株式会社Danto Tileについて伺いました
Q1.株式会社Danto Tileが製造しているのはどのようなタイルですか?具体的な商品名や用途などを教えてください
弊社の自社工場では乾式プレス成形品のタイルを製造しており、主に建物の外壁や外床といった耐久性・耐候性が求められる部位にご使用頂く商品を数多く取り扱っています。
最近では要望に応じてインテリアに使用する内装用タイルを製造する機会も徐々に増えています。
Q2.タイルを製造する上でのこだわりについて教えてください
創業当初より土から一貫したタイル作りを行っています。
研究所を併設し、原材料や施工材の検証や品質管理に徹底してこだわり、タイルに付加価値をつけるための研究開発を行っています。
ニーズに応えるべく伝統を守りながら、タイルのより豊かな可能性を求め「タイルのある快適な暮らし」を皆様にお届けしたいと考えています。
Q3.貴社の代表商品とその特徴について教えてください
代表商品を1品に絞り込むのは難しいですが、外壁タイルの中から選ばせて頂くとすると「CEB/シエラボーダー」「ACE/クラストエッジ」「SAD/サンドボーダー」の3点が特にお客様から高い評価を頂いている商品になります。
CEB/シエラボーダーは石面のミックス面状が特徴で、砂土を積みあげたような表面と自然な色幅が特徴です。特に凹凸が入り混じることにより壁面に陰影ができる所が特徴です。
ACE/クラストエッジはスレート調石面のボーダーユニットタイルです。特殊釉薬での加飾により天然石のような表情も厚み違いの組み合わせにより陰影のある表情になります。
SAD/サンドボーダーは施釉、ブラスト加工によりナチュラルで優しい質感と砂のような柔らかな雰囲気を持つ意匠に仕上げたボーダータイルです。
Q4.他社商品と比較したときの、貴社代表商品の強みはなんですか?
加飾方法にこだわり、工夫を凝らしている所が強みだと思います。
ものづくりをする上で「生産効率」は非常に重要ですが、一手間加えることによって今までにないものが出来ることがあります。
私たちの商品を使って頂くお客様により良い商品をご提供する為に細かなディテールにこだわったものづくりは弊社の変わることのない文化だと思います。
Q5.代表商品を使用するメリット・デメリットについて教えてください
代表商品として外壁タイルをご紹介させて頂きましたが、建物の中でも外壁は日々雨風にさらされる特に劣化の激しい部位です。
環境面からも住宅の高寿命化が国策として進められていますが、住宅を長寿命化させるためには長持ちする外壁材を選定することが重要な要素だと考えています。
外壁タイルは耐候性、キズに強い、耐水性等の特徴を持ち、これらの特徴により経年劣化に非常に強い性質を持っています。
メンテナンスが必要最低限で費用も抑えられる、これが外壁タイルの最大のメリットであると言えます。
デメリットとしては初期コストが塗装やサイディングなどと比較すると高いと言われることがありますが、建材によっては何年に1回かの定期的なメンテナンスが必要なものもあります。
ランニングコストも含めたトータルで比較をすると実はそれほど高くはなく、長く住めば住むほどコスト面でメリットが大きくなります。
外壁材を選ぶうえでのポイントについて教えてください
Q6.自宅にあった屋根材を選ぶ際、何を基準に選ぶと良いのでしょうか?
お好みの色やテイスト、素材感など外壁材を選ぶポイントは数多くあると思いますが、注目すべき基準としてメンテナンス面があると思います。
タイルは耐久性・耐候性に優れた建材ですので経年変化による退色や劣化に対しての強さを持っています。
いつまでも美しい美観を維持したい皆様にはタイルがお薦めです。
Q7.最後に貴社のPRをお願いいたします
弊社は1885年淡路島(現)南あわじ市で「淡陶社」を設立、珉平焼を継承した食器・花器・玩具等の製造販売を開始し、1893年商法実施により、日本郵船に次日本で2番目の株式会社「淡陶株式会社」になりました。
130余年の歴史と伝統に培われた確かな技術を継承し、本物だけが持つタイルのより豊かな可能性を求め「タイルのある快適な暮らし」をお届けする皆様のよきパートナーとして、今後も真摯に取り組んでいきたいと考えております。
株式会社Danto Tile 概要
会社名 | 株式会社Danto Tile |
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所在地 | 東京都中央区日本橋浜町3-7-2 |
創立 | 1885年8月15日 |
代表取締役社長 | 吉田 薫 |
ホームページ | https://danto.jp/ |