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ベランダ防水4種を徹底比較。各工法の費用相場からどの工法が自宅に適しているかまでを解説

リナビス
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あなたのお家
外壁塗装するといくら?

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本記事は、ベランダ防水工事をお考えの方に向けて、

  • 自分はベランダ防水工事をするべきか?
  • ベランダ防水工事にはどんな種類があるか?
  • 自分が選ぶべきベランダ防水工法はどれか?
  • DIYで安く済ませられるか?

が分かる解説を行いました。

あなたに最適なベランダ防水工事方法を選ぶお手伝いになれば幸いです。

本記事のポイント

目立った異常がなければ、DIYによる「トップコートの塗り替え」が最適
・目立つ傷や剥がれ、膨れなどがあれば「FRP防水」「シート防水」「ウレタン防水」のどれかが必要
・維持費と使い勝手の観点から、最もオススメなのは「FRP防水」

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

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この記事を監修しました

株式会社Speee

小林 成光
所有資格

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

専門分野

外壁工事

職業

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。

詳しくはこちら
目次

【チャートで診断】ベランダ防水工事は必要?

ベランダは雨風にさらされる、かつ室内との導線があるため防水性がとても大切な部分になります。それでは、どのようなときに防水工事を行う必要があるのでしょうか。

本章では、劣化の写真付きで防水工事をすべきかについて分かりやすくご紹介していきます。

【画像解説】症状別の防水塗装・防水工事の必要性

結論から言うと、ベランダの床面に「ひび割れ」や「浮き」がある場合は防水工事が必要です。一方で、単なる「色あせ」や「汚れ」であれば、表面保護のメンテナンス(トップコート塗り替え)だけで済みます。

自宅のベランダがどちらの状態か、以下の表でセルフチェックを行ってください。

レベル主な症状画像必要な工事費用目安
軽度表面の色あせ
細かいひび(髪の毛程度)
コケ・藻の発生
ひびトップコート塗り替え
(メンテナンス)
数万円〜
(安価)
中度深いひび割れ
床面の剥がれ・めくれ
ベランダ下の雨染み
ベランダひび割れ防水工事(改修)
(防水層のやり直し)
10万円〜
(高額)
重度雨漏りが発生
歩くと床が沈む
植物が生えている
ベランダの腐食防水工事+下地補修
(木部修理含む)
要見積もり
(さらに高額)

この表のように、症状が軽いうちに対処できれば、費用は数万円のメンテナンス費のみで抑えられることも多いです。

しかし、防水層そのものが傷んでしまうと、10万円以上の本格的な工事が必要になります。

ワンポイントアドバイス

水を流して「水たまり」ができる場合も要注意です。防水層の勾配(傾き)が狂っている可能性があり、放置するとそこから劣化が急速に進みます。

そもそも「トップコート」と「防水層」の役割はどう違う?

見積もりや業者との会話でよく出る「トップコート」と「防水層」の違いを明確にしておきましょう。

トップコートと防水層の役割の図解

トップコートは5年ごとの塗り替えが必要です。こまめにトップコートを塗り替えて防水層を守ることで、高額な防水工事の時期を先延ばしにすることができます。

逆に、防水層まで傷んでしまった場合は、いくらトップコートを塗っても意味がありません。その場合は、防水層から工事する必要があり、費用もかさみます。

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【徹底比較】FRP・ウレタン・シート、結局どれがいい?

ベランダの防水工事では、「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」の主に3つの方法があります。それぞれ特徴や費用が大きく異なるため、自宅に最適な方法を選ぶことが大切です。

本章では、この3つの他に表面のみを補修するトップコートも併せてそれぞれの特徴などについて詳しくご紹介していきます。

【結論】3大工法+トップコートの比較一覧

一戸建てのベランダ防水で採用される工法は、主に「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」の3つです。それぞれの特徴を、トップコートとあわせてまとめました。

3大工法+トップコートの比較一覧の図解
工法名耐久年数費用感特徴・向いている家
ウレタン防水10〜12年安い液状でどんな形状もOK
リフォームで最も選ばれる
FRP防水10〜12年普通硬くて丈夫、歩きやすい
新築時のシェアNo.1
シート防水12〜15年普通安価で長持ちだが
四角くて広い場所限定
トップコート
(保護のみ)
5年程度とても安い防水層を守る塗装のみ
防水機能はない

費用を抑えたい場合や複雑な形状のベランダなら「ウレタン防水」、洗濯物を干す頻度が高く、耐久性を求めるなら「FRP防水」を選ぶのが一般的です。

なお、シート防水は陸屋根などベランダよりも広く形が四角い場所でコストパフォーマンスが高い防水方法となります。

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【ウレタン防水】迷ったらこれ!どんなベランダにも対応できる万能工法

ベランダのウレタン防水とは、床面にウレタン樹脂を重ね塗りして防水層を形成する工法です。床の形状を問わず施工でき、見た目も継ぎ目がなく美しいのがメリットとなります。

ウレタン防水の主なメリットは以下の通りです。

ウレタン防水のメリット

  1. 材質や形状を選ばず施工可

ウレタン防水は、液体を塗り拡げる工事のためベランダの素材・形状・面積をもっとも問わないのが特徴です。

他の方法では、床の素材との相性が悪かったり、狭くて素材がうまく張れない場合などがありますが、ウレタン防水ならばその心配はありません。

ウレタン防水のデメリット

  1. 品質は職人の腕次第
  2. 工期が長め

ウレタン防水は、手作業で行われます。
適切な厚みで均一にウレタン樹脂を塗るのはプロでも気を使う作業で、経験豊富な職人に依頼することが不可欠です。

さらに、ウレタン防水では、乾燥にひと晩かかる防水材を複数回塗り重ねるため、他の工法に比べて工期が長くかかります。
家庭のベランダであれば3~7日、屋上などの広い場所ならば5~10日は必要です。

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【FRP防水】洗濯物をよく干す・歩く頻度が高いベランダ向け

FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。FRPの外見は、白い繊維を織ったような形となっています。

FRP(外見)

FRP防水のメリットは以下の通りです。

FRP防水のメリット

  1. 歩き回っても傷みにく
  2. 軽量で建物に負担をかけない
  3. 工期が短い(1~2日)

FRP防水は、固くて丈夫な仕上がりになるため、耐荷重性・耐摩擦性に優れています。
また、1平米あたり4kg前後と他の防水層に比べて軽量なのも特徴です。
そのため、古い住宅など重さに弱い設計の家にも向いています。

さらにFRP防水の工法は、乾燥を待つ工程が少ないため1~2日で防水工事が完成します。

続いて、FRP防水のデメリットは以下の通りです。

FRP防水のデメリット

  1. メンテナンス頻度が多め
  2. 金属製のベランダには不向き
  3. 「広くて木製」のベランダには不向き

FRPは、他の防水層よりも紫外線に弱いのが弱点です。
そのため、紫外線からの防壁となるトップコートの維持が重要で、マメな塗り替えメンテナンスが欠かせません。
目安としては、最低でも5年に一度はトップコートを塗り替えるべきです。

またFRP防水層は、固くて丈夫なかわりに伸縮性がなく、床面に膨張があると比較的割れやすい素材です。
そのため、熱による伸縮が大きく、FRPとの接着も悪い金属の床面には施工できません。

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【シート防水】四角くて広いバルコニーや屋上に最適

ベランダのシート防水とは、厚さ1~2mm程度の塩ビ製やゴム製のシートを床面に貼り付ける工法です。防水工事のなかでは施工費が安く、平らで面積が広い床面に向いています。

シート防水のメリットは以下の通りです。

シート防水のメリット

  1. 日差しに強い
  2. 目視で異常が発見しやすい
  3. デザインが選べる

シート防水工法で主流の塩化ビニールは、紫外線や熱に強い素材です。
そのため、FRP防水やウレタン防水よりも、日差しがよく当たるベランダに向いています。

また、シート防水では原則トップコートを塗る必要がありません。
そのため他の防水工法では5~10年おきに訪れるトップコートの塗り替えの手間と費用が不要なのも、大きなメリットです。

シート防水のデメリット

  1. 凹凸がある床には施工不可
  2. 約15年ごとの全交換が前提
  3. 業者の熟練が必要

シート防水は平らな床面にしか施工ができません。
そのため、凹凸があったり、形状が複雑なベランダには選べないことがあります。

また、塩化ビニールは、寿命が近づくと途端にもろくなりはじめる素材です。
そのため、耐用年数の約15年おきに再工事が必要となります。

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【独自データ】一戸建てベランダ防水工事のリアルな費用相場

本章では、一戸建てにおけるベランダ防止工事における費用相場をご紹介します。

なお、金額帯別の割合では「ヌリカエ」における防水工事の見積もりデータ776件をもとにした結果についてご紹介しています。

工法別の費用相場

ベランダ防水工事の費用は、「施工単価 × 面積 + 諸経費」で決まります。主要工法の単価相場と、一般的な一戸建てベランダ(約10㎡ / 3坪程度)を想定した工事総額の目安は以下の通りです。

工法平米単価(材工)工事総額目安
(10㎡の場合)
ウレタン防水4,500円〜7,500円 / ㎡8万〜12万円
FRP防水5,000円〜8,000円 / ㎡10万〜15万円
シート防水4,000円〜7,500円 / ㎡8万〜13万円
トップコート
(塗り替えのみ)
2,000円〜3,500円 / ㎡3万〜6万円

これはあくまで「防水工事のみ」の金額です。足場が必要な場合や、下地が腐食している場合は、別途費用が加算されるので注意してください。

実際の成約価格分布:安すぎる・高すぎる見積もりの境界線

「ウチの見積もり、高すぎない?」と不安な方のために、ヌリカエ利用者様が実際に契約した防水工事の金額分布を公開します。

ベランダ防水工事の成約価格分布図

一戸建てのベランダ単体工事であれば、10万円〜20万円の範囲に収まるケースが多いです。

もし、50万円を超えるような見積もりが提示された場合は、ベランダだけでなく屋根全体の工事が含まれていないか、あるいは不要な工事が上乗せされていないかを確認する必要があります。

追加費用がかかるケース

ベランダ防水では、基本料金以外に様々な追加費用が発生する可能性が高いです。

以下は、ベランダ防水における主な追加費用となります。

ベランダ防水で追加費用が掛かるケース

  • 下地補修費(+3〜10万円): 防水シートを剥がした際、下の木材が腐っていた場合に発生します。これは実際に工事を始めてみないと正確な金額がわからないこともあります。
  • 立ち上がり・ドレン改修(+1〜3万円): 床面だけでなく、壁の立ち上がり部分や、排水口(ドレン)周りの改修費用です。ここをケチると雨漏りが再発します。
  • 廃材処分費(+1〜3万円): 古い防水層やコンクリートを撤去・処分するための費用です。

これらの費用が相場よりも極端に高い場合は、その金額の根拠について確認しておきましょう。反対に、これらの項目が含まれていない場合は、別の項目の費用としてまとめられている場合もあります。

見積もりで少しでも気になる部分があれば、遠慮なく相談しておくと安心です。

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ベランダ防水は自分でできる?DIYとプロに頼む境界線

DIYしていいのは「トップコート」だけ

ホームセンターには多くの防水塗料が売られていますが、DIYで安全に施工できるのは「トップコートの塗り替え(表面保護)」だけです。

トップコートは防水層を守るための「塗装」なので、万が一失敗してムラになっても、すぐに雨漏りに直結することはありません。以下の条件に当てはまる場合は、DIYを検討することもできます。

DIYでのトップコート補修を検討できるケース

  • 今の防水層に「ひび割れ」や「浮き」がない
  • 雨漏りしていない
  • 床面の汚れや色あせをきれいにしたいだけ
  • DIYが好きで、数日間の作業時間を確保できる

防水層のDIYはなぜ危険?

一方で、「ウレタン防水」や「FRP防水」そのものをDIYで行うのはおすすめしません

防水層の形成には高度な技術が必要で、失敗すると「雨水の出口」を塞いでしまい、かえって雨漏りを悪化させるケースが後を絶ちません。よくある失敗例は以下の通りです。

【DIY防水の失敗事例】

  • 水たまりができる: 勾配(傾き)を計算できず、水が流れなくなった。
  • すぐ剥がれた: 下地の水分を乾燥させずに上から塗ってしまい、内部で蒸れて膨れ上がった。
  • 排水口を詰まらせた: 塗料がドレン(排水口)に流れ込み、固まって排水不能になった。

こうなってから業者に依頼すると、失敗した塗料をすべて剥がす作業(撤去費)が追加され、最初からプロに頼むよりも高くついてしまいます。

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プロに依頼すべき判断基準とメリット

以下のいずれかの症状がある場合は、迷わず専門業者に依頼してください。

× DIY禁止(プロへ依頼)・雨漏りしている
・床にひび割れ、浮き、剥がれがある
・ベランダの床がプカプカ浮く感じがする
・手すりやサッシ周りのシーリングが切れている
プロに頼むメリット・雨漏り保証(通常5〜10年)が付く
・下地補修や勾配調整など根本的な修理ができる
・工期が短く、仕上がりが美しい

特に「雨漏り保証」は重要です。DIYには当然保証がないため、数ヶ月でまた水漏れしても全て自己責任となります。家の寿命を守るためにも、構造に関わる部分はプロに任せるのが賢明な選択です。

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失敗しないベランダ防水業者の選び方

「防水専門」と「塗装業者」どちらに頼むべき?

ベランダ防水工事は、主に「防水専門業者」か「外壁塗装業者」に依頼することになります。「どちらに頼むのが正解?」と迷う方も多いですが、選び方の基準は以下の通りです。

失敗しないベランダ防水業者の選び方の図解

一般的に、防水専門業者の方が防水工事自体の施工実績が豊富にあるため、より安心して任せることができるでしょう。トップコートの補修や、他の工事と並行するのであれば、塗装業者にまとめて依頼する方がお得な場合もあります。

どちらが良いか迷う場合は、両方のタイプの業者から話を聞いてみることをおすすめします。

保証期間とアフターフォローの内容を必ず確認

契約前に必ず確認してほしいのが「保証内容」です。防水工事は施工不良が雨漏りに直結するため、口約束ではなく書面での保証が不可欠です。

見積もりや契約時は、以下の点を必ず確認しておきましょう。

【ここをチェック!保証の確認ポイント】

  • 保証期間: 工法にもよりますが、防水層の改修なら5年〜10年の保証が付くのが一般的です。
  • 保証対象: 「施工箇所の剥がれ」だけでなく「雨漏りの再発」も保証対象に含まれているか確認しましょう。
  • 定期点検: 工事完了後の1年後、3年後などに点検に来てくれるかどうかも、信頼できる業者の指標になります。

この他でも、少しでも気になる点があればそのままにせず確認しておくと安心です。

相見積もりで「施工内容」と「価格」を比較しよう

最後に、業者選びで失敗しないための鉄則は「相見積もり(複数社比較)」です。

1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか、また提案された工法が本当に最適なのか判断できません。例えば、A社は「ウレタン防水」を、B社は「シート防水」を提案してくることもあります。それぞれの理由を聞き比べることで、自宅に本当に必要な工事が見えてきます。

3社程度から見積もりを取り、価格と提案内容、担当者の対応を比較して決める」のが、最もリスクの少ない方法です。

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まとめ

ベランダ防水は、家の寿命を守るための重要なメンテナンスです。この記事のポイントをまとめました。

ベランダ防水のポイント

  • 劣化サイン: 色あせ程度なら「トップコート(5年目安)」、ひび割れや雨漏りは「防水工事(10〜15年目安)」が必要。
  • 工法選び: 安さと万能性なら「ウレタン防水」、耐久性と歩行性なら「FRP防水」がおすすめ。
  • 費用相場: 一般的な一戸建て(約10㎡)で、防水工事の総額は8〜15万円が目安。
  • DIYの限界: 自分でやっていいのはトップコートまで。防水層のDIYは雨漏り悪化のリスクが高いためNG。

ベランダの状態は一軒一軒異なります。「自分の家の場合は、どの工法がベストで、いくらかかるのか?」を知るための第一歩は、プロによる現地調査です。

多くの優良業者は、現地調査と見積もり作成を無料で行っています。まずは複数の業者に見てもらい、プロの目線での診断と提案を受けてみましょう。それが、無駄な出費を抑え、長持ちするリフォームを実現する近道です。

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