雨漏り修理の種類と費用相場まとめ|工事部位・規模の判断方法も

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雨漏り修理は、失敗や後悔する人が非常に多い工事と言われています。
当社に寄せられた相談の声を分析したところ、失敗のパターンは主に次の2つでした。

雨漏り修理の2大失敗パターン

  • 雨漏りの原因特定を誤り、修理をしても雨漏りが止まらなかった
  • 修理を急ぐあまり、よく調べず割高な業者に依頼してしまった

この声から私たちは、ただ雨漏りの修理工事の種類を紹介し、相場価格を挙げるだけでは、読んでいただいた方の後悔は防げないと考えました。

そこで本記事は、ただ雨漏りの費用相場の紹介に留まらず、症状ごとの考えられる原因と適切な修理工事のパターンの解説と、信頼できる修理業者の見分け方にも焦点を当てて執筆されています。

本記事を最後まで読んでいただければ、ご自宅の雨漏りをしっかりと止められる工事を、適正な価格で受けられる知識がつくと自負しています。



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1. 雨漏り修理の費用相場

1-1. 雨漏り修理費用は、小規模で5~30万円、大規模なら80~120万円が相場

雨漏り修理の工事種類と費用相場は、屋根の修理で「5~30万円」、天井の修理で「5~15万円」、ベランダの修理で「3~30万円」、外壁の修理で「5~50万円」、窓枠・サッシの修理で「5万円~25万円」になります。
ただし、雨漏りによる建物の劣化が激しく、屋根材や外壁の交換などの大規模な修理が発生した場合、費用は「80~200万円」が目安となります。

工事箇所ごとの修理費用の目安は下記の表のとおりです。

雨漏りの箇所 修理費用の相場
「屋根」からの雨漏り 程度(小):5~30万円 
程度(中):35~75万円 
程度(大):80~200万円
「天井」からの雨漏り 5~15万円
「ベランダ」からの雨漏り 3~30万円
「外壁」からの雨漏り 程度(小):5~50万円 
程度(中~大):80~200万円
「窓枠・サッシ」からの雨漏り 5~25万円

また、工事金額の最小値と最大値を調べたところ、非常に大きな差が開く結果となりました。
最も安いお客様のケースでは、簡単な調査のみで、合計1万円で契約されています。
逆に、最も高い方では、散水調査をした結果、カバー工法による屋根の修繕までを併せて施工され、250万円がかかっています。


最大 最小
250万円
※雨漏り修理費用+他工事費用
1万円
※雨漏り修理費用

1-2. 雨漏り修理の平均費用は「30万円」

雨漏り修理の費用は一般的には「30万円程度」といわれています。
しかし、雨漏りの箇所や進行度合いにより実施すべき修理が異なるため、あまり費用の目安にはなりません。

そのため、ケースバイケースで費用が大きく変動して相場は「あってないようなもの」といえます。

雨漏り修理の費用相場と工事の種類

雨漏りの修理内容 費用相場(一戸建て40坪のケース)
雨漏り修理 5万円~30万円
棟板金修理 3万円~15万円
雨どい修理 3万円~15万円
屋根材の張り替え
(㎡あたり)
5000円~5万円

雨漏り修理の費用相場内訳

相場がばらつく理由の一つ目は、業者によって雨漏り修理費用の決定条件が異なることです。
業者は、次の3点を要素として、雨漏り修理の費用を決定しています。


# 費用 例:雨漏り修理の場合
1 材料・調査費 屋根材の仕入れ費用・雨漏りの原因調査費用
2 労務費 職人や営業マンの人件費
3 粗利益 会社運営にかかる諸経費と業者の利益

1-3. 雨漏り修理の工程と費用相場

雨漏り修理は傷みの進行度合いにより必要な工程が異なってきます。
工程ごとの修理費用相場は次の通りです。


Step 修理工程 費用相場 詳細
1 雨漏りの原因調査 5万円~30万円 目視調査
散水調査
赤外線サーモグラフィ調査
2 簡易補修 5万円~10万円 防水テープ
コーキング補修
3 雨漏り/防水工事 50万円~150万円 屋根の葺き替え
棟板金の交換
バルコニーの防水工事

工程①:雨漏りの原因調査と費用相場

雨漏り調査方法 調査費用の相場
目視調査 3万円程度
散水調査 3万円~10万円
発光液調査 10万円~25万円
赤外線サーモグラフィ調査 20万円~30万円

優良な雨漏り修理業者は徹底した現状分析を行います。
現状把握の結果、施主の想定以上の費用がかかることもあります。その場合に、想定以上のコストをかけるのか、安いコストで修理して経過観察するのかの選択権は施主にあります。
そのため、雨漏り再発の可能性や工事内容の必要性について、納得できるまで説明を受けるようにしましょう。

工程②:雨漏りの簡易補修とDIY

雨漏り工事では、原因調査後、まずは簡易補修で一時的に対処することがあります。
また、原因次第では、簡易補修のみで済ませることもあります。

一般的に、雨漏りの簡易補修工事では、防水テープの貼り付けやコーキング補修(シーリング)を行い、5万円〜10万円程度が費用相場です。


簡易補修には、主に以下の手法があります。


※屋根の上など、危険を伴う補修は事故につながりますので、絶対に自分では対処せず業者に連絡してください。

こうした簡易補修は、状況により、ホームセンターやAmazonで安く材料を仕入れてDIYで済ませることも可能です。
しかし、高所作業の危険性や、作業の不十分さによる再発リスクの観点から、DIYによる雨漏りの補修はあまりお勧めできません。

予算などの制約がよほど強くない限り、雨漏りは業者に依頼し徹底的に原因調査して修理するのが良いでしょう。

工程③:雨漏り修理・防水工事の種類と費用相場

雨漏り・防水工事における主な修理の費用目安は次の通りです。
(※2階建、建坪30坪程度の住宅の場合)

修理箇所 修理費用の相場
屋根の重ね葺き
ガルバリウム鋼板屋根
200万円~250万円
瓦屋根の葺き替え 150万円~200万円
バルコニー防水(3㎡程度) 5万円~10万円
外壁サイディングの張り替え
足場代含む・1面のみ
40万円~50万円
棟板金の部分的な交換 5,000円/㎡
シーリングの部分的な打ち替え 1,000円~1,200円/m

上表からもわかる通り、修理費用の価格帯は”ピンキリ”です。
5万円程度の費用で修理できる場合もあれば、根本的な問題から改修する場合には100万円以上かかることもあります。 例えば、雨水の侵入口をコーキングの打ち換えでピンポイントで塞ぐだけなら、職人の手間に材料代を加えても3~5万円程度で済む一方で、防水シートを全面的に張り替えるとなると100万円を超すケースも少なくありません。

繰り返しにはなりますが、必ず原因調査をしっかりと行なった上で、ご自身の建物に必要な工事を行うようにしましょう。

1-4. 当社ユーザーの利用者実績からみる坪数別費用相場

年間1万人を超える利用者を誇るヌリカエでは、雨漏り修理に関する相談・業者の紹介依頼を毎日受け付けております。

ヌリカエに蓄積されたデータをデータベースから引っ張って今回業界初の坪数別の平均費用を調査してみました。
(具体的な抽出件数は差し控えさせてもらいますが、数百件以上の成約案件を対象に調査しました)


一戸建て30坪の物件の雨漏り修理費用

雨漏り修理にかかった費用 雨漏り修理をした物件の割合
30万円以下 21%
30万円~50万円 14%
50万円~100万円 23%
100万円~150万円 24%
150万円以上 17%

一戸建て40坪の物件の雨漏り修理費用

雨漏り修理にかかった費用 雨漏り修理をした物件の割合
30万円以下 32%
30万円~50万円 9%
50万円~100万円 26%
100万円~150万円 26%
150万円以上 6%

2. 雨漏りの原因特定はなぜ失敗するのか?

ほとんどの雨漏りは、外見からは原因が分からないのが難点です。
雨漏り修理を希望する家は、全件屋根を取り外して調査できればよいのですが、なかなかそうもいきません。

雨漏りの原因がよく分からない場合は、修理だけでなく原因調査にも費用がかかることもあります。

2-1. 雨漏り原因調査の難しさ

雨漏り工事における追加工事の割合

雨漏りは原因調査で発見した雨水の侵入口に対して対処することが重要になってきますが、浸水箇所を剥がしてみると想像以上に傷みが進行していることがあります。

実際、ヌリカエ利用者様でも雨漏りの原因調査をした結果、追加工事をしているケースが半数以上を占めております。

出典:ヌリカエ成約実績データを元にヌリカエ作成

雨漏りの原因調査はとても難しいです。

徹底的に現状把握に基づく修理と経過観察を辛抱強く繰り返し、原因と思われる部分をひとつずつ潰していく地道な作業が必要になることもあります。

参考までに雨漏りの原因調査を業者に依頼する場合の調査方法と費用の目安は以下の通りです。
雨漏りは散水試験で雨水の侵入口と浸出口を特定できることもあれば、サーモグラフィカメラを使用した診断まであります。

症状の外見からは原因が1つに絞れない

修理をしても雨漏りが止まらないケースが少なくない理由は、雨漏りの原因特定はプロにとっても難しく、間違いが起こることがあるためです。

例えば、天井から水滴がポタポタと落ちてくるという症状でも、雨漏り箇所のすぐ上の屋根に異常があるとは言い切れません。
雨漏りから離れた箇所の屋根から水が大回りして流れ込んで来ている場合もありますし、屋根ではなくベランダが原因の場合もあります。

また、1つではなく、これらのうち2つ以上の原因が同時に関わっていることもあり得ます。
そんな場合、ただ雨漏り箇所の真上の屋根だけを直しても、雨漏りが止まらないのは当然です。


このように、雨漏りの原因特定は非常に難しいのが現実です。
確実に特定するには、屋根全体をはがして中を見ない限りは、誰も断言できないでしょう。

2-2. 業者はどのように雨漏り原因を調べるのか

もちろん、雨漏りの原因調査のために屋根をはがすのは、大がかりすぎて現実的ではありません。
では、業者は修理の前にどのように雨漏りの原因を調査しているのでしょうか。

プロの行う雨漏り原因の調査方法には、主に下記の2種類があります。

  • 屋根や外壁などの外見から推測
  • 建物に水をまき、雨の侵入口を特定

通常の修理業者を呼んだ場合は、ほぼ前者の対応が行われます。
後者の方法を採ってくれるのは雨漏り専門業者です。確実ですが、費用と時間がかかるのがネックです。

方法1:外見から推測する「目視調査」

雨漏り原因の特定のために、雨漏り箇所のすぐ外側やその周辺の屋根や外壁を調べる方法を目視調査と言います。
目視で屋根や外壁に破損箇所が見つかり、その部分をはがして内部の浸水や腐食が発見できれば、無事原因特定となります。

雨漏りの多くは、発生箇所の真上ないしすぐ近くの破損が原因ですから、この方法で正しい原因が特定できることも多くあります。

方法2:水を流して雨漏りを再現する「散水調査」

雨漏り原因の特定のために、原因となっていそうな部位に一箇所ずつホースで水を流し込んでいき、雨漏りが再現するか確かめる方法を散水調査と言います。
散水調査は、外見からは分からない雨漏りの発生源や経路をほぼ確実に把握することが可能です。

この調査は、調査に慣れた雨漏り専門業者でないと行うことが難しく、調査費用(10~30万円)と時間(1日~数日)が別途かかるのがデメリットです。

また、散水調査の他にも、雨漏り専門業者が行う調査方法が2つあります。

  • 発光塗料を原因候補の箇所に流し込む「発光液調査」
  • 赤外線感知器で原因箇所を絞り込む「赤外線サーモグラフィー調査」

「雨漏り専門業者」とは?

地域の業者には、建築やリフォーム工事を専門とする業者とは別に、住宅の雨漏りの原因特定と修理を得意とする「雨漏り専門業者」がいます。雨漏り専門業者を探すには、「雨漏り 業者 (市区町村名)」などで検索すると便利です。業者のウェブサイト上で、雨漏り対応の施工事例をアピールしていたり、民間資格の「雨漏り診断士」の在籍を明記しているところであれば、散水調査に対応しているはずです。

2-3. なぜ修理したのに雨漏りが止まらない場合があるのか

修理後も雨漏りが止まらなかったり、すぐ再発してしまうことがあるは、目視調査を行ったが、特定した原因が間違っていたことが原因です。

例えば、

  • 目視調査で見つけて修理完了した部分以外にも、雨漏りの発生源があった
  • 原因がはっきり分からず、業者が思う「原因となっていそうな傷」を補修しただけだった
  • 修理工事に失敗があった

などの場合が考えられます。

これを防ぐためには、軽い雨漏りの場合でも、雨漏り専門業者の散水調査を受けるのが理想です。
しかし、予算や修理の緊急性の観点から、必ずしもそうはいかないのが実情です。

そこで私たちは、雨漏り専門業者の診断・調査を受けたほうがよい場合と、そこまでではない場合の判断が自分でできることが重要と考えました。

2-4. 雨漏り専門業者の調査を受けたほうがいい場合は?

散水調査を受けるべき 散水調査は不要
原因の心当たり ない ある(飛来物による外傷など)
雨漏り発見からの期間 2~3ヶ月以上経っている 発見後すぐ
頻度 雨天のたびに雨漏りする 激しい雨の日だけ雨漏りする

以下に2つ以上当てはまる場合は、雨漏りの修理を始める前に専門業者による調査を受けることをオススメします。

  • 雨漏りの原因に心当たりがない
  • 雨漏り発生から2~3ヶ月以上経ってしまった
  • 大雨の日だけ雨漏りする

それぞれの理由を説明します。

破損の心当たりがあれば、散水調査は不要

「台風の直後に雨漏りがはじまった」「屋根に見た目でわかる破損がある」などの心当たりがある場合は、散水調査は不要と思われます。
原因が破損による雨水の侵入という単純なもので、破損箇所を修理すれば雨漏りも止まる可能性が高いと分かっているからです。

反対に、雨漏りのキッカケがよく分からない場合は、散水調査の必要性は高まります。

雨漏り発生から時間が経つほど、散水調査の必要性は高まる

雨漏りは、修理されないまま時間が経つほど、家の内部深くまで劣化や腐食が進んでしまいます。
奥深くまで劣化が進めば進むほど、目視調査だけでは原因を全て発見しづらく、散水調査の出番となるのです。

目安として、発生後2~3ヶ月以上経った雨漏りを一度の修理で雨漏りを止めたければ、雨漏り専門業者を呼ぶのが無難でしょう。

強い雨の日だけ雨漏りするなら、散水調査の出番

通常の雨では雨漏りせず、大雨や台風の日だけ雨漏りが起きるようであれば、雨の侵入口が小さかったり、隠れた位置にある可能性が高まります。
そのような侵入口は目視調査では見つけにくいため、散水調査のうえ原因箇所をハッキリさせてから修理を受けることをオススメします。

◆◆◆

あなたの家で起こっている雨漏りについて、散水調査が必要そうか判断いただけたでしょうか。
続いて、実際に雨漏り診断を行なうことで特定されやすい原因箇所について、見ていきましょう。

3. 雨漏りの起こりやすい場所

上で見た目視調査や散水調査によって、雨漏りの原因箇所として特定されやすい場所があります。 DIYで対処しようという方はもちろん、業者に依頼する方も、雨漏りが起こりやすい場所を把握しておくことで原因特定を間違いにくくなるでしょう。

ポイントは、建築材の「つなぎ目」、コーキングによるカバーが必要になる部分です。
それでは、順に見ていきましょう。

3-1. スレート屋根・瓦

雨漏りが起こる主なキッカケの一つに台風があります。
台風が起こると、飛来物によってスレート屋根の一部が欠ける、ひび割れを起こす、あるいは瓦屋根が何枚か飛んでしまうといった被害を被ることもあります。
また、瓦屋根に用いられる漆喰も雨漏りが起こりやすい原因箇所の一つです。

小さなひび割れや屋根材のズレ程度であれば、コーキング等の簡易的な補修で済む場合があります。
他方、それらの劣化状態を放置しておくことで屋根材下の防水シートまでが被害を受けてしまうと、屋根材ごとの交換が必要になるケースもあるため、台風等の後にはこまめな点検が必要です。

3-2. 外壁

雨漏りといえば屋根から起こるイメージを持つ方も少なくありませんが、実は、外壁からも雨漏りは起こります
よくあるケースは、サイディングパネルの外壁、特に窯業系サイディングのコーキング部分が劣化することによって、パネルとパネルの間から雨水が染み込んでしまうケースです。

コーキング部分は、通常、5~7年程度で劣化が進行します。
しかし、外壁材は耐用年数が10年程度のものが多いため、コーキングの劣化に気がつかずに雨漏りになってしまうのです。
最悪のケースでは外壁材ごとの交換にもなってしまうので、数年に一度はシーリング材の打ち増しを行いましょう

3-3. ベランダ

雨漏りは屋根や外壁だけでなく、ベランダからも起こります
ベランダは、雨風にさらされやすいだけでなく、外壁とのつなぎ目部分に風雨の侵入箇所ができてしまうため、こまめな防水加工が必要です。
通常、数年に一度、屋根塗装などのタイミングと合わせてウレタン防水による防水工事を行うことが一般的ですが、こうしたメンテナンスを怠ると劣化が進行し、ついには雨漏りを引き起こしてしまいます。

ただし、雨漏りとはいっても、つなぎ目の箇所を塞げば対処できることが多く、修理はコーキングによる補修で終わることが通例です。

3-4. 窓・サッシ

窓・サッシも、建築材のつなぎ目となる部分のため、雨漏りが起こりやすい場所です。
あまり意識されることはありませんが、窓・サッシの部分もコーキングでカバーされており、これが劣化することで雨水の侵入を許してしまうケースがあります。
外壁と同じく、数年に一度は点検をするように気をつけましょう。

3-5. 谷樋板金

谷樋は、屋根材同士の境目で、屋根に降り注いだ雨水を一旦ためる場所です。
そもそもの役割が雨をためる場所なので、当然、経年劣化や腐食が進むと雨漏りを発生させやすくなります。
全ての屋根に付いているわけではありませんが、ガルバリウムやトタンなどの金属系の屋根の建物であれば、注意が必要です。

3-6. 棟板金

棟板金は、スレートやコロニアル・金属屋根の頂点についている板金(金属を加工した板)です。
棟板金は、雨水が屋根内部に侵入しないように設置されるものですが、問題は、棟板金を固定するための釘が浮いてきてしまうことです。
屋根の経年劣化が進むと、台風などの強い風によって棟板金自体が持ち上げられて、釘やビスが緩んでしまい、その隙間から雨水が侵入して雨漏りを引き起こします。

通常、この劣化は施工不良が原因というわけではなく、どの家でも7年〜10年に一度くらいの頻度で起こるものです。
ただ、そのことを知らずに放置してしまい、雨漏りのみならず、貫板の腐食や棟板金の飛散といった被害を受けてしまうことも少なくありません。
スレートやコロニアル・金属屋根の方は、屋根材と共に定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

4. 雨漏り修理業者の失敗しない選び方

雨漏りの修理は、原因の特定がもっとも重要です。
例えば「天井からの雨漏り」でも、屋根のヒビ、外壁の継ぎ目、天井裏の水道管など、様々な原因箇所が考えられます。

「雨漏りだから、まずは屋根修理の業者に連絡」という判断は良くありません。
業者に言われるまま、不要な部分の調査・修理をさせられてしまう可能性があります。

それでは、雨漏り修理業者はどのように探して、どんな業者を選べばいいのでしょうか?
コツは3つあります。

4-1. 「雨漏り診断士」在籍の業者に依頼する

業者のホームページを見て、「雨漏り診断士」が在籍しているところに雨漏り修理の相談をしましょう。
検索で、「お住まいの地名」と「雨漏り診断士」というキーワードを組み合わせて調べてみるのも有効です。

「雨漏り診断士」とは、雨漏り診断士協会というNPOが登録・認定している資格です。
ご説明したように、雨漏りの原因特定には幅広い知識と経験が必要で、家の特定部位(屋根、外壁など)のリフォーム業者であっても、雨漏り補修の専門知識があるとは限りません。
雨漏り診断士は、そのような現状を受けて設立された資格で、雨漏りの調査・診断についての技能水準を満たしていることが保証されています。

4-2. 「訪問販売の業者は避ける」のが無難

良い業者 悪い業者
・調査結果を画像で提示
・見積もり額の内訳が詳細
・原因や工法を詳しく説明する
・アフターフォローがある
・訪問営業
・「無料点検」を提案
・不安、緊急性をあおる
・値引きを理由に成約を急がせる

いきなりやってくる訪問業者は、悪徳業者の割合が高いことが消費者センターの統計で明らかになっています。
悪徳業者と優良業者で、営業手口は上の表のような違いがあるので、を知っておけば安心です。

危険な業者の見抜き方について詳しく知りたい人は、下の記事をご覧ください。

4-3. 実績のある「地域密着業者」を選ぶ

雨漏り修理には修理専門業者はありません。雨漏りの原因は屋根や外壁であることから、各分野の専門業者が修理の仕事を請けています。
経験や実績が豊富な業者はどの箇所が原因でも徹底したヒアリングで、お客様の悩みを解決するために誠意を持って施工します。

驚くことに、ヌリカエに加盟頂いている業者でも実績があり評判のよい業者ほど安価で工事を請け負ってしております。 経験豊富な業者を見分けるには、以下のような質問を投げるのが有効です。

優良業者を見分ける2つの質問

  • 「築10年未満なのに雨漏りしたが、安価に修理できないか?」
  •  →火災保険や、住宅瑕疵担保責任保険の話が出てくれば専門知識がある業者

  • 「どのくらいの予算を考えたらよいですか?それはなぜですか?」
  •  →予算と原因が、素人にも分かりやすくはっきり説明できれば誠実な業者

以上、3点の知識があれば、悪い業者にひっかかっていまう可能性は少ないでしょう。

コラム:新築は雨漏り修理は保険でゼロ円にできる?

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(通称:品確法)に該当する住宅において、雨漏りの瑕疵(隠れた欠陥)保証は原則10年です。建物引き渡し後10年以内に雨が漏れると、住宅会社が保証してくれます。 大手ハウスメーカーでは雨漏りを長期保証する点ではほぼ横並びで10年間は保証してくれます。 新築から10年以内で雨漏りが見られた場合は、住宅メーカーに問い合わせてみるのがいいでしょう


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5. 雨漏り修理費用を安くする3つのコツ

業者が見積もりで出す修理費用を安くする方法を2つ、ご紹介します。
雨漏り修理の見積もりをすでに取っている方も、これから業者を探す方のどちらにも役立つはずです。

5-1. 安くするコツ1:相見積もりをとる

修理の見積もり費用は、業者先によって大きく変わるのが普通です。
その理由は、業者によって面積の測定方法や、顧客に勧める塗料などにバラツキがあるからです。

雨漏り修理を開始する前にできれば最低3社からは見積もりをとり、費用や応対の誠実さなどを比較することで、安く確実な修理に繋がります。

相見積もりには、費用を安くする以外にもさまざまなメリットがあります。

相見積もりのメリット
  • ・費用の安い業者を選択できる
  • ・悪徳業者に頼んでしまうリスクが下がる
  • ・複数の業者のチェックを受けることで、自宅の状況を多角的に知れる
  • ・価格交渉の材料になる

特に4番目は、「応対の感じがよく信頼できそうだが、他に値段が安いところがある」という場合の交渉に有効です。

もし、声をかける業者をどこにすれば良いか分からない場合はヌリカエをご利用下さい。
専門知識のある相談員があなたのご要望を丁寧にヒアリング最適なご助言をさせていただきます。
しつこい営業電話なく、依頼に至らずキャンセルする業者への連絡も当社が代行できます。


5-2. 安くするコツ2:火災保険を利用する

雨漏りの原因が、台風などの災害によるものであれば火災保険の対象となります。

屋根の修理費用に火災保険が下りるのは、ほとんどの場合原因が「風災」である場合です。
そのため台風が原因の損傷については、保険は対象となる場合が多いでしょう。

反対に「経年劣化」や「人為的な事故」の雨漏り修理に対しては、火災保険は対象外です。
また、地震が原因の破損の場合は、火災保険ではなく「地震保険」の範疇となります。

修理に火災保険がおりる原因 修理に火災保険がおりない原因
火災、風災、雪災、雹災、落雷、破裂・爆発 経年劣化、人為的事故
▼「雨漏りと火災保険の請求」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 雨漏り修理に火災保険を使う方法と条件  

足場代を節約する方法

  • 複数の箇所を一度に修理する場合、足場代は共通(この記事の例より安くなる)
  • 足場を使う雨漏り修理と同時に、定期リフォームをすると足場代の節約になる

複数箇所の修理・リフォームをする場合、組んだ足場を共通して使用することができます。そのため、2~3年以内に修理・メンテナンス予定の箇所が他にあれば、一緒に作業を済ませてしまうのが有効です。足場代の15~25万円が節約できます。


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▼ 屋根の工事について、全体をつかみたい方はコチラ

結局 うちはいくら? 16の質問で 修理費用を診断
外壁塗装
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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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