窯業系サイディングの価格相場はどれくらい?他のサイディング材料との違いも解説

  • 【更新日】2022-04-08
窯業系サイディングの外壁

「窯業系サイディングの基本」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「窯業系サイディングとは?メリットとデメリット、費用やデザインを比較!」
>>「窯業系サイディング種類を確認! デザインだけではない組成や塗装による違い」
>>「外壁メーカーランキングと、上位メーカー製品の特徴を解説」

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外壁材の中でもお財布に優しい窯業系サイディング

サイディングとは外壁に張る仕上げ用の板材のことで、一昔前はモルタル(砂とセメント、水を混ぜて作られる外装材)仕上げが主流でしたが、1990年代以降はサイディングが取って代わり主流になりました。

その中でも窯業系サイディングは日本国内で多く使用されています。セメントに繊維質を混ぜた板状の外壁材なのですが機能性やデザイン性に優れていて、実に日本で使用されているサイディングボードの大半が窯業系サイディングなのです。

窯業系サイディングのメリットはデザインのバリエーションが豊富なこと、コストが抑えられることなど、外壁材の中でもお財布に優しい低価格でさまざまなデザインが対応できるのが魅力だと言われています。

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窯業系サイディングの価格相場

サイディング材には4種類あり、その中で日本は窯業系と金属系が外壁材などが多用されています。窯業系サイディング材は低コストでデザイン性に優れているメリットを持つ外壁材ですので、今後リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

なお、窯業系サイディング材を導入する場合は注意点があります。他のサイディング材よりも頻繁にメンテナンスの必要がある点です。ですが単価を考えると、1平方メートル約3500円~5000円でデザインのバリエーションの豊富さはやはり魅力でしょう。

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リフォームをする場合の窯業系サイディングの価格相場

工法別にみた場合の窯業系サイディングの価格相場も紹介します。2通りの工法が一般的ですがリフォーム工事する際の参考になるでしょう。

「窯業系サイディングの単価」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「窯業系サイディング単価について|施工方法と費用を抑える方法もあわせて紹介」

重ね張り(カバー工法)の場合

劣化が進んでしまっている場合など塗り替えやひび割れ修理では難しいときは、サイディングを新しくしなければなりません。

ほとんどのサイディングボードの耐用年数は30年程度で経年劣化を起こし、塗装などではリフォームできなくなっているので上から重ねてしまおうというのがカバー工法です。

例として重ね張り工法の費用相場は30坪で160~260万円ほどです。

重ね張りのメリット

メリットとして挙げられるのは、もともとのサイディングに重ねる工法なので撤去することがなく、費用や工期が抑えられる点です。

また、もともとの外壁を重ねる工法なので、厚みにより防音性や断熱性が高まるのはメリットとして挙げられます。

ゴミ処理代などのその他経費に注意

サイディングは塗装する工程ごとに費用が発生するので注意が必要です。足場代、養生費用、高圧洗浄費用など項目ごとにもちろん費用がかかります。経費ですが工事をする上で必要な「事務処理費用」や「産業廃棄物の処理費」、「交通費」などのことです。

その他経費などは工事総額の5?15%程度が相場と言われていますがよく依頼業者に確認しましょう。依頼する業者によって大きく異なる場合があります。

新たに張り替える場合

張り替えはカバー工法では対処ができないサイディング材の内部劣化も、外壁ごと撤去するために、新しいサイディング材を貼り付けることができます。

張り替え工法と呼ばれていて、例として費用相場は30坪で150万~300万円ほどです。

張り替えのメリット

張り替え工法のメリットは、他のサイディング材に変更できるのも重量による問題が少ないため良いと言われています。

一度既存のサイディングを撤去しての新しい張り替え作業なので、耐震性は維持したまま、自由に外壁材を選ぶことができるのですが、耐久性を強めるのに窯業系サイディングボートへ変えられることができるのもメリットのひとつです。

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窯業系サイディングと他の3つのサイディング材の違い

サイディング材には冒頭で述べた通り、4種類のサイディング材があります。サイディングボードをリフォームなどで使用する上でいったい何が違うのかを項目ごとに紹介します。

外壁材には窯業系サイディングと金属系サイディングのシェアがほぼですが、他3つのサイディング材との違いを理解して、窯業系サイディングボードとの比較などにぜひ参考にしていきましょう。

1:金属系サイディング

金属系サイディングの価格は、1㎡あたり6,000円~12,000円が相場です。

金属系サイディングは金属を板状に加工したもので、主に外壁材として使用されています。ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどでできていますから、窯業系サイディングと比べるととても軽量なのが特徴です。

2:樹脂系サイディング

樹脂系サイディングの価格は、1㎡あたり5,000円~14,000円と、値段にばらつきがあります。

樹脂系サイディングは塩化ビニール樹脂を原料としたサイディング材です。日本の風土に適した外壁材にもかかわらず、認知度はまだ高くはありません。しかしアメリカでは50年以上の歴史があるスタンダードな外壁材です。

3:木質系サイディング

木質系サイディングの価格は、1㎡あたり7,000円~18,000円と、高価な製品です。

木質系サイディングは、文字通り素材に木材を原料とした外壁材のひとつです。木の温もりを感じる木質系サイディングは、断熱効果があり木独特のナチュラルで美しい印象が何よりの魅力と言われています。

窯業系サイディングと比べると、防火性やメンテナス面に劣り、価格がやや高い傾向にあります。木目調の外観にしたいだけならば、木目柄のついた窯業系サイディングの製品もあり、選択の幅が広がっているようです。

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窯業系サイディングの価格をチェックして検討してみよう

リフォーム工事など外壁材選びに失敗しないように、今回は低コストでデザイン性が高いとても人気の外壁材である、窯業系サイディングについて紹介しました。

窯業系サイディングを使用するメリットやいくつかの種類、工法別費用などを比較した上で、あらためて日本で使われるサイディングボードの需要の高さやその普及に、使用の検討を進めても良いと言われています。

ですが進めるときはしっかりと窯業系サイディングの価格相場を把握した上で、より充実したリフォーム工事になるように検討していきましょう。

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