自宅の外壁サイディングを選ぶ上で最も重要な要素は、色といえるでしょう。
本記事では、サイディングの人気色と色ごとの代表製品を解説します。
- ・外壁サイディングではホワイト系など明るい色が人気
- ・外壁材を選ぶ際は、「色」と「デザイン」に注目
- ・色別・素材別に相性の良いデザインがある!
外壁の人気色ランキングは?
※出典:サンリツホーム
サンリツホームが公表したランキングによると、ホワイト系やアイボリー系、ベージュ系など、明るい色が人気です。これは住宅街で白っぽい家が目立つことからもわかります。
ホワイト以外では、ブラウン系やブラック系、グレー系の色も上位に入っています。特に金属サイディングではブラック系の外壁を採用する家が多いことも、理由の1つにあげられます。
このサンリツホームが公表したランキングを踏まえ、今までヌリカエをご利用いただいたユーザーデータを加味した人気色ランキングを紹介します。
第1位:ホワイト系
<引用:ニチハ株式会社>
どんな色とも合わせやすく、いつの時代も一定数の方が選ばれるホワイトが1位となりました。
ホワイト系の外壁はパッと印象が明るくなり、清潔感をもたらしてくれます。
外壁周りの木や花ともよく調和し、まるで新築のような見た目に生まれ変わるのが特徴です。
汚れが目立ちやすいという欠点はあるので、汚れに強い塗料を選んだり、普段からメンテナンスをきちんと行ったりすることが大切です。
第2位:ブラウン系
<引用:すまいの外観Designsite>
第2位はレンガ風の外壁が流行ったことから人気となったブラウンです。
ブラウン系は濃いダークな茶色から、赤みが入った明るい茶色などさまざまです。
ブラウンを外壁に入れると、ナチュラルで洋風な印象になることが多いです。
汚れも目立ちにくく、奇抜な印象がないので周りの建物とも合います。
第3位:ベージュ・クリーム系
<引用:ニチハ株式会社>
ベージュ・クリーム系もどんな色とも合わせやすく、流行にとらわれない色として近年急激に人気が増えてきて第3位となりました。
ベージュはブラウンにホワイトを入れた色なので、ホワイトより落ち着いた印象をもたらします。
クリームもホワイトやベージュと似ていますが少し黄みがかっているため、より明るい印象になります。
ホワイトより汚れが目立ちにくく、周りとも馴染みやすいため、外壁の色として大変使いやすいでしょう。
第4位:ブラック系
<引用:旭トステム株式会社HP>
第4位のブラックは金属系サイディングを選んだ方がよく使用される色です。
ブラックは外壁には使うには好き嫌いが分かれる色でしょう。
大胆な色にはなりますが、モダンで高級感ある外壁というイメージを与えてくれます。
ただ熱を吸収しやすいため、断熱効果のある塗料を使用するなど工夫が必要です。
第5位:グレー系
<引用:ニチハ株式会社>
ホワイトとブラックの中間色であるグレーは人気色ランキング第5位となりました。
グレー系はタイル柄を使用する方に人気の色です。
最近は3位のベージュ・クリーム系と合わせて、はっきり主張しすぎない中間色が選ばれやすい傾向にあります。
グレー系は高級感あるイメージは残しつつ、落ち着いた印象にもなります。
ブラック系と比べて、汚れが目立ちにくいので採用しやすいでしょう。
外壁の人気色はわかったけど…迷ったら専門家へ無料相談!
ここまでで外壁の人気色とその理由について、大まかにお分かりいただけたのではないでしょうか。
しかし、実際に自宅の外壁に用いる色を決めるとなると、ランキングの情報だけでは不安が残りますよね。
外壁塗装は専門性の高い工事なので、専門家の意見を聞いてから最終的な決定をしたいところです。
「でも、専門家を自分で見つけてくるのは面倒くさい……」
そんな方には、ヌリカエの利用がおすすめです。
ヌリカエなら、全国2500社以上の加盟店の中から、デザインを含めた外壁塗装に詳しい優良業者に絞ってご紹介することができます。
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外壁のおしゃれな色の使い方
2色で配色する
モノトーンでまとめる
<引用:ケイミュー>
白、黒、グレーと明暗が分かれる2色を組み合わることをモノトーンと言います。
白と黒の2色を使うことで、あまり凝った配色にしなくても比較的簡単にモダンでおしゃれな印象にできます。
またドアやサッシの色、周りの家とも調和しやすいので大変取り入れやすく、人気な配色です。
同系色でまとめる
<引用:ニチハ株式会社>
同系色のように近い色同士で組み合わせるという使い方もあります。
画像のように、クリーム×ブラウンは柔らかい色同士なので、南欧風の可愛らしいイメージになります。
他にもグレー×ネイビーのように暗めの色同士を組み合わせることで洗練されたイメージ、レッド×赤みがかったブラウンで落ち着いた温かみのあるイメージになるでしょう。
このように同系統の色で明度や彩度を分けた2色を使うと、オリジナリティーを出しながらもまとまった印象になりやすいです。
アクセントを取り入れる
差し色を入れる
<引用:わが家の壁サイト>
1章で紹介した人気色のランキングによるとホワイト系の色が上位3つを占めていました。
しかし、ホワイトだけの外壁でもつまらないものです。そこで差し色として違うカラーを取り入れる方法もオススメです。
画像のようにブラウンをベランダ部分や一部分に取り入れるとホワイトだけよりメリハリが付いた印象になります。
赤、黄色、青などの原色でもワンポイントとして、ホワイトと合わせることで個性的でもあまり奇抜にならず、周りとの調和もはかりやすくなります。
柄をアクセントにする
<引用:ニチハ株式会社>
色ではなく、柄をアクセントに使う方法もあります。
画像のようにドア付近を木柄にしたり、一部分をレンガ柄やタイル柄にすると一気に雰囲気が変わるので、ベースカラーだけ決めてからさまざまな柄を検討してみるのもいいでしょう。
「外壁をおしゃれにするコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁がおしゃれになる色選びのコツ。配色の成功例も写真で豊富に紹介!」
外壁塗装の相場を把握してから適正価格で塗装しよう
塗装したい色味や組み合わせのイメージは湧いたでしょうか?
もし外壁の色が決められたからといえど、いきなり塗装業者に施工を依頼するのはやめましょう。
残念ながら塗装業者の中には悪徳業者がたくさんあり、お金を騙し取られたり、手抜き工事をされたりといった被害が後を立ちません。
そのため、まず「自分の家の塗装の相場はいくらなのか」を確認しておきましょう。
以下の記事では外壁塗装の費用相場と費用の決まり方、工事の内訳などを詳細に解説しています。
外壁塗装にかかる費用について知って、適正価格で施工してもらいましょう。
色別の特徴と選べる製品は?
以下、上位5種類の色の系統ごとに、詳しく解説していきます。また、それぞれの色について、窯業系サイディングと金属系サイディングに分けて解説します。
ホワイト系
ホワイト系は、純粋で清潔なイメージを持たせられることが特徴です。明るい印象を与えられることもメリットにあげられます。
ホワイトには牛乳のような白さだけでなく、少し黄色みがかかったオフホワイトなど、いくつかの種類があります。このため色を選ぶ際にはあらかじめ色見本を見るなど、イメージに合うかどうか確認することをおすすめします。
窯業系サイディング
特徴
- 製品数が多いため、タイル柄やブロック柄など様々なデザインが選べる
- 製品が多いため、汚れが付きにくいなど機能性の高い製品も選べる
主な製品
・ケイミュー 次世代外装パネル レジェール(21mm厚) クリスタルキューブ
金属系サイディング
特徴
- スパン柄やライン柄、シェイプ柄などのデザインを選べる
- 石積みなど自然素材をモチーフとしたデザインの場合、ホワイトを選べないことも
- 汚れを落としやすい(特に、フッ素塗料との相性が良い)
- 赤外線反射率が高く、艶あり外壁の場合、近隣に迷惑をかける場合がある
主な製品
・ケイミュー アニューシリーズ(金属サイディング)プレーンシェイプ
明るい色(ベージュ系・アイボリー系・クリーム系)
ホワイトにイエローなどが混ざった色には、ベージュやアイボリー、クリームなどといった色があります。いずれも中間色であるため、色の比率により明るい印象や落ち着いた印象を与えます。これらの色はホワイトと異なりやさしい色合いですから、見る人をほっとさせることも魅力の1つです。
窯業系サイディング
特徴
- 製品数は多いが、ベージュ、アイボリー、クリームの3種すべてを選べる製品は少ない
- レンガ調や木目調のデザインなどは、ベージュ系を選べないことも
主な製品
・ニチハ モエンエクセラードプレミアム Fu-geプレミアム プリレート プレミアム
・ケイミュー ネオロック・親水16(16mm厚) フィオット
金属系サイディング
特徴
- 石や木目調、和み柄などのデザインを選べる
- ベージュ、アイボリー、クリームの3種すべてを選べる製品は少ない
- 色とデザインのどちらを優先するか、あらかじめ検討が必要
主な製品
・ケイミュー デザインシリーズ16(金属サイディング)斜石柄(色:アイボリー)
ブラウン系
ブラウンは古くからレンガや木造住宅に使われてきた色であり、外壁にふさわしい色の1つです。ブラウン系の色には、その濃さによっていくつかの種類に分けられます。
とりわけブラウンは、木やレンガなどの素材を連想させる落ち着いた色でもあります。このためサイディングの材料を問わず、デザインにより住宅の印象が大きく変わることも特徴の1つです。
窯業系サイディング
特徴
- レンガ調のデザインが多い
- ホワイトやブラックと比べて、対応する製品が少ない
- ブラウンを選ぶ場合、好きなデザインが選べるか要チェック
主な製品
・ニチハ モエンエクセラード16 NOHASシリーズ キャスティングウッド
・ケイミュー ネオロック・親水16(16mm厚)ナチュラルレンガ
金属系サイディング
特徴
- 石積みや木目調のデザインが施されている製品が多い
- 濃いブラウンと薄いブラウン両方用意されている製品は少ない
主な製品
・アイジーサイディング NF-テセルブリックN
・ケイミュー デザインシリーズ16(金属サイディング)和木目柄Ⅱ
ブラック系
ブラックも主な色の1つとしてあげられます。とりわけ金属系サイディングの場合は、ブラックがよく使われます。家に重厚感やシックな印象を与えられることが特徴です。
ブラックは何にも染まらない色ですが、一方で泥はねなどの汚れが目立つという特徴も持っています。このため製品を選ぶ際には、汚れが落ちやすいことにも注意して選ぶことがおすすめです。
窯業系サイディング
特徴
- 多くの製品があるが、レンガ調のデザインは少ない
- 主張の強い色なので、事前に家の雰囲気やデザインと会うかを確認しておく
- メンテナンスを楽にしつつ美観を保つには、水で汚れを落とす機能が重要
主な製品
・ニチハ モエンエクセラード16 NOHASシリーズ キャスティングウッド
・ケイミュー 次世代外装パネル レジェール(21mm厚) ランドウィッシュ
金属系サイディング
特徴
- 医師柄や木目調だkでなく、シンプルなデザインでもブラックが選べないことも
- 主張の強い色なので、事前に家の雰囲気やデザインと会うかを確認しておく
主な製品
・ケイミュー シンプルシリーズ16(金属サイディング)スマートスパン柄
グレー系
グレー系の色には、グレーとシルバーが含まれます。また中間色であるため、色の濃さによって自宅の雰囲気が大きく変わるという点もグレーの特徴で、モダンな印象を与えます。とりわけ色が濃いダークグレーの場合は、ブラック系に近い印象を与えます。
窯業系サイディング
特徴
- モダンな印象を与える
- 一方、コンクリート風になり、冷たい印象を与えることも
- 色の濃さによって周囲への印象が大きく変わる
主な製品
・ケイミュー 次世代外装パネル レジェール(21mm厚) トローンリッジ
金属系サイディング
特徴
- シルバーに近い色合いの場合、メタリックで洗練された印象になる
- ライン柄やスパン柄、シェイプ柄など直線的なデザインの製品で選びやすい
- 一方、石積みやレンガ調、木目調といった自然の風合いの製品は少ない
主な製品
・ケイミュー シンプルシリーズ16(金属サイディング)コーストライン柄
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