「キッチンってどうリフォームすればおしゃれになるの?」
そう悩まれる方も多いのではないでしょうか。
実は、ポイントさえ分かればおしゃれなキッチンを作るのはまったく難しくありません。
本記事では、キッチンを素敵な空間に仕上げるためのコツを「北欧風」や「カフェ風」といったイメージごとに解説していきます。
また、メーカーごとの商品の比較や、リフォーム全般の注意点も掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。
はじめに1つだけ結論をお伝えすると、
『おしゃれなキッチンを実現するには、はじめに収納の色・素材を選ぶとうまくいきます。
詳しくはこの先の記事の中身で、実例写真とともにお伝えします。
「シンプル」でおしゃれなキッチンの写真
シンプル系のデザインのキッチンは、飽きがきにくく長く愛せるのが特徴。うまくデザインすることで他のどのタイプよりも清潔感を出すことができます。
事例① 白いキッチン+間接照明
白を基調としたシンプルなキッチンでありながら、温かい間接照明が良いアクセントになっています。
事例② 白い対面風キッチン+自然採光
大きめの窓から差し込む太陽光がキッチンの奥まで届くよう、収納をカウンター型にした対面キッチン風にリフォーム。
白一色で統一したキッチンが明るさと開放感を増し、見ているこちらにまでさわやかな風が届くようです。
事例③ シンプルすぎたキッチンに石柄タイルを追加
リビングから見えるカウンター正面と、奥のカップボードの上下に柄の異なる石柄タイルを貼り付け。
白やグレーを基調としたひかえめなマーブル模様と、キッチンのダウンライトがラグジュアリーなおしゃれさを演出しています。
なお、元々は下の写真のように少し寂しい見た目だったものを、上記のようにタイルの追加張りで安くイメージチェンジしています。
事例④ 明るいホワイトで統一したキッチン
TOTOのシステムキッチンの最高級ライン「ザ・クラッソ」の公式カタログ写真より。
やや青みがかったホワイトが光をよく反射し、シンプルな形状でありながら高級感・存在感を発揮しています。
日当たりのよいLDKに使えば、明るさと清潔感を強調してくれるでしょう。
「和風」でおしゃれなキッチンの写真
和のテイストを取り入れつつスタイリッシュさのある「和モダン」が近年人気です。
日本風な要素を入れながらオシャレに仕上げたキッチンを見ていきましょう。
事例① モノトーン×ステンレスのキッチン
存在感のあるステンレスキッチンに、モノトーンの収納棚とダウンライト、味のある濃い木目のフローリング……。
個性的な要素たちをモダンと伝統感のバランス上でまとめた、アーティストのようなハイセンスなLDK空間です。
ソファやラグなどに使用された黒と紫も、実は日本の伝統色。和の雰囲気を高めるアクセントとなっています。
事例② 黒い木材×漆喰調の白×ステンレス
古民家にあるような立派な木の黒い天井、漆喰をおもわせるマットな白い壁、そしてその中に一点、スタイリッシュなステンレスキッチンの光沢……。
伝統的な村家の土間に、現代のシステムキッチンが入り込んだような遊び心を感じさせる、マネしたくなるデザインです。
別角度をみると、木の格子が多用されています。格子柄もまた、和モダンの雰囲気を高める要素でしょう。
事例③ 床と統一感のあるやわらかい木目のキッチン
自然風で柔らかい印象のキッチンになりました。さらに観葉植物を置くと、ログハウスのようなナチュラルテイストが再現できます。
事例④ 和洋折衷のオープンキッチン
洋風と和風を織り交ぜたホテルのようなキッチンに。照明や内装にもこだわりを感じます。
「カフェ風」でおしゃれなキッチンの写真
居心地がよく、作る食事も一段おいしく感じる「カフェ風」もキッチンデザインの定番。
家庭のキッチンを上手にカフェ風に仕上げた事例を見ていきましょう。
事例① カフェカウンター風のキッチン
明るく開放感のあるカウンター付の対面キッチン。調味料や食器を見えるように収納することで、よりカフェ感が増しています。
事例② レストランのような黒板張りのキッチン
ダイニング側の壁を大きな黒板張りにすることで、まるでオープンキッチンのあるレストランのように。おしゃれで遊び心あります。
白系の木のテーブル、赤茶系の床のフローリング、樽のようなデザインのダストボックスなど、木のアイテムが部屋の多くを占めているのもおしゃれな飲食店風にみえるポイントです。
事例③ レトロアンティークなカフェ風キッチン
上2つの例に比べると、ポップでかわいさのあるカフェ風のキッチン。
雰囲気の秘密は、木目とレンガ柄の組み合わせや、丸みのあるテーブル、赤茶色・くすんだブルーなどのカラーリングでしょうか。
壁面のレンガ柄と床のフローリング柄の長方形が反復で使用されているのもポイントです。
事例④ レンガ・木と組み合わせたステンレスキッチン
クリナップの中価格帯システムキッチン「ステディア」の公式カタログより。
レンガ・木・タイルなどナチュラル感のある素材や「見せる収納方法」を多用し、飲食店の要素を強く意識しています。
普通のキッチンで使うと業務用の雰囲気が強くなりがちなステンレスキッチンですが、もともと店舗であるカフェ風のデザインとはよく調和しているのにお気づきでしょうか。
「カフェ風キッチンの作り方」については、下記の記事もご覧ください。
「北欧風」でおしゃれなキッチンの写真
落ち着いたカラーと木の温かみを組み合わせた「北欧デザイン」を希望される方も近年増えています。
自然と派手さをおさえたデザインになるので、生活に溶け込んだ使いやすい印象を与えられるでしょう。
事例① ホワイト×アッシュカラーのレンガ調パネル
キッチンカウンターと壁・家電をホワイトで統一し、一部に淡いレンガ調の壁材を張ったキッチン。
ボウルやお鍋にビビッドカラーを使うことで、落ち着いた雰囲気だけでなくポップさも加わった空間に仕上がりました。
事例② ブルー系ツートンカラーのキッチンダイニング
光沢のあるネイビーとマットなブルーグレーのコントラストが特徴的なツートンカラーのおしゃれなキッチンに。
北欧デザインの基本である「ベースは白かウッド調」もしっかり押さえられています。
とくに、天井・壁は白で統一し床の色も淡くしたことで、空間が明るく広く見えます。
事例③ 淡いブルー×グレーのナチュラル北欧デザイン
グレーがかった淡いブルーの与える落ち着き・高級感が印象的な、北欧風の仕上がりを意識したキッチンです。
ちなみに、下の写真はリフォーム前のキッチン。キッチンのブルーグレーに合うよう、床もグレーに交換しているのが大変おしゃれです。
事例④ マットなブルーを中心にまとめた北欧風キッチン
リクシルのシステムキッチンの最高級シリーズ「リシェルSI」の公式レイアウトプランより。
マットでくすんだカラーは北欧デザインでよく用いられる色ですが、この事例ではシエルブルーを使用。
アンティーク調の扉のデザインや窓の格子、アッシュカラーの床の木目なども北欧風の印象を引き立てています。
事例⑤ 淡い木目調と落ち着いたホワイトでまとめた北欧風キッチン
事例は、木の無垢材を使用したキッチンが有名なメーカー「ウッドワン」のスタイルブックより。
存在感のある大きなI型キッチンの扉を、ライトブラウンのやさしい木目調で統一。同じ木目のトーンを壁の棚の色と合わせているのが大変おしゃれです。
「北欧風キッチンの作り方」については、下記の記事もご覧ください。
「個性的」でおしゃれなキッチンの写真
キッチンを使う方の趣味や好きな色を全面に出したデザインや、印象の強い柄などを採用した個性的なキッチン。
アクが強くなりすぎず、オシャレだと思わせるポイントを事例とともにお教えします。
事例① 趣味のアイテムづくしのレンガ調キッチン
目がさめるようなレンガづくしのスタイルが印象的な、アメリカンスタイルのキッチン。
窓のカーテンやカウンターの足元にも、アメリカをおもわせる小物があしらわれており、住んでいる方の趣味を強く感じさせます。
事例② ブルーグリーンのインテリアにこだわった個性空間
キッチン扉、吊り戸棚、LDKに続くカーテンをブルーグリーンで統一したキッチン。
よく見ると、花瓶やラグなども青や緑で統一されています。こだわりを感じる、おしゃれで個性的な空間に仕上がりました。
事例③ 大きな模様をあしらったウッド内装のキッチン
キッチンのカウンター下に、大きなヘリンボーン柄のウッドパネルを使用したキッチン。
模様以外の要素はベーシックで落ち着いたもので揃えることにより、個性的ながらも奇抜になりすぎず落ち着けるLDK空間になりました。
事例④ ビビッドな黄緑を使った小さめのキッチン
事例は、楽器・音響のヤマハを母体とする設備メーカー・トクラスの「Bb」の公式プラン集より。
幅165cmの小さめのキッチンの扉を、ビビッドな黄緑色に仕上げています。
使う面積が少なめであれば、個性の強い色を使用しても全体のバランスがよく仕上げられます。
さりげなく、テーブルの上のカップの色を合わせているのも非常におしゃれ。
まとめ:おしゃれなキッチンのイメージを固めるなら「相見積もり」
ご自宅のキッチンをおしゃれにリフォームしたい……!と思った場合、事例写真のほかメーカーのカタログやショールーム、施工会社の提案なども参考にしながら、イメージを固めることが大切です。
ときには複数のリフォーム施工店に相談して、さまざまな得意分野をもったプロの意見を参考にしながら、あせらずに使用するキッチンや色・雰囲気を決めるのも良いでしょう。
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