お風呂は日頃の疲れを取り、リラックスのできる空間。そのためお風呂はリフォームの中でも、特にこだわりを持たれる方が多いです。
中でも根強い人気なのが、和風のお風呂です。ただし和風のお風呂へのリフォームは、一般的なお風呂リフォームよりも注意すべき点が異なります。
本記事では、和風のお風呂にリフォームした事例や、和風に近づけるためのポイント、注意点などを解説しています。
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お風呂を和風にリフォームした事例
まずは、和風のお風呂を和風にかつおしゃれにリフォームした事例を4つご紹介します。様々なタイプのものをご紹介しているので、参考にしてみてください。
①檜の香りが楽しめるお風呂
ユニットバスではなく、壁の上半分と天井を好みに合わせてコーディネートできるハーフユニットバスにリフォームされました。お風呂はサイズアップをし、檜の羽目板を使った和風テイストに。檜の香りも楽しめ、毎日温泉に来ているような気分が味わえたと満足されています。
マンションということもあり、防水性にもこだわりました。下地で防水処理を施し、その上からセメント系の塗料で塗膜しています。
②和モダンテイストな木風呂
高級な温泉旅館などでよく目にする木風呂にリフォームされた事例です。木風呂にも様々な種類がありますが、香りの強い青森ヒバを選ばれました。カビなどの多くの菌に対する抗菌性があるため、浴槽の素材に向いています。
壁はタイル、天井にはシート貼りで、落ち着いた暗い色をチョイス。現代的な魅力を持ったワンランク上の和モダンなお風呂に生まれ変わりました。
③石材が魅力的な和のお風呂
十和田石とヒバで仕上げた、しっとりとした肌触りが特徴的なお風呂です。水に濡れると美しいエメラルドグリーンになるため、洗い場の床の仕上げにも十和田石を使っています。
浴槽のサイズは1800×1200㎜と、まるで大浴場のように足をゆったりと伸ばせる広々とした空間に。引き戸や吐水口もヒバ材で作られており、雰囲気に調和しています。
④和デザインが標準装備されたユニットバス
ユニットバスでは珍しい、「石貼りの浴槽」が標準装備されたお風呂にリフォームされました。壁や天井には、天然の檜をふんだんに使用。高級旅館にも負けない、和風のお風呂と言えるでしょう。
見た目の華やかさだけでなく、防水性や耐水性といった機能面でも他の一般的なユニットバスに劣りません。
お風呂を和風にリフォームするためのポイント
続いてはお風呂を和風にリフォームするために、知っておくべきポイントを部材別に解説します。
①浴槽
和風の浴槽には、以下のような素材が使われることが多いです。
素材はお風呂の快適性、安全性、費用にも大きく関わってきます。
②床材
和風の浴槽に使われることの多い床材は、以下3種類です。
床の滑りにくさが床材を選ぶうえで後悔しないために重要になります。浴室内転倒リスクが高く、事故を防止するためです。
③壁材
壁材は床材と同じく、木製やタイル、モルタルを選ばれる方が多い傾向にあります。
選ぶうえで最も失敗が少ないのが、床材と同じものを使うことです。1つの素材で合わせることで統一感が生まれ、すっきりとした印象になりますよ。
お風呂を和風にリフォームした際の注意点
最後に、和風のお風呂ならではの抑えておくべきポイントをご紹介します。
①メンテナンスを怠らない
和風のお風呂で最も手間がかかるのが、日常的なメンテナンスです。たとえ防水加工が施されていたとしても、メンテナンスを怠ると、傷んだり劣化が進んでしまったりする恐れがあります。
大切なのは、浴室内の水気をなるべく残さないことです。浴室内だけでなう浴槽までしっかり拭き取り、換気を行うようにしてください。
またリフォームの際に、板をぎりぎりまで張らずに、水がかかりやすい箇所にはタイルや石パネルを使うことで、水気が溜まりにくくなりますよ。
②漏水に気を付ける
マンションの場合は、ユニットバスではなく在来工法で和風のお風呂にリフォームされることをおすすめします。それは、在来工法は水漏れのリスクが避けられないからです。
万が一水漏れによって階下の片に被害が及んでしまった場合は、責任を取らざるをえません。
防水性の優れた「ユニットバス」や、腰壁から上部のデザインを選ぶことができる「ハーフユニットバス」がおすすめです。
まとめ
和風のお風呂にリフォームした事例や、ポイントなどを説明してきました。
和風のお風呂は、空間や形状に縛られない在来工法でリフォームされる方が多いです。自由に設計できる分、リフォームの要望を上手く汲み取ってもらえるよう、信頼できる業者に依頼することも大切です。
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