シンナーの影響は問題ないの?身体への影響と対策方法

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「自宅を塗装したいけれど、シンナーの影響が心配だ…、体に悪いのかな?」
「シンナーって具体的に体にどんな影響が表れるの?」

シンナーが体に悪いということは一般的に知られていますが、具体的にどのような影響が出るのかという点は必ずしも多くの人に理解されていません。そのため住宅の塗り直しやリフォームをする際、油性塗料を薄めるためにシンナーを使って問題ないかが気になりますよね?

そこで今回の記事では、

・シンナーの危険性
・シンナーによる体への具体的な影響
・シンナーの影響が心配される状況
・悪影響を避けて住宅をメンテナンスする方法

について解説していきます。結論から述べると、シンナーについては体に無害ということはできませんが、取扱い方法に注意をすることで過度に恐れる必要はありません。

この記事を読み、安全に塗装およびリフォームを行い、住宅を美しく蘇らせましょう。

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1. 取扱いに注意することで、体への悪影響は回避できる

結局のところ「シンナーは体に影響があるのか否か」が最も気になる部分でしょう。

この点について、シンナーには体へ悪影響をもたらす側面が確かにあります。一方で、素人であっても取扱い方法に注意することで、外壁塗装やフォームのための塗り直しであれば問題なく行うことができます。以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。

1.1. シンナーがもたらす体への悪影響

繰り返しになりますが、シンナーを含む塗料であっても取扱いに注意することで安全に使用することができます。しかし、体への具体的な影響は必ず理解しておく必要があります。そして、シンナーによる影響は大きく以下の2つに分けることができます。

・急性的な影響
・慢性的な影響

それぞれチェックしてきましょう。

急性的な効果

急性的な影響とは、短時間であってもシンナーを吸入することで体に表れるものです。昔、若い人がシンナーを吸入して酩酊する危険な遊びが流行った時期がありましたが、それこそシンナーの急性的な影響を利用したものです。

急性的な影響は短時間で表れるものでありながら、危険なものであるため一時的にシンナー利用するだけであっても注意が必要です。また急性的な影響は具体的に以下のようなものとなります。

・酩酊作用
・麻痺作用
・知覚異常
・幻覚作用

この中でも麻痺の作用は大変に危険で、呼吸器官が麻痺したことによる死亡事例もあるほどです。これはシンナーの成分が中枢神経の作用を抑制することにより起こります。

慢性的な効果

シンナーには前述したような急性的な影響がありますが、一方で長期にわたって吸引することによる慢性的な影響もあります。こちらは外壁塗装を試みる日曜大工の現場というよりは、塗装業を営む業者に起こる恐れの高いものです。具体的な影響としては以下のものがあります。

・手足の痺れ
・慢性気管支炎
・末梢神経炎
・視神経萎縮
・肝障害
・脳障害
・再生不良貧血
・過度のイラつき
・無気力
・幻覚作用

これらは全てが必ず起こるというわけではなく、個人によって表面化する症状は異なります。中には重要な臓器に関する障害もあるため、シンナーを継続的に吸引する環境にある場合は大きな注意が必要です。

こういったシンナーの影響を受けやすい環境にある作業員については、法律で送気マスクもしくは防毒マスクの着用が義務付けられています。つまり、それだけシンナーを吸い続けることは危険なのです。

1.2. シンナーを使用する際は、3つのポイントに注意

このように吸引することで、体に悪影響のあるシンナーを取り扱う際は、以下の画像にある3つのポイントに注意する必要があります。

これら3つのポイントは、1つのみに注意すれば良いというものではありません。3つ全てについて注意していきましょう。以下ではそれぞれについて詳しく解説していきます。

1.3. 送気マスクもしくは防毒マスクの着用

マスクについて、送気マスクはホースを通して着用者に清浄な空気を送りこむもので、非常に高い効果を持ちます。しかし1つで20,000円~30,000円ほどするので、日曜大工で外壁を塗装する際に用意するにはコストの面で不向きなところがあります。

これに対して防毒マスクは空気中に存在するシンナーの成分をマスクが濾過して、危険のない空気を吸うことができる機能を持ちます。こちらは2,000円程度から購入することができるため、リフォームなどの際にシンナーを使う際に必ず用意しておくべきでしょう。

換気の良い場所で使用する

塗装の際にシンナーを使う場合、換気は非常に重要です。上述したマスクの着用に関係なく、換気は十分に行わなければなりません。特に屋内で塗装をする場合は、窓を開け、また換気扇を回していきましょう。窓も換気扇もない場合は、ドアを開けたままにして、他の部屋で換気をしていきます。

また屋内であっても、空気には注意していきましょう。シンナーは空気よりも比重が大きいため、狭い場所の場合は屋外であっても周辺にシンナーが溜まる恐れがあるのです。それこそ三方向を壁に囲まれ、天井が近い位置で塗装をする場合は送風機の利用も検討する必要があります。

火の近くで使わない

シンナーは引火性を持ちます。そのため使用の際は火気に注意する必要があります。もちろん適切な容器に入れられたシンナーが自然発火する恐れはほとんどありませんが、利用の際はタバコなどの火気は厳禁です。

またシンナーがしみ込んだ布や紙についても同様の注意が必要となります。これらのものをゴミとして捨てる場合は十分に水を含ませることが求められます。シンナーの吸引による悪影響ばかり気にして、引火性について不注意となっては本末転倒であるため、塗料をシンナーで薄めて利用する際は気を付けてみてください。

2. シンナーの悪影響が心配されるシチュエーション

ここまでシンナーの危険性と取扱い時の注意について解説してきました。ここでは、実際にシンナーの悪影響が出るシチュエーションをみていきたいと思います。ポイントは塗装を担当する人以外への影響についても考えなければいけない点にあります。

2.1. 臭いだけでも注意が必要

外壁を塗装する際、防毒マスクを装着しているとしても、周囲の人にシンナーの悪影響が心配される恐れがあります。それこそシンナーは臭いを感じる程度でも、長時間吸引することでめまいや吐き気といった被害を発生させることがあるのです。

そのため、屋内を塗装する場合は、同居人にも防毒マスクを装着してもらうか、同居人には外出していてもらうのが万全でしょう。このように臭いはシンナーの影響の有無を判断する上で一つの目安となります。シンナーを使う場所の遠さで根拠なく安全であると判断せず、臭いを感じる場合は対策が必要です。

2.2. 皮膚からの侵入にも注意

シンナーは呼吸器を介して吸引される危険性の高いものですが、油脂に溶ける性質を持つことから人間の皮膚から体内に侵入する危険も持っています。そのためシンナーを使用する際は、マスクの着用のみならず皮膚を完全に覆う必要があります。

具体的には、長袖、長ズボン、ゴーグルなどを装着していきましょう、特に腕や脚に対する付着は気づきにくいものであるため、予め衣服で覆っておく必要があります。保管の際は、子供がシンナーに触れることのできない場所が必要となります。

2.3. 赤ちゃん・妊婦はシンナーから悪影響を受けやすいため注意

シンナーは大人であっても悪影響を受けるものですが、赤ちゃん、幼児および妊婦の場合は悪影響の度合いが深刻となります。そのため自宅に幼い子供や妊娠中の女性がいる場合は、シンナーの使用を避けるのが賢明です。どうしても使用しなければならない場合は、乳幼児は他の場所に預けておく必要があります。

これは塗装業者に依頼する場合であっても同様です。特にリフォームで塀や外壁の全てを塗り直す際は、他の場所に臨時の住居を用意する必要があるでしょう。ウィークリーマンションであれば1週間単位から借りることもできるため乳幼児および妊婦の安全には万全の注意を払いましょう。

3. 塗装やリフォームは無理をせず、業者に任せるのもおすすめ

このように人体に対する危険性を持つシンナーですが、油性塗料を使用する際は非常に便利なものです。そして油性塗料は一般的に水性塗料よりも耐久性が高く、仕上がりが美しくなります。そのため住宅の塗装についても油性塗料とシンナーのニーズは高いのです。

ここまでシンナーの危険性を解説してきたため、「自分で塗るのはハードルが高い」と感じた場合は、塗装業者に依頼するのも賢い手段です。もちろんコストはか金銭的かりますが、時間的な手間は発生しないため損をすることはありません。ここでは、最後に塗装を業者に依頼した場合の費用と注意点についてみていきましょう。

3.1. 業者に依頼した場合の費用

外壁塗装を業者に依頼した場合、当然ながら塗る面積により費用は異なります。そのため一概に費用を述べることはできないのですが、一般的には坪単価として以下のものが目安になります。

・外壁塗装費用…20,000円~30,000円/1坪

つまり30坪の住宅を丸ごと塗装する場合は、60万円~90万円程度かかります。これには主に以下の項目が含まれています。

・塗料原価
・人件費
・洗浄費用
・マスキング費用
・飛散防止ネット
・廃材処理費用

そのため1階部分の一部のみを塗装するような場合は、坪単価はさらに低くなります。後述する相見積を使って最も適した業者を見つけましょう。

3.2. 業者に依頼する際は相見積もりが絶対に必要

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを出してもらうことです。つまり、業者同士の比較に利用するのです。そこで過度に高い料金を求めてくる悪徳業者を回避することもできます。

相見積もりの際は、複数の業者による下調べに立ち会う必要があり、時間的なコストがかかりますが、それによって詐欺同然の業者を回避することができ、納得のいく費用で塗装をしてくれる業者を見つけることができます。相見積もりはどんなに手間がかかるとしても、必ず実施してください。

4. まとめ

今回はシンナーが人体に及ぼす影響について解説しました。シンナーは確かに人体に悪影響をもたらしますが、取扱いに注意することで素人であっても使用することができます。

以下は今回の記事のポイントです。

・シンナーには急性的な影響と慢性的な影響がある
・取扱い時はマスク着用、換気および火気厳禁に注意すべき
・取扱いに不安がある場合は相見積もりを利用して業者に依頼しよう

特に自宅に乳幼児および妊婦がいる場合は、シンナーから深刻な悪影響を受ける恐れがあるため注意が必要です。臭いがする程度でも一定の影響があるため、乳幼児および妊婦は他の場所に避難させておくべきでしょう。

今回紹介したポイントを頭に入れて、ぜひ自宅を塗装で美しく蘇らせてみてください。

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