.co.jp/wordpress/?page_id=941 | 水と混ぜ合わせるだけで30分~で硬化する、使い勝手の良い補修材。 | 779円~ |
1位:家庭化学「モルタル接着強化剤」

古いコンクリート面にハケやローラーで塗るだけで、補修できる下地調整材です。もろくなったコンクリートの層に深く浸透して表面を強化し、新しく塗るセメントやモルタルが強力に接着する土台がつくれます。
通常、古いコンクリートへの薄塗りは剥がれやすく難しいものです。しかし、モルタル接着強化剤を使うことで、強固な密着が実現し、繊細な補修が可能です。本格的な補修作業を始める前に、まずはこの処理を行っておくのが長持ちさせる秘訣です。
2位:トゥーワン「瞬間コンクリート21」

「とにかく急いで直したい」「絶対にまた壊れたくない」という現場に最適な、プロスペックの超高性能補修材です。充填後わずか15分から45分で車両の通行が可能になる速乾性があり、その強度は通常のコンクリートの4倍にも達します。
プライマー処理が不要で、マイナス20℃の極寒環境や水回りでも使用できる万能さが魅力。長期保存も可能なため、常備しておけば緊急時のトラブルにも即座に対応できます。駐車場や道路など、過酷な環境の補修にはこの一択と言えるでしょう。
3位:サンホーム「ひび割れとくぼみ補修材」

水と混ぜる手間がなく、チューブから絞り出すだけですぐに使える、DIYに最適なパテ状の補修材です。適度な粘度があり垂れにくいため、床面だけでなく壁面のひび割れ補修にも威力を発揮します。
珪砂(けいさ)を配合することで補修後の「肉やせ(凹み)」が少なく、きれいに仕上がるのも特徴。水性で臭いが少なく、硬化後は塗装も可能で防水効果も備えているため、屋内外の壁やタイルの目地など、幅広い箇所のメンテナンスに手軽に活躍します。
4位:アサヒペン「コンクリートカベ用樹脂モルタル」

コーキングガンにセットして使用する、密着性と耐久性に特化した樹脂モルタルです。手を汚さずピンポイントで材料を充填できるため、細いひび割れや深い隙間の補修作業がスムーズに進められます。
樹脂ならではの強力な接着力が特徴で、補修箇所が再び割れるのを防ぎます。水練りの必要がない手軽さと、屋内外問わず使用でき塗装も可能という汎用性の高さで、機能性と作業性を両立させたいユーザーに支持されています。
5位:サンホーム「流し込みセメント」

水を加えて混ぜ、補修箇所に流し込むだけで作業が完了する、コテ仕上げ不要の画期的な補修材です。流動性が非常に高いため、複雑な隙間にも隅々まで行き渡り、勝手に表面が平らになってくれるため、左官技術に自信がない方でもプロ並みの仕上がりが期待できます。
収縮せずに約30〜60分で硬化する速硬性タイプで、床の穴埋めはもちろん、アンカーボルトや金具の固定など、強度と水平精度が求められる作業に最適です。
コンクリートひび割れ補修の判断基準

コンクリートのひび割れ(クラック)が危険かどうかを判断する最大の基準は、ひび割れの幅が0.3mm以上あるかどうかです。
| ひび割れの種類 | 幅の目安 | 緊急度と判断 |
|---|---|---|
| ヘアクラック | 0.3mm未満 | 低い:DIYでの表面補修が可能 |
| 構造クラック | 0.3mm以上 | 高い:専門業者による調査・補修が必要 |
幅0.3mm未満の「ヘアクラック」は、主にコンクリートの乾燥収縮によって発生するもので、すぐに大きな問題に発展するケースは稀です。
しかし、幅0.3mm以上、深さ5mm以上の「構造クラック」は、コンクリート内部の鉄筋まで雨水が浸入するリスクがあります。鉄筋が錆びて膨張すると、コンクリートが内側から破壊される「爆裂現象」を引き起こし、住まいの寿命を著しく縮める恐れがあるため注意が必要です。
見分け方のポイントとして、身近なものでは「名刺の厚み」が約0.2〜0.3mmであるため、名刺の角がひび割れに差し込める場合は構造クラックの可能性を疑ってください。また、ひび割れから錆汁(茶色いシミ)が出ている場合や、横方向に長く伸びている場合も、内部の鉄筋に影響が出ているサインです。
これらは表面を埋めるだけのDIYでは解決できず危険なため、早急にプロの点検を受けるようにしてください。

【工法比較】コンクリートひび割れ補修の種類

コンクリートひび割れ補修で使われる補修材には「セメント・補修材」と「エポキシ樹脂」があります。どちらが適しているかは状況により異なりますので、2つの種類の特徴を把握しておくことが大切です。
それぞれ種類について詳しくご紹介していきます。
手軽に直す「セメント・補修材」
セメント系の補修材は、最も一般的で初心者でも扱いやすいDIY工法です。
セメント系の補修材は、粉末を水で練るタイプや、あらかじめペースト状になっているカートリッジタイプがあります。これらはコンクリートとの馴染みが良く、仕上がりの色が合わせやすいのが特徴です。
主に0.3mm未満の細かいひび割れを埋めて、見た目を綺麗に保つために使わされます。ただし、コンクリート自体を接着して補強する力は弱いため、力がかかる場所や動きがあるひび割れには向いていません。
施工時は、ひび割れ部分のゴミや苔を事前にしっかりと掃除し、水打ちをしてから塗り込むことが剥がれを防ぐコツです。
強度重視の「エポキシ樹脂」
ひび割れたコンクリートを強力に接着し、防水性を高めたいならエポキシ樹脂系の補修材が最適です。
エポキシ樹脂は、コンクリートよりも高い強度を持つのが特徴です。ひび割れ内部に深く浸透して硬化するため、単に蓋をするだけでなく、割れたコンクリート同士を一体化させる効果があります。土間コンクリートや、雨水の影響を受けやすい基礎部分の防水対策として使われることが多いです。DIY向けに樹脂を圧入するキットも販売されています。
デメリットとしては、セメント系に比べて価格が高価であることや、硬化後に色が「飴色」や「透明」になりやすく、補修跡が目立ちやすい点が挙げられます。見た目よりも「強度」と「浸水防止」を最優先したい場合に選ぶべき工法です。
100均のひび割れ補修材は使える?
結論から言うと、100均の補修材は「ごく微細なひびの一時的な目隠し」としては利用可能です。
ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、「補修用セメント」や「コンクリート風パテ」が販売されています。これらは、住宅の基礎や駐車場といった構造的な強度が必要な場所の補修には不向きですが、花壇のブロックや縁石など、万が一再発してもリスクが低い場所の補修にはコストパフォーマンスが良い方法となるでしょう。
ただし、内容量が少なく広い範囲の補修には結局多くの個数が必要になるため、ホームセンターで数キロ入りのセメント袋を買うほうが安く済むケースも多いです。100均資材を使う際は、あくまで「応急処置」または「装飾的な補修」と割り切って使い、建物の安全に関わる箇所には専用のJIS規格に準拠した材料を選ぶようにしましょう。
【DIY手順】コンクリートのひび割れを自分で直す方法
本章では、コンクリートひび割れ補修を直す方法と、その手順について詳しくご紹介していきます。
初心者でも簡単!表面を埋める「被覆工法」の手順

幅の狭いヘアクラックには、ひびの上から補修材を塗り込む「被覆(ひふく)工法」が最も手軽です。
この工法のポイントは、欲張って一度に厚塗りせず、ひびの奥までしっかり材料を届かせることです。スプレータイプやスティックタイプの補修材を使えば、手を汚さずに短時間で作業を終えることができるでしょう。
仕上がりを重視する場合は、乾燥後に周辺の色と馴染むように軽くヤスリをかけると補修跡が目立ちにくくなります。
防水性を高める!エポキシ樹脂の注入方法

ひびの奥までしっかり固めたい場合は、専用キットを用いた樹脂注入工法が効果的です。
エポキシ樹脂の注入は、単に表面を塗るよりも工程が増えますが、その分高い防水・補強効果が得られます。まず、ひび割れの上に数センチ間隔で注入用の「座金(注入口)」を接着剤で固定します。
次に、座金以外のひび割れ部分をシール材で塞ぎ、樹脂が外に漏れないようにします。シール材が硬化したら、注入口からシリンジ(注射器のような道具)を使ってゆっくりとエポキシ樹脂を圧入していきます。ゴムの力や手動の圧力で、時間をかけて内部の隙間を樹脂で満たすのがコツです。
硬化後は座金を取り外し、表面を削って整えれば完成です。手間はかかりますが、雨水の浸入を根本から防ぎたい基礎部分の補修には、注入工法が非常に適しています。
357件の見積もりにおけるコンクリートひび割れ補修の費用相場

コンクリート補修を業者に依頼した場合、補修箇所の長さや工法の種類によって費用が変動します。1箇所だけの補修であれば数万円で収まることもありますが、高所の作業が必要な場合や、ひび割れが広範囲に及ぶ場合は、数十万円単位の予算が必要になるケースもあるでしょう。
「ヌリカエ」にて、実際にひび割れ補修をした方の見積もり357件によると、1メートルあたり3,166円、1式だと22,491円が平均費用であることが分かりました。
こちらの費用はあくまでも目安としてご覧いただき、詳しい費用は業者に見積もりを依頼してください。また、家の基礎部分のひび割れは住宅の耐震性に関わります。費用だけで判断せず、適切な診断を行う業者選びも重要です。

まとめ
コンクリートのひび割れ補修で最も大切なのは、ひびの幅に合わせて「DIY」か「プロ」かを正しく見極めることです。今回のポイントを以下のリストで再確認しましょう。
コンクリートひび割れ補修のポイント
- 幅0.3mm未満(ヘアクラック):100均やホームセンターのセメント系補修材でDIY可能。
- 強度・防水重視:エポキシ樹脂系の補修材を使用し、内部まで接着・充填する。
- 幅0.3mm以上(構造クラック):建物の寿命に関わるため、業者によるVカット工法等の専門補修を推奨。
見た目だけを綺麗にするのか、それとも建物の構造を守るために強度を復元するのか、目的に応じた補修材と工法を選んでください。
コンクリートのひび割れは、放置しても自然に治ることはありません。むしろ、冬場の凍結や雨水の浸入によってひびは少しずつ広がり、内部の鉄筋を確実に腐食させていきます。
「自分で直せるか不安」「ひびが深そうで心配」という場合は、まずは専門業者に状態を診てもらうのが一番の近道です。特に基礎や土間のひび割れは、早期に適切な処置をすることで、将来的な大規模修繕のリスクを大幅に減らすことができます
まずは名刺やクラックゲージを手に、ご自宅のひびをチェックすることから始めてみてください。
