【令和5年】富山県で外壁塗装に助成金が下りる市町村・条件・申請方法も解説

富山県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

はじめに、富山県で外壁塗装の費用の助成制度がある市町村は、以下の12箇所です。

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、富山県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

助成金制度以外で「外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント」

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：外壁塗装アドバイザー 中田 大生 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜中田 大生（株式会社Speee）

富山県で外壁塗装に助成金がおりる市町村一覧

富山県で外壁塗装に助成金がおりる市町村の制度内容を詳細に紹介します。

富山市の助成金制度①

富山市のまちなかリフォーム助成事業は、「まちなか区域」の中古住宅を取得して行うリフォームまたは、自己所有の住宅で世帯員の増加のためにリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限30万円）です。

100万円以上かかる工事が助成対象です。

富山市の助成金制度②

富山市のふるさと回帰リフォーム等助成事業は、市内にある親世帯の暮らす住宅に子世帯が同居するためにリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限300万円）です。

【2023年最新】富山市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

富山市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

高岡市の助成金制度①

高岡市のたかおか暮らし支援事業（耐震改修型）は、「まちなか区域」または「居住誘導区域」の住宅を市の耐震改修事業と同時にリフォームする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の33％（上限20万円～30万円）です。

支給金額の上限は30万円ですが、下記いずれかの条件を満たす場合は上限が40万円まで増額します。

高岡市の助成金制度②

高岡市の空き家改修支援事業は、「居住誘導区域」の古民家をリフォームする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限100万円～110万円）です。

支給金額の上限は100万円ですが、下記いずれかの条件を満たす場合は上限が110万円まで増額します。

【2023年最新】高岡市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

高岡市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

魚津市の助成金制度

魚津市の空家リフォーム支援事業助成金は、市民が市内の空き家バンク登録物件に対してリフォームをする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円～100万円）です。

支給金額の上限は助成対象者ごとに異なります。下記は助成対象者ごとの支給金額です。

氷見市の助成金制度

氷見市の住宅リフォーム支援助成金は、転入者が空き家リフォームを行う場合、または市民が三世帯同居のためリフォームを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円～100万円）です。

基本の支給金額の上限は50万円ですが、令和4年4月1日以降に取得した住宅をリフォームする場合は上限が100万円まで増額します。

黒部市の助成金制度①

黒部市の登録空家リフォーム等助成金は、市の空き家バンクに登録された物件をリフォームする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

通常の助成限度額は50万円ですが、市の指定する「居住誘導区域」で行うリフォームの場合は100万円に増額されます。

黒部市の助成金制度②

黒部市の三世代同居・近居リフォーム助成金は、市内で新たに三世代同居・近居をはじめるにあたって、100万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は20万円または50万円です。

支給金額は同居を始めたタイミングによって異なります。令和5年4月1日以降に転居し、初めて三世代同居または近居を始める場合は50万円、令和4年3月31日以前にすでに三世代同居または近居をしている場合は20万円が支給されます。

砺波市の助成金制度①

砺波市の三世代同居・近居住宅支援事業は、市内で新たに三世代同居・近居をはじめるにあたって、50万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の5％～10％（上限10万円～20万円）です。

支給金額は申請者の状況により異なります。

砺波市の助成金制度②

砺波市の定住促進空き家利活用助成金は、市の空き家バンクに登録された物件を居住のために取得してリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

小矢部市の助成金制度

小矢部市の空き家バンク活用リフォーム助成金は、市民が市内の空き家バンク登録物件に対して50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限20万円）です。

南砺市の助成金制度①

南砺市の定住奨励金制度は、転入者が3親等以内の親族の家に同居し、2世代以上の多世代で居住するために50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限60万円～90万円）です。

基本の支給金額は上限60万円までですが、3世代同居世帯が行う工事の場合、支給金額の上限が90万円まで加算されます。

南砺市の助成金制度②

南砺市の空き家バンク活用促進事業助成金は、市民が市内の空き家バンク登録物件に対してリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％～50％（上限50万円～100万円）です。

中新川郡上市町の助成金制度

中新川郡上市町の住宅リフォーム事業は、町民が町内業者を利用して50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円～15万円）です。

中新川郡立山町の助成金制度

中新川郡立山町の定住促進事業助成金は、町内への転入者が、自ら居住するための既存住宅に対し、100万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限10万円～120万円）です。

支給金額は助成対象者ごとに異なります。下記は助成対象者ごとの支給金額です。

画像出典：立山町役場

下新川郡入善町の助成金制度①

下新川郡入善町の空き家バンク活用推進事業助成金は、空き家バンク登録物件の賃借者がリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限30万円～100万円）です。

本制度では、外壁塗装等のリフォーム工事に対して助成を受けられるのは空き家の賃借者のみです。上限額は通常は30万円ですが、下記の条件に合致する場合最大100万円まで上限額が加算されます。

下新川郡入善町②

下新川郡入善町の安心定住促進事業は、申請者の2親等以内の家族が居住する町内住宅に、新たに同居するためのリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限40万円～120万円）です。

本制度では、外壁塗装等のリフォーム工事に対して助成を受けられるのは新規同居のみです。

上限額は、通常は40万円ですが、下記の条件に合致する場合最大120万円まで上限額が加算されます。

下新川郡朝日町の助成金制度①

下新川郡朝日町の快適住まいリフォーム助成事業は、町内業者を利用して30万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限10万円～70万円）です。

上限額は、通常は10万円ですが、下記の条件に合致する場合最大70万円まで上限額が加算されます。

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

富山県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

富山県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。

助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので気をつけましょう。

工事着工前に申請すること

富山県の外壁塗装で使える助成金制度は、すべて利用申請は着工前に行う必要があります。

申請をせずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても、助成金が下りないという事態になってしまいますので、お気をつけください。

税金を滞納していないこと

どの市町村でも、助成金の申請者や住居の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外となってしまいます。

万一、住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は、精算してからでないと助成制度は利用できません。

自治体で定められた業者で行うこと

居住の市区町村外の業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合があります。

「外壁塗装を成功させるコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装を絶対に失敗しないための5つのコツ」

富山県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

まとめ

以上、富山県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

富山県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

令和5年5月現在、富山市・高岡市・魚津市・氷見市・黒部市・砺波市・小矢部市・南砺市・中新川郡上市町・中新川郡立山町・下新川郡入善町・下新川郡朝日町で外壁塗装を対象にした助成制度があります。詳しく知りたい方は富山県で外壁塗装に助成金がおりる市町村は？をご覧ください。

富山県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりないのはどこ？

令和5年5月現在、滑川市・射水市・中新川郡舟橋村では助成制度がありません。詳しくは助成制度のない市町村をご覧ください。

外壁塗装で助成金が受け取れる条件は？

よくある条件には「塗装の着工前に申請すること」「市町村内の中小業者で施工をすること」の2つがあります。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧下さい。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは富山県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。