【2023年】長崎県で外壁塗装に助成金が下りる市町村・条件・申請方法

長崎県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

はじめに、長崎県で外壁塗装の費用の助成制度がある市町村は、以下の9箇所です。

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、長崎県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

助成金制度以外で「外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント」

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：中田 大生 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜中田 大生（株式会社Speee） 記事の制作過程：助成金記事の制作過程

長崎県で外壁塗装に助成金がおりる市町村一覧

長崎県で外壁塗装に助成金がおりる市町村の制度内容を詳細に紹介します。

佐世保市の助成金制度【最大70万円】

佐世保市の空き家等改修事業助成金は、県外居住者が佐世保市への移住・定住を目的として空き家等（実家含む）を改修する10万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限30万円～70万円）です。

助成金額の上限は通常は30万円ですが、中学生以下の子がいる「子育て世帯」の場合は20万円、佐世保市の離島への移住の場合は20万円それぞれ加算され、最大で70万円となります。

【2023年最新】佐世保市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

佐世保市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

諫早市の助成金制度①【最大100万円】

諫早市の住宅性能向上リフレッシュ事業は、市民が現在居住する住宅の住宅性能向上リフォームをした50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の1％～100％（上限10万円～100万円）です。

助成対象となる工事と同時に行うことで助成金額が加算される工事が3種類あります。具体的には、「汲み取りトイレの水洗化」で3万円、「浄化槽の廃止」で2万円、「宅配ボックスの設置」で1万円です。

諫早市の助成金制度②【最大250万円】

諫早市の空き家バンク利用登録者支援助成金は、市内の空き家バンクに登録された物件を、居住や賃借などの利活用を目的として改修した場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限100万円～250万円）です。

助成金額の上限は空き家の所在する地域によって異なり、一般地域では100万円、大草・伊木力・飯盛西小学校区域では200万円、小長井地域では250万円となります。

諫早市の助成金制度③【最大150万円】

諫早市の新生活支援助成金は、新たに「大草」「伊木力」「飯森西」地域で生活を始める世帯が、住宅改修や業者を利用した引っ越しを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の100％（上限50万円～150万円）です。

助成上限額は申請世帯の小学生以下の子の有無や転入前の居住地域によって最低50万円～最大150万円まで変動します。

諫早市の助成金制度④【最大200万円】

諫早市の小長井地域新生活支援助成金は、新たに小長井地域で生活を始める世帯が、住宅改修や業者を利用した引っ越しを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の100％（上限10万円～200万円）です。

助成上限額は申請世帯の構成や転入前の居住地域によって最低10万円から最大200万円まで変動します。

平戸市の助成金制度①【最大50万円】

平戸市の移住定住環境整備事業は、市内への新規転入者やUターン者が、住み始めるために必要な住宅改修を行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限30万円～50万円）です。

平戸市の助成金制度②【最大80万円】

平戸市の結婚新生活支援事業は、市民が結婚生活開始のために住宅リフォームをしたり、賃貸住宅を新たに借りたりした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の100％（上限30万円～80万円）です。

助成上限額は夫婦の年齢がともに29歳以下の場合は60万円、その他の場合は30万円です。加えて、市外からの転入である場合や出身校区へのUターンである場合はさらに加算があり、最大80万円となります。

松浦市の助成金制度【最大50万円】

松浦市の空き家バンク利活用推進事業助成金は、空き家バンクに登録されている空き家・空き店舗を、利活用の開始を前提に改修した場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

壱岐市の助成金制度【最大20万円】

壱岐市の住宅リフォーム支援事業は、市民が居住している住宅をリフォームする30万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限20万円）です。

本制度では外壁塗装に限らず、内外装や住宅設備の幅広いリフォームが助成対象です。

五島市の助成金制度【最大100万円】

五島市の空き家活用促進事業助成は、「市内へのUIターン（転入）者」「新婚家庭」「空き家の所有者」が、空き家バンクに登録されている戸建て物件をリフォームする10万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円～100万円）です。

助成上限額は申請者の区分によって異なり、「UIターン者」は50万円、「新婚家庭」「空き家所有者」は100万円となります。

雲仙市の助成金制度【最大50万円】

雲仙市の移住促進空き家リフォーム助成金は、空き家バンクに登録されている居住用戸建て物件を、利活用の開始を前提に改修した場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

なお、外構工事や冷蔵庫・エアコンなど家電の購入費用などは助成対象外です。ご注意ください。

南島原市の助成金制度【最大20万円】

南島原市の住宅・店舗・旅館等リフォーム資金助成金は、市民が市内業者を利用して、自宅に30万円以上のリフォーム工事を行う30万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限20万円）です。

本制度では外壁塗装に限らず、内外装や住宅設備の幅広いリフォームが助成対象です。

東彼杵郡波佐見町の助成金制度【最大10万円】

東彼杵郡波佐見町の住宅性能向上リフォーム支援事業は、町民が町内業者を利用して、自宅に合計50万円以上の省エネ化・バリアフリー化・防災化に当てはまるリフォームを行う50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限10万円）です。

塗装工事の場合は、屋根もしくは外壁に遮熱性・断熱性のある塗料をつかって塗装を行うことが条件となります。

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

長崎県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

長崎県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。
なお、塗装を対象とした制度があっても、工事内容や世帯構成に条件がある場合がありますので、お気をつけください。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。

助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので気をつけましょう。

工事着工前に申請すること

長崎県の外壁塗装で使える助成金制度は、すべて利用申請は着工前に行う必要があります。

申請をせずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても、助成金が下りないという事態になってしまいますので、お気をつけください。

税金を滞納していないこと

どの市町村でも、助成金の申請者や住居の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外となってしまいます。

万一、住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は、精算してからでないと助成制度は利用できません。

自治体で定められた業者で行うこと

居住の市町村外の業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合があります。

「外壁塗装を成功させるコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装を絶対に失敗しないための5つのコツ」

「遮熱・断熱塗料」の使用が条件の場合も

助成制度のなかには、ただ外壁塗装をしただけでは対象にならないものがあります。
対象が外壁のリフォームそのものではなく、エコ・省エネ化工事となっているためです。

長崎県の場合、南島原市は、遮熱・断熱塗料を使った外壁塗装でないと、助成金の支給対象とはなりませんので、ご注意ください。

「遮熱塗料」「断熱塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「遮熱塗料の実際の効果は？～外壁塗装で検討に必要な部分を解説～」
>>「【最新】断熱塗料のおすすめ商品5選！代表商品と特徴を徹底解説」

長崎県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

助成金以外で長崎県の外壁塗装を安くする方法

本記事では長崎県で外壁塗装の費用制度がある市町村をご紹介しました。
長崎県では計9の市町村が助成金制度を設けておりますが、残念ながら助成金が貰えない市町村も存在します。

お住まいの市町村で助成金が貰えない場合でも、安くする方法は存在します。

安くする方法についてはこちらの記事もご覧ください。

外壁塗装の費用を安くする方法11選を解説！

外壁や屋根を塗り替えるとなると、100万円程度の費用がかかります。少しでも安い費用で高品質な塗装工事をするために、どの業者を選ぶべきか？どんな方法があるのか？徹底解説します

まとめ

以上、長崎県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

長崎県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

2023年5月現在、佐世保市、諫早市、平戸市、松浦市、壱岐市、五島市、雲仙市、南島原市、波佐見町の9箇所で外壁塗装を対象にした助成制度があります。詳しく知りたい方は長崎県で外壁塗装に助成金がおりる市町村は？をご覧ください。

外壁塗装で助成金が受け取れる条件は？

よくある条件には「塗装の着工前に申請すること」「市町村内の中小業者で施工をすること」の2つがあります。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧ください。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは長崎県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧下さい。

長崎県の市町村のうち、助成に特殊な条件を設けているところはある？

「佐世保市」「諫早市」等では市町村外からの移住世帯のみが助成対象です。また「波佐見町」では遮熱塗料をつかった塗装を条件としています。詳しくは長崎県の市町村と助成制度の有無・条件一覧をご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。