玄々化学工業株式会社様へインタビューさせていただきました

今回は木材用塗料の開発・製造・販売を主に行っている愛知県の塗料メーカー、玄々化学工業株式会社様にインタビューをさせていただきました。

製造する塗料の強みや、読者様に向けて塗料の選び方についてもお教えいただきました。

玄々化学工業株式会社について教えてください

Q1.玄々化学工業株式会社の特徴について教えてください。

私共は創業以来「樹は伐るべからず されど木は用うべし」の理念のもと、木工塗料の専業メーカーとして楽器や家具、建材などの塗装に貢献して参りました。
またグループ会社を活用して塗装事業、中国や東南アジアでの製造・販売も行っています。

Q2.玄々化学工業株式会社の強みを教えてください。

木部用塗料については長年の経験から培った多様な商品ラインナップがありますが、ここ数年では不燃塗料やガラス塗料、自己修復塗料、セルロースナノファイバー塗料など付加価値のあるコーティング剤も開発しています。
経験に裏打ちされた玄人集団ですので、問題解決のお力になれると思います。

玄々化学工業株式会社が製造している塗料について教えてください

Q3.玄々化学工業株式会社が製造しているのはどのような塗料ですか？具体的な商品名や用途などについて教えてください。

屋内外木部用の塗料全般になります。
木床用では「フロアーユートン」、木工製品全般に環境配慮型ポリウレタン塗料「ピュアシリーズ」、水性塗料の「アクアシリーズ」は内装用、屋内・外用着色塗料などあります。
他にも、不燃塗料の「ファイヤーシリーズ」、自然系塗料の「G-NATUREシリーズ」、ヨーロッパで実績のある屋外木部保護着色塗料「サドリンシリーズ」など豊富な種類の商品があります。

Q4.塗料を製造する上でのこだわりについて教えてください。

塗装する素材を護り、素材の特徴をより引き出せる塗料を目指しています。
お客様のご要望に応える高品質の商品を安定供給していく為、日々の生産活動に取り組んでいます。

Q5.玄々化学工業株式会社の代表商品を教えてください。

以前より私共のことをご存知な方には「フロアーユートン」が代表的な商品になると思います。
他にも用途によって様々な商品を用意しておりますが、外装やウッドデッキなどの塗装においては、海外との技術提携による「サドリンシリーズ」も代表的な商品になります。

Q6.代表商品の特徴について教えてください。

「サドリン」はログハウスなど外部施設へ塗装する木材保護塗料で優れた耐久性があります。日本建築学会JASS18 M-307 規格に適合しております。

Q7.他社商品と比較したときの、貴社代表商品の強みはなんですか？

「サドリン クラシック」は28色の豊富なカラーバリエーションを持っているので、お好みの色調に仕上げることができます。
薄膜タイプなので、美しい木目を隠ぺいすることなく木質感を損ないません。
また、特に防水効果を要求する場所は「サドリン エナメル」という造膜感のある塗りつぶしタイプもあります。

Q8.貴社代表商品を使用するメリット・デメリットについて教えてください。

木材保護効果があって厳しい気象条件にも強く多彩なカラーで幅広い用途に対応が可能ですが、溶剤系塗料になりますので匂いが気になる方はいるかもしれません。
また屋内の塗装を考える場合、使用面積が制限されます。ただ、それらに対しても水性の「エクステカラー」や「エルフカラー」、自然系の「レゾナカラー」など代替提案もさせて頂きます。

塗料を選ぶうえでのポイントについて教えてください。

Q9.自宅にあった塗料を選ぶ際、何を基準に選ぶと良いのでしょうか？またその理由についてお聞かせください。

塗装の際、下地との相性や処理の程度によって最適な仕上がりにならない場合もあります。
満足いく仕上がりの為には目的や用途を整理し、使用方法の確認、下地処理、小さい面積での試し塗りなどを行って頂けると間違いないかと思います。
また現場塗装においては刷毛やローラーといった塗装道具で綺麗に塗れる塗料を選定した方が、不満を感じることが少なくなるのではないでしょうか。
ご自宅での快適な生活の為にも、遠慮なく施工業者や塗料メーカーへ相談することをお勧めします。

Q10.どのような住宅に玄々化学工業株式会社の製品が適していますでしょうか？

どのような住宅にもご提案できる豊富な商品を揃えていますが、木材を使用した家屋でしたら、その良さをより一層活かす商品をご提案することができるはずです。

Q11.最後に読者に向けて一言お願いします

最初にも申し上げましたが創業から長年塗装に取り組んできたことで、現在では多様な商品ラインナップをご用意しております。
お客様の「こうしたい」を実現するお力添えができると思いますので、是非ご検討下さい。

玄々化学工業株式会社の会社概要