パナソニックキッチンの特徴は?ラインナップや価格帯

  • 【更新日】2024-04-10
パナソニックキッチンの特徴は?ラインナップや価格帯

パナソニックのキッチンは、掃除がしやすい「スゴピカ素材」や機能美を追求した設備や技術が充実しています。

本記事では、ハウスメーカーであり、電化製品メーカーでもある人気のパナソニックのキッチンの特徴や性能、ラインナップ、価格帯を紹介します。

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パナソニックキッチンの特徴

パナソニック L-クラスキッチン イメージ

画像出典:Lクラスキッチン(Panasonic)

パナソニックのキッチンは、電化製品メーカーだからこそできる調理が効率よく・楽しくなる工夫と、高いデザイン性が特徴です。

パナソニックのシステムキッチンシリーズには、以下のような独自機能が搭載されています。


ワイドコンロ
3~4個の鍋が一列に火にかけられる
ほっとくリーンフード
ファンの掃除が10年間不要

グラリオカウンター
高級感があり、キズに強く汚れも落としやすい
ラクするーシンク
水アカや汚れが洗剤なしでラクに落ちる

ラウンドアクセスシンク
奥行きが広くどこからでも使いやすい
スタンドイン収納
しまいやすく取り出しやすい

クッキングコンセント
カウンターの手前に調理家電コンセントを搭載
スリムセンサー水栓
衛生的で使いやすいタッチレス水栓

まな板キレイ乾燥機
手軽にまな板を除菌できる

それぞれの機能をくわしく解説します。

3~4個の鍋が一列に火にかけられるコンロ

ワイドコンロシリーズ」は鍋を最大4つ並べて調理ができる横長の形が斬新なコンロです。

通常のシステムキッチンは、3口以上のコンロは、横に2つ、奥に火力の弱い1つのコンロという配置なるのが一般的です。

ワイドコンロシリーズでは3~4つの調理器具を横一直線に並べて火にかけられるという特徴をもっています。横幅が広い分、家族並んでの調理もしやすくなるでしょう

トリプルワイドガス
トリプルワイドガス

またワイドコンロはトッププレートとカウンターに段差がなく作られているため、使わない時には作業スペースになります

手前にもスペースが広めに取られており、調理のしやすさが格段にアップします。

最近人気のオーバル鍋やワイドパンなど、従来のコンロだとはみ出てしまう鍋類も、横並びのコンロで同時加熱することで、しっかり効率的に加熱できます

トリプルワイドIH
トリプルワイドIH
シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル

10年間換気扇掃除がいらないレンジフード

パナソニックが開発した「ほっとくリーンフード」は、ファンのお手入れが10年不要という大変魅力的な設備になっています。

ほっとくリーンフードは”撥油コーティング加工”が施されているため、表面をさっと拭くだけで簡単に油汚れが落とせます。

運転を切るごとに「油トルネード機能」がファンを自動で高速回転させて、油を吹き飛ばします。

油を捕集する「ラクウォッシュプレート」はワンタッチで着脱が可能です。お手入れの際には、さっと取り外し、食器洗い乾燥機で洗うことができます。

ラクウォッシュプレートは、年に1回取り外して洗いましょう。

この2つの機能の組み合わせで、10年間の使用で、ファンにはたった従来品の1年分の汚れしかたまらない仕組みとなっています。

シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル

高級感とお手入れのしやすさを合わせもつ天板

天然雲母を配合し、独特な光沢と高級感のあるパナソニック独自の天板素材「グラリオカウンター」。

天然石の持つ「きらめき感」と「積層感」を再現した天板は、意匠性と機能性を兼ね備えています

鉛筆硬度9Hと非常に硬い「スゴピカ素材」を使用しているため、お鍋や食器があたってもキズつきにくく、美しいままで長くキッチンを彩ってくれます。

撥水・撥油成分を練り込ませることで、汚れを落としやすく、撥水コーティングよりも効果が長続きするメリットもあります。

パナソニック スゴピカ素材(有機ガラス系) 性能

グラリオカウンターはLクラス キッチンの標準仕様であり、シベックホワイトや御影ブラックといった10種類のデザインから選択可能です。

シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ ×
Vスタイル ×

新品の美しさが長持ちするシンク

パナソニックキッチンは、水垢対策を楽にし、きれいが保ちやすい「ラクするーシンク」が開発されています。

鉛筆硬度9Hの耐久性を持つ「スゴピカ素材」は、パナソニックのお風呂にも使用されており、丈夫さと美しさを兼ね備えています。

撥水・撥油成分が配合されており、洗剤を使わずふきんやスポンジで一拭きするだけできれいになります。

また、継ぎ目や段差のないスキマレスなシンクは、お掃除もしやすくなっています。

スゴピカ素材 水垢除去性能・着色除去性能の比較
シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル ×

キッチン・ダイニングの両方から使いやすいシンク

ラウンドアクセスシンク

画像出典:システムキッチン: シンク(Panasonic)

Lクラス キッチンのIdobataスタイルの「ラウンドアクセスシンク」は、シンクを挟んだダイニング側にも作業スペースを設置しています

一般的な対面キッチンの作業スペースは、シンクとコンロの間の1か所のみです。

3方向から使いやすい形状のシンクは、キッチン側に回り込まなくても作業が出来るため、無駄な動きが減ります。

幅はコンパクトでありながらも、奥行があるのがポイントです。対面側からもシンクが使えるため、片付けがスムーズに行えます。

キッチン・ダイニングの両方から使いやすいラウンドアクセスシンク
シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ ×
Vスタイル ×

立ったまま収納できるスタンドイン収納

画像出典:システムキッチン:収納(Panasonic)

フライパンや鍋を立てて綺麗に収納できる「スタンドイン収納」ならば、調理器具を一目ですぐ見つけることができます。

コンロ下の収納ユニットは2ℓのペットボトルが収納できるほどの高さがあります。

引き出しはフルオープンスライドレーンのため、手前から奥まで無駄なくフル活用できます。空いたスペースには両手鍋を平置きできるほど、広々した収納空間があります。

収納パーツの位置や向きを変えれば、調理器具の量や種類に応じた収納も可能です。

立ったまま収納できるスタンドイン収納

重ねたり奥に置いて収納する場合と比べて、出し入れの手間が減りますね。

シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル ×

公式ページ

スタンドイン収納

カウンター手前の家電用のコンセント

キッチンカウンターの手前側、腰の高さに「クッキングコンセント」を搭載しています。

コンセントが奥にある場合、コードが調理の邪魔になりがちです。手前に差し込み口があれば、調理家電がスムーズに使えます

余ったコードが他の引き出しに挟まらないよう留められる機能もあり、気が利いています。

水滴からコンセントを守る防水形状は、屋外コンセントを開発しているパナソニックならではです。

シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル ×

衛生的で使いやすいスリムセンサー水栓

水栓に触れずとも、上部にあるセンサーに手や食器をかざすだけで水の出し止めできる、非接触型水栓です。

調理中で手が汚れていても、水栓を汚さずにスムーズに操作ができます。節水モードも搭載され、出しっぱなしを防ぎます。

パナソニックの調査によると、従来型の台所水栓と比べて、約24%の節水効果があると報告しています。

シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル ×

まな板をわずか2分で除菌

毎日のように使うまな板は、日々のお手入れ・除菌が欠かせません。「まな板キレイ乾燥機」は、まな板にUV(紫外線)を照射することで、約2分で除菌が完了。

短時間で除菌ができるため、調理の途中でも気になったらすぐ使えます

また除菌はできませんが、濡れているふきんやまな板を乾かしながら収納も可能です。

シリーズ 対応
Lクラス
ラクシーナ
Vスタイル ×

私の場合だといくら?

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パナソニックキッチンの種類

パナソニックのシステムキッチンには、「Lクラスキッチン」「ラクシーナ」「リビングステーションV-style」の3つのシリーズがあります。

キッチン名 目安価格帯 グラリオ
カウンター
ワイド
コンロ
ほっとくリーン
フード
ラクするー
シンク
ラウンド
アクセス
シンク
クッキング
コンセント
スタンドイン
収納
スリムセンサー
水栓
まな板
キレイ
乾燥機
パナソニック Lクラス
Lクラス
136~550万円
パナソニック ラクシーナ
ラクシーナ
116~330万円 × ×
パナソニック Vスタイル
Vスタイル
95~170万円 × × × × × × ×

以下ではそれぞれのシリーズの特徴について紹介していきます。

パナソニックキッチンの最高級品「Lクラス」

シリーズ名 Lクラス キッチン
目安価格 136万円~550万円以上
対応レイアウト 6種類(I型、L型、対面I型、対面L型、II型、アイランド)
特徴
  • パナソニック最高級シリーズ
  • 「グラリオカウンター」を唯一選択可
  • サイズは大きめ
  • 細かいカスタマイズが可能

Lクラスシリーズ」は、パナソニックのキッチンの最上位シリーズです。

素材にもこだわりを持っており、特にカウンターの素材として使用される「グラリオ」は、スゴピカ素材の撥水・撥油性などの性能に加えて、天然の大理石のように加工してあります。

なお、Lクラスシリーズを選択される際には、オープン対面型にするのがおすすめです。

Irori Dining(いろりダイニング)」ではIHと一緒になったカウンターがテーブルとして使用でき、調理しながら、食事をされるご家族と一緒に会話がしやすく、団欒の時間をより楽しくしてくれます

他に「Idobata スタイル(いどばたスタイル)」はアイランド型キッチンの進化形とも言えるキッチンです。前述のラウンドアクセスシンクが搭載されているため、シンクが両面から使えます。

作業スペースもシンクとコンロの間だけでなく、2面用意されているので、より家族と一緒に調理や団欒を楽しみやすいキッチンになるでしょう。

>>より詳しいLクラスの特徴や評判

標準価格帯ながら機能は充分の「ラクシーナ」

シリーズ名 ラクシーナ
目安価格 116万円~330万円
対応レイアウト 5種類(I型、L型、対面I型、II型、アイランド)
特徴
  • パナソニックのスタンダードランク品
  • デザイン関係の機能以外は上ランク品と遜色なし

一番選ばれている「ラクシーナ」シリーズは、家族が集まり憩いの場となるキッチンを実現しつつ、使い勝手や後片付け、手入れのしやすさなどにも手の行き届いたシリーズです。

前述した、「ほっとくリーンフード」「ラクするーシンク」「ワイドコンロシリーズ」が標準設備になっています。

デザインの面でも、扉バリエーションだけで11シリーズ(40柄)、取っ手は5種類用意されており、インテリアに馴染むものを選ぶことができます。

>>より詳しいラクシーナの特徴や評判

小さめサイズにも対応の低予算品「Vスタイル」

シリーズ名 リビングステーション Vスタイル
目安価格 95万円~170万円
対応レイアウト 3種類(I型、L型、対面I型)
特徴
  • パナソニックの最安価格帯
  • 小さめのサイズにも対応
  • アイランドキッチンには非対応

リビングステーション V-style」は予算を抑えながらも、パナソニックのキッチンの魅力を楽しめる使えるキッチンとなっています。

最も標準型のプランは壁付きI型キッチンですが、L字型キッチンや対面キッチン型のプランも用意されています

扉のカラーは木目調からマット色、鏡面カラーも選べて38柄、取手のタイプは4種類。選択肢も多いので、シンプルにまとまった中にも個性が出せるキッチンとなっています。

>>より詳しいVスタイルの特徴や評判

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パナソニックキッチンの価格帯

システムキッチンの価格帯は各社とも「スタンダード」「ミドル」「ハイグレード」の3つにおおむね分かれています。

それぞれの価格帯の具体的な金額と、各価格帯に該当するパナソニックキッチンの製品名は以下のとおりです。

グレード 一般的な価格帯 該当するパナソニックキッチン
スタンダード 約50~90万円
  • 該当なし
ミドル 約70~100万円
ハイグレード 約100~150万円

パナソニックのキッチンは、メーカー希望小売価格で90万円台を下回るような安価な製品はありません

また、登載するオプションによっても価格は変わります。

キッチンに食洗機をつけると約10~20万円、形状にI型ではなく「L型」を選ぶと約20~35万円、「アイランド型」を選ぶと約35~60万円、「ペニンシュラ型」を選ぶと約30~50万円の価格増となるのが目安です。

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まとめ:パナソニックキッチンは調理効率・家電連動が長所!

パナソニック製のキッチンは、家電メーカーならではの調理家電と連動しやすいアイデアと、調理の効率を上げるコンロやワークトップの設計が特徴のメーカーでした。

パナソニックのキッチンの特徴や、他のメーカーのキッチンとの違いについてまだ疑問が残っていたり、もうすこし具体的な金額の目安が知りたい方は、当社「ヌリカエ」の設置している無料の相談窓口 をご利用ください。

いくつか情報の入力いただくだけで、全国のリフォーム相場や事情にくわしい相談員が、あなたのリフォームの疑問にお答えいいたします。

最後に、本記事の要点を振り返りましょう。

パナソニックのキッチンの特徴は?

3~4個の鍋が一列に火にかけられる「ワイドコンロ」、ファンの掃除が10年間不要な「ほっとくリーンフード」などの機能があります。詳しく知りたい方はパナソニックキッチンの特徴をご覧ください。

パナソニックのキッチンにはどんな製品がある?

高級価格帯の「Lクラス」、中価格帯の「ラクシーナ」、低価格帯で小面積向けの「Vスタイル」の3種類があります。詳しくはパナソニックキッチンの種類をご覧ください。

パナソニックのキッチンの価格はいくら?

本体価格は「Lクラス」は136万円~、「ラクシーナ」が116万円~、「Vスタイル」が95万円~となっています。税抜価格です。詳しくはパナソニックキッチンの価格帯をご覧下さい。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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