国分寺市にお住まいの方で、リフォーム工事をお考えでしたら、自治体の設置している補助金を使って工事費用を安くできる可能性があります!
本記事では、国分寺市にある、バリアフリー化・省エネルギー化・環境対策・耐震化の工事に出る補助金制度の調査結果と、補助条件・金額の決まり方などをわかりやすく解説します。
- 国分寺市でリフォームにおりる補助金は主に5種類
- 国分寺市の制度では「バリアフリー化」「耐震化」「省エネルギー化」などのリフォームが補助対象
- 補助金制度を利用するためには、着工前に市の担当窓口に相談する
国分寺市にあるリフォーム補助金制度は?
国分寺市にある家の工事を対象にした主な補助金制度は、以下の5つです。
分類 | 制度名 | 補助金額 |
---|---|---|
バリアフリー化 | 高齢者自立支援住宅改修等給付事業 | 特定の工事の工事費用に応じ、給付限度額まで給付。限度額を超える場合は収入により自己負担有り。 |
バリアフリー化 | 障害者(児)日常生活用具費給付事業 | 特定の工事の工事費に応じて決定。所得に応じて自己負担有り。 |
バリアフリー化 | 障害者(児)住宅設備改善費給付事業 | 特定の工事の工事費用に応じて決定。所得に応じて自己負担有り。 |
省エネルギー化 | 国分寺市住宅用太陽光発電機器等設置補助制度 | 太陽光発電機器:1kwあたり20000円(上限80000円) 住宅用燃料電池コージェネレーション機器:一律40000円 |
耐震化 | 国分寺市耐震改修等補助制度 | 耐震改修:工事にかかる費用の8/10(限度額100万円) 除却:工事にかかる費用の1/3(限度額70万円) 建替え:建替え工事のうち、除去工事にかかる費用の8/10(限度額70万円) |
制度①|高齢者自立支援住宅改修等給付事業
国分寺市で手すりの取り付けや段差の解消などのバリアフリー化を行った場合、「高齢者自立支援住宅改修等給付金」を申請して補助金を受け取れる可能性があります。
受付期間 | 期間指定なし |
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補助金額 | 特定の工事の工事費用により決定される |
問い合わせ先 | 福祉部 高齢福祉課 計画・事業推進係 電話番号:042-321-1301 |
制度公式サイト | 高齢者自立支援住宅改修|国分寺市 (city.kokubunji.tokyo.jp) |
制度概要
「高齢者自立支援住宅改修等給付事業」は、身体の状況から住宅を改修する必要がある場合に、自治体がその費用の一部を補助するものです。住宅改修の種類は下記の設備です。
介護保険の要介護認定で非該当(自立)となった方
- 手すりの取り付け
- 床段差の解消
- 滑りの防止および移動の円滑化などのための床材の変更
- 引き戸などへの扉の取替え
- 洋式便器などへの便器の取替え
介護保険給付対象以外の改修
- 浴槽、浴槽給湯設備などの改善
- 流し、洗面台またはこれらに附属する給湯設備などの改善
- 便器の洋式化およびこれに付帯して必要となる住宅改修
介護保険の適用による住宅改修が優先されるため、まずは介護認定を受けましょう。
補助金額
介護保険の要介護認定で非該当(自立)となった方への給付は限度額が200,000円です。
介護保険給付対象以外の改修は下記表のように改修設備によって上限額が異なります。
改修の内容 | 補助上限額 |
浴槽、浴槽給湯設備などの改善 | 379,000円 |
流し、洗面台またはこれらに附属する給湯設備などの改善 | 156,000円 |
便器の洋式化およびこれに付帯して必要となる住宅改修 | 106,000円 |
また、所得に応じて自己負担金が異なります。
生活保護受給者 | 無料 |
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住民税非課税世帯 | ・給付に要する費用の6% ・給付限度額を超える場合は限度額の6% |
上記以外 | ・給付に要する費用の10% ・給付限度額を超える場合は限度額の10% |
補助金が降りる条件
- 介護保険の要介護認定で非該当(自立)と認定され、在宅での生活を継続するため、住宅改修が必要と認められた65歳以上。
- 介護保険の給付対象となる改修以外にも既存の設備の改修が在宅での生活を継続するため、必要と認められた65歳以上。
その他の条件・補足
現在施設入所中および入院中の場合、申請不可です。また、介護保険による住宅改修が優先されます。
制度②|障害者(児)日常生活用具費給付事業
国分寺市で居宅生活動作補助用の住宅改修を行った場合、「障害者(児)日常生活用具給付事業」を申請して補助金を受け取れる可能性があります。
補助金額 | 特定の工事の工事費用により決定される |
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問い合わせ先 | 福祉部 障害福祉課 生活支援係 電話番号:042-325-0111 |
制度公式サイト | 補装具・日常生活用具|国分寺市 (city.kokubunji.tokyo.jp) |
制度概要
「障害者(児)日常生活用具給付事業」は、在宅重度心身障害者(児)の日常生活を容易にするため、日常生活用具の給付または貸与を行う事業です。
また、リフォームに関しては下肢・体幹の障害がある場合や車いすの交付を受けた場合、住宅改修が必要だと認められると自治体がその費用の一部を給付または貸与します。
補助金額
障害者(児)日常生活用具給付事業の補助金額は、世帯の所得によって原則1割の自己負担金が必要です。また、一定以上所得がある場合は補助金の対象外です。但し、生活保護世帯や低所得者は自己負担金がありません。
一定所得以上とは下記表の通りです。
障害者本人が18歳以上の場合 | 障害者本人および配偶者の市民税所得割の納税額が460,000円以上 |
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障害者本人が18歳未満の場合 | 障害者本人および同一世帯構成員のうち最多納税者の市民税所得割の納税額が460,000円以上 |
補助金が降りる条件
住宅改修費が給付される条件は下記表の通りです。
障害の種類 | 条件 |
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肢体(上肢、下肢、体幹)の障害 | 下肢または体幹に係る障害が3級以上である学齢児以上65歳未満 |
呼吸器機能の障害 | 学齢児以上65歳未満で、補装具の車いす交付を受けた内部障害がある |
腎臓機能の障害 | 補装具の車いす交付を受けた内部障害のある学齢児以上65歳未満 |
難病 | 難病患者等で下肢または体幹機能に障害がある |
その他の条件・補足
入院中または施設入所中の場合は対象外です。
制度③|障害者(児)住宅設備改善費給付事業
国分寺市で重度の肢体不自由者または障害者の方が日常生活を容易にするため、現在お住まいの住宅を改善する工事を行った場合、「障害者(児)住宅設備改善費給付事業」を申請して補助金を受け取れる可能性があります。
受付期間 | 期間指定なし |
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補助金額 | 特定の工事の工事費用により決定される |
問い合わせ先 | 福祉部 障害福祉課 生活支援係 電話番号:042-325-0111 |
制度公式サイト | 住宅設備改善費の給付|国分寺市 (city.kokubunji.tokyo.jp) |
制度概要
「障害者(児)住宅設備改善費給付事業」は、重度の肢体不自由者または障害者の方が居住中の住宅をバリアフリー化する場合に、自治体がその費用の一部を補助するものです。新築時は住宅移動設備のみ給付対象です。
補助金額
世帯の所得に応じて原則1割の自己負担金で住宅改善費の給付が受けられます。しかし、本人や同一世帯の方が一定の所得以上の場合は給付を受けられません。
補助金が降りる条件
補助金が降りる種目と対象者は下記表の通りです。
種目 | 対象者 |
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中規模住宅改修 | 学齢児以上65歳未満で、下肢または体幹に係る障害の程度が2級以上、および補装具として車椅子の交付を受けた内部障害者 |
屋内移動設備 | 学齢児以上で、上肢、下肢または体幹機能障害を有し、歩行ができない状態で、かつ障害の程度が1級、および補装具として車椅子の交付を受けた内部障害者 |
障害者本人および同一世帯構成員のうち最多納税者の市民税所得割額が、46万円以上の場合は給付対象外です。また、介護保険制度対象者は給付対象外です。対象か分からない場合は、窓口に問い合わせましょう。
制度④|国分寺市住宅用太陽光発電機器等設置補助制度
国分寺市で太陽光発電機器や燃料電池コージュネレーション機器(エネファーム)を新たに設置した場合や機器の設置された住宅を購入した場合、「国分寺市住宅用太陽光発電機器等設置補助制度」を申請して補助金を受け取れる可能性があります。
受付期間 | 令和4年4月1日(金)~令和5年3月31日(金) |
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補助金額 | 住宅用太陽光発電機器:1kwあたり20,000円(上限80,000円) 住宅用燃料電池コージェネレーション機器:一律40,000円 |
問い合わせ先 | まちづくり部 まちづくり計画課 計画担当 電話番号:042-314-9005 |
制度公式サイト | 住宅用太陽光発電機器等設置補助制度|国分寺市 (city.kokubunji.tokyo.jp) |
制度概要
「国分寺市住宅用太陽光発電機器等設置補助制度」は、市内に住宅を持っている個人や法人で新たに住宅用太陽光発電機器や住宅用燃料電池コージェネレーション機器(エネファーム)を設置した場合や、機器の設置された市内の住宅を購入した場合に、自治体がその費用の一部を補助するものです。
補助金額
国分寺市住宅用太陽光発電機器等設置補助制度の補助金額は、設置機器で異なります。
機器 | 補助金額 |
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住宅用太陽光発電機器 | 1kwあたり20,000円 上限80,000円 |
住宅用燃料電池コージェネレーション機器(エネファーム) | 一律80,000円 |
太陽光発電機器とエネファームは同時に申請できます。
補助金が降りる条件
補助金を受け取る場合は条件があるので注意してください。主な条件は以下に示します。
- 市内に住宅を所有している方で新たに補助対象機器を設置した、又は 補助対象機器の設置された市内の住宅を購入した方(区分所有や共有の住宅の 場合は共有者等の同意や承認が必要です。)である。
- 設置した機器によって生じた電気等が住宅での消費用である。
- 市が行う温室効果ガス排出削減の取り組みに協力する。
- 市税を完納している。(他市からの転入の場合は除きます。)
- 補助対象機器の設置完了又は補助対象機器を設置した住宅の引渡しを受けた年 度内に、補助金交付申請書、補助金請求書、およびそのほか必要書類を提出できる。
条件に当てはまっているか分からない場合は、市の窓口に問い合わせましょう。
その他の条件・補足リース契約や、全量売電の場合、店舗などと併設されている時は住宅以外が補助対象外です。但し、余剰売電の場合は補助対象です。
制度⑤|国分寺市耐震改修等補助制度
国分寺市で耐震性がないと診断された家屋の耐震改修、除去、建替えを行った場合、「耐震改修等補助金交付事業」を申請して補助金を受け取れる可能性があります。
受付期間 | 令和4年4月1日(金)~令和5年1月31日(火) |
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補助金額 | 耐震改修:工事にかかる費用の8/10 除去:工事にかかる費用の1/3 建替え:建替え工事のうち、除去工事にかかる費用の8/10 |
問い合わせ先 | まちづくり部 まちづくり推進課 住宅対策担当
電話番号:042-325-0111 FAX番号:042-324-0160 |
制度公式サイト | 木造住宅の耐震診断・耐震改修等補助金について|国分寺市 (city.kokubunji.tokyo.jp) |
制度概要
「耐震改修等補助金交付事業」は、耐震性がないと診断された家屋で、耐震改修、除去、建替えをする場合に、自治体がその費用の一部を補助するものです。
補助金額
耐震改修等補助金交付事業は耐震性がないと診断された家屋で改修や除去、建替えを行う場合の補助です。それぞれ給付割合や限度額が異なります。
工事内容 | 補助割合 | 限度額 |
---|---|---|
耐震改修 | 工事にかかる費用の8/10 | 100万円 |
除去 | 工事にかかる費用の1/3 | 70万円 |
建替え | 建替え工事のうち、除去工事にかかる費用の8/10 | 70万円 |
耐震診断は市に登録された建築士を派遣し、住宅の耐震性について診断します。耐震診断士の派遣事業は市が無料で実施しているので利用しましょう。
補助金が降りる条件
- 市の制度である「耐震診断士の派遣事業」を利用し、耐震診断を受ける。
- 「補助金交付決定通知書」の通知を受けてから施工業者と契約する。
- 申請から工事完了まで期間内(令和4年4月1日(金)~令和5年1月31日(火))に行う必要がある。
- 耐震改修の場合、市が登録した耐震診断士の工事監理を受ける必要がある。
「補助金交付決定通知書」の通知を受ける前に工事施工者と契約すると補助金対象外です。また、申請期間中に申請から工事完了まで行う必要があるため注意してください。
国分寺市のリフォーム補助金の申請の流れ
リフォームの補助金の支給は、工事・改修を行う前に相談や申請をしなければならないものが多く、予算も限られています。
補助金を受け取りたい場合は、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛かりましょう。
手続きにかかる期間
補助金の申請手続きの各段階にかかる期間は以下が目安です。
- 業者を呼んでから見積もりが届くまでは1ヶ月~1ヶ月半
- 申請から支給決定通知は約3~4週間
- 工事完了報告から補助金振込は約1ヶ月
自治体によって多少異なる場合がありますので、詳細に知りたい場合は補助金制度の担当課まで問い合わせください。
申請手順
実際の補助金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。
- 市へ相談する
- 事前調査・現地確認
- 補助金の交付申請
- 交付決定の通知を受ける
- 工事契約・施工
- 市へ工事完了報告をする
- 補助金・補助金の請求
- 補助金・補助金の交付
正しい手順を踏まなければ補助金・補助金の交付がされない場合があるので、申請手順をあらかじめ確認しましょう。
各補助金制度の具体的な申請手順
各補助金制度の具体的な申請手順は次の通りです。
step1 市へ相談する補助金を使用できる場合、申請手順や条件の確認を含め、まずは市へ相談しましょう。
step2 事前調査・現地確認補助金が使用可能か、市が派遣した業者などによる事前調査や現地確認が必要な場合があります。
事前調査の有無は申請する補助金の種類により異なります。分からない場合は市へ相談する際に質問してください。
step3 補助金の交付申請申請前に施工業者と契約すると補助金が受け取れない場合があるので、まずは申請書類を揃えましょう。
step4 交付決定の通知を受ける市が申請書類を確認し、不備が無ければ決定通知を受けます。
step5 工事契約・施工決定通知を受け取り、契約可能となったら施工業者を決定しましょう。
施工内容に問題が無ければ契約し、施工を開始します。
step6 市へ工事完了報告をする工事が完了したら、市へ完了報告をします。申請内容と違いがないか現地確認がある場合もあります。
step7 補助金・補助金の請求工事完了報告で不備が無ければ、速やかに補助金の申請を行いましょう。
step8 補助金・補助金の交付完了報告書や申請の内容を審査し、受理されると「交付金交付確定通知書」の交付や補助金の交付が行われます。
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まとめ
国分寺市のリフォームに関する補助金に関する情報を紹介しました。
国分寺市に住んでいる方で、リフォームを検討している場合は補助金の対象の可能性があるので、市のホームページなどで調べてから施工しましょう。
補助金を受け取る場合は、契約前に申請しなければならないものもあるので注意が必要です。しかし、補助金が利用可能であればリフォームがお得に済ませられます。
当サイトでは適正金額のチェック、業者の相見積もりができるのでリフォームを検討の際は、ぜひご利用ください。