外壁塗装にも財形貯蓄が使える!適用条件・始め方・注意点とは?

  • 【更新日】2021-04-19

外壁塗装は、一般的な住宅の大きさである30坪の場合100万円前後が平均費用となります。約10年に1度はメンテナンスが必要と言われる外壁塗装ですので、あらかじめ費用面で備えておけると安心ですよね!

そんな方にぜひ知っていただきたいのが、「財形住宅貯蓄」です!
会社員の方なら「財形貯蓄」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。実はこの「財形貯蓄」の中の「財形住宅貯蓄」という制度は、外壁の塗り替えにも使うことができます!この記事では、財形住宅貯蓄で外壁塗装を行う際のメリットや条件、利用方法などを解説いたします。

財形住宅貯蓄を外壁塗装に利用する際のポイント
  • 75万円以上の工事費用であること
  • 床面積が50㎡以上の建物であること
  • 財形住宅貯蓄の契約者本人が住む家であること

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財形貯蓄ってなに?外壁塗装にも使えるの?

そもそも、財形貯蓄とは何かということから、簡単にご説明します。
財形貯蓄は、会社員・公務員が使うことができ、給与から一定額が天引きされ、会社が金融機関に送金して積み立てが行われる制度です。財形貯蓄制度は、会社ごとに行っているところとそうでないところがあります。入社した際や転職した際は、ご自身の会社が財形貯蓄制度を行っているかどうか確認しましょう。

財形貯蓄制度には、どのような目的のための貯蓄かによって3種類あり、そのうち外壁塗装に使うとすれば一般財形貯蓄か財形住宅貯蓄のどちらかになります。

<財形の種類・特徴>
財形の種類 財形の用途 外壁塗装に使用可能? 非課税措置
一般財形貯蓄 自由 優遇措置なし
財形年金貯蓄 老後に受け取る年金の準備 × 550万円まで非課税
財形住宅貯蓄 住宅購入・リフォーム資金の準備 550万円まで非課税

上の表の通り、外壁塗装を行う場合は、一般財形貯蓄か財形住宅貯蓄を利用することができますが、一般財形貯蓄は非課税措置がありませんので、「家を購入する」「リフォームを行う」「外壁塗装を行う」など将来の予定が決まっている場合は、より優遇の多い「財形住宅貯蓄」を選ぶことをお勧めします!

また、3つの財形貯蓄は複数に加入することもできます。目的別に使い分けてもいいですね!

また、財形住宅貯蓄への加入の際の条件として、以下の点も定められています。ご自身が住宅財形貯蓄に加入できるかどうか、チェックしてみましょう。

  • 1人1契約まで
  • 契約時に満55歳未満であること
  • 積立期間は原則5年以上

積立期間については、例えば契約をしてから1年後にリフォームなどで払い出しをしても、残りの4年間も継続して積み立てをするということになりますね!

財形住宅貯蓄のメリットは?

そもそも、財形貯蓄を行うことのメリットは、給与から天引きされ、引き出すのも手間がかかる制度なので、「貯金をしやすい」という点です。
さらに、財形住宅貯蓄を選んだ場合は、税制面でもメリットを受けることができるようになります!

財形住宅貯蓄以外にも、すべての財形貯蓄は、ふつうの銀行の預金と同じく、「利息」を受け取ることができます。金融機関によって利率の違いは多少ありますが、一般的に財形貯蓄の利率は0.01%です。

例えば1年間に50万円を預け入れた場合、5円の利息を受け取れます。
微々たるものと感じるかもしれませんが、長年の貯蓄となれば、少しでも貯金が増えるのはうれしいですよね。

さらに、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄については、貯蓄残高550万円まで利子等に税金がかかりません。ただし、この二つの両方に加入している場合は、合計の貯蓄残高が550万円までになりますので注意しましょう。

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財形住宅貯蓄を外壁塗装に使うための条件

財形住宅貯蓄は、マイホーム購入などの目的で契約する人も多いですが、外壁塗装に使うこともできます。

ただし、外壁塗装やその他のリフォームなどで、財形住宅貯蓄を払い出しするには、いくつか条件があります。この条件に当てはまらないのに払い出しをしてしまうと、「要件外払い出し」と見なされ、解約利子が発生するだけでなく、過去5年間に払い出しをしていた際に、非課税となった利子までさかのぼって追徴されてしまいますので、注意が必要です。

 

こちらの4点が、外壁塗装に財形住宅貯蓄を利用する際の条件です。
外壁塗装は、平均的な家屋の広さでも100万円前後かかるのが相場と言われています。75万円以上という条件も、現実的なのではないでしょうか。

工事費用がどれくらいになるかは、きちんと複数の業者に見積を取ってもらい、相場感を把握しておくようにしましょう!

財形住宅貯蓄の始め方、利用方法

現時点で財形住宅貯蓄に加入していない方で、今後の住宅購入やリフォーム、外壁塗装を考えている方は、ぜひ財形住宅貯蓄を検討しましょう。

加入したい際は、まずご自身の会社の総務課や人事課など、給与や年金についてを扱っている部署に問い合わせをしてみましょう。必要書類などを指示してくれるでしょう。

では、実際に外壁塗装を行うことになり、払い出しをする際はどうすればよいでしょうか?
以下の書類をそろえて、金融機関に提出する必要があります。

リフォーム前の一部払い出し

①工事請負契約書の写し

リフォーム後の払い出し

②登記事項証明書の写し
③住民票の写し
④確認済証・検査済証・増改築工事証明書のいずれか1つ
※リフォーム工事前後の2回に分けて払い出す場合は、最初の払い出しから2年以内かつリフォーム後1年以内のいずれか早い日までに金融機関に提出。
※リフォーム工事費用が75万円超100万円以下の場合は、④の書類について「増改築等工事完了届」に替えることもできます。 施工業者に発行を依頼しましょう。

リフォーム後に1回で払い出しの場合

①②③④の書類をリフォーム後1年以内に金融機関に提出してください。

財形住宅貯蓄で外壁塗装を行う際の注意点

ここまで、財形住宅貯蓄で外壁塗装を行うことのメリットや方法をお伝えしましたが、いくつか注意点もありますので留意してください!
財形住宅貯蓄で外壁塗装を行う際の注意点
  • 共同資産の家の場合は3分の1しか使えない
  • 払い出しの条件を満たさないとペナルティがある
  • 書類の手続きに費用が発生する可能性もある

①共同資産の家の場合は3分の1しか使えない

もしも、外壁塗装をしようとしている住宅が、奥さんや両親などとの共同所有名義である場合、工事費用の3分の1までしか払い出しができません!もしも90万円かかる外壁塗装工事をするつもりで、奥さんと共同所有の住宅だった場合、財形住宅貯蓄で賄えるのは30万円までということになり、残りは別の貯金などから工面しなければなりません。

②払い出しの条件を満たさないとペナルティがある

これは先ほどもご紹介しましたが、払い出しの条件をしっかり満たしていないと「要件外払い出し」とみなされます。解約利子が発生したり、過去5年分について非課税だった利息が課税されたりします。

③書類の手続きに費用が発生する可能性もある

「増改築工事証明書」など、塗装工事を行う業者に準備してもらわなければいけない書類もあります。依頼する工務店によって、こういった書類の準備に追加費用がかかる場合もあります。財形住宅貯蓄を利用したい場合は前もってそのことを伝え、必要な費用があるなら教えてもらうようにしましょう。

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参考記事
勤労者退職金共済機構

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