塗装単価の目安は?単価項目をわかり易く解説!

  • 【更新日】2022-09-22
塗装単価の目安は?単価項目をわかり易く解説!

屋根・外壁塗装業者を決定する際に、塗装工事業者から取得した見積書の金額が適正なのかどうかは、ほとんどの方が気にかけることでしょう。
複数の業者の見積書を比較しても、どれが適正価格なのかわかりません。

塗装工事の見積書には、工事項目ごとに1㎡あたりや1mあたりなどの単価が記載されていますが、この単価は業者によってまちまちです。
見積書の工事項目ごとの単価相場を把握しておくことは、適正な価格で工事を発注する上で欠かすことができません。

そこで、屋根や外壁の塗装工事に必要な工事項目ごとの価格相場についてご紹介したいと思います。

「まずは外壁塗装の相場の基礎知識についてを知りたい」という方は下記記事がオススメです。
外壁塗装の相場はいくら?相場と見積もりが異なる理由を徹底解説!

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塗装工事の単価とは?設計単価とは何が違う?

塗装工事の費用は、塗装面積と塗料の単価によって決まります。
100㎡の外壁を単価が2,000円/㎡の塗料を使って塗装する場合の塗装費用は、
100㎡×2,000円/㎡=200,000円 になります。

単価とは商品などの1個当たり、または1単位当たりの値段のことで、塗装工事では1㎡あたりや1mあたりの値段がよく使われます。
また、建物の面積は坪で表されることが多いのですが、1坪は約3.3平米(㎡)で計算します。

塗装単価は、塗装業者がそれぞれの事情を考慮して設定するものなので、材料の仕入れ値や職人に支払う手間賃、会社の利益や地域性などによって業者ごとに異なります。

一方、建築設計事務所の予算組などでは、一般的に「設計単価」が使われます。
設計単価とは、塗料メーカーが公表している塗料価格と職人の人件費を足した1㎡あたりの単価のことをいいます。
塗装業者の単価は、メーカーの設計単価よりも安く設定されていることが多く、この単価が相場や設計単価から大きくかけ離れている場合には注意が必要です

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塗装工事の工事項目ごとの単価表

塗装工事では、屋根や外壁の部位ごとに、また施工項目ごとに単価が設定されています。
また、使用する塗料のグレードによっても単価が異なります。
塗装工事にはどのような項目があるのか、また工事項目ごとの単価の目安はどの様になっているのかをひとつずつ見ていきましょう。

足場・養生・下地補修・シーリング・高圧洗浄などの単価

足場の数量は、足場を掛ける面積になるので塗装面積(外壁面積)とは異なります。
また、下地処理費用は建物の状態によって大きく異なる場合があります。
クラック補修は、クラックの幅によって補修方法が異なり、1,200円~4,500円/m程度です。
爆裂補修は1,000円~2,500円/箇所です。
正確な数量は足場を掛けて計測するまでわからないため、一戸建住宅の塗装工事の見積書では、一式で計上されることが多い様です。

外壁塗装の塗料単価

塗装単価は、塗料の種類によって異なります。
一般的に高価な塗料ほど、耐久年数が長くなります。
塗装単価を比較する場合は、同じ塗料で比較する必要があります。
単価は全て3回塗りの価格です。
外壁塗装には従来からウレタン樹脂系塗料が多く使われてきましたが、近年ではより耐久年数の長いシリコン樹脂系塗料が一般的に使用されるようになり、最近ではラジカル制御型塗料が使われる様になってきました。

屋根塗装の塗料単価

屋根塗装の単価は、同じ塗料を使用しても屋根材の種類によって若干変わります。
一般的に化粧スレート屋根は安価で、トタン屋根やセメント瓦は割高になります。
屋根は外壁よりも過酷な条件にさらされるので、外壁塗装の塗料以上に耐久性のある塗料を選ぶと、次の塗り替えも同じタイミングで実施できるため、メンテナンス費用が節約できます。

その他の付帯工事単価

屋根・外壁塗装工事の際には、これらの工事も同時に行うのが一般的です。

外壁塗装の見積もり実例について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装の見積もり実例を公開。塗料・施工範囲ごとの金額の違いは?」

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相見積もり時の項目ごとの単価の比較方法は?

数社から相見積もりをとって比較した場合に、業者によって単価が違うということは決して珍しくありません。
単価は必ずしも安ければ良いというわけでもありませんが、特別な理由もなく他と比べて極端に高い場合には問題があります。
単価が高いからといって、必ずしも腕の良い職人を使って丁寧な仕事をするとは限らないので要注意です。

また、塗装工事には様々な工事項目があることをお伝えしましたが、それぞれの項目ごとに単価が設定されます。
したがって、ある項目では安いものの、他の項目は高いといったことも起こりがちです。
むしろすべての項目で安い業者があったら、何かの落とし穴がありそうで不安になります。
また見積書では単価を安く設定していても、数量が水増しされていて見積もり総額では安くないということも実際にあるので、注意が必要です。

複数の見積書を比較する場合には、ひとつひとつの項目ごとの単価を比較した上で、最終的には内容や数量を含めて、総合的に判断することが重要になります。

塗装単価は、最終的な工事金額を大きく左右する重要な要素です。
しかしひとつの単価にこだわり過ぎると、非常に間違いが起こりやすい傾向があります。
中には塗装単価の出し方をわかり易く教えてくれる業者もいるので、自分一人で判断するのではなく、いろいろな業者の説明を聞いて参考にして欲しいと思います。

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まとめ

ここまで塗装単価についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
皆さんが複数の業者から相見積もりを取り、塗装単価を比較しても、全ての項目で安い業者はほとんどいないと思います。
また、必ずしも「値段の安い業者=良い業者」とはいえないところが塗装業者選びの難しいところです。

しかし、塗装単価の相場を把握しておくことで、少なくとも悪質な業者の被害にあう恐れはなくなるはずです。
ここでご紹介した単価の範囲内に収まっていれば、ほぼ適正価格といえるでしょう。
是非この記事を役立てていただきたいと思います。

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