家の寒さ対策8選!リフォームやすぐに実践できる方法、節約にもおすすめな対策まで

あなたのお家
外壁塗装するといくら?
毎年冬場になると、家の中にいても寒いと感じる方も多いのではないでしょうか?寒さの感じ方は人によって違いますが、家自体に原因がある場合もあります。以下では、冬場に家が寒くなる原因や寒くなる家の特徴、最終的には節約や健康にもつながる、寒さを解消する対策方法などについて解説します。
家が寒くなる原因とは

家の中の寒さに影響するのは、主に窓・壁・床です。これらの構造物によって、家の中が寒くなる原因としては「コールドドラフト現象」「隙間風」「窓の種類」「断熱材」が考えられます。以下では、冬場に家が寒くなる原因や寒くなる家の特徴について解説します。
コールドドラフト現象が起きている
コールドドラフト現象
とは、窓ガラスに触れて冷たくなった空気が、エアコンなどの風により床に流れ、部屋全体に行き渡ってしまうことです。
天井近くには暖まった空気が、足下には冷たい空気が停滞している状態となり、部屋が暖かくなっていないように感じます。
隙間風が起きている
築年数の経過した木造戸建て住宅などでは、隙間風が入り込むことで、部屋や家の寒さの原因につながっている可能性があります。
隙間風とは、窓サッシや壁の隙間や、出入り口扉を通って出入りする空気のことで、家の中と外の圧力差により発生するケースと温度や湿度の空気密度の差により発生するケース、これらが同時に発生するケースがあります。
隙間風が入ってくると、外気と部屋の中の空気が常に触れ合っている状態のため、冷たい外気が室内に入り、暖かい室内の空気は外に流れてしまいます。そのため、いくら暖房をつけても暖かくならない状態になります。
窓の種類
また、家が寒い原因として、窓の種類が関係している場合もあります。窓は建物を覆う建材のうちもっとも薄く、屋根や壁に比べて熱(風や太陽光など)の出入りが激しいので、直接家の寒さに影響します。
単数ガラスより複数ガラス
、アルミサッシより樹脂サッシのほうが断熱性が高くなります。築年数が古い建物の多くは、単数ガラスのアルミサッシであるケースが多く、家が寒い原因となっている可能性があります。
断熱材
断熱材とは、窓・壁・床など、外気と触れる構造部に熱を遮断する建材を貼ることで防寒対策を施すものです。
断熱材を使用することで、冷気を遮断し、暖気を保つことが可能となります。現在、新築の住宅などでは、防寒対策として、窓・壁・床に断熱材が使用されています。
しかし昔の木造戸建て住宅では、断熱材が十分に使用されていなかったり、築年数が経過して断熱材が劣化していたりと、断熱材が機能を十分に果たしていないケースもあり、これらは家全体が寒くなってしまっている原因の1つでもあります。
冬寒い家を解消するための対策方法

冬場に家の中が寒くなってしまうことを解消するために、「暖房器具の配置を変える」「ホットカーペットを利用する」「隙間風を防ぐためのテープを貼る」「断熱カーテンを使用する」などの対策が有効的です。以下ではそれぞれ対策方法について、具体的に解説します。
暖房器具の配置を変える
コールドドラフト現象のように、暖かい空気は上に移動しています。そのため、暖房器具などの配置を変え、空気の流れを変えることによって、家の寒さが解消されるケースがあります。
例えば石油ストーブや石油ファンヒーターなど発熱して空気を直接暖める対流式暖房器具は、冷気の通り道である窓側に置いて、室内に向かって発熱するように配置するのが効果的です。
対流式暖房器具の発熱層が窓から入ってきた冷気を押し戻し、暖気が冷気を押し上げ、部屋全体が暖かくなります。窓に設置するウインドーラジエーターなども同様の仕組みです。
また、エアコンの暖房運転では、風向は水平に対して60度以上「下向き」、風速は「強め」が効果的です。暖気を一気に床面に落として、足下の冷気を上に押し上げ、部屋全体の温度を徐々に暖かくしてくれます。
ホットカーペット
ヒーターやストーブなどの暖房器具をつけていても、足下だけ寒いといったことがあります。これは、冷気が下に溜まっていること、床がフローリングや畳で保温性が低いことが原因しています。
床の防寒対策として、床にホットカーペットやラグマット、ジョイントマットなどを敷くことが効果的です。補助的な暖房器具ですが、特にホットカーペットは足下を暖めるには最適です。
ホットカーペットは、部屋の広さや用途に合わせてサイズを選びましょう。机の下や台所マットとして使用するサイズから、部屋いっぱいに敷き詰める広さのものまであります。
隙間風を確認し、対策を行う
隙間風は隙間風が起きているであろう場所にろうそくや線香を置くことで、風の強さや向きなどを確認できます。隙間風は特に窓や部屋の仕切り部分で起こりやすいです。もしろうそくや線香が強くなびく場合、家の寒さの原因は隙間風の可能性が高いです。
隙間風を防ぐためには「隙間テープ」を貼ると良いです。貼る場所としては、隙間が空いている箇所だけでなく、アルミサッシの窓枠部分に貼ると効果的です。
隙間テープは、100円均一ショップやホームセンターで購入でき、種類もたくさんあるので、窓の大きさ、ドアなど用途に合わせて選びましょう。
断熱カーテンを使用する
断熱カーテンの利用
も部屋の寒さ対策には効果的です。
断熱カーテンとは、高い断熱性を持ったカーテンのことです。熱を伝わりにくくしてくれる性質があり、冬場の暖気はもちろん、夏場の冷気も室外に逃しにくくしてくれます。
断熱カーテンの他にも、室内の暖気を逃しにくくしてくれる、保温効果のあるカーテンや、生地を2枚縫い付けた二重カーテンなどさまざまな種類があります。
カーテンを選ぶ際は幅や長さが長めのものを選ぶと、より隙間が埋まり、隙間風対策にもなります。
また窓だけでなく、階段の出入り口に、生地の厚い断熱カーテンを間仕切りカーテンとして使用すれば、部屋の開口部が少なくなり、二階への冷気を和らげることができます。
リフォームをする

一軒家にお住まいの方で家が寒い場合、根本的な解決策として、リフォームをすることが考えられます。窓や屋根、床のリフォームをすることで、寒さ対策だけでなく、家の生活環境を大きく変えることができるかもしれません。以下ではどのようなリフォームが効果的かを具体的に解説します。
床のリフォーム
冷気は下にたまりやすいため、床は冷えてしまう傾向にあります。足下が冷えてしまうことを「床冷え」と言いますが、床冷えの対策としては、床下の断熱リフォームが効果的です。
床下の断熱リフォームには、床を張り替える場合と張り替えない場合があります。張り替えをせずに断熱材だけ入れる場合には、比較的簡単な工事で済みます。規模にもよりますが、費用も4,000円/㎡から8,000円/㎡と、コストも抑えることができます。
フローリングや畳の張り替えを行う場合には、合わせて床暖房の設置も検討するとよいでしょう。
窓の取り替え
窓の防寒対策として、内窓の設置や窓サッシの防寒性能を上げることが効果的です。
窓の断熱性の改善とともに、結露対策や保温効果がアップすることで節電などにもつながります。具体的には、内窓を設置して二重窓にする、樹脂サッシなどの断熱性の高いサッシへの交換などが挙げられます。
また、ガラスの交換も効果的です。複層ガラスなどに変更することで、より断熱効果を高めることが可能になります。
屋根や外壁の断熱リフォーム
住宅は、機密性や断熱性の高低が住宅全体の寒さに影響します。機密性や断熱性が低いと、暖房の効きも悪くなり、寒さを感じてしまいます。特に、築年数が経過している古い木造住宅は屋根や外壁の断熱材が不足していたり、劣化していたりする可能性が高いです。
そのため屋根に断熱材を入れてリフォームすることで、家の防寒機能が大幅に改善されます。ただし規模にもよりますが、屋根や外壁の断熱リフォームは数百万単位でのコスト、工期は1ヶ月ほどが必要になる、大掛かりな工事となります。
予算を踏まえ、専門家に相談の上、部分毎での依頼が可能かどうかも相談
しておくと良いでしょう。
外壁塗装
外壁塗装は家全体の見た目を綺麗にしてくれるという役割の他、防汚や防寒など、家の耐久性を高める役割を持っています。
ただし外壁に使用されている塗料の効果は年々失われていくため、外壁塗装は10年に一度を目安に行わなければなりません。
もし10年以上塗り替えを行っていない場合、外壁塗料が劣化し、寒さの原因になっている可能性があります。最近では断熱性や遮熱性の高い外壁塗料があります。まずは外壁が劣化していないかを業者に相談の上、検討してみてはいかがでしょうか。
家の中の寒さの解決策としてリフォームも検討してみよう
家の中の寒さ対策としては、住宅全体の機密性・断熱性をいかに高めるかが鍵となります。そのためには、住宅の窓・壁・屋根・床などからの空気の出入りを極力少なくするという対策を講じる必要があります。
住宅の築年数が経過しているケースでは、専門家に診断してもらった上で、住宅の寒さの原因となっている箇所ごとのリフォームを検討してはいかがでしょうか。費用の件なども含めて、お気軽に専門会社に相談してみることをおすすめします。
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