フッ素塗料メーカーのおすすめ8選｜それぞれの会社の特徴や選び方を紹介

フッ素塗料メーカーはどのくらいある？

リフォームを考え外壁塗装を検討していても、数あるフッ素塗料メーカーの違いや特徴が分からない人も多いのではないでしょうか？しかし、折角なら信頼できるメーカーを選びたいものです。

国内で有名なメーカーには「日本ペイント」「エスケー化研」「関西ペイント」がありますが、3社以外にもフッ素塗装メーカーは沢山あります。

この記事では、メーカーを絞れない方やリフォーム初心者の方の指標になるよう、おすすめのフッ素塗料メーカーを8社紹介していきます。会社ごとの特徴やおすすめポイントについても言及していきますので、塗料メーカー探しの参考にしてみてください。

フッ素塗料の特徴について

フッ素塗料の大きな特徴は、耐久性、耐熱性、防水性、防カビ性など、あらゆる面において他の塗料より優れた性能をもっていることです。

価格は他の塗料より高く、大型施設や公共施設に多く利用されてきました。しかし、近年の目覚ましい技術開発により価格が下がり、一般住宅にも普及しつつあります。

フッ素塗料は耐用年数が長く、一度の塗り替えで最長数十年美しい外観を保ちます。安い塗料を使った場合より、塗り替え回数を減らすことができるのもフッ素塗料の魅力です。

フッ素塗料メーカーのおすすめ8選

国内でフッ素塗料を扱っているメーカーは沢山あります。建築塗料を専門としているメーカーもあれば、フッ素に特化したメーカー、他の事業と並行している総合メーカーなどそのあり方は様々です。

ここでは、厳選したおすすめの塗料メーカー8社の特徴を業界に詳しくない方にも分かりやすいよう解説していきます。

1：日本ペイント

日本ペイントは日本の塗料メーカーで歴史の深い会社です。自動車、工業、新幹線、船舶、オフィス、一般向けに至るまで様々な用途の塗料を扱っています。

日本ペイントフッ素塗料は長年培ってきた大手の技術力と信頼を重視する方におすすめです。

参考：日本ペイント株式会社

2：エスケー化研

エスケー化研は昭和30年に創業され、60年に渡り塗料事業を行ってきた会社です。

スカイツリー、甲子園球場、六本木ヒルズにもエスケー化研の製品が使われており、私たちの身近な街並みづくりにも貢献しています。見た目はもちろん、機能性の向上にも努力を惜しまず、近年は省エネ型建材など環境に配慮した製品の開発にも注力しています。

参考：エスケー化研株式会社

3：関西ペイント

関西ペイントは日本ペイント・エスケー化研と並ぶ三大塗料メーカーの1つで、創業100年の歴史があります。建築塗料のほか家庭用～業務用まで様々な塗料を扱い、特に自動車塗料を得意とします。

自然との共生を意識した製品開発も行い、環境に優しく高性能な製品を提供しています。

参考：関西ペイント株式会社

4：AGCコーテック

AGCコーテックはフッ素樹脂塗料を専門に扱っているメーカーです。美しい光沢と色彩を放つフッ素塗料は大阪城にも使われており、美観を長く保つシンボルとなっています。

塗装技術やマナーなど厳しい基準をクリアした施工店のみを「メイクupショップ」として認めています。メイクupショップでは十年の塗膜保証を設けており、施工後の万が一にも対応可能です。

お客様一人ひとりの「外壁屋根診断書」を作成するなど、大手にはできない細かなサービスも提供しています。

参考：AGCコーテック株式会社

5：菊水化学工業

菊水化学工業は「人と自然と共に」を企業理念に掲げ、人や社会に貢献すると同時に地球環境を大切にした事業を行っています。

塗料の主成分は水かシンナーなどの溶剤に分かれ、機能性を重視した溶剤が多くのメーカーに選ばれています。しかし、菊水化学工業は水を主成分にした水性フッ素塗料の開発に尽力しており、他社とは異なる形で自然と共生する製品を生み出しています。

下地から仕上まで自社のみで全てが賄えるトータルコーディネーターを目指しています。

参考：菊水化学工業株式会社

6：ロックペイント

ロックペイントは外車補修塗料で有名になった会社で、創業90年という大手塗料メーカーに並ぶ歴史があります。特に車両用の塗料を得意としていますが、建築用・工業用・家庭用など幅広い塗料を扱っています。

建築用塗料においては、有害物質を含まない鉛・クロムフリー塗料や水性塗料の開発にも力を入れており、見た目の美しさや耐久性の品質に拘りつつ、環境にも優しい塗料を扱っています。

参考：ロックペイント株式会社

7：アステックペイント

アステックペイントはオーストラリア本社の大手塗料メーカーで、2000年に株式会社アステックペイントが日本総代理店として創業されました。汚れの付きにくさに特化した「超低汚染性」、太陽光を反射し室内を快適な温度で保つ「遮熱性」に優れた独自の塗料を扱っています。

参考：株式会社アステックペイント

8：KFケミカル

KFケミカルは化学品事業で繋がりのある樹脂メーカーと協力し、建築塗料事業を行っています。

KFケミカルの特徴は4フッ化フッ素を配合した塗料です。従来のフッ素以上に耐候性や耐久性に優れているため、汚れが付着せずいつまでも美壁を保つことができます。

全ての製品を沖縄県宮古島の屋外試験場で検査し、その評価に基づいたグレードの高い製品のみを販売しています。

参考：KFケミカル株式会社

フッ素塗料メーカーの選び方4つ

ここまで8つの塗料メーカーを紹介してきましたが、塗料メーカーの特徴を把握した上で、何を基準に選ぶべきなのかと考える人も多いでしょう。

住宅はそれぞれ違うからこそ、自分の家に適したフッ素塗料メーカーを選ばなければなりません。次は、フッ素塗料メーカー選ぶ際の見るべきポイントを4つに絞って解説していきます。

1：リフォームしたい箇所に合った製品を扱っているか

ここまで紹介してきた通り、フッ素塗料の特徴は各社で異なります。塗料メーカーを検討する場合、リフォームしたい箇所によって選択するのも1つの手です。

例えばリフォームしたい箇所が屋根であれば、紫外線や雨による劣化を防ぐため防水性や遮熱性を重視すべきでしょう。外壁であれば汚れの付着しにくい低汚染性も大事です。

このようにリフォーム箇所によって必要な効果は変わります。

2：自宅の建材に合った製品か

自宅の建材とフッ素塗料の相性で選ぶのも1つです。製品の特徴によっては通常のフッ素塗料と合わない建材もあります。例えば、モルタルという収縮性の高い建材の場合、上からフッ素塗料を塗ると収縮効果によってひび割れしやすいといわれています。

しかし、全てのフッ素塗料が悪い訳ではありません。弾性タイプのフッ素塗料であれば、ひび割れの可能性を軽減できます。このように自宅に使っている建材に合ったフッ素塗料を選びましょう。

3：自分にとって高すぎないか

先にも述べた通り、フッ素塗料の値段は様々なメリットがあるぶん他の塗料よりも高価格です。塗り替え回数を減らすことはできますが、その自宅にいつまで住むのかなど加味して、どれ位の機能をもった塗料を使うのがお得なのかよく考えましょう。

何世代にも渡って長く利用する家であれば高級のフッ素塗料を使う価値がありますが、実際にそれだけの費用を払うメリットがあるのかどうかを検討しなければなりません。

屋根にフッ素塗料を使用する人は増えていますが、家を丸ごとフッ素塗料にすることは費用の面から難しい人が多いのも事実です。

4：開発し続けているメーカーか

値段に見合うような質が高い塗料を扱っているメーカーを選びましょう。フッ素塗料は常に進歩しているため、最新技術の研究に積極的かどうかも重視する必要があります。

少し前まではフッ素塗料といえば大型施設や公共施設にのみ利用され、一般的に使用されるものではありませんでした。しかし、技術開発により金額も下がり一般向けとしても広まっています。

技術開発に積極的なメーカーでは、よりコストパフォーマンスの高い製品を扱っている場合が多いでしょう。

自宅に合った製品を扱っているフッ素塗料メーカーを選ぼう

フッ素塗料には様々な特徴があるため、リフォーム箇所や自宅の建材との相性、これから何年住み続けるか等を加味して、自宅に合った製品を選ぶことが大切です。

しかし、リフォーム初心者が一人で判断するのは非常に難しいのも事実です。まずはこの記事を参考に、実績・信頼のおける塗料メーカーをいくつか選び、各々のメーカーに見積もりを依頼し、内容を比較検討してみることをおすすめします。

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