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防水塗装の目的・種類は?776件の見積もりにおける費用相場、DIYでの手順も解説

防水塗装
リナビス
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外壁塗装するといくら?

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本記事は、ご自宅のベランダ・バルコニーの床の劣化を見つけ、防水塗装の塗り直しを考えている方へ向けた解説記事です。

  • 防水塗装用の塗料とはそもそもどんな塗料?
  • 防水塗装用の塗料の選び方は? どんな塗料がオススメ?
  • 自分が選ぶべき防水塗装用の塗料はどれ?

といった、塗り替え作業を前に多くの方がもつ疑問にお答えしていきます。

お住まいの症状や予算に合わせた最適な選択を、本記事を通して選んでいただくことができれば幸いです。

先読み:「防水塗装」のポイント

ベランダ等の「表面の灰色の部分」が防水塗装。厚み・撥水性・伸縮性が特徴
・必ず「ベランダ用」か「屋上用」と書かれたものを選ぶこと
・ベランダ床の剥がれの塗装は、費用は1万円(道具込み)、日数は1日のみでDIY可能

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目次

防水塗装とは?

防水塗装(防水工事)の役割と必要性

ベランダ防水の役割図解

防水塗装(防水工事)の最大の役割は、建物内部への雨水の侵入を防ぐ「防水層」を作ることです。目的や機能を整理すると以下の通りになります。

比較項目防水塗装(防水工事)
主な施工場所ベランダ、バルコニー、屋上、陸屋根
目的水を遮断する(溜まる水を防ぐ)
塗膜の厚さ厚い(数mm単位の層を作る)

防水塗装は、床面に厚みのあるゴムや樹脂の層を作ることで、水が溜まっても建物内に染み込まないようにします。一方、外壁塗装は薄い膜で雨水を弾くことが目的であり、水が溜まる場所には適していません

防水工事における主な種類の分類

防水工事は、使用する材料と施工方法によって大きく3つのタイプに分類されます。

防水工事における主な種類の分類の図解

一般住宅のベランダやバルコニーでは、継ぎ目のない仕上がりが可能な「塗膜防水(特にウレタン防水やFRP防水)」が最も多く選ばれています

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【徹底比較】ウレタン・FRP・シート防水の選び方

本章では、防水塗装の主な工事方法である「ウレタン防水」・「FRP防水」・「シート防水」の費用相場や特徴などを比較しながら詳しくご紹介していきます。

代表的な3つの工法比較表(ウレタン・FRP・シート)

防水工事には主に4つの種類があります。それぞれの特徴と費用感、耐用年数を比較しました。

工法名費用相場
(1㎡あたり)
耐用年数特徴・メリットデメリット
ウレタン防水3,000円〜
7,000円
10〜12年【最も一般的】
どんな形状でも施工可能。
比較的安価。
乾燥に時間がかかる。
職人の腕で仕上がりが変わる。
FRP防水4,000円〜
8,000円
10〜12年【最強の強度】
軽量で硬く、傷に強い。
乾くのが早い。
伸縮性がないため、
木造の広い屋上には不向き。
シート防水3,500円〜
7,500円
12〜15年【広い場所に最適】
一度に広範囲を施工できる。
安価で耐久性が高い。
複雑な形状は施工不可。
シートの継ぎ目から漏水しやすい。

戸建て住宅のリフォームでは、「ウレタン防水」か「FRP防水」のどちらかが選ばれるケースがほとんどです。

シート防水は、戸建てでは防水箇所が比較的狭い場合も多いことから、形状の問題やコストが高くついてしまいがちです。そのため、シート防水が採用されることはあまりないでしょう。

【場所別】防水塗装でおすすめの工法

どの工法が良いかは、施工する「場所」と「建物の構造」によって決まります。一般的な選び方の基準は以下の通りです。

【場所別】防水塗装でおすすめの工法の図解
  • ベランダ・バルコニー(歩く場所):
    推奨:FRP防水
    洗濯物を干すなどで頻繁に歩く場所には、硬くて擦れに強いFRP防水が最適です。ただし、ひび割れしやすい木造住宅の広いバルコニーには、伸縮性のあるウレタン防水を提案されることもあります。
  • 屋上・陸屋根(四角くて広い場所):
    推奨:ウレタン防水 または シート防水
    面積が広い場所には、コストパフォーマンスが良いウレタン防水やシート防水が向いています。特に凹凸が多い屋上には、液状で馴染みやすいウレタン防水が選ばれます。

大まかな基準としては、ベランダなど比較的狭い箇所の防水には「FRP防水」、陸屋根など広い箇所の場合は「ウレタン防水」か「シート防水」という判断で選ぶとよいでしょう。

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防水塗装の費用相場と内訳

本章では、防水塗装における各方法ごとの費用相場について詳しく解説していきます。

工法別の平米単価相場

防水工事の費用は「施工面積(㎡)× 平米単価」で概算できます。工法別の単価相場の目安は以下の通りです。

工法平米単価(材工)工事総額目安
(10㎡の場合)
ウレタン防水4,500円〜7,500円 / ㎡8万〜12万円
FRP防水5,000円〜8,000円 / ㎡10万〜15万円
シート防水4,000円〜7,500円 / ㎡8万〜13万円
トップコート
(塗り替えのみ)
2,000円〜3,500円 / ㎡3万〜6万円

施工面積にもよりますが、防水工事で50万円を超えることはあまりないでしょう。次項で詳しくご紹介しますが、「ヌリカエ」における776件の防水工事では、その多くが10万円以下となりました。

なお、こちらの費用はあくまでも目安としてご覧ください。実際の金額は、劣化状況や使用する材料などにより大きく変動します。

工事種別ごとの費用データ

防水工事にかかる全体の費用は、工事箇所によっても変わります。

一般的な戸建てにおけるベランダ・バルコニー(約10㎡)の防水工事の場合、8万円〜15万円前後がボリュームゾーンです。ただし、雨漏りが発生していて下地木材の交換が必要な場合などは、20万円〜30万円を超えることもあるでしょう。

屋上や陸屋根(約50㎡〜)の場合は、足場仮設が必要になるケースが多く総額が大きくなる可能性があります。

また、以下は「ヌリカエ」における776件の防水工事での、金額帯別の割合です。

ベランダ防水工事の成約価格分布図

今回の調査では、776件の防水工事のうち約80%が10万円未満でおさまっていることが分かります。

狭いバルコニーなどの防水工事では、10万円未満でできることも多いでしょう。ただし、費用は床面の状態や大きさ、使う材料や工法などにより変わります。詳しい金額は業者による見積もりを取り確認してください。

見積もりのチェックポイント

機能?

提示された見積もりが適正かどうかを判断するために、以下の項目を必ずチェックしてください。

  • 「一式」表記に注意:
    「防水工事一式 ○○万円」とだけ書かれた見積もりは、詳細が不明確です。工法名、使用塗料メーカー、塗りの回数(何層塗るか)が明記されているか確認しましょう。
  • 下地処理費の有無:
    防水層を長持ちさせるには、高圧洗浄やひび割れ補修などの「下地処理」が不可欠です。この項目が見積もりに含まれているか確認してください。
  • トップコートが含まれているか:
    防水層を紫外線から守る「トップコート(保護塗料)」は必須です。業者によっては別料金にしている場合もあるため、総額に含まれているか確認が必要です。

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防水塗装はDIYできる?手順と注意点

本章では、防水塗装をDIYできるかどうかについて、プロに依頼すべきケースとともに解説していきます。

結論、劣化状態が軽微でありかつ限られた範囲のみの施工であれば、DIYを検討できるケースもあるでしょう。しかし、防水塗装は失敗すると内部に水を防ぎきれず中から腐食する原因になります。

特別な理由がない限り、業者に相談してみるのがおすすめです。

DIY可能な範囲と判断基準

防水塗装において、DIYで安全に対応できるのは「表面のトップコートの塗り替え」までです。すでに雨漏りしている場合や、防水層そのものに深刻なダメージがある場合は、プロに依頼する必要があります。

症状・状態DIYの可否必要な工事
表面の色あせ・軽い汚れ可能トップコート塗り替え
細かいひび割れ(表面のみ)可能トップコート塗り替え
床面の剥がれ・膨れ不可(プロへ)防水層の再形成
雨漏りしている不可(プロへ)漏水調査・防水工事

防水塗装は「防水層(水を止める厚い層)」と「トップコート(防水層を保護する塗装)」の2層構造になっています。DIYで手軽に塗れるのは上のトップコートだけです。

下の防水層が劣化している状態で上から塗料を塗っても、雨漏りは直らないどころか、内部に水分を閉じ込めてしまう可能性もあります。防水層が劣化しているかは一見しただけでは判断しづらいため、プロによる点検や防水層の施工が必要です。

防水塗装をDIYするときの基本的なやり方

DIYでトップコートの塗り替えを行う場合の基本的な手順は以下の通りです。天気の良い日を選び、必ず乾燥時間を守って作業してください。

防水塗装をDIYするときの基本的なやり方の図解

重要なのは「乾燥」です。水分が残ったまま塗料を塗ると、後から塗膜が膨れて剥がれてしまいます。洗浄後や雨の翌日は絶対に作業しないでください。

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防水工事における素材・場所別の塗装ポイント

本章では、防水塗塗装のポイントを工事箇所別で詳しくご紹介していきます。DIYする場合でも業者に依頼する場合においても、失敗しないための参考となれば幸いです。

コンクリート・モルタルへの防水塗装

コンクリートやモルタルの床(駐車場、玄関アプローチ、屋上など)は、経年劣化でひび割れが起きやすい素材です。ウレタン防水か透湿性のある塗料での施工が適しています。

  • 注意点:
    コンクリートは内部に水分を含みやすいため、密閉性の高すぎる塗料(FRPなど)を直塗りすると、湿気の逃げ場がなくなり、塗膜が膨れてしまうことがあります。「通気緩衝工法(つうきかんしょうこうほう)」という、湿気を逃がす特殊なシートを挟むウレタン防水が最も安全です。
  • DIYの場合:
    ホームセンターで売られている「簡易防水塗料(水性)」が扱いやすくおすすめです。ひび割れがある場合は、必ず補修材(コーキング等)で埋めてから塗装してください。

木材(ウッドデッキ等)への防水塗装

木製のベランダやウッドデッキは、水が染み込むと腐食(腐り)に直結するため、こまめなメンテナンスが必要です。新築の際はFRP防水メンテナンスのときは木材保護塗料でもよいでしょう。

  • 本格的な防水(FRP):
    新築の木造バルコニーでは、床板の上にFRP防水層を作るのが一般的です。DIYでの施工は難易度が高いため、プロに依頼しましょう。
  • 木材の保護(キシラデコール等):
    ウッドデッキのように「木の質感」を残したい場合は、膜を作る防水塗料ではなく、木に染み込むタイプの「木材保護塗料(防腐・防カビ・撥水剤)」を使用します。これは防水層を作る工事とは異なります。

浴室・水回りの防水塗装

在来工法(タイル張りなど)の浴室で、床や壁からの水漏れを防ぐための塗装です。FRP防水での施工が適しています

浴室は常にお湯や洗剤がかかる過酷な環境です。そのため、水に強く表面が硬いFRP防水が適しています。

ただし、浴室の防水工事は、浴槽の取り外しや配管の処理が必要になることが多く、DIYでの対応はほぼ不可能です。水漏れが発生している場合は、リフォーム会社に相談して「ユニットバスへの交換」か「防水工事」かを判断してもらうのが現実的です。

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まとめ

防水塗装のポイント

  • 防水塗装の役割:
    建物内部への雨水の侵入を防ぐ重要な工事。「外壁塗装」とは目的が異なり、数ミリ単位の厚い防水層を作るものです。
  • 工法の選び方:
    ベランダには強度のある「FRP防水」か万能な「ウレタン防水」。広い屋上には「ウレタン防水」や「シート防水」が適しています。
  • 費用の目安:
    ベランダ(約10㎡)なら8万〜15万円程度が相場です。安すぎる見積もりは下地処理を省いている可能性があるため注意が必要です。
  • DIYの限界:
    自分でできるのは表面の「トップコート塗り替え」まで。雨漏りや防水層の剥がれがある場合は、必ずプロに依頼してください。

防水工事は、一度施工すれば10年以上建物を守ってくれますが、工法選びや施工品質を誤ると数年で水漏れが再発してしまいます。

失敗を防ぐための第一歩は、「自宅の現状を正しく把握すること」です。まずは地元の信頼できる業者に現地調査を依頼し、「どの工法が最適か」「いくらかかるか」の診断を受けてみましょう。

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