ALCパネルの価格についての概要|材料費や工事別にかかる費用の目安を解説

  • 【更新日】2022-04-08
ALCパネルの価格についての概要|材料費や工事別にかかる費用の目安を解説

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ALCパネルの需要

ALCとは、軽量気泡コンクリート(Autoclaved Lightweight Aerated Concrete)の略語のことで頭文字をとったものです。一般的な建材で、主にヨーロッパを中心に普及しました。

またALCを板状に成形したものをALCパネルと呼びます。高度成長期からよく使用されるようになり、現在でも高層ビルから戸建住宅まで幅広く使用されています。

さまざまな用途や規模の建物に軽量性、短工期などのメリットを生かして使用されているため、ALCパネルは急速に認められ、その需要が伸びたとされています。

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ALCパネルの種類とは

ALCパネルは形状が異なる一般パネルとコーナーパネルの2種類がありますが、それぞれ厚型と薄型に分類されます。さらに分類すると、加工の異なる平パネルや意匠パネルなどがあります。

厚さが異なる薄型パネルとは、規格数値があり、主に鉄骨造や木造の建築物に使われるパネルを指します。厚型パネルにも規格数値があり、主に耐火建築物に使われることが多いといわれています。

また、日本でALCを扱うメーカーは3社ほどあり、種類など異なるものをそれぞれ販売しています。

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ALCパネルの価格についての概要

ALCパネルの価格はメーカーや規格によって価格相場が設けられています。相場は一般的に取引が行なわれるごとに変動しています。そこで、ALCパネルの価格相場は一体どのくらいになるのか見ていきましょう。

材料費の価格目安

外壁で使用するALCパネルの場合は、1平方メートルあたりの単価は5,500〜7,200円程度です。

この相場は材料費のみの価格で、業者に依頼し施工してもらう場合、その他経費などは含まれないため、実際にはもう少し高くなる可能性があるので注意しましょう。

工事別にかかる価格の目安

ALCパネルを使用する工事は工事内容によって工期も価格ももちろん異なります。一般的には1~2週間目安の工期ですが、以下の2パターンの場合のおおよその価格について紹介します。

ALCパネルへの張り替えをする場合

ALCパネルへの張替え工事の場合も、建物の大きさや高さなどによって工事金額が変わってきます。そして使用する材料費以外にも足場の設置、撤去、張替え作業、足場の解体作業が加わってきます。

例として、一般住宅(30坪)の外壁を張り替える際は150〜250万円程度が目安とされています。

メンテナンスする場合

メンテナンスの場合は主に塗装や補修作業を行ないます。他にも足場の設置、高圧洗浄・下地補修、足場の解体作業などの代金なども加わります。

10年に1度は塗装メンテナンスが必要といわれていますが、例として塗装メンテナンスにかかる費用は30坪の住宅で70〜100万円程度でしょう。

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ALCパネルの外壁が適している場合3つ

ここではACLパネルが適している3つについて具体的に紹介します。

ALCとは、冒頭で紹介した通り、コンクリートの内部に気泡を入れた外壁材です。ALCパネルの外壁が適しているといわれているのにはどのようなことが考えられるのか、後悔のない外壁材を選ぶためにも参考にしてみてください。

1:外壁の交換頻度を減らしたい場合

ALCパネルは、定期的なメンテナンスを怠らなければ、50年以上は大きな工事の必要はないとされています。そのため、長く住みたい方や外壁工事の交換頻度を少なくしたい場合などはALCパネルを選ぶ方が多いでしょう。

しかしメリットだけではないため、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

2:外壁を軽量化したい場合

一般的なコンクリートの4分の1程度の重さのALCパネルは、軽量気泡コンクリートの外壁材です。

またALCはセメントを原料としていて、内部に気泡があります。非常に軽量なうえに他の外壁材と比べると工期が短縮できることから、外壁を軽量化したい場合などに適しているでしょう。

3:メンテナンスの難しい場所にある建築物の場合

ALCパネルは60年以上の耐用年数があると考えられているので、頻繁に外壁材を交換する必要はないでしょう。

また、ALCパネルの外壁はその耐久性に対して非常に軽量なため、メンテナンスが難しい場所にある建築物にも向いているといえるでしょう。

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ALCパネル工事で把握しておきたいこと3つ

ALCパネルを外壁に利用した場合、耐用年数は60年以上ありますが、塗装メンテナンスを定期的に行なうことでいより良い状態を保つことができます。

しかし定期メンテナンスとはいえ、塗装の色あせやALCパネルの破損などがみられる場合は適切な処置が必要になりますので、早めに対処しましょう。

外壁でALCパネルを利用したい場合は、メンテナンスを実施できるかを検討してから工事を行ないましょう。ここでは、今後工事するうえで把握しておきたいことを紹介します。

1:張り替えの工期は?

ALCパネルの張り替えは、おおよそ1~2週間程度で済むといわれています。他の外壁材の工期には2週間以上かかる工事が多いため、ALCパネルを利用した外壁の場合は工期が短縮できるでしょう。

ただし、天候不良の場合は工事が難しくなり工期が延びやすいため、あらかじめ予測できる台風がくる時期などは、工事を避けたほうが無難でしょう。

2:メンテナンスの工期は?

おおよそ全面的な塗り替えなどの塗装にかかる工期は12〜15日といわれています。内訳は作業ごとに工期の目安があるため、事前に知りたい場合は依頼する業者に確認しましょう。

また、ALCパネルを使用した外壁のメンテナンスは主に塗装や補修作業を行ないます。前回の塗装部分がひび割れてしまうと、外壁内部にまで雨水が入ってしまい、家自体の腐食へとつながってしまう可能性があるため、定期的な塗装メンテナンスが大事になってきます。

3:リフォーム業者の選び方

ALCの施工実績が豊富な業者を選ぶのもALC外壁工事に失敗を避けるポイントです。

またリフォーム業者を選ぶ際には以下の2つに注意してください。

1.相見積もりをする
2.訪問営業している業者は避ける

そして、きちんとALCに適した塗料について説明できる業者を選びましょう。

1.ALC外壁に適した塗料なのか
2.透湿性の高い塗料なのか

この上記のことを必ず確認しておきましょう。

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ALCパネルを有効に活用するポイント

実はALCパネルにも弱点があり「水に弱い」点があります。ですが、いい機能を多数兼ね備えているため、外壁はALCパネルにしようと考えている方も多いでしょう。

ALCパネルの弱点である防水性、耐候性がクリアできれば、ALCパネルはとても長持ちして軽く、良質な建材であることは間違いないでしょう。

しかし、家そのものの特性や機能が大きく関わってくるため、有効にALCのメリットを活かしましょう。そこで、活用するうえの注意点などを紹介します。

浸透性を下げないようにする

油性塗料の使用は浸透性を下げてしまいます。ACLパネルは定期的に塗装が必要のため注意が必要です。

選ぶ塗料のグレードによって費用はかなり変動するため、ご自身のライフプランに合わせて選びましょう。シリコン塗料やフッ素塗料などは10年以上長持ちする塗料なので、多くの方の支持を集めているといわれています。

塗装が剥がれないように対策をとる

水には弱く、外壁の防水性がなくなってしまう前に、塗装工事で防水性を蘇らせることが大切です。日ごろから塗装がはがれないように、メンテナンスの徹底などの対策をとることも重要でしょう。

特に色あせ・チョーキング、カビ・コケの発生・ひび割れなどの症状が出てきた場合は、メンテナス以外にも、一刻も早く対処して塗装する必要があります。

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ALCパネルのリフォームにかかる価格を参考にしよう

ALCパネルは、軽量で耐久性が高い素材であり、耐火性、防音性に優れている素晴らしい機能が魅力ですが、その一方で、どうしてもつなぎ目が目立つなどのデザイン性に劣るデメリットなどが浮上します。

後悔のない満足のいくリフォーム工事を行なうためにも、ALCパネルの特徴やメリット、デメリットをよく理解して、理想のリフォームにはいくらかかるものなのか、今後は適正価格なども一緒に参考にしていきましょう。

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