【令和5年】山口県で外壁塗装に助成金が下りる市町村・条件・申請方法

山口県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

はじめに、山口県で外壁塗装の費用の助成制度がある市町村は、以下の14箇所です。

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、山口県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

助成金制度以外で「外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント」

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：外壁塗装アドバイザー 中田 大生 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜中田 大生（株式会社Speee） 記事の制作過程：助成金記事の制作過程

山口県で外壁塗装に助成金がおりる市区町村は？

山口県で外壁塗装に助成金がおりる市町村の制度内容を詳細に紹介します。

下関市の助成金制度

下関市の空き家居住促進改修助成金は、空き家の所有者か居住予定者が、市内業者に発注したうえで、外壁を遮熱・断熱塗料で塗装した場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律上限54万6千円です。

近赤外領域における日射反射率50%以上の遮熱・断熱塗料を100㎡以上塗装工事をする場合に助成金が支給されます。

【2023年最新】下関市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

下関市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

宇部市の助成金制度

宇部市の健康・省エネ住宅リフォーム助成は、市民が自己居住の住宅に対し、市内業者を利用して住宅の省エネ化等に資する5万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限15万円）です。

外壁を遮熱・断熱塗料を利用する場合、塗装工事にも助成金を適用できます。

【2023年最新】宇部市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

宇部市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

山口市の助成金制度

山口市の安心快適住まいる助成事業は、市民が市内の施工業者を利用して10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％～15％（上限15万円～20万円）です。

助成金は、現金ではなく商品金券で支給されます。

紙商品券で受取の場合、支給金額は工事金額の10％（上限15万円）ですが、デジタル商品券で受取の場合は工事金額の15％（上限20万円）まで増額します。

デジタル商品券につきましては、スマートフォン等で支払いができる「ちょるPay」（山口市デジタル商品券等共通プラットフォーム）で付与されます。詳細は、自治体の紹介ページをご覧ください。

【2023年最新】山口市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

山口市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

萩市の助成金制度

萩市の住宅改修資金助成事業は、総所得が合計1,000万円未満の世帯が、市内業者を利用して10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％～30％（上限10万円～50万円）です。

基本の支給金額は工事費用の10％（上限額10万円）ですが、下記の加算制度が設けられております。ただし、加算後の上限補助率は30％、上限額は50万円です。

防府市の助成金制度

防府市のエコライフ住宅推進事業は、市民が自己居住の住宅に対し、住宅の省エネ化等に資する10万円以上（税抜）のリフォームを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

外壁を遮熱・断熱塗料を利用する場合、塗装工事にも助成金を適用できます。

【2023年最新】防府市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

防府市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

光市の助成金制度

光市の空き家改修等助成事業は、市民が空き家バンク登録物件に対してリフォームを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限25万円）です。

工事する住宅は、中山間地域または市が規定する市街化調整区域に所在する物件でなければなりません。

長門市の助成金制度

長門市の住まい快適リフォーム助成事業助成金は、市民が市内業者を利用して10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％～30％（上限15万円～25万円）です。

三世代同居世帯（3年以上）においては、助成対象経費の30％（上限額25万円）まで助成金が加算されます。

美祢市の助成金制度

美祢市の住宅リフォーム助成事業は、市民が市内業者を利用して30万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

周南市の助成金制度

周南市の空き家リフォーム事業助成金は、市外からの移住のために空き家を取得・改修した場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円～100万円）です。

【2023年最新】周南市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

周南市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

山陽小野田市の助成金制度

山陽小野田市の住宅リフォーム資金助成事業は、市民が市内業者を利用して10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限7万円）です。

当制度は、電子申請サービスが利用可能です。

大島郡周防大島町の助成金制度

大島郡周防大島町の空家リフォーム事業助成金は、空き家バンクに登録された物件をリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限15万円～20万円）です。

支給金額の上限は、助成対象者により異なります。

申請者が借主の場合は、自ら行うDIYにかかる原材料または改修費用に助成金を適用でき、助成金の上限額は15万円までです。

申請者が貸主の場合は、家の機能向上のための改修費用（床・屋根などの修理、水回りの修理など）に助成金を適用でき、助成金の上限額は20万円までとなります。

熊毛郡田布施町の助成金制度

熊毛郡田布施町の空き家バンク登録家屋リフォーム事業助成金は、空き家バンクに登録された物件をリフォームする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限30万円）です。

熊毛郡平生町の助成金制度

熊毛郡平生町の空家リフォーム助成事業は、空き家バンクに登録された物件をリフォームする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限30万円～40万円）です。

阿武郡阿武町の助成金制度

阿武郡阿武町の民間住宅リフォーム資金助成事業は、町民が町内業者を利用して10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

山口県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

山口県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。

助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので気をつけましょう。

工事着工前に申請すること

山口県の外壁塗装で使える助成金制度は、すべて利用申請は着工前に行う必要があります。

申請をせずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても、助成金が下りないという事態になってしまいますので、お気をつけください。

税金を滞納していないこと

どの市町村でも、助成金の申請者や住居の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外となってしまいます。

万一、住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は、精算してからでないと助成制度は利用できません。

自治体で定められた業者で行うこと

居住の市区町村外の業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合があります。

「外壁塗装を成功させるコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装を絶対に失敗しないための5つのコツ」

「遮熱・断熱塗料」の使用が条件の場合も

助成制度のなかには、ただ外壁塗装をしただけでは対象にならないものがあります。
対象が外壁のリフォームそのものではなく、エコ・省エネ化工事となっているためです。

山口県の場合、宇部市・防府市は、遮熱・断熱塗料を使った外壁塗装でないと、助成金の支給対象とはなりませんので、ご注意ください。

「遮熱塗料」「断熱塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「遮熱塗料の実際の効果は？～外壁塗装で検討に必要な部分を解説～」
>>「【最新】断熱塗料のおすすめ商品5選！代表商品と特徴を徹底解説」

山口県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

まとめ

以上、山口県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

山口県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

令和5年5月現在、下関市・宇部市・山口市・萩市・防府市・光市・長門市・美祢市・周南市・山陽小野田市・大島郡周防大島町・熊毛郡田布施町・熊毛郡平生町・阿武郡阿武町で外壁塗装を対象にした助成制度があります。詳しく知りたい方は山口県で外壁塗装に助成金がおりる市町村は？をご覧ください。

山口県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりないのはどこ？

令和5年5月現在、下松市・岩国市・柳井市・玖珂郡和木町・熊毛郡上関町では助成制度がありません。詳しくは助成制度のない市町村をご覧ください。

外壁塗装で助成金が受け取れる条件は？

よくある条件には「塗装の着工前に申請すること」「市町村内の中小業者で施工をすること」の2つがあります。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧下さい。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは山口県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。