サイディングリフォームの方法と費用相場を解説!あなたのお家に最適な方法はどれ?

  • 【更新日】2025-04-24
これで安心!サイディングへの外壁リフォーム

外壁リフォームの工事をお願いしたいけど、どんな方法があるのかどれくらいの費用がかかるのかいくらくらいかかるのかを知らない人は少なくありません。

本記事ではサイディングリフォームを検討している方へ、サイディングリフォームにある4つの方法や、方法別の工事事例、サイディングの種類別のメンテナンスタイミングなどについて詳しく解説しています。

ぜひ、参考にしてください。

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小林成光(コバヤシマサミツ)さんのプロフィール写真 監修者:外壁劣化診断士 小林 成光

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。 ▼略歴・プロフィール
「監修者|小林 成光(株式会社Speee)」

サイディングリフォームの方法①:部分補修と費用

サイディングリフォームの工事①:シーリング工事について

まずは、サイディングリフォームのなかでも一番手軽な部分補修とその費用についてご紹介します。

部分補修とは

部分補修は、「建物の外壁のつなぎ目」や「外壁表面の一部分の剥がれ」などを補修する工事です。外壁同士や外壁と窓サッシなどのつなぎ目を埋めるシーリング工事や、外壁表面にできた錆び落としや部分塗装などがこれにあたります。

比較的軽度な劣化への対処や美観保持のために行われるため、DIYで部分補修をする方も多いです。

部分補修の費用

費用は修理内容によりますが、一部分だけなら10万円~30万円の間に収まることが多いでしょう。

ただし、部分補修すべき箇所が多岐にわたっている場合は、一か所ずつ補修しようとすると最終的にまとまった金額になってしまうこともあるでしょう。

部分補修すべき箇所がたくさんある場合は、塗装で一気に直す方がかえってお得になる可能性があります。

サイディングリフォームの方法②:塗装工事と費用

サイディングリフォームの工事②:塗装工事について

続いて、塗装工事とその費用についてご紹介します。

塗装工事とは

サイディングリフォームでは、外壁の性能や美観を維持するために塗装工事が行われることが多いです。軽微なひび割れや塗装剥がれがサイディング全体にある場合は、塗装が必要になるでしょう。

劣化以外での塗装工事の目安は約10年に1回となります。建物がおかれている環境や劣化状況によって時期は前後するため、業者と確認して判断をしてください。

◆「サイディングに塗装は必要ない」は嘘!?◆

「サイディングに塗装は必要ない」とも言われていますが、この情報は正確ではありません。サイディングであっても劣化は進行するため、塗装によってメンテナンスを行う必要があるからです。劣化症状を放置してしまうと、建物内部の劣化も進行してしまうので注意が必要です。

塗装工事の費用

塗装工事の費用の相場は60万円~130万円、屋根も塗装する場合は70万円~160万円となります。費用は外壁面積や塗料によって大きく変わります。

塗料の価格は、耐用年数と機能性によって左右されます。たとえば、外壁塗装でシェアの高いシリコン塗料は、耐用年数が15年程度、価格は約2,500円/㎡です。よりグレードの高いフッ素塗料は耐用年数が20年前後で価格が約4,000円/㎡となります。

数千円程度の単価の差でも、塗る面積が大きいほど金額差が広がるので、最終的な金額がいくらになるのかは必ず確認しておきましょう。塗料について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>> 外壁塗装の塗料12種類の特徴・価格は?水性・油性、1液・2液の違いや選び方も紹介!

なお、外壁塗装をはじめとした外壁リフォームではローンを使うことができます。ローンについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>> 外壁塗装ローンで失敗しない!メリット・デメリットや条件別の返済シミュレーションを紹介

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サイディングリフォームの方法③:重ね張り(カバー工法)と費用

サイディングリフォームの工事③:重ね張り(カバー工法)について

本章では、サイディングリフォームのなかでも大規模になる重ね張り(カバー工法)とその費用についてご紹介します。

重ね張り(カバー工法)

重ね張り(カバー工法)とは、現在使用している外壁の上から新しい外壁材を重ね張りする工法のことです。

新しい外壁材を上から貼り付けるだけなので、工事期間が短かったり廃材の処理費用が発生しない、遮音性と断熱性が向上するなどのメリットがあります。

ただし、既存外壁の中にある下地の状態は確認できません。そのため、築年数が古い場合や高温多湿な地域では、重ね張りではなく張り替えがおすすめされるケースが多いです。

外壁の重ね張りについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>> 外壁カバー工法とは?検討するタイミングから主な外壁材までを解説

重ね張りの費用

重ね張り工事の費用は150万円~290万円です。外壁の面積や使う外壁材によって費用は大きく変わります。

なお、重ね張りに使われる外壁材の主流は金属サイディングです。一般的な戸建ての場合、金属サイディングのカバー工法で150万円~200万円が相場になります。

サイディングリフォームの方法④:張り替えと費用

サイディングリフォームの工事④:張り替えについて

本章では、重ね張り(カバー工法)と同じく大規模なリフォームになる張り替えとその費用についてご紹介します。

張り替えとは

張り替えとは、現在使用しているサイディング材を取り除き、新しいサイディング材を設置する方法です。外装の下地の劣化症状が激しい場合や腐食している場合などには、張り替えによる対応が必須になります。

張り替え工事を実施することで、下地を補修できるのはもちろんのこと、見逃しやすい外壁内部の劣化症状もまるごと交換できるのがメリットです。

張り替えの工期の目安は約20日間ほどです。既存のサイディング材を撤去する作業が発生するため、重ね張り(カバー工法)よりも、工数はかかってきます。

外壁の張り替えについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>> 外壁張り替えはいくらかかる?費用相場や塗装、カバー工法との違いや事例を紹介!

張り替えの費用

張り替えを実施する場合の費用の目安は180万円~250万円となります。重ね張りと同じく、費用は外壁面積と使う外壁材などによって大きく異なります。

張り替えの場合は既存外壁の撤去や処分費用がかかるため、重ね張りよりも高額になりやすいです。

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【劣化症状別】サイディングのリフォーム方法

サイディングの劣化は外壁の美観を損なうだけでなく、住宅の耐久性や防水性にも影響を与えます

サイディングリフォームを検討する上で重要な 6つの劣化症状 に対して、それぞれ 最適なリフォーム方法(シーリング工事・塗装工事・カバー工法・張り替え工事) を解説します。

1. チョーキング現象(外壁を触ると白い粉がつく)

チョーキングを起こした外壁

外壁を手でこすったときに白い粉がつく現象を「チョーキング現象」といいます。これは外壁の塗膜が劣化し、防水機能が低下している証拠です。

放置すると、塗装が剥がれやすくなり、雨水が直接外壁材に染み込みやすくなります

最適なリフォーム方法

劣化の度合い 粉がうっすら付く 手にしっかり白い粉がつく 塗膜がほぼ剥がれている
最適なリフォーム方法 塗装工事(塗膜を新しくする) 塗装工事+シーリング補修

(ひび割れも併発している場合)

カバー工法 or 張り替え
相場金額 50〜80万円 70〜120万円 150〜250万円
ポイント
    • 軽度の場合は塗装の塗り替えで対応可能
    • 進行するとひび割れや塗膜の剥がれが発生するため、早めの対応が必要

    2. ひび割れ・クラック

    サイディングに発生するひび割れには、小さなヘアラインクラックから、大きく裂けるようなクラックまで様々な種類があります。

    特に窓やドア周りのひび割れは、構造の動きによる影響を受けやすく、雨水の侵入ポイントになりやすいです。深いクラックがあると内部の木材が腐食し、建物の耐久性が低下する原因になります。

    最適なリフォーム方法

    劣化の度合い ヘアラインクラック 幅1mm以上のひび割れ 貫通クラック・構造クラック
    最適なリフォーム方法 シーリング補修+塗装

    (防水性回復)

    シーリング補修+塗装 or カバー工法

    (補修後に上からカバー)

    張り替え工事

    (外壁材の耐久性が低下)

    相場金額 10〜50万円 50〜120万円 150〜300万円
    ポイント
        • ヘアラインクラックならシーリング材で補修
        • 幅が0.3mm以上のクラックは要注意。大きなクラックや深い亀裂がある場合は、張り替えやカバー工法を検討

        3. シーリング(目地)の劣化・ひび割れ

        サイディングボードのつなぎ目にあるシーリング材(コーキング)が劣化すると、硬化して弾力を失い、ひび割れや剥がれが発生します。

        特にサイディングの継ぎ目が目立ってきたら注意が必要です。隙間から雨水が浸入し、内部の断熱材や下地を腐食させる恐れがあります。

        最適なリフォーム方法

        劣化の度合い 軽いひび割れ 部分的な剥がれ 大きな隙間が発生
        最適なリフォーム方法 シーリング打ち替え シーリング打ち替え+塗装

        (防水性強化)

        カバー工法 or 張り替え

        (外壁自体の劣化が進行)

        相場金額 10〜30万円 50〜80万円 120〜250万円
        ポイント
          • 劣化したシーリングを打ち直し、防水性能を回復
          • 既存のシーリングが完全に剥がれている場合は、早急な補修を推奨

          4. 塗膜の剥がれ・変色

          塗装が色あせたり、剥がれが目立つ場合は、塗膜の防水効果が低下しているサインです。

          特に北側の外壁は湿気がこもりやすく、カビやコケが生えやすいため、劣化の進行が早い傾向にあります。塗膜の剥がれを放置すると、外壁自体の吸水性が高まり、ひび割れのリスクが増します

          最適なリフォーム方法

          劣化の度合い 色あせのみ 塗膜の剥がれ 下地まで劣化
          最適なリフォーム方法 塗装工事(防水性回復) 塗装工事 or カバー工法

          (塗装では補えない場合カバー工法)

          張り替え工事

          (外壁材の交換が必要)

          相場金額 50〜100万円 100〜180万円 150〜300万円
          ポイント
            • 変色の段階なら塗装の塗り替えで対応可能
            • 塗膜の剥がれ、下地が見えている場合は早急に対応

            5. 外壁の浮き・反り・剥がれ

            サイディングボードが湿気や温度変化によって膨張・収縮を繰り返すと、固定力が弱まり、浮きや反り、剥がれが発生します。

            特に南側の外壁や直射日光が当たりやすい場所では、劣化が早く進行します。ボードの浮きが大きくなると、風で煽られたり、剥がれてしまうリスクもあります。

            最適なリフォーム方法

            劣化の度合い 軽微な浮き 広範囲の浮き・反り 大きな剥がれ・下地の腐食
            最適なリフォーム方法 シーリング補修+塗装
            (軽度の浮きは固定可能)
            カバー工法
            (補修後、上から新しい外壁を施工)
            張り替え工事
            (下地の補修が必要)
            相場金額 50〜100万円 120〜200万円 180〜350万円
            ポイント
              • 軽度の浮きなら部分的な補修で対応
              • 反りや剥がれが大きい場合は、張り替えやカバー工法を検討

              6. 雨漏り・結露の発生

              雨漏り原因

              室内の壁にシミができたり、結露がひどくなった場合、外壁の防水機能が低下している可能性があります。雨漏りが発生している場合は、既に下地や構造体へのダメージが進んでいる恐れがあります。

              特に天井や窓枠、壁紙にカビが発生している場合は要注意です。

              最適なリフォーム方法

              劣化の度合い 軽微な結露 雨水が染み込む 大規模な雨漏り
              最適なリフォーム方法 換気対策+断熱塗装 シーリング補修+カバー工法(外壁の防水性能を高める) 張り替え工事+防水処理
              (下地の補修も必要)
              相場金額 30〜80万円 100〜200万円 200〜400万円
              ポイント
                • 早めに専門業者に点検を依頼し、原因を特定
                • 状況に応じて、補修・塗装・カバー工法・張り替えを選択

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                【方法別】サイディングリフォームの事例

                ここまで、サイディング外壁におけるリフォーム方法を4つご紹介しました。

                では、実際にそれぞれの方法でリフォームをするとどのような感じになるのでしょうか。

                本章では、塗装・重ね張り・張り替えそれぞれのリフォームを行った事例をご紹介しますので、実際にご自宅のサイディング外壁のリフォームについて考えるときの参考になれば幸いです。

                サイディングを塗装でリフォームした事例

                ここでは、サイディング外壁を塗装でリフォームしたした住宅の事例を3つご紹介します。

                【事例①】

                所在地 神奈川県横浜市南区
                施工内容 外壁塗装
                施工費用 149万円
                施工日数 15日
                依頼先業者 地域工務店

                >>事例詳細ページはこちら

                【事例②】

                所在地 栃木県小山市
                施工内容 外壁塗装
                施工費用 199万円
                施工日数 4週間
                依頼先業者 地域工務店

                >>事例詳細ページはこちら

                【事例③】

                所在地 宮城県宮城郡利府町
                施工内容 外壁塗装
                施工費用 299万円
                施工日数 4週間
                依頼先業者 地域工務店

                >>事例詳細ページはこちら

                サイディングを重ね張り(カバー工法)でリフォームした事例

                ここでは、サイディング外壁を重ね張り(カバー工法)でリフォームをした住宅の事例を3つご紹介します。

                【事例①】

                所在地 愛知県江南市
                施工内容 外壁カバー工法
                施工費用 300万円
                施工日数 60日
                依頼先業者 地域工務店

                >>事例詳細ページはこちら

                【事例②】

                所在地 神奈川県横浜市西区
                施工内容 外壁カバー工法
                施工費用 199万円
                施工日数 37日
                依頼先業者 地域工務店

                >>事例詳細ページはこちら

                【事例③】

                所在地 宮城県遠田郡美里町
                施工内容 外壁カバー工法
                施工費用 499万円
                施工日数 64日
                依頼先業者 地域工務店

                >>事例詳細ページはこちら

                サイディングを張り替えでリフォームした事例

                ここでは、サイディング外壁を張り替えでリフォームしたした住宅の事例を2つご紹介します。

                【事例①】

                施工前 施工後

                 

                 

                画像出典:谷口建築

                鳥取県米子市富益町に戸建てにて、モルタル外壁を金属サイディングにリフォームした事例です。
                所々ひび割れたモルタル外壁が、清潔な印象のある外壁にリフォームされています。

                【事例②】

                施工前 施工後

                 

                 

                画像出典:エネサンスリフォーム

                北海道にある戸建てにて、モルタル外壁を金属サイディングにリフォームした事例です。

                ホワイトからグレーのサイディング外壁になり、シックな印象に仕上がっています。

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                サイディング材の特徴とほかの外壁材との違い

                サイディング材の特徴とほかの外壁材との違いについて

                サイディング材はほかの外壁材よりも人気が高く、デザインも素材・色・柄などが豊富なことが特徴です。

                さらに材料費や施工費が安く、軽量のため耐震性も高いことも特徴として挙げられます。

                施工費が安い理由は工場であらかじめ施工されたものであるためです。モルタルなどの外壁材は現場で職人が原料から手作りするため、施工費が高くなります。

                サイディング材とほかの外壁材の違いについては、以下の表の通りです。

                外壁材の種類 特徴 デザイン 耐久性 価格  メンテンナス頻度
                サイディング 外壁材の中でシェアNo.1。機能性や価格面から多く選ばれており、現在の新築物件ではサイディングがほとんど 洋風、和風、モダン、スタイリッシュなど 約3,500~6,000円 約7~15年
                モルタル 水、セメント、砂を混ぜあわせた素材で職人の手によって塗り上げられる。注文住宅などでの利用が多い 重厚感 約1,500~4,000円 約5~10年
                タイル 粘土を主成分とした原料を高温で焼き固めたもの。耐久性に優れ、汚れにくく、雨の影響も受けにくい 高級感 約7,000~9,000円 約10~15年
                ALC ケイ酸質、石灰質、アルミニウム粉末を主原料とし、高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリートパネル。耐火性や断熱性に優れている 無機質 約7,000~15,000円 約10~15年

                サイディングとほかの外壁材との比較は、以下の記事にも詳細を解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

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                サイディング材のメリット・デメリット

                サイディング材のメリット・デメリットについて

                サイディング材のメリット・デメリットは以下の通りです。

                サイディング材のメリット

                1.耐久性が高い
                2.デザイン性が豊富
                3.施工期間が短い

                サイディング材のデメリット

                1.定期的なメンテンナスが必要
                2.コーキング材の劣化がしやすい
                3.塗膜が劣化すると水分を吸収しやすい

                サイディング材のメリット

                サイディング材は工場で大量に生産される素材のため、品質が安定し、低コストである特徴があります。

                すでに工場で完成された素材を利用するため、施工期も短く済みます。また、地震や火災などの災害に強く、耐久性は約40年とほかの外壁材よりも長いのも魅力的です。

                • デザイン性も豊富なため和風から洋風まで、幅広い住宅に対応が可能です!

                サイディング材のデメリット

                サイディング材は防水性がないため、表面を塗装して仕上げる施工方法になります。塗装が剥がれると水分を吸収しやすくなり、劣化が進行するため、約10年に一度のメンテナンスは必須になります。

                さらに建物のつなぎ目を埋めるコーキング材も劣化しやすく、定期的なメンテナンス必要なため、ほかの外壁材よりもメンテナンスコストがかかる場合があります

                • 劣化を放置すると大規模なリフォームが必要となるため、定期的なメンテナンス費用を行う方がコストは安く済みます。

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                サイディング材の種類とメンテナンスのタイミング

                サイディング材の種類とメンテナンスのタイミングについて

                サイディング材には「窯業系サイディング」「金属サイディング」「樹脂系サイディング」「木質系サイディング」の4種類があります。

                それぞれの種類とメンテナンスタイミングについて解説していきます。

                窯業系サイディング

                窯業系サイディングの種類とメンテナンスタイミングについて

                窯業系サイディングとは日本の住宅の約8割で利用されているサイディング材です。

                耐火性が高くデザインも豊富なことから、好みに合わせたリフォームを実現できます。

                さらに大量に生産できるサイディング材のため、材料費もほかのサイディング材と比較して安くなることがほとんどです。

                窯業系サイディングの耐用年数は20~40年程度が目安となっています。しかし、その間も劣化は進行していくため、最低でも10年に一度のペースで塗装やコーキングなどのメンテナンスを行うことが推奨されています。

                窯業系サイディングについての詳細は、以下の記事にまとめていますので、あわせて確認してみてください。

                金属サイディング

                金属サイディングの種類とメンテナンスタイミングについて

                金属サイディングとは、文字通り金属製の外壁パネル材のことです。非常に軽量なのが特徴で、建物への負荷を抑えられるのが特徴になります。

                ガルバリウム鋼板、トタン、ステンレス鋼板などの種類が展開されており、デザインや機能性が異なるため、自宅の状況に合わせて選定することが大切になります。

                耐用年数も「ガルバリウム鋼板:30~35年」「トタン:20~25年」「ステンレス鋼板:約50年」と開きがあります。また、メンテンナス頻度は10~15年に一度のペースで行うことが推奨されているため、あわせて実施を行うことが必要です。

                金属サイディングについての詳細は、以下の記事にまとめていますので、あわせて確認してみてください。

                樹脂系サイディング

                樹脂系サイディングの種類の特徴やメンテナンスタイミングについて

                樹脂系サイディングとは、北米で高い人気を誇るサイディング材のことです。

                カナダでは60%、アメリカでも40%のシェアがあり、耐久性が高いのが特徴になりなます。塩害や冷害に強いため、日本でも北海道などでは導入が広まっています

                さらにほかのサイディング材と比較すると、メンテンナスがほとんど不要なのもメリットです。

                樹脂系サイディングの耐用年数は約20~50年とされており、メンテナンスも汚れが見えてきたら軽く清掃するのみで十分とされています。

                木質系サイディング

                木質系サイディングの種類の特徴やメンテナンスタイミングについて

                木質系サイディングとは、天然木に塗装を施し、木の質感を活かしたサイディング材のことです。

                デザイン性が高く、ほかのサイディング材では表現できない外壁になるため、デザインを重視したい人にはおすすめです。

                一方で防火性や防水性はほかのサイディング材と比較すると劣り、腐食の進行も早くなる傾向にあるため、メンテナンス頻度は多くなります。

                木質系サイディングの耐用年数は約15~40年とされており、メンテンナス頻度は約3~10年に一度が推奨されています。

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                サイディングリフォーム業者の探し方

                外壁塗装の業者のイメージ

                サイディングには素材やデザイン・工法が数多くあり、リフォームプランを決めるのは大変です。
                そこで、経験豊富で信頼のおける業者を探すことが重要になります。

                あなたの希望するリフォームの上手に進めてくれる業者を見つけるには、相見積もりの取得が有効です。

                相見積もりにより、

                • 自分の場合の適正費用が見えてくる
                • 応対の態度も比べられる
                • 値段の高すぎる業者がわかる、避けられる

                といったメリットがあります。

                見積もりを頼める業者にあまり心当たりがない…という方は、全国の優良業者の情報をもつサイディング工事に関する無料の相談窓口 へお気軽にお問い合わせください。

                サイディング工事の進め方や、あなたのケースにあわせた適正価格についてもご相談が可能です。

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                サイディングリフォームについてまとめ

                サイディングリフォームについてまとめ

                サイディングは家のイメージや雰囲気を決める大切な外壁材です。

                外壁の劣化症状が激しい場合には、早急にサイディングリフォームを検討するとよいでしょう。

                現在利用しているサイディング材の種類によって、検討するタイミングも変わってきます。

                また、どのサイディング材にするかによっても機能性は異なってきますので、業者と相談しながら最適なサイディングリフォームにつなげてみてください

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                ▼書籍
                • 菊池克弘『住宅リフォーム重要事項32選』都市環境建設 2015
                • 建築工事研究会『積算資料ポケット版 リフォーム編 2022年度版』一般社団法人経済調査会 2021
                • みんなの建材倶楽部『使える!!内外装活用シート 2016-2017』エクスナレッジ 2016
                • 田村誠邦・甲田珠子『プロのための住宅・不動産の新常識』エクスナレッジ 2019