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ユニットバス（浴室）の天井は結露が発生しやすく、カビが繁殖しやすい場所です。
また、こまめに手入れをしていても、ユニットバスでは湯気が天井にあたることによって、汚れや劣化が進んでしまうため、天井の交換リフォームを検討されることもあるでしょう。
本記事では、ユニットバス天井を交換する3通りの方法とその費用を解説します。
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ユニットバスの天井だけ交換できる？
ユニットバスでは、天井だけを取り外して新しい天井をはめ込むようなことは基本的にできません。というのも、ユニットバスは天井と壁・床などが一体となっているからです。そのため、完全に新しい天井に交換したいなら、ユニットバス全体を交換することになります。
とはいえ、ユニットバス全体を交換するにはおおよそ50万円～100万円の費用がかかります。天井を綺麗にしたいだけにしては、少し高くつきすぎです。そこで、天井だけをリフォームしたい場合には、交換ではなく、新しい天井を上から張るという方法が通常となります。
以下では、天井の上張り工法をはじめとする3通りの天井リフォームの方法と、それぞれの費用についてご紹介していきます。
ユニットバス天井交換の費用相場
ユニットバスの天井を交換する方法は大きく3通りあります。交換費用は使用する素材やリフォーム内容、追加する設備によって異なり、おおむね以下が目安です。
| リフォーム内容 | 費用相場 |
|---|---|
| パネルやフィルムを上張りする | 3.5万円~7万円 |
| 壁・床もセットでリフォームする | 10万円~30万円 |
| 天井裏に断熱材を入れる | 4,000~8,000円/㎡ |
以下ではそれぞれの交換方法の詳細や費用について順に解説します。
交換方法①パネルやフィルムを上張りする
既存の天井材を解体せずパネルやフィルムを上貼りする場合、3.5万円〜7万円程度がリフォーム費用の相場となっています。
パネルよりもフィルムの方がリフォーム費用は安価ですが、既存の天井がタイルやコンクリートなどの場合、カビの除去やひび割れの補強、表面をフラットにするための下地処理などが必要になります。
そのためユニットバスと比較すると、在来工法の浴室ではリフォーム費用が割高になる点に注意しましょう。
バスパネルの製品例
交換方法②壁・床もセットでリフォームする
ユニットバスの天井のリフォームを検討する際には、壁や床もセットで交換する方が全体的な費用を抑えることができます。天井・壁・床をすべてパネルやフィルムで上貼りする場合の費用相場は、10万円〜30万円程度です。
選ぶ素材や、ユニットバスかハーフユニットバスかによっても価格は変わります。浴槽の交換も併せて行うと経済的な場合もあるため、リフォームが必要な箇所を業者に調査してもらうと良いでしょう。
＞＞お風呂の壁リフォームの費用・方法比較
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交換方法③天井裏に断熱材を入れる
天井裏に断熱材が入っておらず、冬場の結露の原因になっている場合には、天井の交換とともに断熱材を入れるリフォームを検討しましょう。その場合には一度天井や壁を解体する工事が必要になり、リフォーム費用も割高になる傾向にあります。
天井裏の断熱リフォーム費用[/text]は1㎡あたり4,000〜8,000円程度ですが、壁・床の断熱リフォームも行う場合や二重窓を設置する場合などは追加費用がかかるため、リフォーム会社に見積もりを依頼して確認しましょう。
ユニットバスの天井交換にはパネルやフィルムがおすすめ
ユニットバスの天井材にはステンレスや塗装壁が使われることもありますが、カビや結露をできる限り防ぎたい場合はパネルもしくはフィルムに交換するのがおすすめです。
ユニットバスに使われることの多い樹脂系のパネルや、水廻り専用のフィルムは抗菌・防カビ仕様になっているものが多いです。表面がフラットであるため、水分を拭き取りやすいのも特徴。また保温性が高く乾きやすいうえ、製品によっては水を弾く加工が施されたものもあります。
既存のユニットバスの天井を壊すことなくパネルやフィルムを貼り付けるだけのため、工期も短く費用も抑えられます。
さらに、大理石調や木目に加えシンプルに白やピンクなど、豊富なデザインやカラーバリエーションの中から選べるので、天井交換を機にお好みのユニットバスに近づけることができます。
ユニットバス天井の交換費用を抑えるには
ユニットバスの天井は湿気が多いためカビが繁殖しやすく、カビが浴室全体に広がったり、浴室で洗濯物を干した場合には付着したりする原因になります。そのため掃除や換気、カビ防止剤を使うなど、こまめに手入れを行う必要があります。
凹凸が無く水分が吹き取りやすい、パネルやフィルムを上貼りするリフォームなどを検討しても良いでしょう。
なお、ユニットバス天井の交換を含め、リフォーム費用を抑えるには3社以上の業者に相見積もりをとることが大切です。リフォームの相見積もりをとるなら、すべて無料で利用できるヌリカエ の利用がおすすめ。リフォームのパートナー選びの際にぜひご活用ください。
