シリコン塗料の特徴・価格・注意点・オススメの種類まで徹底解説!

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主な外壁の塗料は、アクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料の4種類ですが、近年の主流となっているのがシリコン塗料です。
ここでは、シリコン塗料の特徴や種類・人気のオススメ塗料などをご紹介します。


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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役 長谷川佳広

塗装経験年数29年
千葉を中心に地域に根ざした創業100年を誇る老舗の塗装店の経営をしながら自らも現場に携わる。戸建、アパート、集合住宅、工場、店舗等の外装一切を請け負い、年間施工件数は200件にのぼる

目次


シリコン塗料の特徴


シリコン塗料の基本的性質


塗料は合成樹脂を主成分として顔料・添加剤・溶剤で構成されますが、シリコン塗料とは、シリコン樹脂が主成分の塗料です。

シリコン樹脂の特徴は、耐熱性(200℃を超える)・耐水性・耐候性・柔軟性・電気絶縁性などが優れていること。主成分である樹脂の特徴がそのまま塗料の特徴となります。

シリコン塗料は現在外壁塗料として、もっとも多く採用されているスタンダードな塗料です。
とくに塗料の指定がなければ塗装会社もシリコン塗料で見積もりを出すほど信頼性の高い塗料です。

以前はウレタン塗料が主流で、シリコン塗料が出始めの頃は高価な塗料でしたが、ここ10年程度で価格的にも落ち着き、ウレタン塗料とあまり変わらない価格になってきました。

アクリルやウレタン塗料は6~8年程度で塗り替えが必要ですが、シリコン塗料の耐用年数は10年~15年とはるかに耐久性が高く、コストパフォーマンスが優れていることも人気の理由になっています。 またシリコン塗料は光沢・ツヤのある仕上がりになり、汚れにくいため長期間美観を保つことができます。

このようにメリットの多いシリコン塗料ですが、デメリットを挙げるとすれば、シリコン塗料に
も種類が多くシリコンの配合量によって性能が変わることや、塗膜が硬いためウレタン塗料より
も付着性が劣ること
などでしょうか。



他のグレードとの価格・耐用性比較!





グレード 耐久年数 価格 使用状況
アクリル 5~7年 1,400円~1,600円 めったに使われない
ウレタン 8~10年 1,700円~2,200円 ベランダ防水工事に使われる
シリコン 10~15年 2,300円~3,000円 最も頻繁に使われる
フッ素 12~15年 3,800円~4,800円 比較的大きな家で使われる



シリコン塗料の種類

シリコン塗料には水性と弱溶剤型・溶剤型(油性)があり、それぞれに1液型と2液型があります。以下はそれぞれの特徴です。


水性シリコン塗料

合成樹脂や顔料・添加剤を水で溶いた塗料。臭いが少なく環境に優しい塗料ですが、耐候性や耐摩耗性については溶剤型塗料より劣ります。

1液タイプは主剤(塗料)を水やシンナーで薄めてそのまま塗ることができるため、作業性に優れています。また残った塗料は翌日に使用することも可能です。さらに価格も2液型より若干安いため、現在外壁に使用されている水性シリコン塗料はほとんどが1液タイプになっています。

2液タイプは主剤と硬化剤が別々の缶に入ってセットになっています。塗装する前に主剤
と硬化剤を混ぜ、そこに水を入れて薄めるなどの準備が必要です。混ぜた塗料は時間の経過によって固まってしまうため、作り置きができないことがデメリット。混ぜる際の混合比率にも注意が必要になり、作業効率はよくありませんが、密着性が高く耐久性は1液タイプよりも優れています

弱溶剤シリコン塗料

弱溶剤とは、比較的溶解力の弱い塗装用シンナーのことをいい、これを溶剤としたシリコ
ン塗料のこと。溶剤型塗料と比較して臭いが少なめで、環境面への影響が少ないことが特徴です。

溶剤型(油性)シリコン塗料

溶解力の強いラッカーシンナー・ウレタンシンナー・エポキシシンナーなどを溶剤としたシリコン塗料のこと。金属や樹脂とも密着性が良く、耐久性や耐水性に優れた強い塗膜を形成します。

また水性塗料よりもツヤのある塗膜が特徴です。デメリットは、有機溶剤(シンナーなど)の臭いが残りやすいため、周辺環境への配慮が必要です。また発火の危険性にも注意しなければなりません。

上記のような溶剤や1液タイプ2液タイプの他にも、各塗料メーカーともにセラミックが配合されているシリコン塗料が登場しています。これは、セラミックの高い親水性を利用して防汚性を向上させたものです。



シリコン塗料を選ぶ際の注意点

シリコン塗料と一口にいっても、商品によって価格に差があります。シリコン塗料を選ぶ際に大切なことが、シリコン樹脂の含有率です。

含有率の低いものでは20%以下、高いものでは45~65%程度のものもあります。


シリコン樹脂の含有率が高いものほど、シリコン樹脂の持つ高性能を発揮しますが、低いものではやはりすべての面で性能が劣ります。


シリコン塗料だからすべて安心、ではありません。大手塗料メーカーなどの信頼性の高い塗料を選び、あまり低グレードのシリコン塗料は選ばないのがオススメです。
また塗料メーカーでは、塗料の性能を発揮させるための最低限の塗り回数は3回となっています。使用する塗料によって、また下地の状態によっては3回以上の工程が必要な場合もあります。



オススメできる人気のシリコン塗料は?

塗料メーカーといえば、日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研がビッグスリーです。

外壁塗料のシェアもこの3社で9割を占めるほど。そこで3社の人気シリコン塗料をご紹介します。


日本ペイント

パワーオーデフレッシュSi

超低汚染水性2液形シリコン樹脂系塗料。特殊低汚染化成分が配合された塗料で、一般的なシリコン塗料よりも高い親水性を発揮し、汚れが付着しにくくなります。また塗膜表面は低帯電性で緻密なため、汚染物質が定着しにくくなっています。さらに強力な防藻・防カビ機能を持ちあわせています。

オーデフレッシュSi100水性

1液水性反応硬化形シリコン系塗料。オーデフレッシュシリーズの1液水性塗料です。下塗りから上塗りまですべてに水性塗料の施工が可能。臭いが少なく安全で環境に優しい塗料です。

ハナコレクション100水性

1液水性反応硬化形セラミック変性シリコン樹脂塗料。塗料にバラの芳香を付けていることが特徴で、塗装時に塗装臭が目立ちにくくなります。またセラミックが配合されているため耐久性に優れ、防藻・防カビ作用もあります。

関西ペイント

セラMシリコンⅡ

低汚染型セラミック変形タービン可溶アクリルシリコン樹脂上塗塗料。耐候性・耐汚染性に非常に優れ、塗装用シンナーで希釈可能なため、臭いが少なく作業環境にも優れています。塗膜は光沢があり肉持ち感も良好。仕上がり性に優れ、内・外部に幅広く適用できます。

アレスアクアセラシリコン

超低汚染2液水性シリコン樹脂系塗料。低汚染性・耐候性・弾性追従性に優れ、水性なので臭いが少ない塗料です。2液タイプのため、ベースと硬化剤を指定の比率で混合、電動ミキサーで攪拌(かくはん)し、調整後は可使時間内に使い切る必要があります。

エスケー化研

水性セラタイトSi

超低汚染型水性アクリルシリコン樹脂塗料。塗膜表面が低帯電性となり、大気中の排気ガスや粉塵による汚れが付着しにくい構造になっています。また付着した汚れも塗膜が親水性に優れているため、雨によって徐々に除去されていきます。さらに特殊設計によってカビや藻などの微生物による汚れにも抵抗性がある、完全水性システムの安全性が高い塗料です。

クリーンマイルドシリコン

超低汚染・超耐久性NAD型特殊アクリルシリコン樹脂塗料。セラミック複合の特殊技術で従来にない超低汚染性を実現。超耐久性・防藻・防カビ性に優れ、透湿性塗膜によって内部結露を防止します。塗装用シンナーで希釈するため臭いが少ない塗料です。

水性セラミシリコン

超耐久低汚染型1液水性セラミックシリコン樹脂塗料。シロキサン結合を持つ架橋塗膜が紫外線や湿気などの劣化要因に優れた抵抗を示し、長期にわたり建物を保護します。また<優れた低汚染性・防藻・防カビ性があり、水性のため環境にも優しい塗料です。



まとめ

シリコン塗料はコストのわりに大変優れた塗料です。この優れた性能を100%発揮させるには、丁寧で正確な施工が欠かせません。信頼できる塗料選びはもちろんですが、信頼できる施工業者さんを選ぶことも大切です。

安いことだけを売りにする業者さんよりも、実績を積んだ安心して任せられる業者さんを選びましょう。

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