外壁塗装120万円は相場通り?費用の計算方法や安くするコツを紹介

  • 【更新日】2022-10-28
外壁塗装で120万円はほぼ相場通り!

業者から外壁塗装の費用が120万円と提示され、不安ではありませんか?

  • 「120万円が相場なの?もしかして高すぎ?安すぎ?」
  • 「そもそも何にどのくらいの費用がかかるの?」
  • 「できるだけ安い費用で外壁塗装をしたい!」

上記のお悩みや要望を抱えているならば、是非とも当記事をご覧ください。
120万円は相場通りなのかをはじめ、施工工程ごとの相場についても詳しくお答えします。
また、費用の大まかな計算方法や少しでも安く施工してもらうポイントもご紹介します。

「外壁塗装の相場」について基本から知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装の費用相場を都道府県・坪数別に解説」

ざっくりいくらかかるの?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。
リナビス
リナビス

あなたのお家
外装塗装するといくら?

step1
step2
step3
step4

外壁塗装120万円は30坪なら相場通り

30坪なら外壁塗装の費用が120万円は相場通り
一般的な30坪の住宅であれば、外壁塗装の費用の相場は約120万円です。

30坪とは、2階建てで3~4LDK、家族構成は3~5名くらいが目安です。
90万円なら少し安い、140万円なら許容範囲だが少し高い、と考えておきましょう。

ただし住宅の階数や立地、劣化症状の程度など様々な条件によりますので、あくまでも参考としてご確認ください。

30坪住宅の外壁塗装相場についてもっと知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ちなみに同じ2階建てという条件ならば、40坪なら約120万円、50坪なら約150万円が外壁塗装の相場になります。

ざっくりいくらかかるの?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

外壁塗装の施工工程と相場

外壁塗装の施工工程と相場
外壁塗装の作業内容を細かく分け、それぞれの相場を把握しておけば、自分でも大まかに総額を計算できます。
お手持ちの見積書の内容や費用が妥当か、是非とも確認してみましょう。

足場・養生シート

足場の組み立て~解体にかかる費用は、1㎡あたり600円~800円が相場です。
さらに、塗料が隣の家・道路・自家用車などに飛散しないように、メッシュシートを覆って養生を施す必要があります。
シート代は1㎡あたり100円~200円かかります。
足場代とシート代を足すと、大体700~1,000円/㎡が相場です。

高圧洗浄

外壁に付着した汚れや古い塗料を落とすために、高圧洗浄を行います。
高圧洗浄は、水道水なら150円~250円/㎡くらいかかります。

もし外壁にコケやカビなど頑固な汚れが付着していたら、薬品を混ぜたバイオ高圧洗浄が選択されます。
バイオ高圧洗浄は200円~300円/㎡くらいが相場です。

コーキング

コーキングとは、外壁に入ったひびを埋める接着剤およびその作業のことです。
材料は安価なウレタンやシリコンなので作業費は高くはないですが、500~900円/mほどの費用が必要です。

外壁の塗装

日本の住宅で一般的に使用される塗料の種類はシリコン塗料なので、シリコン塗料を元に相場をご説明します。
シリコン塗料を使用した場合、塗料代は約2,200/㎡が相場になります。

ですが、塗料の種類によって相場は変わりますので、他の塗料を使用する場合は下表を参考にしてください。

グレード 耐久性 単価(㎡)*3回塗りの合計
アクリル塗料 5~7年 1,400~1,600円
ウレタン塗料 8~10年 1,700~2,200円
シリコン塗料 10~15年 2,300~3,000円
ラジカル制御型塗料 10~15年 2,500~3,000円
フッ素塗料 15~20年 3,800~4,800円
光触媒塗料 15~20年 4,200~5,000円
無機塗料 20~25年 4,500~5,500円

各塗料の詳細や選び方については、こちらの記事をご覧ください。

付帯部分の施工費

外壁以外の付帯部分も施工してもらうようなら、費用が加算されます。
雨どいの交換なら約15~20万円、ベランダ防水をするなら約10~30万円がかかります。

外壁塗装以外の修理も行うならば、もっと費用が必要になるので、よく検討しておきましょう。

諸経費

材料の運搬費・人件費・道具代など、上記以外にも別途費用がかかります。
概ね足場代~塗装代の合計金額の5~10%が諸経費として上乗せされるとお考えください。
足場代~諸経費までのすべての金額を合わせたうえで、消費税率10%をかけたものが実際に支払う費用の目安になります。
120万円を少し前後するくらいなら、その見積書は相場通りの費用が記載されていると言えるでしょう。

ざっくりいくらかかるの?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

外壁塗装費用が120万円を大きく超える理由

外壁塗装費用が120万円を大きく超える理
外壁塗装費用が120万円を大きく超えたからといって、必ずしも悪徳業者に騙されているとは限りません。
場合によっては、費用が120万円以上しないと相場と合っておらず、おかしいかもしれません。
以下の項目が当てはまらないか、今一度確認してみましょう。

塗料のグレードが高い

塗料は種類ごとにグレードが異なり、それに伴って必要な費用も異なります。
高性能・高品質な塗料であれば当然価格は高くなるので、見積書にどんな種類・性能の塗料が使われる予定かを確認してみましょう。
塗料は種類によって1,400~5,500円/㎡と幅があるため、相場からかけ離れた価格だからといって一概に怪しまないようにしてください。

塗装面積が広い

塗装する面積が広くて塗料を使用する量が多ければ、塗装費用が高くなることは言うまでもありません。
インターネット上で紹介されている外壁塗装の相場とは、一般的な2階建てで30坪の住宅を想定しています。
そのため、階数が多かったり坪数が広かったりすれば、その分費用は上がります。
10坪増えるごとに、大体20~30万円は高くなるということに留意してください。
ご自宅の大きさを鑑みたうえで、見積書を確認してみましょう。

劣化が激しい・箇所が多い

深刻な構造クラック
外壁の劣化が激しかったり、劣化している箇所が多かったりすると、塗装をする前にまず補修をする必要があります。
ひび割れがあれば埋めたり、塗膜が剥がれていたら削り取ったりと、どうしても作業工数が増えます。
作業工数が増えれば補修費用が上乗せされるため、どうしても費用は数万円~数十万円は高くなってしまいます。
劣化具合によっては外壁を塗装よりも、外壁材をすべて張り替えたり、上から新たに外壁材を重ね張りしたりという別の工法を用いた方が安く済むかもしれません。

外壁塗装で充分なメンテナンスができるのか、業者に相談してみても良いでしょう。

屋根の塗装まで含んでいる

外壁の他に、屋根の塗装まで含んで見積書を作成されていませんか?
屋根塗装をするならば、外壁だけよりも多く足場を組んだり、塗料を使ったりするため、費用がかさむのはやむを得ません。
屋根塗装も一緒に行いたいならば、追加で10万円~20万円ほどかかりますので注意しましょう。

120万円を大きく下回ったら騙されていないか確認しよう

120万円を大きく下回ったら騙されていないか確認しよう
もし見積書に掲載された外壁塗装の費用が120万円を大きく下回っていたら、悪徳業者に騙されている可能性が高いです。
以下の条件に当てはまっていないか確認したうえで、その業者のことを本当に信用できるか、細心の注意を払いましょう。

大幅な値引きをされた

「キャンペーンを実施中なので、お値引きいたします」「前払いをしていただけるならお安くしますよ」などと言われ、塗装費用を大きく値下げされませんでしたか?
費用の総額から数十万円単位で値引きされたり、施工工程の一部を無料にされたりしたら、悪徳業者に目を付けられているかもしれません。
費用が大きく減ると一見お得になったように思いますが、人件費や材料費などを削って手抜き工事をされる危険性があります。

真っ当な外壁塗装をしてくれるか不透明ですので、「大幅に値引きしてくれたから」と飛びついて契約するのはやめましょう。

不安を煽って契約を急かされた

悪徳業者はとにかくすぐに大金が欲しいので、契約を急かすことが多いです。
「このままだと家が倒壊しますよ」「次に大雨が降ったら必ず雨漏りします」「本日中に契約してくだされば値引きします」といった、あなたを慌てさせるような脅迫まがいの言い方をしてきたら、真っ先に悪徳業者かもと疑ってください。

優良業者ならあなたの立場になって提案をしてくれるので、焦らせるような言動はしません。
冷静な判断力を奪うような説明をされたら、悪徳業者の可能性がありますので気をつけてください。

見積書が「一式」だらけ

見積書が「一式」だらけ
業者からもらった見積書に「一式」という表現が多用されていませんか?
優良業者の見積書であれば、作業内容や使用する材料・面積などを明確に記載しており、「どのように、どんなものを、どれくらい使うか」が素人でもはっきり分かります。
一方で悪徳業者の見積書には「一式」や「諸経費」という表現が目立ち、詳細が全然分からない内容になっていることが多いです。

何がどうなるのか分かりづらい見積書をもらったら、その業者は信用しない方がよいでしょう。

施工実績がない

優良業者であれば、自社のサービスに自信を持っているので、ホームページやパンフレットに「施工事例」や「お客様の声」などを掲載して実績をアピールするはずです。
施工実績がなくアピールができないということは、「消費者が頼りたいと思えない業者である=悪徳業者の可能性がある」と言い換えられます。

どんなクオリティの外壁塗装になるのか、自分が満足できる仕上がりになるのかが想像できませんので、実績がない・少ない業者は避けましょう。

外壁塗装の費用を安くする方法

外壁塗装は決して安い買い物ではありませんから、できることなら費用は安く押さえたいですよね。
実は以下の方法を使えば、外壁塗装の費用を数万円~数十万円も安くできる可能性があります。
お得に外壁塗装をしてもらうために、是非とも確認しましょう。

火災保険を利用する

台風や豪雪など自然災害で外壁塗装が必要になった場合は、火災保険が適用されることがあります。
「被災から3年以内に申請する」「補修費用が火災保険の免責金額を超える」などの諸条件をクリアすれば、費用が数十万円も軽減できるかもしれません。

ただし、経年劣化や洪水・高潮などの水害では保険がおりませんので注意しましょう。

自治体の助成金や補助金を利用する

お住まいの自治体によっては、外壁塗装に助成金や補助金がもらえるかもしれません。
助成金制度は、地域の工事業者の振興、エコ住宅の推進などの目的のために設けられており、支給上限金額は10万~20万円ほどです。

しかし、火災保険と同様に諸条件を満たす必要があるため、必ず満額でおりるとは限らない点に留意してください。

地元の工務店や塗装専門業者を利用する

外壁塗装で大金を支払うとなると、安心したくて知名度のあるハウスメーカーや総合リフォーム会社を選びがちです。
しかし、大手の業者は自分たちで直接施工をすることはなく、下請け業者や孫請け業者に任せるため中間マージンが発生します。
中間マージンが上乗せされた費用を請求されるので、どうしても塗装費用は高くなる傾向にあります。
少しでも安く外壁塗装をしたいなら、中間マージンを発生させずに済むように地元の工務店や塗装専門業者に依頼するとよいでしょう。

屋根も一緒に再塗装してもらう


外壁と一緒に屋根も塗装してもらうと、長い目で見れば塗装費用が安くなります。
もちろん屋根の塗装費用が追加でかかりますが、外壁と屋根を別々に塗装してもらうと、足場を2回組む必要があります。
足場の運搬・設置・解体だけで20万円ほどかかるため、20万円節約したいなら外壁と屋根は同じタイミングで塗装してもらいましょう。

外壁塗装をする必要があるならば、いずれ屋根塗装も行わなければなりませんので、費用を出し惜みしないことをおすすめします。

相見積もりを取る

相見積もりとは、同じ条件で複数の業者から見積書をもらうことです。
相見積もりを取れば、同じ施工内容なのに安い費用で請け負ってくれる業者が見つかるかもしれません。

また、極端に費用が高い・安い業者を見分けられるので、悪徳業者に騙される可能性も低くなります。
補償内容やサービスなどを総合的に判断したうえで、費用が安くて納得できる業者を選びましょう。

ざっくりいくらかかるの?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

まとめ


外壁塗装の費用は坪数や立地をはじめ、使用する塗料の種類や量などの複雑な条件が絡み合ったうえで算出されますので、一概に相場がいくらかを提示することは非常に難しいです。
もしお持ちの見積書の内容や相談中の業者に不安をお持ちでしたら、是非とも当サイト・ヌリカエをご利用ください。

ヌリカエはあなたのお住まいの地域から、ご希望の条件を踏まえて最大4社の業者をご紹介します。
「手元にある見積書の記載内容や、その業者の判断が妥当か確認したい」「うちの自宅の場合、120万円が外壁塗装の費用として高いのか、安いのか調べたい」という場合でも、遠慮なくお問い合わせください。
相談料や紹介料は一切かかりませんので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

外壁塗装 あなたの地域の相場は?
TOPへカエル