外装塗装は火災保険が適用されない?経年劣化が適用されない理由と事例4つ

  • 【更新日】2023-05-31
火災保険のイメージ

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外壁塗装の経年劣化に火災保険が適用されない理由

火災保険は火災や事故、風、雨、雷などによる急な異常気象による災害での損害には適用されますが、基本的に経年劣化では適用されません。

経年劣化とは、長い年月を経て自然に材質が劣化していく状態を指します。劣化の原因は、雨、風、湿度、温度、紫外線など様々ですが、年月が経過すると材質が変異し劣化していく事は避けようがない事から、保険適用外とされています。

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外壁塗装の経年劣化と判断されてしまう事例4つ

家の屋根や外壁などは常に雨風や太陽からの刺激、湿度や温度差などに直接晒される箇所である為に不具合が発生しやすい場所であると言えるでしょう。その原因は様々ですが、ここでは経年劣化と判断される事例を挙げてみましょう。

1:外壁塗装のカビ・コケ

建ててから年数が経過すると、湿気や日当たりの関係でカビやコケが外壁に付着します。外壁にカビ・コケなどが発生した場合は放置すると塗膜が傷み、腐食する事から壁が欠けたり、破損したりする可能性があります。

しかし、経年劣化と判断される為、保険は適用されません。カビ・コケが生えたら早めに外壁塗装などの対処をした方が良いと言えるでしょう。

2:外的要因によるひっかき傷

何らかの状況で外壁についてしまった引っ掻き傷も経年劣化と判断されます。年数が経過する事で、紫外線や雨などから塗膜が劣化すると、引っ掻き傷が発生する為、経年劣化と判断されます。

その根拠となるのはJIS(日本工業規格)で定められている物理的な試験です。塗膜の強度は計測を行い、同一条件下でテストをし、パスした塗装のみが許可されています。

3:外壁塗装のひび割れ・汚れ

ひび割れ、汚れは塗膜の劣化による原因が考えられるでしょう。雨風、日光、紫外線、温度差、湿度などで劣化した塗膜が下地の膨張伸縮に耐えられずに亀裂が生じます。この場合は経年劣化とされます。

塗料の耐久年数よりも早くに劣化した場合や、その他、施工上の問題、構造上の問題なども考えられる為、経年劣化と判断できない事例がある為、原因調査が必要であると言えるでしょう。

4:紫外線による劣化

シーリング剤が紫外線により変質し、伸縮性を失ってしまう事からも劣化が進みます。家の屋根や外壁は常に紫外線に晒されている為、劣化しやすい箇所であると言えるでしょう。

特に南側の外壁は多くの紫外線が外壁の劣化に影響を及ぼす為、強度の高い塗料を用いる場合もあるようです。紫外線が原因ですが、外的な刺激を長年受ける事により発生する不具合である事から経年劣化と判断されます。

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経年劣化以外で火災保険が適用されない事例とは

経年劣化以外では、故意の損害、重大な過失や法令違反での損害などが挙がります。地震や戦争、騒乱による原因も適用外です。

注意が必要なのは施工ミスや業者による技術的な過失での損害の場合も適用外とされる場合でしょう。ミスと明らかであれば施工会社へ保険会社から損害賠償の請求を行う場合もあるようです。

過失や災害時の損害も含め判断は困難をきたす作業であり、鑑定会社にて状況調査を行い判断されます。その判断に納得がいかない時の措置としては鑑定会社の変更などが行えますので覚えておくと良いでしょう。

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外壁塗装の経年劣化には火災保険が適用されないと覚えておこう

外壁は一般的に外的な要因を受けやすく劣化しやすい箇所です。工事業者のミスや技術的な問題、建物の構造的な問題などが明らかでない限りは外壁塗装の損害は経年劣化と判断される事が多くなり、火災保険の適用外と思っていた方が良いでしょう。

新築から年数が経過していくと、変色や色褪せなどから始まり、劣化が徐々に進むと考えられています。汚れが酷くなり壁が粉状に変化した等の不具合を感じた場合には、塗装業者に診断を仰ぐ事が先決であると考えられます。

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