【2023年】神奈川で外壁塗装に助成金が下りる市町村と条件・申請方法

神奈川県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

はじめに、神奈川県で外壁塗装の費用の助成制度がある市町村は、以下の12箇所です。

• 横須賀市
• 大和市
• 三浦市
• 海老名市
• 座間市
• 足柄上郡大井町
• 三浦郡葉山町
• 高座郡寒川町
• 中郡二宮町
• 足柄上郡中井町
• 足柄下郡湯河原町
• 愛甲郡清川村

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、神奈川県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：外壁塗装アドバイザー 佐藤 舞花 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜佐藤 舞花 （株式会社Speee）

神奈川県で外壁塗装に助成金がおりる市区町村は？

令和5年4月度現在、神奈川県の市区町村のうち、外壁塗装の費用を対象にした助成金制度がある自治体は以下の12箇所です。

助成金以外にも外壁塗装を安くする方法はある

「自分の市町村に助成金制度がなかった…」
「助成金制度はあったけど、募集が締め切られてた！」
助成金がおりない場合でも、外壁塗装を安くする方法はまだあります。

例えば、火災保険を適用することや、相見積もりを行うことです。
これらを行うことで、外壁塗装の費用を50％以上安くすることも可能なんです。
外壁塗装を少しでもオトクに行いたいのであれば、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
外壁塗装を安くするための知識を徹底解説しています。

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横須賀市の助成金制度①

横須賀市の2世帯住宅リフォーム助成金は、市内の持ち家で子世帯と同居を開始する親世帯が、市内業者を利用して場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限30万円）です。

なお、増築工事や屋根・外壁等の改修を行う場合は、景観協議・景観法の届出も必要になります。

【2023年最新】横須賀市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件も解説

横須賀市の助成金制度②

横須賀市の高齢者住宅リフォーム助成金は、65歳以上の市民が居住する住宅に対し、市内業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の1％～100％（上限10万円）です。

また、外壁や屋根の塗装など建物外観に関わる工事を行う場合は、景観協議・景観法の届出も必要になります。

【2023年最新】横須賀市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件も解説

大和市の助成金制度

大和市の不燃化・バリアフリー化改修工事費助成金は、市民が市内業者を利用し、持ち家の防災性やバリアフリー性を高める5万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限10万円～20万円）です。

本制度を利用して外壁塗装を行う場合は、不燃塗料や外壁材を用いる必要があります。

またWebページの最終更新が2022年11月と少し前になっているので、制度ご利用の際はお気を付けください。

【2023年最新】大和市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

大和市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

三浦市の助成金制度

三浦市の住宅リフォーム助成事業は、市民が市内業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の1％～100％（上限7万円）です。

なお、例年、受付限度数の大部分は第1期の募集でほぼ消化されます（令和5年度では全80件中50件が1期分）。早めに動き出すのがよいでしょう。

【2023年最新】三浦市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

三浦市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

海老名市の助成金制度

海老名市の一般住宅改修支援助成金は、市民が1年以上居住している持ち家に10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限20万円）です。

また、リフォームが三世代同居の開始ともに行われるものであれば、「多世代同居住宅改修支援助成金」というより手厚い助成制度の申請が可能です。

【2023年最新】海老名市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

海老名市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

座間市の助成金制度

座間市の住宅リフォーム助成金は、市民が市内業者を利用して10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の1％～100％（上限5万円）です。

なお、申請の前年度（4月1日～3月31日）の間にリフォーム助成を受けている方は応募できません。

【2023年最新】座間市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

座間市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

足柄上郡大井町の助成金制度

足柄上郡大井町の三世代同居住宅改修助成金は、新たに町内で三世代同居を開始する世帯が、居住する住宅に20万円以上（不明）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の1％～100％（上限20万円）です。

本制度の助成を受けた場合、施工した家に10年以上住む必要であるためご注意ください。また、改修工事完了日の翌日から起算して2カ月以内の完了報告が必要です。

またWebページの最終更新が2022年4月と少し前になっているので、制度ご利用の際はお気を付けください。

三浦郡葉山町の助成金制度

三浦郡葉山町の住宅リフォーム資金助成制度は、町民が町内にある持ち家等に、町内業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の1％～100％（上限5万円）です。

助成を受けた住宅を10年以内に用途変更・売却・譲渡・取壊し等をすると、助成金の返還が発生することがあります。ご注意ください。

またWebページ上に対象年度の記載がなく、以前あった制度の可能性があります。ご利用の際はお気を付けください。

高座郡寒川町の助成金制度

高座郡寒川町の住宅リフォーム等建築工事推進助成事業は、町民が町内にある持ち家等に、町内業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の5％（上限3万円）です。

なお、助成金の支給は「寒川町共通商品券」で行われます。

中郡二宮町の助成金制度

中郡二宮町の空き家リフォーム助成事業は、空き家バンクに登録されている一戸建て住宅に場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

足柄上郡中井町の助成金制度①

足柄上郡中井町の移住・定住推進事業助成金は、「子育て世帯」もしくは「若者夫婦世帯」に該当する町民が場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限60万円）です。

足柄上郡中井町の助成金制度②

足柄上郡中井町の空き家活用推進事業助成金は、町民が町内の空き家に場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限40万円～80万円）です。

なお、申請者が中学生以下の子がいる「子育て世帯」か、夫婦いずれかが40歳未満である「若者夫婦世帯」である場合には、助成上限額が40万円加算され合計80万円になります。

足柄下郡湯河原町の助成金制度

足柄下郡湯河原町の住宅リフォーム等助成事業は、町民が自己居住用の住宅に20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10%（上限5万円～10万円）です。

外壁や屋根など外観に関わる部分のリフォームをする場合は、湯河原町景観条例の規制を受ける可能性があります。

愛甲郡清川村の助成金制度

愛甲郡清川村の住宅リフォーム助成制度は、村民が村内業者を利用して5万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の13～50%（上限10万円～30万円）です。

助成率や上限額は、施工費用の総額により変わります。予算配分があるため、工事着手前に産業観光課連絡する必要があります。

またWebページ上に対象年度の記載がなく、以前あった制度の可能性があります。ご利用の際はお気を付けください。

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

神奈川県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

神奈川県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。
なお、塗装を対象とした制度があっても、多世代同居や空き家など特殊な条件つきの場合がありますので、お気をつけください。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。

助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので気をつけましょう。

工事着工前に申請すること

神奈川県の外壁塗装で使える助成金制度は、基本的に利用申請は着工前に行う必要があります。

申請をせずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても、助成金が下りないという事態になってしまいますので、お気をつけください。

税金を滞納していないこと

どの市町村でも、助成金の申請者や住居の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外となってしまいます。

万一、住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は、精算してからでないと助成制度は利用できません。

自治体で定められた業者で行うこと

居住の市区町村外の業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合があります。

ただし神奈川県の場合は、足柄上郡大井町・中井町のように、ホームページ上の記載では利用業者の指定がない自治体もあります。

「外壁塗装を成功させるコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装を絶対に失敗しないための5つのコツ」

神奈川県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

まとめ

以上、神奈川県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

神奈川県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

令和5年4月現在、横須賀市・大和市・三浦市・海老名市・座間市・足柄上郡大井町・三浦郡葉山町・高座郡寒川町・中郡二宮町・足柄上郡中井町・足柄下郡湯河原町・愛甲郡清川村の12自治体です。
詳しく知りたい方は外壁塗装に助成金がおりる神奈川県の市町村は？をご覧ください。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合、「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは神奈川県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧下さい。

助成金の申請について、他に気をつけることは？

外壁塗装の着工前に申請すること、自治体の定める業者で施工をする必要があること等です。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。