外壁塗装の現地調査とは?信頼できる良い業者を見極めるポイントを解説

  • 【更新日】2022-02-28
外壁塗装の現地調査とは?信頼できる良い業者を見極めるポイントを解説

マイホームや投資用物件などを丈夫に、そして綺麗な見た目に保つためには外壁塗装が欠かせません。そして外壁塗装の業者を依頼する前に、行われるのが現地調査です。

本記事では、外壁塗装の現地調査はなぜ必要なのか、現地調査に必要な費用や時間、事前準備などの基本情報の説明、最後に良心的な外壁塗装業者を選ぶ際のポイントについて解説します。

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現地調査はなぜ必要なのか

現地調査の一般的なイメージとして、塗装工事の場所を確認して見積もりを出すために行うものと考えている方も多いのではないでしょうか。

実は、現地調査の理由はそれだけではありません。

塗装業者が現場の環境や依頼者の希望を把握して、塗装工事のイメージを膨らませる目的や、外壁以外に修繕すべきところがないかの確認するという理由があります。

依頼者側も、業者は外壁塗装の工事見積りを行うために調査しているという認識ではなく、家の悪い箇所やこれから修繕が必要になる場所を、下調べしてもらっているという認識で現地調査に立ち会いましょう。

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外壁塗装の現地調査の基本事項

外壁塗装業者は、事前に現地調査を行った内容をもとにして、見積もりを作成します。ここでは、外壁塗装の現地調査の流れを説明した後に、調査される項目や現地調査の時間と費用について解説します。

現地調査の全体像と詳細を把握することで、外壁塗装に関する不安を払拭しましょう。

現地調査の流れ

現地調査で行われるのは、前情報の収集業者による建物調査の2つです。

塗装業者は見積もりの際に、使用する塗料や施工方法を検討します。図面や資料から築年数や塗装歴を調べたり、土地環境についてまとめます。

壁の面積や付帯部分の長さ・築年数・塗装履歴・周辺情報などの情報を参考にするので、建築確認書類や図面などを用意しておくと、スムーズに調査が進むでしょう。

また現地調査を行う業者は、外から外壁を目視で確認するだけでなく、室内の天井から雨漏りの跡を確認したり、屋根裏に上って雨水の侵入経路を調査したりすることもあります。

建物調査では、外壁の種類の把握と測量、劣化状況や雨漏り調査といった、家の中身のメンテナンス調査も行うためです。

前情報の収集で行われる、依頼者へのヒアリングの項目

前情報の収集では依頼者へのヒアリングが行われます。依頼者へのヒアリング項目は以下の通りです。

  • 色・仕上げのイメージ
  • 予算
  • 雨漏りなどのトラブル有無

塗装工事後のイメージや、生活の中での問題点についての話がメインとなります。

この段階で依頼者と施工業者のイメージの共有が正しく行われないと、仕上がりの完成後が下がってしまう場合や、納得いかないものになってしまうケースがあるため、参考画像を共有するなどしてすり合わせをしておくことが大切です。

建物調査でのチェック項目

業者による建物調査のチェック項目は以下の通りです。

  • 塗装工事を行う場所の確認
  • 外壁の劣化状況
  • 家の状況確認

塗装箇所の確認を行う際に施工面積や建物の高さを測り、見積もりの際に必要な情報も収集することがメインの調査です。

加えて塗装箇所の状況を把握することで、工事を行うための足場設置や養生の方法など、作業に必要な工程の精査も行われます。

また、外壁は長年の雨風や直射日光により、クラック現象と呼ばれる外壁のひび割れ、コーキングの割れ、壁に藻・カビ・コケが生えるといった劣化をみせます。外壁の劣化状況によって使用する塗料の選定や、補修作業の実施を検討するのです。

他にも、外壁の反りや板金の剥がれ・釘の浮きのチェック、雨漏りの有無と雨樋や軒天、木部・鉄部の劣化のチェックなど、外壁以外の箇所の調査も行ってくれます。

現地調査にかかる時間

外壁塗装の現地調査では、事前情報の収集と依頼者からのヒアリング30分~1時間建物調査30分~1時間合計1時間~2時間程度が一般的です。事前収集や建物調査は実際の作業環境や状況確認のため、必ず必要になる作業です。

業者によって確認内容や時間は前後しますが、現地調査全体を通して30分以内で終わってしまうような業者には注意しましょう。修繕箇所の見落としにより、工事期間中に追加請求が発生するなど、トラブルが発生する可能性が高まります。

現地調査の費用

現地調査は、基本的には無料で外壁塗装業者が行ってくれます。外壁塗装は、事前調査、見積もり、契約、工事開始という手順で進められていき、契約締結時点で支払いを行います。

そのため、事前調査や見積もりに費用が掛かることはありません。あなたが依頼者である場合には、積極的に複数業者に相見積もりをとり、納得した業者と契約を交わすのがいいでしょう。

多くの外壁塗装業者のホームページには、無料見積もりのシミュレーションや現地調査の案内ページがあります。積極的に利用し、納得のいく見積もりを出してくれる業者を選びましょう。

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現地調査の際に準備するべきこと

ここまで、外壁塗装の現地調査の流れと、業者による事前調査に必要な費用や時間について解説しました。

ここからは依頼者の立場で、現地調査の前に事前に準備しておいた方がよいものや、現地調査の最中に注意すべき点についてご紹介します。

事前情報の準備と提供

現地調査は塗装工事の内容が決まる、とても重要な工程です。見積もりを行う業者が、工事内容を正しく見積もりに反映できるかは、事前準備が肝心になってきます。

事前に準備する情報は以下の通りです。

  • 家の図面
  • 築年数・塗装経験が分かる資料
  • 周辺環境の情報

建物の売買契約書や登記簿、付随資料があれば、その情報を事前に業者に伝えておくとよいでしょう。スムーズに見積もりを進めるために効果的です。

また、地元に根差した塗装業者であっても、現場となる周辺環境を熟知できていない場合もあります。「午前中は建物前面道路の交通量が多い」「午後4時以降は西日が強い」など、細やかな情報も工事の際の注意点になるため、書面でまとめておくと親切です。

業者との良好なコミュニケーション

外壁塗装の仕上がりは、依頼者と施工業者のコミュニケーションの質で決まってきます。

コミュニケーションの質を上げるために、伝えるべきことは事前にメモを残しておきましょう。仕上がりのイメージ・予算の希望・雨漏りなどの気になる箇所は、最低限事前にまとめておくと、スムーズにやりとりが進みます。

塗装業者は数多くの現場を経験しており、依頼者に比べて経験や知識が圧倒的に豊富です。外壁塗装で後悔しないためにも、些細な疑問もまとめておき、積極的に質問してみましょう。

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現地調査でチェックしたい、外壁塗装の業者選定のポイント

外壁塗装は業者によって仕事の内容や費用、提案の幅から顧客対応の質まで変わってきます。以下では業者選定を行う際に、チェックしておきたい内容をご紹介します。

現地調査の対応

信頼できる業者を選定する際に、押さえておきたい項目は以下の通りです。

  • 地元で実績のある業者かどうか
  • 画像や動画で説明してくれる
  • 調査報告書を作成してくれる
  • ヒアリングの対応が丁寧

外壁塗装は周辺情報の認知や現場環境の理解が重要です。地元で実績のある業者に頼むことで、地域特有のニーズにも親身になって対応してくれるでしょう。

また、現地調査時の対応は、業者の信頼度がはっきりと現れるポイントです。建物調査を行う際、業者は依頼者が目視で確認できない範囲まで調査を行うため、依頼者側は「本当に必要な補修なのか」と疑問を抱えるケースもあるでしょう。

そういった疑問や不安を解消するため、動画や画像を用意し、依頼者が納得するまで説明してくれる業者もいます。また、調査後に報告書を作成してくれる業者もあるため、業者選びの参考にしてみてください。

以下の記事では、業者選びのポイントを詳しく解説しています。業者に関して不安を抱えている方は、ぜひご覧ください。

相場に沿った見積もり

塗装面積や壁の状態によって変動しますが、外壁塗装の相場から大きく外れない業者を選ぶことが重要です。一般的な30坪の戸建て住宅の場合、外壁塗装の相場は70万円~90万円ほどとなっています。

相場の内訳は以下の通りです。

  • 塗料費用・高圧洗浄費用
  • 足場設置費用・養生費用
  • 付帯工事代
  • 諸費用

高圧洗浄費用は20,000円~63,000円が目安ですが、塗料はグレードや特徴によって大きく値段の差があります。

足場設置費用は120,000円~200,000円が目安です。塗装範囲によっては予算から外すことも可能ですが、壁全体を塗装する場合や屋根を塗装する場合は必要になります。

そのほかにも、コーキング工事費用や付帯部修理費用、ベランダ防水費用といった付帯工事の費用や、施工業者の現場管理費や交通費・廃棄物処理代といった諸費用がかかります。

上述した項目は見積もり書にも記載されるのが一般的です。作業内容とあわせて、相場と大きく差がないかを確認しておきましょう。

ただし、外壁塗装の相場は、外壁の状態や付帯工事の内容、施工面積によっても大きく値段が変わることは覚えておきましょう。

なお、下記の記事ではより具体的な相場価格を記載しています。ぜひご覧ください。

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外壁塗装の現地調査で、長期的に取引できる塗装業者を見極めよう

マイホームや収益物件などの資産は必ず経年劣化するもので、資産価値の維持には定期的なメンテナンスが必要になってきます。その第一歩として、外壁塗装の現地調査は今後も取引したいと思える業者を選ぶ際に非常に重要となる工程です。

依頼者に寄り添ったヒアリングを行い、施工内容も期待以上の仕上がりを見せてくれる、そして迅速で細やかな対応をしてくれる業者選びをするためにも、今回の記事のチェック項目を参考にして、長期間にわたる付き合いを築けるような塗装業者を見つけてください。

また、業者選びでお悩みの方は「ヌリカエ」の利用がおすすめです。ヌリカエではお住まいの地域にある優良塗装業者をご紹介できるうえ、専門的な知識を持った相談員があなたのお悩みを丁寧にヒアリングしてくれます。無料相談を承っておりますので、ぜひご活用ください。

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