外壁の汚れを自分で落とす方法は?重曹・洗剤・ブラシを使った落とし方・体験談も紹介!

  • 【更新日】2024-03-14
外壁の汚れを自分で落とす方法は?重曹・洗剤・ブラシを使った落とし方・体験談も紹介!

外壁は外気にさらされているため、汚れとはずっと付き合わないといけません。

ただ、外壁は外から見えてしまう箇所なので、なるべく綺麗に保ちたいですよね。

外壁の汚れを自分で落とす方法、汚れの原因や汚れが目立つ外壁の特徴を解説していきます。

外壁の汚れを自分で落としに必要な道具

  • 外壁用洗剤、クリーナーまたは重曹
  • やわらかいブラシ・スポンジ
  • ロングモップ・ブラシ
  • ホース・バケツ・ゴム手袋

外壁の汚れは自分で落とすことができます。汚れ落としに必要な道具をひとつずつ紹介します。

汚れ落としに必要な道具のなかでも、安価なおすすめグッズも紹介しています。リンクをクリックすると、Amazonの購入ページにジャンプしますので、気になる方はご覧いただければと思います。

外壁用洗剤、クリーナーまたは重曹

長期間メンテナンスしていなかったり、排気ガスが多い地域でススや油汚れが付いていそうな場合は、外壁用の洗剤が必要になります。

外壁の汚れがそこまでひどくない場合は、重曹を水で薄めたもので汚れを落とすことも可能です。

おすすめグッズ

日本ミラコン産業 屋外の洗浄 外まわり洗い
汚れが簡単に落ちると評判の外壁用洗剤。塩素系洗剤ではないので、塩素特有の刺激臭がないところもgood
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やわらかいブラシ

外壁の素材・塗料によっては、固いブラシを使うと、塗料自体を剥がしてしまい塗料の効果を弱めてしまう可能性があります。

洗車用のブラシやスポンジを準備しておくとよいでしょう。

おすすめグッズ

ワコー ホイールブラシ やわらか CS-73
先端もスポンジ質なので外壁に傷をつける心配が少ない
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ロングモップ・ブラシ

高所部分の汚れには、ロングモップ・ブラシが必要になります。脚立に乗っての作業は、転倒の危険があるので、柄の長いモップ・ブラシを使用するようにしましょう。

おすすめグッズ

ロングモップ:伸びる2wayロングモップ
長いだけではなく軽さにも定評があり扱いがとても楽
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ホース・バケツ・ゴム手袋

短すぎて汚れを落としたいところまで届かない場合は、長いホース用意しておくと安心です。

おすすめグッズ

伸びるホース Ewbob 散水ホース マジックホース
長い製品ですがホース収納時はコンパクトに納められる伸縮性が便利
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外壁の汚れを自分で落とす手順

  1. ホースで水をかけ流し汚れを洗い流す
  2. 洗浄液を外壁に塗布する
  3. モップやブラシでゆっくり汚れをこすり落とす
  4. 念入りに水洗いをする

汚れ落としの手順を画像付きで解説します。

ホースで水をかけ流し汚れを洗い流す

まずは、汚れを落としたい箇所を軽く水洗いしましょう。

洗浄液を外壁に塗布する

次に洗浄液を塗布します。重曹を使用する場合は、水100mlに対して重曹小さじ1杯を混ぜ合わせ、必要な量の洗浄液を作ってください。あとは、洗浄したい箇所に霧吹きなどで吹き付ければOKです。

コケ・カビを除去する方法として有名な塩素系洗剤や熱湯をかけると、外壁材自体が傷んでしまったり、外壁の変色を引き起こしたりする可能性がありますのでご注意ください。

モップやブラシでゆっくり汚れをこすり落とす

汚れを落とす手順に入ります。ここでは強くこすりすぎないよう注意してください。外壁の素材・塗料によっては、ガシガシ洗ってしまうことで、塗料自体を剥がしてしまい塗料の効果を弱めてしまう可能性があります。

もし汚れが残る場合は、洗浄液の使用量を増やし、こすり落としの作業を繰り返してください。

念入りに水洗いをする

最後に念入りに水洗いをし、汚れを洗い落とししましょう。

参考:タツケンチャンネル「【外壁の汚れ】壁の汚れがスッキリ!外壁の汚れ・コケの落とし方|驚きの外壁メンテナンス」

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外壁の汚れを自分で落とした人の体験談

ここからは、外壁塗装の汚れを自分で落とした人の体験談を紹介します。

「実際どうやって汚れを落としているのかな」「汚れはきれいになったのかな」と、気になる方は、ぜひ参考にしてください。

念願のケルヒャー!これで外壁汚れぶっ飛ばせる~

念願のケルヒャー!!!
これで外壁汚れぶっ飛ばせる〜!!!
オープニングセールってめちゃくちゃ買っちゃうw

参考:https://x.com/yuuuu_220921/status/1680929582671876106?s=20

ここまでは、外壁の汚れを洗浄液とモップやブラシを使って落とす方法を紹介しましたが、ケルヒャーを使って外壁の汚れを落とした方もいらっしゃるようです。こちらの方は、ケルヒャーをホームセンターのオープニングセールで購入したようでした。

ケルヒャーとは電気やガソリンエンジンなどの動力で高圧の水を噴射する高圧洗浄機の一種になります。ケルヒャーを使えば外壁の汚れを効率的に落とすことができますが、水圧がとても強いため、外壁の塗膜を傷つけてしまい、外壁の劣化がかえって進行しやすい状態となる恐れがあります。

ケルヒャーを使うのも一つの手ですが、使用する際は外壁を傷つけてしまう可能性があることに留意しましょう。

▼「ケルヒャー(高圧洗浄)」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁塗装に高圧洗浄は必須?高圧洗浄の方法と費用を解説!

コーティング車用の柔らかいブラシと水洗いで掃除してます

外壁汚れはうかつに掃除すると塗膜傷つけそうで怖いですねー。
ツルツルの表面なら雑巾でもいいのでしょうけど、我が家は少しザラザラ感のある表面なので。。。
私はコーティング車用の柔らかいブラシと水洗いで掃除してます。

参考:https://x.com/HinokiPapa/status/1591255520161452037?s=20

上述したように、塗膜を傷つけてしまうリスクを気にする方は、やはり多いようです。

外壁に傷をつけてしまうリスクを加味すると、ブラシと水洗いで汚れを落とす方が安全だと言えます。

薬をまいてきたのに…終わってすぐに雷雨

晴れてるから知人の家の外壁汚れを落とすべく薬をまいてきたのに…終わってすぐに雷雨…

参考:https://x.com/Me2sach1y0/status/1538025574509457409?s=20

洗浄薬を塗布したのに、雨が降ってしまえばまた作業をやり直さないといけないですよね。

せっかく汚れ落としをするわけですから、お天気予報を見ながら計画的にお掃除の計画を立てましょう。

外壁汚れ落とし〜年末大掃除2021

なかなか時間が取れず例年ほどはまって年末の大掃除ができませんでしたが、兼ねてからの奥さんの要望だった外壁の汚れ落としをやりました。
去年の春に外壁の汚れにキッチンハイターが効くことを見出してから一年半、二度目のチャレンジです。

参考:https://minkara.carview.co.jp/userid/3034798/blog/45736819/

こちらの方は、家庭でよく常備されていることもあるキッチンハイターを使って、外壁の汚れ落としに挑戦されたようです。

外壁の汚れ落としのビフォーアフターの画像

洗浄したところと、手をつけていないところの境目がぼけるように、さらに掃除をした結果がこちらです。

汚れ落としの実例画像

高所用の脚立をお持ちでなかったため、上層部分の汚れ落としは後日にチャレンジされるとのことでした。上層部分の汚れまで一挙に落としたい方は、脚立や高所用のモップを準備しておくと安心ですね。

汚れ落としに必要な道具は、本記事の前半で紹介していますので、気になる方は改めて見返していただければと思います。

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外壁の汚れの種類と原因

続いて、外壁汚れの原因について解説します。

汚れの理由を理解することで、適切な対応が取れるようになりますので、こちらも参考にしてください。

外壁はなぜ汚れるか?

ひとくちに外壁の汚れといっても、原因は様々であり、対処方法も異なります。

汚れの種類 原因 落とし方
コケ汚れ ・日当たりの悪い面に湿気が多くなることで発生する
・緑色の汚れ
高圧洗浄機/外壁用洗剤・クリーナー
カビ汚れ ・日当たりの悪い面に湿気が多くなることで発生する
・黒ずんだような汚れ
高圧洗浄機/外壁用洗剤・クリーナー
雨汚れ ・外壁の汚れが雨で流れきらずに跡になって発生する
・上から下に向かって黒い筋のようになった汚れ
高圧洗浄機/外壁用洗剤・クリーナー
ホコリ・排気ガスによる汚れ ・空気中のホコリや排気ガスが外壁の凹凸の間に入り込んで発生する
・黒~灰色の油汚れのような汚れ
高圧洗浄機/外壁用洗剤・クリーナー
サビ ・金属製の外壁材の表面が経年劣化で酸化することで起こる
・赤または白い錆び汚れ
塗装
塗膜の色褪せ ・外壁の塗膜が経年劣化で防水性を失うことで起こる(チョーキング現象)
・外壁の色が塗装時よりも薄く、白っぽくなる
塗装

上記のように、外壁の汚れは6種類に大別することができます。

軽度な汚れであれば、外壁用洗剤・クリーナー、または高圧洗浄機を使って落とすことができますが、もし、サビや塗膜の色褪せ、チョーキングといった汚れが生じている場合は、塗装が必要なります。

自身の外壁がどのような常態化チェックしてみてください。

▼「外壁のサビ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁のサビ対策は早めに!メンテナンスで長く住める家にする方法
▼「外壁のチョーキング」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>チョーキング現象とは?外壁での見分け方・対策・予防方法

汚れが目立つ外壁

実は、汚れが目立ちやすい外壁や、汚れやすい住環境があります。

外壁や環境の特徴 汚れの特徴
白や黒の外壁 はっきりした白・黒・純色カラーの外壁では汚れが目立つ
表面がでこぼこした外壁 ホコリがたまりやすい
強い西日を受ける外壁 塗膜が劣化して色褪せしやすい
日当たり・風通りの悪い外壁 コケ・カビが繁殖しやすい
水辺が近い環境 コケ・カビが繁殖しやすい
工場近辺・交通量の多い環境 排気ガス・酸性雨による汚れがつきやすい
海岸沿い 塩害によるサビがつきやすい

上記のような外壁や環境の場合は、汚れが目立ちやすい・汚れがつきやすい状況となります。

紫外線による劣化に関しては太陽からのダメージを抑制する遮熱塗料や、防汚性・防藻性・防カビ性の塗料で塗装することで汚れを軽減することができます。

▼「太陽光を反射する遮熱塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>遮熱塗料とは?メリット・デメリットや代表商品、使用がおすすめのケースを解説
▼「カビやコケがつきにくい無機塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>無機塗料って?メリット・デメリットと価格、代表的な塗料名を解説!
▼「防汚性が高い光触媒塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>光触媒塗料のメリット・デメリットは?代表商品の特徴・価格相場も解説

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外壁の汚れを予防する方法

綺麗な家の外観

 

冒頭でも記載している通り外壁は外気にさらされているため、汚れとは切っても切れない関係です。

「メンテナンスが面倒」という方のために、最後に汚れにくい・汚れが目出しにくい外壁にするための方法を紹介します。

汚れにくくなる塗料で外壁塗装をする

汚れにくくなるといわれている塗料は「光触媒塗料」と「ラジカル塗料」です。

光触媒塗料はセルフクリーニング効果を持っている塗料で、耐久性・耐汚性に優れています。

他の塗料と比較しても耐久年数が長いといわれているため、何度もメンテナンスしたくないという方にはおすすめの外壁塗料です。

しかしメリットだけがある塗料ではなく、選択できる色が少ない、費用が高いなどの懸念点もあります。

光触媒塗料についての詳しく解説をしているので、検討している方ははこちらの記事からご確認ください。

もう一つ「ラジカル制御型塗料」は、ラジカルという酸素や紫外線が当たることで発生する劣化の原因自体を制御する機能があります。

ラジカル制御ガタ塗料は費用も安く、防汚染性にも優れているので、メンテナンス頻度を減らしたい方におすすめの塗料です。

ラジカル制御型塗料についての詳しい記事はこちら

汚れが目立ちにくい色で塗装をする

汚れが目立ちにくい色の家の外壁

 

家の外観・見た目の汚れを気にする方は、汚れが目立ちにくい色で塗装することをおすすめします。

汚れが目立ちにくい色とは、よくできる汚れと同系色のことです。

付きやすい汚れは、ほこりやカビなど黒~白っぽい色をしていることが多いです。

そのためグレー(灰色)の外壁は比較的汚れが目立ちにくいです。

逆に黒や白など極端な色は、黒や白い汚れ・カビなどが目立ちやすくなります。

グレー以外にも青系の色の外壁は、日光や紫外線による経年劣化や色褪せの影響を受けにくいため、長持ちさせたい方にはおすすめです。

一方、赤や紫など原色に近いと色褪せしたときに目立ちやすくなるので注意しましょう。

外壁材自体を汚れにくいものにする

金属系サイディング(ガルバリウム鋼板)の外壁

 

費用は一番かかってしまいますが、外壁汚れ対策で効果的な方法は外壁材自体を張り替えることです。

汚れにくい外壁材は下記の3つです。

汚れにくい外壁材
  • 金属系サイディング:メンテナンス頻度10~15年 単価:4,000~6,000円/㎡
  • 樹脂系サイディング:メンテナンス頻度10~20年 単価:7,000~9,000円/㎡
  • タイル素材:メンテナンス頻度10~15年 単価:7,000~9,000円/㎡

金属系サイディングは汚れにくくはありますが、素材によっては錆びやすいものがあります。そのため、ガルバリウム鋼板やアルミ素材を選ぶことをおすすめします。

樹脂系サイディングは塩化ビニル樹脂でできており、カビや苔が根深く生えにくいです。表面上に生えてしまった際にも、水とクリーナーで十分洗い流すことができるので、簡単なメンテナンスで綺麗な外壁をキープできます。

逆に汚れやすい(汚れが目立ちやすい)外壁材は下記2つです。

汚れやすい外壁材
  • モルタル:メンテナンス頻度5~10年 単価1,500~4,000円/㎡
  • 木質系サイディング:メンテナンス頻度3~10年 単価6,000~8,000円/㎡

モルタルは他の外壁材と比較してかなり安いことが魅力ですが、凹凸の間に汚れがたまりやすいのが難点です。

定期的にメンテナンスをしていれば問題ないですが、放置すると外壁がひび割れるなどの、塗装だけでは済まない深刻なダメージを引き起こす可能性があります。

また、木質系サイディングは、温かみのある外観になることが魅力的ですが、腐食しやすい素材のため、早いと3年に1度は塗装をする必要がでてきます。

▼「外壁塗装の耐用年数」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 外壁塗装の耐用年数って?工事前に必ず知っておきたい塗装の基礎知識!

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

まとめ

お家の外壁に汚れはつきものです。

どんな環境でも切っても切れない関係にあるので、原因と対処方法を知り今後何年も住み続けるお家を守っていきましょう。

既に長年放置してしまったという方は、外壁塗装や外壁の張り替えをすることも検討してみてはいかがでしょうか?

また、外壁リフォームの費用相場について詳しく知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。

>> 【3000人調査】外壁塗装の費用相場は109万円!安くする方法と注意点も解説
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