リノベーションで使用できるローンは?資金調達に欠かせない、おすすめの銀行をご紹介

  • 【更新日】2022-02-28
リノベーションで使用できるローンは?資金調達に欠かせない、おすすめの銀行をご紹介

中古住宅の購入後や、新築購入後の経年劣化などから、自宅をより住みやすい環境にするべく行うのがリノベーションです。

しかし水回りの交換、フローリングの張替え、クロスの張替えなど、さまざまな箇所のリノベーションを検討すると、費用が多額になる場合も少なくありません。そこで利用したいのが各ローンになります。

本記事では、リノベーションで利用できるローンについて詳しく解説していきます。

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リノベーションで使用できるローンとは

リノベーション費用に利用できるローンは「住宅ローン」と「リフォームローン」です。

以下では住宅ローンとリフォームローンの特徴や違い、どちらがおすすめかについて詳しく解説していきます。

リフォームローン

リフォームローンは各金融機関が用意している、リフォームやリノベーションを行う際に利用できるローンです。

リフォームローンは、無担保型のものが多く、その分金利は2%~4%と住宅ローンと比較してやや高めとなっています。

また、上限金額は約1,000万円程度、返済期間も概ね15年以内と短期間となっています。

住宅ローン

住宅ローンは、住宅の新築や購入時に使用できるローンです。原則として、リフォームのみを行う場合には適用できないことには注意しましょう

なお、住宅ローンは中古物件を購入した時にも使用できます。よって、購入と同時にリノベーションを考えている方はリノベーション費用と、住宅ローンが一体型になった「一体型ローン」がおすすめです。リフォームローンよりも金利が低くなり、返済期間も長くなります。

なお、既に住宅ローンを組んでいる方は乗り換えという手段がおすすすめです。他の金融機関でリノベーション費用を含めた住宅ローンへと乗り換えることで、金利が下がり、結果的に返済額が下がる可能性もあります

住宅ローンとリフォームローン、どちらがおすすめ?

中古住宅を購入し、リノベーションを行う場合には住宅ローンがおすすめです。金利が低いことに加え、住宅ローン控除も適用され、税制的な優遇も受けられるようになります

しかし、住宅ローンを利用できるのは住宅を購入・新築したタイミングのみとなります。そのため、購入後にリノベーションを行うときはリフォームローンを利用することになります。リフォームローンは、適用範囲が広く、金融機関によりサービスが異なります。

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リノベーションに利用できる各金融機関のリフォームローンを比較

上述した通り、リノベーションのみを行う場合はリフォームローンを使用することになります。

またリノベーションに利用できるリフォームローンは各金融機関により、金利や限度額などに違いがあります。

そこで以下からは各金融機関のリフォームローンの特徴をまとめてご紹介します。

みずほ銀行

みずほ銀行のリフォームローンは、最長15年まで、借入最大額は500万円までとなっています。

現在みずほ銀行でローンを利用している場合、もしくはリノベーション・リフォームの目的が省エネやバリアフリーの場合は、金利が年0.1%引き下げられます。
タイプ 無担保型
借入可能額 10万円~500万円以内(1万円単位)
金利体系 変動金利型/固定金利型

三井住友信託銀行

三井住友信託銀行のリフォームローンでは2000万円まで借入可能と、借入額が大きいのが特徴です。また融資手数料などの諸経費がかからず、手続きもweb上から行えるため、スムーズに申し込みが可能になっています。

なお、金利は、全期間固定タイプか変動金利(5年毎の見直し)タイプの選択が可能です。

タイプ 無担保型
借入可能額 2,000万円まで
金利体系 変動金利型/固定金利型

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行でもリフォームローンが用意されています。審査結果が最短即日で判明し、webからの申し込み・手続きを行えば、印紙代が0円となります。

なお、三菱UFJ銀行の住宅ローンを借り入れている場合、通常金利よりも年0.5%が引き下げられます

タイプ 無担保型
借入可能額 50万円~1,000万円(1万円単位)
金利体系 変動金利型

また、501万円以上のローンを検討される方には「スーパーリフォームローン(団信付き)」がおすすめです。

金利は2.975%となり受付は窓口のみとなりますが、資金使途がリノベーションや増改築の他に、リフォームを伴う住宅設備機器の購入資金や耐震補強の工事など、適用範囲が広がります

りそな銀行

りそな銀行のリフォームローンは、本人が施主となるリノベーション工事であれば、自宅以外でも実家やセカンドハウスも対象となります。

そのため、空き家の解体や太陽光発電の設置費用などにも利用できます。また、最大3回まで分割で借り入れができる点も特徴です。

タイプ 無担保型
借入可能額 10万円~1,000万円(1万円単位)
金利体系 変動金利型

なお、りそな大型リフォームローンでは無担保で2,000万円(返済期間最長15年)、有担保で3,000万円(返済期間最長35年)まで借入可能です。

ただし団信加入必須、資金使途が自宅のみなどの条件があることに注意しましょう。

イオン銀行

イオン銀行でのリフォームローンは、WEB上・郵送で手続きが完結するため、平日や日中に時間がない方や、少しでも早くリフォームローンを確保したい方におすすめです。

また金利も2.5%と低く、少しでも金額的な負担を減らしたい方にもおすすめのローンとなっています。

タイプ 無担保型
借入可能額 30万円~500万円以下
金利体系 固定金利型

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リノベーションでローンを組む際に必要な書類と手続きの流れ

リノベーションでローンを組む際には、手続きにさまざまな書類が必要となります。

以下では、リフォームローンを申し込む際に必要な書類と、手続きの流れについて解説します。

審査時に必要となる主な書類一覧

リノベーションでローンを申し込む際には、多くの書類が必要になります。下記に、申し込み時に必要な主な書類をご紹介します。

審査に必要な書類

  • 前年度の源泉徴収票もしくは確定申告書
  • 認印か実印
  • 本人確認資料(運転免許証やパスポートなど)
  • 資金使途が確認できる資料(リフォーム代金の振込依頼書、工事請負契約書・注文書(工事明細・設備機器明細などが記載されているもの)など)

※審査の状況や金融機関により必要な書類が異なる場合があります。

手続きの流れ

ローン審査手続きの流れは、一般的に以下のようになります。

  1. 仮審査
  2. 本審査
  3. 金銭消費貸借契約
  4. ローンの実行

リフォームローンの審査では仮審査と本審査の2段階が必要となる場合がほとんどです。

本審査で正式承認となると金銭消費貸借契約を結び、指定日にローン実行となります。なお、仮審査からローン実行までは最短で1か月程度が目安となっています

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リノベーションでローンを組む前に、把握しておきたいポイント

これまで、リノベーションで利用できるリフォームや実際の流れについて解説してきました。

しかしリノベーションではローンだけでなく、補助金制度を利用できることもあります。またローンを組む前には注意しておくべきことがあります。

それぞれの注意点や詳細について、下記で解説します。

補助金や減税制度も検討しておく

リノベーションでは、ローンだけでなく、補助金や減税制度が適用されることもあります

特に耐震やバリアフリー、省エネなどのリノベーションでは様々な補助金や減税制度が用意されています。

例えば省エネ住宅へとリノベーションを行った場合、「長期優良住宅化リフォーム補助金」「次世代省エネ建材の実証支援事業」などが適用されると、最大300万円の補助金がおりることになっています

また国だけでなく、自治体によって独自の補助金制度を設けていることもあるため、各市役所のホームページなどから確認しておきましょう。

なお、補助金や減税制度が適用されるためには、細かい諸条件をクリアする必要があります。国土交通省のホームページなどに詳しい条件が掲載されているため、しっかりと要件を照らし合わせておきましょう。

借入額は慎重に

リフォームとは違い、リノベーションはキッチンやお風呂など、各機能をより充実させるなど、生活によりプラスになるような工事を行います

そこで各設備や機器において、多数のオプションなどをつけたくなる方も多いのではないでしょうか?

しかし、リフォームローンは住宅ローンとは違って金利が高いのが特徴です。事前に綿密な返済計画や資金計画を立てておかなければ、もしもの場合にお金が足りなくなる、もしくは毎月の費用負担が苦しくなることもあります。

リノベーション工事の内容と、資金計画を照らし合わせて、無理のない返済計画を立てておきましょう。場合によってはリノベーション工事の内容を見直す必要も出てきます。

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リノベーションローンの借り入れは少なめが理想

本記事でご紹介した通り、リノベーション時にはローンを利用することが可能です。

その際にはしっかりと返済計画を立てた上で、補助金制度が利用できるかどうかについても必ずチェックしておきましょう。

またリノベーションの工事費用を減らすためにも、業者選びは重要になります。そこで、「ヌリカエ」の利用がおすすめです。

ヌリカエでは全国のリフォーム業者から、あなたにピッタリの業者をご提案します。複数の見積もりも受け取ることが可能になっているため、費用を抑えたリノベーションプランや、住宅ローン・リフォームローンについての相談も可能です。是非使ってみてはいかがでしょうか?

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