外壁塗装を検討中の方へ!価格交渉をする際に押さえておきたいポイントを紹介します

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外壁塗装するといくら?
外壁塗装は交渉によって金額を抑えることができるようになります。しかしコストが安くなると同時に、悪徳業者に騙されてしまうリスクなども存在します。
本記事では、価格交渉をする際の注意点、悪徳業者に騙されないようにするためのポイントについて解説します。外壁塗装をお考えの方は、この記事で紹介する内容を参考に価格交渉を行ってみてください。
この記事を監修しました
株式会社Speee
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
外壁塗装の価格交渉で押さえておきたいポイント

外壁塗装では規模によっては100万を超え、決して安くはない費用がかかります。それだけに、うまく価格交渉をして可能な限り安価で工事をしてもらいたいですよね。
しかし、間違った方法で価格交渉をしてしまうと、トラブルに発展してしまう可能性もあります。
以下では外壁塗装の価格交渉をする上で押さえておきたいポイントについて紹介します。
適正価格からの値引きは難しい
1つ目のポイントは、適正価格からの値引きは難しいということです。
外壁塗装の際に価格交渉をすること自体はできますが、価格交渉をしても思うような値引きをしてもらえない可能性があります。
外壁塗装会社は外壁の劣化状況などを調査した上で、工事に必要になる費用を算出して見積書を作成しています。
そのため、会社の料金体系にもよりますが、適正価格からさらに値引きをしてもらうのは非常に難しいです。大半の会社は見積もり段階ですでに適正価格を提示しているので、大幅な値引きは期待できないということを念頭に置いておきましょう。
業者側の利益を考える
2つ目のポイントは、業者側の利益を考えることです。
外壁は時が経つにつれて劣化が進むため、定期的なメンテナンスが必要になります。そのため、同じ会社に何度も外壁塗装を依頼することもあるでしょう。
塗装会社と長期にわたって良好な関係を継続したいのであれば、業者側の利益を考えずにしつこく価格交渉をしたり、担当者の方の言葉に耳を傾けなかったりするのはおすすめしません。
会社と友好的な関係を築けていれば、お得意様と認めてもらって費用を安くしてもらえる可能性もあります。長期的な関係を築くためにも、業者側の利益や都合も考えて交渉をするようにしましょう。
外壁塗装の価格交渉を成功させるコツ

ここまで、外壁塗装の価格交渉をする上で押さえておきたいポイントについて紹介してきました。ここからは、外壁塗装の価格交渉を成功させるコツを紹介します。
以下で紹介する4つのコツを押さえた上で価格交渉を実践しましょう。
閑散期を狙う
1つ目のコツは、閑散期を狙うことです。基本的に外壁塗装は季節や時期を問わず1年中工事が行えます。
しかし、雨や雪がたくさん降ったり気温が低すぎたりする時期は、工事を行えない日が発生し、工事の進捗が不安定になる可能性があります。
そのため気温の低い1月~2月や、雨が降りやすい6月~8月には、外壁塗装を行う顧客が比較的少なくなる傾向にあります。
閑散期に契約が取れるのは会社にとっても大きなメリットなので、このタイミングを狙って価格交渉をすれば、その他の時期より値引きをしてもらえる可能性が高くなるといえるでしょう。
相見積もりをとる
2つ目のコツは、相見積もりをとることです。前提として、外壁塗装を依頼する会社を選ぶ際には複数の会社に見積もりを出してもらうのがおすすめです。
各社で提示された見積額を相対的に比較することで、おおよその相場や最安値が分かるので、会社選びをする際の指標になります。
また、他の会社の見積書を提示して価格交渉をすれば、値引きに応じてくれる可能性が高まります。競合他社がより良い条件で工事を行っている場合、その価格に合わせた料金設定をしなければ顧客は離れてしまう可能性もあるからです。
競合他社の価格を知るためにも、相見積もりは必ず取るようにしましょう。
上限を知っておく
3つ目のコツは、上限を知っておくことです。
外壁塗装で値下げしてもらえるおおよその上限は、10%程度だと言われています。
そのため、いくら交渉を続けてもこれ以上の値引きをしてもらうのは会社の経営上、非常に難しいラインとなります。
しつこく交渉をして会社との友好関係にひびが入ってしまうリスクを回避するためにも、おおよその上限額を頭に入れて、無茶な交渉はしないようにしましょう。
優良な人間関係を築く
4つ目のコツは、良好な人間関係を築いておくことです。
前述したように、外壁塗装は繰り返し行う工事なので依頼する会社とは良好な関係を保っておきたいところです。
担当者と良い関係性を築くことは、価格交渉をしてもらうことはもちろん、気持ちのこもった質のいい工事をしてもらうことにもつながります。
値下げ交渉をする・されるの関係でなく、良好な人間関係を築くようにしましょう。
外壁塗装で価格交渉をする際のリスク

価格交渉にはメリットだけでなく、リスクも存在します。ここでは、外壁塗装で価格交渉をする際にどのようなリスクがあるか紹介します。
価格交渉を検討している方は、以下に紹介するリスクについて理解した上で交渉するか否かを決定しましょう。
塗料のグレードを下げられる
しつこい価格交渉を行うことによって、十分な説明なしに塗料のグレードを下げられることもあります。
顧客がいくら説明をしても引き下がらない場合、受注を得るために渋々値下げに応じる会社もあります。
しかし、このような値下げは工事や塗料の質を下げることで実現した価格である可能性が高いです。
塗料は値段が下がるほど期待できる耐用年数も短なり、それを使って外壁塗装をしてもすぐに再塗装をする必要性が生じてしまいます。
補修の必要も出てくるため、その家に住んでいる間のコストが結果的に高額になる場合もあります。塗装の質を落としてまでコストを下げても、長期的に見れば自身が損をする結果となるので注意しましょう。
手抜き工事をされる
しつこい価格交渉が原因で会社との関係性が悪化してしまった場合、手抜き工事をされてしまう可能性があります。
外壁塗装では基本的に3回に分けて塗装をしますが、価格交渉に応じる代わりに塗装する回数を勝手に減らす、といった対応をする会社も存在します。
このような手抜き工事が行われると、塗装のクオリティーに大きな影響を及ぼすので細心の注意を払いましょう。
悪徳業者にだまされないように、注意が必要

外壁塗装の業者の中には悪徳な業者も存在します。
訪問販売などを行う悪徳業者は「今なら特別に大幅値下げが可能です」といった誘い文句で、明らかにおかしい値段を提示して契約を迫ってきます。
このような場合、結果的に後で高額な請求がされる、もしくは値段に見合わないような工事が施行されるなどの事態に繋がりかねません。
そのため、相談前、もしくは価格交渉を行った後、格安価格になっている場合は注意が必要です。
悪徳業者と契約を結んでしまうと最終的に自分が損をする結果になってしまうので、価格交渉の中で格安価格を提示してくる会社に対しては疑いの目を持つようにしましょう。
外壁塗装で悪徳業者にだまされないための予防策

上述した通り、価格交渉をする際には、悪徳業者に騙されないようにすることも大切です。
そこで以下からは価格交渉の中で悪徳業者に騙されないための方法である「相場価格」「見積もりの内容を確認」について、それぞれ詳しく解説します。
相場価格を頭に入れておく
1つ目の方法は、相場価格を頭に入れておくことです。
価格の相場を知っていれば、業者が提示してくる価格の妥当性を自ら判断することができます。規模や使用する塗料によって異なりますが、外壁塗装にかかる見積もりは平均して70万円~90万円となっています。
この相場価格から大きくかけ離れた金額を提示してくる会社は、悪徳業者である可能性が極めて高いので契約を結ばない方が無難です。
見積もりの内訳をしっかりと確認する
2つ目の方法は、見積もりの内容をしっかりと把握し、現場に応じた適正価格で工事をしてくれるかどうかを見極めることです。
優良会社の場合、きちんと調査を行って壁面の劣化状況などを確認し、現場に合わせた適切な工事内容や必要な材料、費用などを決めていきます。
そのため、現場に対応した適正価格を見積額として提示してくる会社は、悪徳業者である可能性が低いといえます。逆に、調査を短時間で済ませる、もしくは調査自体を行わない、理由もなく費用が安くなっているなどの場合には悪徳業者の可能性が疑われます。
見積もりに「一式」と記載するだけの業者もいますが、これらの内訳や項目をしっかり確認することで、塗料の金額や足場の金額など、相場観を養うことにもつながります。
また悪徳業者か、信頼できる会社かどうかを見極めることもできます。悪徳業者の中には塗装に関する知識を持っていない者も多く、その場合は解答が曖昧で雑になる可能性もあるからです。
正しい方法で外壁塗装の価格交渉をしよう!
外壁塗装は交渉次第で金額を抑えることが可能になります。ただし業者の中には価格交渉を行うことによって、粗雑な塗装を行ったり、塗料のグレードを下げて金額を落とす場合もあります。
外壁塗装をお考えの方は、今回紹介した内容を参考にして価格交渉を実践し、着実な施行をしてくれるかどうかをしっかり判断し、可能な限り安価での外壁塗装を実現しましょう。
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