フォーシーズン塗料に要注意!相場価格・特徴・注意点など

  • 【更新日】2021-04-19

フォーシーズンは、新生ホームサービスが販売する塗料の一つですが、訪問販売で勧められて知ったという方が多いのではないでしょうか?しかし、訪問販売の営業マンの話だけでは良くも悪くも、実際のところが見えにくいのが現状です。

ご自宅の状況やあなたのこだわり次第では、今回のリフォームで後悔する結果を招く可能性もあるため、じっくり吟味しましょう。そこで今回は、フォーシーズン塗料について、第三者の視点から徹底的に解説していきます。

Point

 

  • ・フォーシーズンの費用相場は(2階建て30坪の場合)160~200万円で他塗料に比べて高い!
  • ・フォーシーズンは、おすすめな方とそうでない方がいるので要注意!
  • ・(クラックの少ない)モルタル壁は相性〇、サイディング壁は相性△。

 

 

私の家だといくら?

フォーシーズン塗料とは?

フォーシーズンとは、新生ホームサービスが販売する石調セラミック塗料のことです。セラミックの配合比率が高く、セラミック塗料の中でも「最高峰の品質」と言われています。

新生ホームサービスが販売するセラミック塗料の違い

 

新生ホームサービスでは、主に3種類のセラミック系塗料を扱っており、その中で一番グレードの高いものから、
フォーシーズン > サングラッセ > グラファインとなっています。
訪問販売された方の中でも、フォーシーズンと一緒にサングラッセ、グラファインも紹介されたという方が多いのではないでしょうか。以下ではそれぞれの違いを見ていきましょう。

フォーシーズンについて

<出典:新生ホームサービス株式会社 公式HP

特徴 ・珪藻土が配合されている
・カラーバリエーションが20色ある
・セラミック塗材で耐候性が高い
価格 7,000~12,000円/㎡
延床面積30坪の場合 160~200万円

 

新生ホームサービスが販売する、塗料初の珪藻土を配合したセラミック塗材です。

珪藻土とは、植物性プランクトン類の化石・珪藻殻の堆積物によって形成された地層のことで、火に強く、ホルムアルデヒドを吸着・分解する機能や、優れた調湿機能を持っている素材です。
最近では、速乾性があることからバスマットやコースターによく使われています。珪藻土バスマットなど耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

~人体に影響をもたらすホルムアルデヒドって?~

建材、家具に含まれるシックハウス症候群の原因物質の一つです。人の粘膜を刺激し、鼻水や咳、めまいや頭痛などの症状が出てしまいます。また発がん性があり、白血病の原因物質としても知られているため、非常に危険な物質でもあります。

そして、フォーシーズンは一般的な塗料よりも紫外線による劣化で起きるメンテナンスを抑えることが出来ます。なぜなら、フォーシーズンはセラミックの含有量が高いので太陽光を反射したり、
天然石の影響で色の変化がしにくいといった効果があり、長持ちしやすいためです。

サングラッセについて

<出典:新生ホームサービス株式会社 公式HP

特徴 ・カラーバリエーションが20色ある
・セラミック塗材で耐候性が高い
価格 6,000~11,000円/㎡
延床面積30坪の場合 140~180万円

 

サングラッセとは端的に言うと、フォーシーズンから珪藻土を抜いた塗料です。耐候性や見た目の仕上がりはフォーシーズンとほとんど変わりません。 しかし、珪藻土の配合がないのでフォーシーズンより安い価格で施工することが出来ます。

詳しくはこちら▼

グラファインについて

<出典:新生ホームサービス株式会社 公式HP

特徴 ・カラーバリエーションが8色ある
・セラミック塗材で耐候性が高い
価格 5,000~10,000円/㎡
延床面積30坪の場合 120~160万円

 

グラファインはサングラッセからカラーバリエーションを減らした塗料です。サングラッセと機能面では変わらないものの、より安価に利用できる塗料です。

詳しくはこちら▼

結局、フォーシーズン塗料はおすすめ?

実は、おすすめできる方は非常に限られています。

この世に、一切デメリットのない万能な塗料は存在しません。そのため、訪問販売・訪問営業の方が使う営業トークをそのまま鵜呑みにするのは避け、しっかりと自分の目で吟味することが重要です。これはフォーシーズンにおいても同様で、目的や状況によっておすすめか、そうでないかは異なります。

では、一体その違いは何でしょうか。以下で解説していきます。

こんな方にはおすすめできません

サイディング外壁のお家にお住まいの方

 

上記でおすすめなのは、あまりクラックがないモルタル外壁の方と紹介しましたが、逆にサイディング外壁の方にはあまりおすすめ出来ません。

なぜなら、サイディングは、経年劣化による反りや浮き、目地(コーキング)のひび割れが起きやすく、その上から、セラミック塗料であるフォーシーズンを塗ってしまうと、
元から割れやすい特性のあるセラミック塗料が余計に割れやすくなってしまうから
です。

既存の塗料が柔らかいお家にお住まいの方

柔らかくて動きやすい状態の塗料の上に、固い塗膜のフォーシーズンを塗ることで、地震などでひびが入りやすくなってしまいます。特に、ウレタンやシリコンは塗膜が柔らかい塗料なので避けた方が良いでしょう。

デザイン性より値段を重視する方

フォーシーズンはセラミック配合の塗料なので、どうしても一般的な塗料よりは高価になってしまいます。
デザイン性より、価格に見合う性能を有している塗料であるかが重要、という方であれば、フォーシーズンには向いていないと言えるでしょう。

湿気の多い地域にお住まいの方

実は、フォーシーズンはコケが生えやすいと言われています。塗料を構成する分子の粒度が他の塗料よりも大きく、その結果、塗布時に表面の凹凸が大きく、汚れや菌がつきやすくなるためです。

塗料自体に、防藻・防菌・防カビ機能はありますが、多湿地域にお住いの方は避けた方が無難でしょう。ちなみに湿度が65%超えるとカビが生えやすい環境になります。

例えば、山沿いや海、川の近くにお住まいの方や梅雨の時期が長い地域の方は湿気が多い地域と言えるでしょう。都道府県別でも湿気の多い地域がこちらで見れるので、気になる方は確認してみてください。

~年平均相対湿度が多い都道府県ランキング~

1位 島根県(77%)
2位 宮崎県(76%)
3位 青森県(75%)
引用:都道府県格付研究所「年平均相対湿度ランキング」

では、フォーシーズンがおすすめな方とは?

特別感のある外壁を求める方

自分の家の外壁に、オリジナリティを出したいという方にとって、フォーシーズンの石材調の外観は魅力的に映るでしょう。フォーシーズンは、豊富な20色のカラーデザインから、好きなカラーを選択することが出来ます。

和風・洋風を選ばずスタイリッシュで高級感のあるデザインで、まるでホテルのロビーやマンションのエントランスのようなおしゃれな空間になるでしょう。

モルタル外壁で下地がしっかりしているお家

 

フォーシーズンと相性が良いのはあまりクラック(ひび割れ)などがなく、経年劣化していないモルタルの外壁です。

なぜなら、セラミック塗料は塗膜が固いので、下地部分も固いモルタルのような外壁だと、地震などで外壁が動いたとしても、下地に塗料が追従してくれるからです。

既存の塗料がアクリル塗料

既存塗料がアクリルやフッ素等の固い塗料だと、フォーシーズンとの相性は良いでしょう。上記のモルタル外壁がおすすめな理由と同じで、既存の塗料も固い方が一緒に動くことでひび割れを防いでくれるからです。

10年程前に流行ったもので言うと、「タイルラック」という塗料はアクリル塗料に当たります。また、「ボンタイル」という外壁塗装の模様にもアクリル塗料が使われていることが多いので、ご自宅の外壁の塗料を調べる一つの判断材料にしてみて下さい。

ちなみに既存の塗料がフッ素の場合、フッ素塗料自体の耐用年数が長いため、もし前回の塗装から10年前後しか経っていないという方は、まだ5~10年ほどは塗装の必要性は低いと考えても良いでしょう。

紫外線から来る劣化症状を抑えたい方

セラミック塗料であるフォーシーズン塗料には、耐候性があるため、紫外線を原因とする色褪せなどの劣化症状を抑えることができ、結果、メンテナンス頻度を減らせます。

しかしながら、あくまで地震や雨風など紫外線以外の劣化原因に強いというわけではないため、一概に維持費用を減らせるとは限らない点に要注意です。

ちなみにご自分の地域の紫外線の量を知りたい!という方はこちらの環境省が発行するUVの全国分布図をご覧ください。

引用:紫外線 環境保健マニュアル2015

私の家だといくら?

フォーシーズン塗料の特徴

  • 耐候性が高い
  • 珪藻土が配合されている
  • 石材調の高級感ある外観になる
  • 一般的な塗料より高価
  • ひび割れしやすい
  • 施工を行う業者によって仕上がりに差が出やすい

フォーシーズンはセラミック塗料の特徴がかなり活かされているため、上記のセラミック塗料の特徴と重なる部分がありますが、フォーシーズンにしかない特徴もあります。
以下で詳細に解説していきます。

耐候性が高い

JIS A6909(促進耐候性試験)という紫外線を当てて劣化状態を見るテストをしたところ、7500時間経過しても、異常が見られなかったという試験結果が出ています。

~JIS A6909(促進耐候性試験)とは?~

JIS規格が規定する建築用仕上塗材について規定されたものです。A6909試験は、「太陽光を2500時間当てても、光沢が80%以上残っているかを基準に、耐候性を見る試験です。
フォーシーズンは7500時間、紫外線を浴びても異常が見られなかったという結果でJISA6909をクリアしています。

珪藻土が配合されている

前述した通り、フォーシーズンは塗料として初めて珪藻土が配合された塗材です。珪藻土には、調湿機能や脱臭機能、断熱効果、防火性、遮音性といった特長があります。

外壁に使用した際の効果の実証はありませんが、湿気・有害物質・ニオイの元を吸収したり、カビやコケを防ぐ効果が期待されています。

石材調の高級感ある外観になる

天然石を細かく粉砕した仕様になるので、ホテルのロビーやマンションのエントランスにありそうな格調ある外壁になります。

一般的な塗料より高価

【グレード別一般的な塗料の費用相場(足場代含む)】

アクリル塗料 2,000~2,500円/㎡
ウレタン塗料 2,500~3,200円/㎡
シリコン塗料 3,500~4,500円/㎡
フッ素塗料 4,500~5,500円/㎡
フォーシーズン 7,000~12,000円/㎡

セラミック塗料なので、一般的によく使用されているシリコン塗料よりは金額が上がってしまいます。費用相場としては、2階建ての30坪のお宅にフォーシーズンで塗装をした場合の費用相場は、160~200万円の間です。
価格の変動は、キャンペーンの期間などで生じるようですが、いずれにしても安くはない金額なので、慎重に決めることに越したことはないでしょう。

 

外壁塗装の一般的な相場感を知りたい方はこちら▼

そもそもセラミック塗料とは?

 

セラミック塗料とは、簡潔に説明すると、セラミックが配合された塗料のことを指します。塗料の中でもグレードを示す、アクリル系塗料・ウレタン系塗料・シリコン系塗料・フッ素系塗料などの種類のことではありません。

セラミックは無機物のため、セラミック100%の塗料は存在しません。そのため、耐用年数は塗料のグレード自体に紐づきます。つまり、例えば、アクリル塗料でもウレタン塗料であっても、少しでもセラミックが入っていれば、セラミック塗料と呼ぶことが出来ます。

セラミックが直接耐用年数に関わってくることはないので、誤解のないよう注意しましょう。

~【参考】セラミック塗料の特徴~

・耐候性がある

セラミックは、太陽光を反射し、紫外線を吸収しにくくするので、外壁の劣化スピードを下げる効果が期待できます。

・デザイン性が高い

天然石調や多色石調などのざらざらとした石が表面に付いたようなデザインに出来るので、他の塗料では出せない重厚感を出すことが出来ます。

・一般的な塗料より価格が高い

セラミックが入ることにより、一般的な塗料よりは高価になってしまいます。もしセラミックの配合が僅かしかなくても、セラミック塗料と謳うことが出来てしまうので、「うちの塗料はセラミック塗料です。」と言って高く売りつける悪徳業者が絶えません。

騙しの道具に使われやすい塗料なので、注意深く調べる必要があります。

・ひび割れしやすい

セラミック塗料は塗膜が固くなるので、ひび割れ(クラック)が起きやすいです。丈夫で固いというメリットがあるからこそのデメリット要素でもあります。

ひび割れしやすい

セラミック塗料なので、塗膜が固く、クラックが起きやすいという点は避けられません。セラミック塗料は、デザイン性に優れ、耐候性がある点がメリットですが、その反面こういった特性があるということも理解しておいた方が良いでしょう。

施工を行う業者によって仕上がりに差が出やすい

吹付け工法といって、一般的な塗料と違い、専用のスプレーガンで5回の吹付け工程を行い、立体感を出しながら施工を行っていきます。

フォーシーズンは塗料に入っている素材の大きさがバラバラなため、一般的なローラー工法だとムラが出やすくなってしまうからです。

この吹付け工法は正しい知識と技術を持っていない業者でないと、仕上がりが均一でなくなってしまう可能性があります。

フォーシーズン塗料を選ぶ上での注意点

焦らずきちんと吟味した上で選ぶ

ご自宅の大切な外壁なので、いずれにしても焦った状態で塗料を決めてしまうのは危険です。もし悪徳な業者や営業担当だった場合、早く決めるよう急かすこともあるでしょう。

しかし、そのような状況であれよあれよという間に契約に進んでしまうのは、高価な買い物であればあるほど、好ましくありません。第三者にアドバイスをもらう、その塗料や業者について情報を収集するなど、しっかりと時間をかけて準備をすることが、正しい判断をするコツです。

「こんなはずじゃなかった!」を防ぐには?

実際に、業者の作業が入ったあとは、素人からすると見えない部分が多く、「本当に正しく施工されているのか?」と不安になることも多いでしょう。

特にリフォームの訪問販売はトラブルに繋がる可能性が高いです。実際に国民生活センターには毎日訪問販売によるトラブルの相談が寄せられています。

【訪問販売によるリフォーム工事での相談件数】

年度 2016 2017 2018 2019
相談件数 6,595 6,385 7,185 1,335(前年同期:1,247)

※2019年6月30日時点の集計結果

【実際に国民生活センターに寄せられた声】

・「近くで工事をしている。見積りだけさせてほしい」と自宅に工事業者が来て、屋根と壁の改修工事を契約したが、銀行の融資が通るかわからないので、白紙に戻したい。

・飛び込みでリフォーム業者が自宅に来て、帰ってほしいと言っても帰らず、根負けして外壁塗装と屋根工事の契約をしてしまった。クーリング・オフできないか。
※引用:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法(国民生活センター)

そこで、未然に手抜き工事を防ぐための方法をお伝えしていきます。あくまでも一例なので、これさえすれば絶対大丈夫!というわけではありませんが、業者が誤魔化しをする可能性はぐんと減ることでしょう。

未然に手抜き工事を防ぐ方法

・営業マンとの約束事を書面に残してもらう

例えば、営業マンが「これはこの金額でやりますよ!」と口頭で言っても、実際に工事をする側に伝わってないということがあるかもしれません。そういったトラブルを避けるためにも、営業マンの言ったことは口約束にするのではなく、書面に残してもらいましょう。

・工事の報告書をもらう

証拠を残すだけではなく、事前にもらった作業内容が書かれた書類と、実際の工事の報告書に差異がないか確認することが出来ます。

・塗料の使用缶数が合っているか、開封写真と使用後の写真をもらう

使用した塗料の量数の証拠を残してもらうことで、業者は使用量を誤魔化すことが出来なくなります。

・工程ごとの写真を撮ってもらう

フォーシーズンは吹付け工法で5回もの吹付け工程を行わなければならないので、とても面倒な作業でもあります。ここで手抜きをされないためにも1工程ずつ写真を撮ってもら い、きちんと5工程が行われているか確認出来ると良いでしょう。

外壁塗装は決して安くはない買い物です。それは優良な業者であればあるほど、消費者の不安な気持ちをよく分かっていることでしょう。
もし、こういった要望を断る業者であれば、工事内容の一致に対して、誠実でないということが分かります。

もし既に契約してしまった場合は?

クーリングオフ制度を利用しましょう。訪問販売されたときに、慌てて契約してしまい、
よくよく調べてみたら、自分の家の外壁とは合わない塗料かもしれない、もう少し調べてから決めたい、ということでしたら、書面受領日から8日の間であれば、クーリングオフ制度を利用することが出来ます。

詳しくはこちら▼

まとめ

フォーシーズンは、合う外壁であれば本領を発揮するセラミック塗料の「最高峰」とも言われる塗料です。

しかし、デメリットや合わない外壁もあるので、その点をよく理解し、慎重に選んでいく必要のある塗料でもあります。もしセールスマンの口車に乗せられて、悩んだり迷ったりしたら、第三者の意見を聞くことを推奨します。

複数の業者に相談し、見積もりを出してもらうことで、価格相場が分かることはもちろん、ご自宅の外壁や目的に合った塗料についてもアドバイスをもらうことが出来ます。

ヌリカエでは、無料で一括見積サービスを利用することができます。専門知識を持ったスタッフがお客様と業者の間に立ってナビゲート致しますので、気軽にご相談下さい。皆さまの外壁塗装が後悔することのないよう、ヌリカエではスタッフ一同全力でサポートさせていただきます。

私の家だといくら?


▼インターネット
新生ホームサービス 公式ホームページ

有識者ヒアリング
外壁・屋根塗装 あなたの地域の相場は?
TOPへカエル