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「浴室内がひび割れている」「浴室を掃除をするタイミングやお湯を抜くとき、ゴミは詰まっていないのに水はけの悪さを感じる」
そんな時は、浴室の防水工事を検討すべきタイミングです。
浴室の防水性能がなくなってしまうと、家の本体内部に水のダメージを与えてしまうということになり、木材が濡れてシロアリの餌食になってしまいます。
そのような事態にならないために、今回の記事では浴室防水工事について費用や工事期間、確認すべきポイントを解説していきます。
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浴室防水工事が必要になるタイミングとは？
防水工事が行われていない浴室は、水漏れや腐食、カビや黒ずみなど様々なトラブルが考えられます。大変な事態にならないためにも、何かしらの異変があった場合にすぐに浴室防止工事を検討するべきです。
まずは、浴室防止工事が必要な症状・タイミングについて紹介していきます。
- 浴室の床や壁に亀裂がある
- 浴室の床が剥がれている
- 浴室に穴が開いている箇所がある
その1：浴室の床や壁に亀裂がある
浴室の床や壁に亀裂が入っている場合は、浴室防水工事を検討すべきタイミングです。普段使っている時は汚れか髪の毛だと思っていた所が、触ってみると実はひび割れだったと気付いたということも考えられます。亀裂を放置することでそこから徐々に水分が浸透していく可能性もあります。
また、壁の剥がれや壁内部にカビが発生するとパネルの解体や下地の交換といった大掛かりな工事となってしまいます。たとえ小さくても、ひび割れを見つけたらすぐ補修を検討しましょう！
その2：浴室の床が剥がれている
浴室の床が剥がれている場合も要注意です。お風呂は裸足で入るので、床に異変があればすぐ気づくことができます。床の剥がれや、膨みがないかをカウンターの下やお風呂の隅まで注意深くチェックします。一か所だけ汚れの付き方が変だったり、踏んでみてふわふわと空気を感じるようであれば、床が下地から浮いてしまっており、防水に支障が出てしまいます。床が剥がれてしまうと汚れが蓄積され、さらに床の下地まで浸透してしまうとカビやシロアリが発生する原因になります。
その3：浴室に穴が開いている箇所がある
ひび割れを長年放置してしまうと、浴室の壁や床に穴が開いてしまいます。この場合、防水機能はほとんど機能していません。その穴から水が侵入して下地を錆びさせてしまったり、カビや木材を腐食させてしまいます。
最初は小さな傷だった箇所から徐々に浸透して下地を錆びさせてしまい、結果的に穴が大きくなってしまうこともあります。物を落としたりぶつけたりした場合の穴はすぐに補修することで浸透を防ぐことができるかも知れませんが、経年劣化による穴であれば気付いた時点で早めに対処する必要があります。
浴室防水工事のメリット・デメリット
ここからは、浴室の防水工事をすることでのメリット・デメリットを紹介していきます。
メリットその1：綺麗になった浴室を使える
漏水により発生したカビや錆は、個人が掃除で簡単に落とせる汚れではありません。
目に見える範囲以外に、浴槽の中の配管回りといった普段触ることができない場所まで、腐食が進行している可能性があります。
実際に防水工事に入る場合、そういった頑固な汚れはプロが洗浄してくれます。浴槽が外せるタイプのものは、取り外してから隅々まで綺麗にしてくれるのです。
カビや錆を綺麗にとった状態で防水処理に入り、コーキングで隙間を埋めていき、新品のような仕上がりが期待できます。また、塗装の色を変えることもできるので、今までより明るく、そして広く感じられるようになります。
浴室は疲れを癒やす場所なので、清潔さをキープして快適に利用したいものですよね。
メリットその2：浴室が長く使えるようになる
浴室防水の施工を行うとおよそ10～15年ほど長持ちするようになります。防水の見直し時期はどのような防水施工をするかで耐用年数は違いますが、シート防水とFRP防水であれば、10年以上長く安心して浴室を使うことが期待できます。
水が直接かかるので浴室は何もしなければ劣化が早く訪れます。
また、浴室が長く使えるようになる秘訣としては、日々のケアも重要です。目に見える範囲ならコーキングがひび割れていないか？タイルや壁に剥がれが無いか？など注意しておきます。
そうすれば漏水の危険を回避でき、より長く防水機能を維持できます。
メリットその3：浴室の掃除がしやすくなる
浴室防水工事をすることで、掃除のしやすさがUPします。浴室の床や壁に水が浸透しなくなり、水垢やカビの発生を防ぎ衛生状態を保つことができるようになるのです。
また、浴室のリフォームを防水だけにせず、在来工法からシステムバスやユニットバスへ変更することも視野に入れましょう。
システムやユニットバスは継ぎ目が少ない構造になっていたり、つるつるとした素材が使用されており、水や汚れがつきにくく掃除しやすくなります。
また、タイルは割れてしまうリスクとケガをする可能性がありますが、システムバスもユニットバスもそのような危険が無く安全性も高いです。
デメリットその1：工事中浴室が使えない期間がある
デメリットの1つとして工事以外での出費を覚悟しておきましょう。当然ながら、工事期間中は浴室を使うことができません。
そのため、事前に工期を確認し、工事期間中の入浴をどうするか検討する必要があります。工期の短い工法であれば、2日間程度なので大衆浴場を利用したり、知人や家族に借りる方法があります。
しかし、在来の浴室からユニットバスなどへ変更する場合は、工期が1週間と長くなります。
その期間をどのように過ごすか、家族とよく話し合っておきましょう。大衆浴場を使うのであれば入湯料がその都度かかります。
知人や家族にお風呂を借りた場合もお礼として、日用品や消耗品を用意して渡すようにしましょう。
浴室防水工事を行う際に確認するポイント
浴室防水の工事を行うことが決まったら、確認すべきポイントが3つあります。浴室工事にかかる期間、浴室工事期間の入浴、浴室防水工事を依頼する業者についてです。
それぞれのポイントについて詳細を解説していきます。
- 浴室工事にかかる期間を確認しておく
- 浴室工事期間の入浴はどうするのか考えておく
- 複数の業者から相見積りを取る
ポイント1：浴室工事にかかる期間を確認しておく
浴室の防水工事内はご家庭のお風呂が使用できなくなります。どの程度で工事が完了するのかという目安を知っておくことも大切です。
在来の浴室からユニットバスなどにする場合も工期が長くなります。防水処理は工期の中に含まれますが、解体工事に時間がかかってしまうためです。1週間から10日間は浴室が使えないと考えておきましょう。
ポイント2：浴室工事期間の入浴はどうするのか考えておく
浴室が使えない期間についてお風呂をどうするか、家族で話し合っておくことも重要です。
家族の人数が少なかったり、近くに実家があるような場合は、工事期間中だけお風呂を借りたり、しばらく泊まることも考慮しましょう。
もし周囲に頼れる家族がいなかったり、幼い子供がいたりする場合は、ホテルへの宿泊も検討すべきです。宿泊や食事の費用がかかりますが、工事業者に気を使う必要が無く、子供のお昼寝も静かな環境でできます。
ある程度家族が自立できている場合は近くに大衆浴場を利用するのも１つの手です。工事期間中だけ通うようにすれば、生活を大幅に変えなくて済みます。
住んでいる周囲の環境から最適な方法を話し合い、必要になる費用もある程度算出しておくと良いでしょう。
ポイント3：複数の業者から相見積りを取る
業者選びも慎重に行う必要があります。近くのリフォーム業者や専門業者、大手業者それぞれに見積もりを依頼し、相見積もりで比較検討していきます。
工事担当者と会えるなら見積内容の説明も受けられるため、会ったほうが良いでしょう。見積もりの内容も項目一つ一つを確認し、見積もり内に含まれている工事がどこまでなのかチェックしていきます。
その際、工事が「工事一式」で表記されている場合はより詳しく質問するようにしましょう。
また、業者のホームページ内に施工例を確認したり、知人が同じような工事をしたことがあるなどあれば、施工した業者の評判も確認できます。
工事実績、口コミや見積もりなど総合的に判断して依頼する業者選びをしていきましょう。まとめ
毎日使っているお風呂だからこそ、小さな変化を見逃しがちになってしまいます。普段のお手入れの際にいつもと違った視点で浴室を観察してみましょう。
数年前から変わったところが無いか、壁や床の経年劣化はどのようになっているか見ておくことで、ひび割れや穴が開いてしまうようなことに素早く対応できます。防水が大切な浴室なので、劣化を発見したらすぐに対応することが大切です。
いつまでも綺麗なままずっと使えるとは考えず、如何に状態を保ちながら長く安心して使うことができるかを考えましょう。
