外壁材を安い順に紹介!種類や商品ごとの価格比較やと安くする方法を解説

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外壁塗装するといくら?
外壁材は見た目・性能・耐用年数の長さなど様々な選び方がありますが、費用も重視したいところ。
そこで、できるだけ外壁材の費用を安く押さえたい方に向けて、外壁材で安いもの、外壁工事費用を抑える方法をご紹介します。
この記事を監修しました
株式会社Speee
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
安い外壁材は窯業系サイディングかモルタル

今日使われる外壁材は主に7種類です。外壁材によって機能性やメンテナンス方法は大きく異なります。
もちろん価格も種類によって違うため、施工費を抑えるためにはできるだけ安い外壁材を選ぶとよいでしょう。
そこで本章では、7種類ある外壁材それぞれの費用や特徴についてご紹介していきます。
結論からいうと、安い外壁材は窯業系サイディングとモルタルです。
| デザイン | 写真 | 概要 | 価格(㎡) |
|---|---|---|---|
| 窯業系サイディング | ![]() |
セメントと繊維質が主原料の外壁材。 デザインや色が豊富で耐火性に優れている。 |
3,500円~5,000円 |
| モルタル | ![]() |
セメントや砂などを混ぜて作る塗り壁材。 温かみのある仕上がりや古風なデザインが魅力。 |
1,500円~4,000円 |
| 金属サイディング | ![]() |
金属板を成形した外壁材。 軽量なため耐震性への影響が少ない。 |
4,000円~6,000円 |
| 木質系サイディング | ![]() |
天然木を加工した外壁材。 断熱性や調湿性に優れている。 |
6,000円~8,000円 |
| 樹脂系サイディング | ![]() |
塩化ビニル樹脂などが原料の外壁材。 軽量で耐候性、耐衝撃性に優れている。 |
7,000円~9,000円 |
| タイル | ![]() |
粘土や石などを高温で焼き固めた外壁材。 重厚感と高級感がある。 |
7,000円~9,000円 |
| ALCパネル | ![]() |
気泡入りのコンクリートからなる外壁材。 軽量で断熱性や耐火性に優れている。 |
7,000円~15,000円 |
価格は2025年6月に「ヌリカエ」が実施したデスクリサーチをもとに記載
続いて、各外壁材ごとに特徴と費用をご紹介していきます。
1:窯業系サイディング
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 3,500~5,000円 | 7~8年 |
現在の主流な外壁材で、戸建て住宅の約75パーセントの外壁で使用されています。セメントに無機質と繊維を混ぜ、板状に整えられ、タイル調や木目調など様々なデザインに加工されます。
幅広いバリエーションで、和風にも洋風にも対応できます。また耐久性に優れており、衝撃にも強いため、自然災害から家を守ります。一般的なメンテナンスは、目視で汚れやひびが目立ちやすくなると、5~10年の間で塗り替えが必要です。

2:モルタル
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 4,800円~9,000円 | 5~10年 |
セメントと砂と水を混合して、コテで塗装する外壁材です。色のバリエーションが豊富で、熟練した職人の技術で、味のある風合いに仕上がります。さらに、他の素材と組み合わせ、個性的な外壁を演出できます。
耐火性に優れており、デザインの自由度が高いところが魅力です。モルタルは、揺れに弱く、ひびが入りやすい素材のため、表面の損傷が見られる場合は、補修工事を実施する必要があります。

3:金属系サイディング
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 4,000~6,000円 | 10~15年 |
アルミニウムやアルミなどの金属でできており、軽量でありながら頑丈で、冷害に強い外壁材です。工場で一貫して製造されるため、均一のできあがりで品質は安定しています。
スタイリッシュなデザインに仕上がり、塗装仕上げが不要のため、工事時間を短縮できます。外壁の塗膜は、太陽光や雨風でダメージを受け、白い粉が表面に現れ始めます。この時期に再塗装を実施する必要があります。

4:木材系サイディング
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 6,000~8,000円 | 7~10年 |
天然の木材を使用した、環境に優しい外壁材です。使用すると、温かみのある風合いに仕上がり、熱を遮断する効果もあります。1本1本表情が異なり、木材ならではの雰囲気を出したい時におすすめです。
準防火地域に該当する場合、延焼の危険性があるため、使用箇所に注意しましょう。木材は雨水が、腐食や変色の原因となりうるため、表面に異変が見られれば塗り替えが大切です。
5:樹脂系サイディング
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 7,000~9,000円 | 10~20年 |
樹脂素材でできており、非常に軽いことが魅力の外壁材です。海外の住宅で使用されるサイディングですが、近年は日本でも注目されるようになりました。
耐候性に優れており、過酷な環境でも適応することができます。選べるデザインは限られますが、さびにくく変色しにくいため、美しい見た目を保ちます。さらに、耐久性があるため、メンテナンスを最小限に留めることが可能です。
6:タイル
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 7,000円~9,000円 | 10~15年 |
タイルは、粉砕された粘土や石材を焼成してできる外壁材です。耐久性があり、使用することで建物に高級感が生まれます。頑丈でひび割れが起きにくく、定期的に汚れを拭き取れば、美しい外観を保つことができます。
メンテナンス面では、耐久性に優れており、タイルの接着部分の剥がれに注意すれば、補修コストを抑えることができます。
7:ALC(エーエルシー)
| 金額 | メンテナンス時期 |
|---|---|
| 7,000円~15,000円 | 10~15年 |
無数の気泡によって軽量化された、コンクリート素材の外壁材です。内部の気泡によって、衝撃を抑えるため耐震性があります。また、断熱性も優れているため、外気の気温の変化を抑え、快適に過ごすことができます。
ALCは防水性が低く、雨水が内部に浸透し、家の構造に悪影響を及ぼします。したがって防水性の高い塗料で塗り替えし、補修する必要があります。

外壁材の安い商品を紹介!
1.窯業系サイディングの安い商品
窯業系サイディングの外壁材で安い商品は、モエンエクセラード、フュージェ プレミアム、レジェールの3つです。
価格は、安い場合は約3,500円/㎡です。
2.金属サイディングの安い商品
金属サイディングの外壁材で安い商品は、アルカベール、金属サイディング はる・一番、ネオスパン プレミアムの3つです。
価格は、安い場合は安い場合は約3,500円/㎡です。
| 製品名 | 特徴 | 価格 | 耐用年数 | メーカー |
|---|---|---|---|---|
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高い耐久性と軽量性を持ち、デザインも豊富 | 約4,000〜5,000円/㎡ | 30〜40年 | YKK AP株式会社 |
![]() 金属サイディング はる・一番 |
施工が簡単で、コストパフォーマンスに優れる | 約3,500〜4,500円/㎡ | 20〜30年 | ケイミュー株式会社 |
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錆びに強く、メンテナンスが少ない | 約4,500〜5,500円/㎡ | 30〜40年 | ニチハ株式会社 |
3.モルタルの安い商品
モルタルはセメントのように固めて作る外壁材のため、リフォームで使われる機会は多くありません。
代表的な商品には、流し込みセメントがあります。
| 製品名 | 特徴 | 価格 | 耐用年数 | メーカー |
|---|---|---|---|---|
| 流し込みセメント | 豊富なデザインバリエーションと高い耐久性 | 約4,200〜5,100円/㎡ | 20〜30年 | サンホーム工業株式会社 |
4.木材系サイディングの安い商品
木材系サイディングの外壁材で安い商品は、サーモアッシュ、T&Gパネルサイディング(上小節)、ウェスタンレッドシダー外装材の3つです。
価格は、安い場合は安い場合は約4,500円/㎡です。
| 製品名 | 特徴 | 価格 | 耐用年数 | メーカー |
|---|---|---|---|---|
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自然な風合いと高い断熱性を持つ | 約5,000〜6,000円/㎡ | 20〜30年 | 大和屋 |
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高いデザイン性と温かみのある仕上がり | 約5,500〜7,000円/㎡ | 20〜30年 | 株式会社進藤木材店 |
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施工が簡単で、コストパフォーマンスに優れる | 約4,500〜6,000円/㎡ | 20〜30年 | 株式会社ナガイ |
5.樹脂系サイディングの安い商品
樹脂系サイディングの外壁材で安い商品は、WALL-J、New Color Scape、Masticの3つです。
価格は、安い場合は安い場合は約3,500円/㎡です。
| 製品名 | 特徴 | 価格 | 耐用年数 | メーカー |
|---|---|---|---|---|
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高い耐久性とメンテナンスの少なさ | 約4,000〜5,000円/㎡ | 20〜30年 | 旭トステム |
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施工が簡単で、コストパフォーマンスに優れる | 約3,500〜4,500円/㎡ | 20〜30年 | ゼオン化成株式会社 |
![]() Mastic |
錆びに強く、メンテナンスが少ない | 約4,500〜5,500円/㎡ | 20〜30年 | Ply Gem |
6.タイルの安い商品
タイルの外壁材で安い商品は、ベルパーチ、外装壁タイル[はるかべ工法用]、ストーンタイルの3つです。
価格は、安い場合は安い場合は約8,500円/㎡です。
| 製品名 | 特徴 | 価格 | 耐用年数 | メーカー |
|---|---|---|---|---|
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高い耐久性と美しい光沢 | 約9,000〜12,000円/㎡ | 30〜50年 | LIXIL |
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施工が簡単で、デザインバリエーションが豊富 | 約8,000〜10,000円/㎡ | 30〜50年 | LIXIL |
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高い耐久性とメンテナンスの少なさ | 約10,000〜12,000円/㎡ | 30〜50年 | ケイミュー株式会社 |
7.ALCパネルの安い商品
ALCパネルの外壁材で安い商品は、ヘーベル、シポレックス、クリオンの3つです。
価格は、安い場合は安い場合は約7,000円/㎡です。
9つの中だと窯業系サイディングがおすすめ

9つの中では、窯業系サイディングがおすすめです。
安さではモルタルが勝りますが、メンテナンス時期などを加味すると、結果的に窯業系サイディングの方が良い場合があります。
窯業系サイディングは日本における一般住宅の外壁材のシェア率が最も高く、大量生産・大量受注されるため他の外壁材より比較的安いのが魅力です。
外壁工事を安く済ませる方法
安い外壁材を選ぶだけなく、さらに一工夫することで工事費用を安く抑えられますよ。
閑散期に施工する
外壁工事は、気候の安定しない梅雨の時期や低温になることが多い冬が閑散期です。
こういった閑散期は、お得なキャンペーンを実施することがあり、費用を抑えられるでしょう。
一方で気候の安定している春や秋は繁忙期となるため、価格交渉に応じてもらえる可能性は低いです。
相見積もりを取る
外壁工事は1つの業者ではなく、複数の業者から見積もりを取るのが良いでしょう。
同じ工事内容でも、業者によって工事費用は異なります。
複数の見積もりを取得することで、価格の高い・安いだけでなく、提案内容や業者の対応を比較できます。
DIYで外壁工事を行う
外壁工事をDIYで行えば人件費を抑えられ、結果的に安く行うことができます。
ただしDIYするためには、道具を揃えるところから始まり、時間と手間がかかります。
また素人が外壁工事をすることで施工不良が起き、業者に依頼したことで安くするつもりが高くつく可能性もあります。
不安に感じる方はDIYではなく、業者に依頼しましょう。
まとめ

外壁は使用する建材や、色で印象が大きく変わり、建物を保護する重要な役割を果たします。また、住んでいる地域や、重視する機能性を考慮することによって、快適な暮らしにも繋がります。
さらに、外壁材の特徴やメンテナンス方法を理解することで、外壁の耐久性を高めます。予算や好みのイメージに合わせて、最適な外壁材を選びましょう。





株式会社ムーティー工業.jpg)














![外装壁[はるかべ工法用]](https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/exterior_wall/exwalltile-ad1/pic/index_keyvisual.jpg)




