水回りリフォームの費用相場はいくら?施工事例や安くする方法も紹介

  • 【更新日】2023-07-03
水回りリフォームの費用相場はいくら?施工事例や安くする方法も紹介

キッチン、お風呂、洗面台、トイレが含まれる「水回り」は家の中でも特に消耗しやすく、不具合や劣化が起きやすい部分です。
水回りリフォームを考える際にはリフォーム箇所別の費用相場を把握しておくことが重要です。この記事では、水回りリフォームの箇所別の費用相場や施工事例を詳しく紹介しています。

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水回りリフォームが必要な時期・タイミング

水回りリフォームが必要なタイミングは、一般的には10~20年です。
ただし、使用環境によって水回り部分の寿命は大きく変わってきます。キッチン、お風呂、洗面台、トイレはどれも使用頻度が高いため、平均の寿命よりも早く壊れてしまったり、ひびが入ってしまったりと不備が出てきます。
そのため、リフォームタイミングは実際の水回り部分の劣化状況を見て判断しましょう。

リフォーム箇所 平均寿命
キッチン 10年
お風呂 20年
洗面所 10年
トイレ 20年

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水回りリフォームの費用相場

まずは水回りリフォームの一般的な費用相場について、リフォーム箇所別に紹介します。同じ箇所でも製品のグレードによって費用は大きく異なります。どの程度のグレードにするのかも考え、費用を把握しておくことが大切です。

リフォーム箇所 費用相場
キッチン 60~300万円
お風呂 60~150万円
トイレ 30~70万円
洗面所 5万~15万円

キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォーム
キッチンリフォームは、主に「キッチンの交換・入れ替え」「キッチンの内装工事」「キッチンの移動・レイアウト変更」の3つの工事があります。
キッチンの交換だけであれば費用は抑えられますが、大規模なキッチンレイアウトの変更やグレードの高いキッチンの導入を行う場合は高額になるので注意しましょう。

工事内容 費用相場 工事期間
キッチンの交換・入れ替え 60~100万円 2~4日間
キッチンの内装工事 100~200万円 4日~1週間
キッチンの移動・レイアウト変更 200万円以上 2週間以上

「キッチンリフォームの費用相場」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>キッチンのリフォームの費用相場|節約方法や事例を紹介│ヌリカエ

お風呂リフォームの費用相場

お風呂リフォーム

お風呂リフォームは、主に「ユニットバスの交換」「浴室内の内装工事」「浴室の移動・拡張」の3つの工事があります。
「ユニットバスの交換」については、現状のお風呂がユニットバスか在来浴室かによって工事内容と費用が大きく変わってきます。

工事内容 費用相場 工事期間
ユニットバスからユニットバス 80~90万円 2~3日間
在来工法からユニットバス 100~110万円 5~6日間
在来工法から在来工法 70~100万円 1週間
浴室の移動・拡張など 200万円~ 1週間以上

「お風呂リフォームの費用相場」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>お風呂・浴室のリフォーム費用相場|施工事例や工事のポイントも紹介│ヌリカエ

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洗面台リフォームの費用相場

洗面台リフォーム
洗面台リフォームは、主に「洗面台の交換」「洗面台の交換+内装工事」「洗面台の移動・新設」の3つの工事があります。
洗面台リフォームは、キッチンやお風呂に比べると小規模な工事であることから費用は20~30万円程度で収まることが多いです。

工事内容 費用相場 工事期間
洗面台の交換 10~20万円 半日~1日
洗面台の交換+内装工事 20~50万円 1~4日間
洗面台の移動・新設 50~60万円 5日間以上

「洗面台リフォームの費用相場」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>洗面台のリフォーム費用はいくら?予算ごとのリフォーム内容を紹介│ヌリカエ

トイレリフォームの費用相場

トイレリフォーム
トイレリフォームは、主に「和式から洋式への交換」「温水便座の取り付け」「水洗トイレへの交換」「タンクレストイレへの交換」「トイレの移動・増設」の5つの工事があります。
洗面台と同様にトイレリフォームは比較的低価格でできるため、キッチンやお風呂、洗面台のリフォームと一緒に施工することが多いです。

リフォーム内容 費用相場 工事期間
和式トイレから洋式トイレに変更 約30万円 半日
暖房温水洗浄便座の取りつけ 約8万円 30分~2時間
汲み取り式から水洗トイレに変更 約80万円 1日
タンク付きトイレからタンクレストイレへの交換 約20万円 1日
2階に新たなトイレを増設する 約40万円 2日間以上

「トイレリフォームの費用相場」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>トイレリフォームの費用はいくら?|事例別相場やコストを抑える方法│ヌリカエ

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水回りリフォームの工事期間

リフォーム箇所 期間の目安
キッチン 3~5日程度
お風呂 5日~1週間程度
洗面台 1~3日程度
トイレ 1日程度

キッチンリフォームの工事期間

キッチンリフォームの工事期間は、一般的には3~5日程度が多いです。
キッチンの交換程度であれば2日で終わりますが、大規模な内装工事やキッチンの移動が伴う工事の場合は長引く傾向にあります。

お風呂リフォームの工事期間

お風呂リフォームの工事期間は、一般的には5日~1週間程度が多いです。
現在のお風呂が在来浴室かユニットバスかによって工事期間が変わるため、よくチェックしておきましょう。

洗面台リフォームの工事期間

洗面台リフォームの工事期間は、一般的には1~3日程度が多いです。
リフォーム範囲が小さく小規模な工事になるため、工事期間は比較的短めです。

トイレリフォームの工事期間

トイレリフォームの工事期間は、一般的には1日程度が多いです。
洗面台同様にリフォーム範囲が小さいため、工事期間は短くて済みます。

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水回りリフォームの事例

水回りの設備をリフォームした事例を、キッチン・お風呂・洗面台・トイレの4箇所に分類して8例紹介します。

キッチンリフォームの事例

事例①:クリナップの『ラクエラ』に交換

古いセパレートキッチンからクリナップの『ラクエラ』にリフォーム。キッチンの交換のみなので、工事期間は3日で済みました。
キッチンリフォーム事例①

物件種別 一戸建て
工事期間 3日
費用 60万円
商品名 クリナップ『ラクエラ』

事例②:TOTOの『ザ・クラッソ』に交換

建設当時から使用しているキッチンをTOTOの「ザ・クラッソ」にリフォーム。キッチン全体が清潔感のある明るい空間に生まれ変わりました。
キッチンリフォーム事例④

物件種別 一戸建て
工事期間 5日
費用 200万円
商品名 TOTO『ザ・クラッソ』
出典:TOTO(事例および画像)

お風呂リフォームの事例

事例①:TOTOの「シンラ」に交換

狭くて暗い浴室をTOTOの「シンラ」にリフォーム。家にいながら温泉気分が楽しめる「肩湯楽」を導入することで、楽しいお風呂時間を実現しました。
事例④お風呂リフォーム工事

物件種別 一戸建て
築年数 26年
費用 200万円
商品名 TOTO シンラ

事例②:TOTOの「サザナ HTシリーズ」に交換

経年劣化で古くなった浴室をTOTOの「サザナ HTシリーズ」にリフォーム。清潔感のある明るい浴室へと生まれ変わりました。
事例①お風呂リフォーム工事

物件種別 一戸建て
築年数 21年
費用 68万円
商品名 TOTO サザナ HTシリーズ Sタイプ
出典:TOTO(事例および画像)

洗面台リフォームの事例

事例①:LIXILの「ルミシス」に交換

古かったタイル貼りの洗面台をLIXILの「ルミシス」にリフォーム。清潔感と高級感のある洗面所へと生まれ変わりました。
洗面台リフォーム事例1

物件種別 マンション
築年数 38年
費用 40万円
商品名 LIXIL ルミシス

事例②:TOTOの「オクターブ」に交換

古くて使い勝手の悪かった洗面台をTOTOの「オクターブ」にリフォーム。三面鏡タイプの洗面化粧台を導入したことで収納が増え、掃除もしやすくなりました。
洗面台リフォーム事例②

物件種別 マンション
築年数 30年
費用 30万円
商品名 TOTO オクターブ
出典:TOTO(事例および画像)

トイレリフォームの事例

事例①:TOTOのタンクレストイレに交換

老朽化したトイレをTOTOのタンクレストイレにリフォーム。トイレの床や壁、天井もあわせてリフォームしたことで清潔感のあるトイレへと生まれ変わりました。
トイレリフォーム

物件種別 一戸建て
築年数 25年
費用 16万円

事例②:カウンターと手洗い器がついたトイレに交換

お子さんがトイレ後の手洗いがしにくいということからトイレ内に手洗い器を設置。手洗い器の下には収納スペースがあり、トイレ内がすっきりと片付くようになっています。
トイレリフォーム事例2

物件種別 一戸建て
リフォーム面積 2㎡
費用 41万円
出典:TOTO(事例および画像)

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水回りリフォームの費用を安くする方法

水回りリフォームの費用を安くするためには、以下の点を考慮しましょう。

水回りリフォームの費用を安くする方法 1.3点・4点セットのパックでリフォームをする
2.ほかの箇所とまとめてリフォームする
3.補助金・助成金制度を利用する
4.製品のグレードやメーカーにこだわらない
5.複数の業者から見積りをもらい比較する

3点・4点セットのパックでリフォームをする

水回りリフォームは、「水回り3点セット」「水回り4点セット」のようなパックプランで施工を請け負っている業者が多く存在します。
水回りはどれも10~20年程度が寿命であり、似たようなスピードで劣化していることが多いことからセットプランで一気に直してしまったほうが効率的です。

水回りパックプランの費用相場

水回りパックプランの費用相場は、戸建てとマンション別に以下のようになります。戸建ての方がリフォーム面積が大きくなることが多いため、費用も高くなりやすいです。

<戸建て>
・水回り3点セット:80万~180万円程度
・水回り4点セット:100万~250万円程度

<マンション>
・水回り3点セット:80万~150万円程度
・水回り4点セット:90万~200万円程度

また、セットプランでリフォームする場合は、同じメーカーの製品を使うことが多く、水回り全体で雰囲気の統一ができる点も良いところです。

ほかの箇所とまとめてリフォームする

自宅で水回り以外でもリフォームしたい箇所がある場合は、全てまとめて行うのがおすすめです。リフォームは工事を行うごとに出張費用や業者の車を止めておく駐車料金がかかるため、工事費用以外でもお金が必要となります。

複数箇所のリフォームをまとめて行うことで諸経費が一度で済むため、費用削減になります。また、全て同じ業者に任せる場合は作業もスムーズに進みやすく、工事期間も短くなるため、費用面・時間面の両方が削減できておすすめです。

補助金・助成金制度を利用する

リフォームでは工事内容によって、国・自治体から補助金や助成金を受けられる場合があります。
補助金は主に①国、②各自治体、③介護保険の3種類があり、それぞれ受けられる補助金の内容や条件、補助金額が異なります。

補助金 条件 補助金額
【国】
①長期優良住宅化リフォーム推進事業
②こどもみらい住宅支援事業
・劣化対策
・耐震工事
・省エネ工事
・バリアフリー工事
・断熱工事 など
①最大100万円/戸
②最大30万円/戸
【介護保険】 ・手すりの取り付け
・段差の解消
・滑りの防止や円滑に移動するための床材の変更
・引き戸などへの扉の取り替え
・洋式便器などへの取り替え
最大18万円
【自治体】 自治体によって異なる 自治体によって異なる

補助金制度が適用されやすい工事としては、耐震工事や省エネ工事、バリアフリー工事などが多いです。制度によっては工事内容や使用する部材などが限定されているものも多いため、適用条件は念入りに確認しておきましょう。

「リフォームの補助金・助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>リフォーム時に適用される代表的な補助金制度!ポイントや相談先などを徹底解説

製品のグレードやメーカーにこだわらない

水回りの製品は、製品のグレードやメーカーによって費用が大幅に変わります。
費用を抑えたい場合は、低グレードの製品を選ぶことをおすすめします。一方、低グレードの場合は、高グレードよりも機能面で劣るため、リフォームで何を実現したいかによってリフォーム予算の配分を考えましょう。

複数の業者から見積りをもらい比較する

依頼する工事内容が同じでも、利用する業者によってかかる費用が異なる場合があります。そのため、少しでも安くリフォームをしたいなら、複数の業者に見積もりをもらって、それぞれの費用の違いを比較することが大切です。
業者ごとに差が出るのは、仕入れ値や作業工賃の違いが考えられ、それらが安い業者を選ぶことで、よりお得にリフォームをしてもらえます。依頼先の業者を選定して、信頼できる業者を見つけるには一括見積もりサイト『ヌリカエ』がおすすめです。

私のリフォーム費用はいくら?

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水回りのリフォームの3つの注意点

失敗なく水回りのリフォームを行うには、次の3点に注意することが大切です。

  • 1.マンションの構造によっては水回りの移動はできない
  • 2.商品の料金以外の費用も考えて予算を決める
  • 3.事前にプランを練ってイメージを共有する
ポイントを押さえて上手に行い、水回りのリフォームをスムーズに完了させましょう。

マンションの構造によっては水回りの移動はできない

マンションの場合は、給排水をする配管が各階に通るように配置されています。床下の構造が下のコンクリートと近い場合は、水の流れる配管の勾配が確保できないため、水回りの移動ができません。
ほかにも、キッチンも梁の位置によってダクトの変更ができない場合もあるので、リフォームをする前にキッチンの構造を把握しておきましょう。

商品の料金以外の費用も考えて予算を決める

リフォームの費用や商品の料金はもちろん、その他費用を合計して決定します。使用する商品から工事の内容、出張料金、人件費、必要な場合は駐車料金なども必要であるため、これらを考慮して予算を決めなければなりません。
予算を明確にしておかないと、思った以上に費用がかかって支払いに困ったり、そもそもリフォームのプランを決められなかったりすることも多いです。
最初に予算を決めておくと、どのような工事をするか、商品はどれくらいのグレードのものを選ぶかが決めやすく、選択肢を絞り込みやすくなります。予算を決めないと選択肢が大量に残り、意思決定が難しくなるため注意が必要です。

事前にプランを練ってイメージを共有する

リフォームを成功させるには、綿密にプランを練り、完成形のイメージをきちんと持っておくことが大切です。リフォームのイメージは業者に伝えることが大切であり、考えを共有しておくことでより理想とする内容で工事を進めてもらやすいです。
業者とのイメージの共有は重要であり、これができていないと自分の理想とするリフォーム内容が思うように伝わらず、完成形が意図しないものになってしまう可能性があります。
漠然としたイメージを伝えるだけでは共通認識が持てない可能性があるため、どこをどのように変更してほしいかは、細部まで念入りに伝えるようにしましょう。

私のリフォーム費用はいくら?

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まとめ

水回りは同じ箇所のリフォームでも、グレードの違いによって費用が大きく異なります。そのため、グレードと工事内容は綿密に考え、コストを計算した上で上手に水回りのリフォームを進めていきましょう。

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