外壁塗装を黒にするメリットデメリットとは?失敗しないための注意点

  • 【更新日】2022-04-18
ツヤをおさえたダークグレーの外壁デザイン例

スタイリッシュで洗練された印象を与える黒の外壁塗装。しかし、黒は外壁への取り入れ方のセンスが強く問われる色でもあります。

黒色にはメリットだけでなく、デメリットもあるので慎重に検討している方も多いのではないでしょうか?

本記事では、住まいの黒の外壁塗装を検討中の方に向けて

  • 外壁塗装黒のメリットとデメリット
  • 外壁塗装黒の注意点
  • 外壁塗装黒の風水効果

などに関してご紹介します。

外壁の色を黒にするメリットとデメリット↓

    黒色のメリット    デメリット
デザイン性が高い 熱を吸収しやすい
他の色と調和しやすい 街の景観から浮く可能性
黒ずみが目立ちにくい 劣化しやすい

「外壁に黒を取り入れたい」と考えている方に向けて、失敗しないための押さえておきたい留意点をお伝えしますので、 良ければ色選びの参考にしてみてください。

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【知らないとトラブルも?】外壁塗装「黒」にはこんなデメリットが!

住まいの外壁を黒にするデメリットをご紹介します。色選びで後悔しないためにぜひチェックしておきましょう。

外壁塗装「黒」のデメリット!周囲との調和を保てない可能性がある

外壁は街の景観の一部でもあります。住まいとしてならお洒落に見える黒い外壁も、街の景観の一部としては違和感を感じる場合があります。

地域によっては、「景観条例」によって外壁に使用できない色が設定されている可能性も。

お住まいの地域が黒い外壁にしても問題ないか、景観法に基づく景観条例一覧から、予めチェックしておきましょう。

景観条例に引っかからなくても、住宅街によっては、全面が黒の建物は周囲との調和に乱れを生じさせてしまうかもしれません。

違和感を感じたら、黒の面積を少な目にするなど、街並みに合わせる配慮が必要でしょう。

アクセントカラーや付帯部など一部分に黒を入れるだけでも、家の印象が変わり、黒色の外壁を楽しむことができますよ。

アクセントカラーとは

外壁の5%前後を占める個性を与える色のこと
黒・白・灰は無彩色と呼ばれ、どの有彩色とも相性が良いです。黒を全面的に使うのではなく、アクセントしてワンポイントで使うと個性が引き立ちおしゃれに見えます。

黒色が近所に与えるイメージを知っておこう

ごく稀なケースではあるものの、黒色の外壁がご近所トラブルにつながることがあります。

(前略)新たに南側に家が建つことになりました。真っ黒な外壁で、リビングの掃き出し窓一面&ダイニングの腰窓一面&吹き抜けから見える景色一面が真っ黒で、見ているだけでとっても気分が滅入ります。(後略)
出典:発言小町

黒の外壁をよく思っていない人もいるので、あらかじめ黒にすることを伝えておくのも、トラブルを未然に防ぐ手です。

町の景観を事前にチェックし、住まいの仕上がりイメージを業者に頼んで確認しておきましょう。

黒色の持つイメージ

黒は若い年代に好まれ、高年齢では嫌われる傾向にあります。また男性から人気があります。

「ほかの色に与える影響が強いため、色を組み合わせた際には黒のイメージが上乗せされる」といったことも。

以下は、黒の持つポジティブなイメージです。
「威厳」「高級感」「自信」

以下は、黒の持つネガティブなイメージです。
「孤独」「恐怖」「暗い」

以下は、黒が好きな人の性格です。

  • 無口
  • 嫌われ者と思っている
  • 他人が怖い
  • 音楽が好き
  • 粘り強い
  • 近寄りがたい
出典:黒のイメージ効果!ブラックセラピー

黒色は劣化しやすい

黒はツヤが出るように仕上がるため、色あせるとツヤがなくなったことが明白になります。
色あせが悪目立ちしやすい色味なので、定期的に外壁塗装のメンテナンスを怠らないことが大事ですね。

また白色の外壁ほどではないですが、泥はねや砂ぼこり(白色)の汚れも目につきやすいため、小まめに掃除する必要があるでしょう。
関連記事:白の外壁塗装の事例9選!おしゃれな配色や組み合わせも
関連記事2:赤の外壁塗装の事例とおしゃれな配色・組み合わせをご紹介

色あせなどの劣化対策は?

黒色の弱点(色あせしやすいことなど)を踏まえて、塗料の耐久性の高さなどを前もって確認することが大切です。

汚れにくく傷にも強いコーティングを施したサイディングボード(外壁材)も有効ですね。

おすすめは低汚染機能つき塗料での塗装です。

低汚染塗料は、外壁についた汚れを雨で洗い流してくれます。塗料自体の劣化の抑制も可能ですよ。

外壁の汚れを目立たなくする塗料は以下▼にまとめています。

塗料の名前(文字をクリックで公式サイトに飛べます) 口コミ 特徴
超低汚染リファインシリーズ 10年程度は綺麗なまま 美観保持機能に特化
水性クリーンタイトSi 一液タイプ
クリーンマイルドSTシリーズ 独自のセラミック複合技術
ファインシリコンフレッシュ ほかの塗料よりも色あせが少ない シリコン樹脂
アレスアクアシリコンAC 並外れた低汚染性を発揮

汚れにくいラジカル制御塗料もおすすめです。

黒色の外壁は熱を吸収しやすい

黒の外壁は、白の外壁よりも熱を吸収しやすいです。

気温にすると、約10℃以上の熱を持つと言われています。ただし、室内温度に関しては、高品質な断熱材や遮光塗料を使用すれば体感の差はほとんどありません。

また、近年は下地によって熱の吸収を抑えるタイプも存在しています。

黒の外壁には断熱塗料がおすすめ

住まいには通常、建築時に断熱材が入っています。

断熱材とは

熱移動と熱伝達を減少させるもの
しかし、古い住まいで、今回初めて黒にするというケースでは断熱材が入っているかを確認したほうが良いです。

黒の外壁塗装の家では断熱材が必須です。

断熱塗料や遮熱塗料を使うのも1つの手ですね。

断熱塗料は熱を伝わりにくくする塗料で、遮熱塗料は熱を反射しさえぎる塗料です。

業者に、黒で断熱塗料や遮熱塗料がないか確認してみましょう。

マットで塗るとグレーっぽく見える

黒を選択しても、塗装業者が使う塗料がマットに仕上がるものだと、ツヤがないためグレーのように見える場合があります。

「黒で外壁塗装をしてもらうよう頼んだのに、グレーになってしまった」と後悔しないように、また塗装業者とトラブルにならないように、色を指定する際には気を付けてください。

絵具で塗ったような黒にはツヤがありますので、色見本でしっかり確認しておきましょう。

逆にツヤを目立たせたくない場合は、マットの塗料を選んだほうが良いです。

5分ツヤや3分ツヤのように、少しツヤ抑えめなものがおすすめです。

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外壁塗装「黒」のメリット

外壁を黒色に塗装するメリットは、以下にまとめました。

デザイン性が高い

外壁を黒にすることによって、シックで重厚感のある仕上がりを再現することができます。一般的な住宅とは異なる仕上がりにしたい、ハイセンスに見せたいといったデザイン性を重視するのであれば外壁塗装黒は適しています。

他の色と調和しやすい

無彩色である黒の外壁は、他の色と調和しやすいといった特徴があります。黒一色の外壁に抵抗がある場合は、他の色と組み合わせることによって、周囲の景観と馴染みやすくなるでしょう。

もちろん黒の単色でも格好良くまとまりますが、アクセントとなる素材との組み合わせ次第で個性の幅が広がりますよ。

黒ずみが目立ちにくい

外壁を黒にすることによって、ホコリ・排気ガスによる外壁の黒ずみの汚れが目立ちにくくなるといったメリットがあります。

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外壁塗装黒の「風水」効果とは

・貯蓄が増える
・信頼感が増す
・「北の方角」が効果が高い

黒色の外壁の風水効果は「貯蓄が増える」ことだと言われています。絵具を混ぜたとき、黒色は大抵の色で完成することができます。つまり黒は溜め込む色の象徴とも捉えられ、貯蓄能力を高める風水効果を発揮します。

また、黒は秘密を象徴する色だと言われており、信頼感が増す効果があるとも。

マイナスの風水効果としては、黒は「水」の気を持つ色なので、使用しすぎると「陰気な水」を溜め込んでしまうといった説もあります。

関連記事:【保存版】外壁塗装に使われる色の風水効果まとめ!色選びのポイントも

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まとめ

家の外壁のカラーに白や茶色、グレーを選択する人が多い中で黒色の外壁は珍しく、個性を出すことができます。

今回詳しくお伝えしたとおり黒色にはデメリットもありますが、色の組み合わせ方によっては他のカラーでは演出することができない独創性や風格をイメージさせることが可能です。

メインカラーとしての単色使いだけではなく、アクセントカラーなどワンポイントとして利用するだけでも雰囲気の変化を楽しめますよ。

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