シリコン塗料のおすすめ製品は?外壁用・屋根用に分けて紹介。選び方のポイントも!

  • 【更新日】2022-10-14
塗料の缶と刷毛

「家の塗り替えはシリコン塗料が良さそう。でも、どれを使えばいいの?」

本記事では、そんなお悩みをもっているリフォーム検討者の方々へ、おすすめのシリコン塗料の優良製品をズバリ実名で紹介いたします。

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外壁塗装におすすめのシリコン塗料

外壁に適した塗料を選ぶには、屋根用のものを選ぶ時と視点が変わってきます。

 

ここまで屋根用のシリコン塗料を見てきましたが、次に外壁のおすすめのシリコン塗料について、7つ順番に見ていきます。

1:日本ペイント「ファインSi」

塗料業界全体で国内売上高とシェアが上位の大手塗料メーカーの日本ペイントは外壁用の塗料も扱っています。

 

日本ペイントの「ファインSI」は、塗料液をそのまま使えるほか、錆を防ぐ硬化剤を合わせて使用することで、防錆の効果が付け加わる高機能な塗料です。

2:日本ペイント「ファインシリコンフレッシュ」

日本ペイントの「ファインシリコンフレッシュ」は、外壁用のセラミック配合のシリコン系の塗料です。

 

シロキサン結合による高耐候性、特殊セラミック成分が入っているので超低汚染性であり、バイオ技術によって防藻・防カビ性に優れている日本ペイントの代表的な塗料です

 

また、透湿性も高いので結露を防ぐこともできて、建物の快適性を高め、長持ちさせてくれます。

3:エスケー化研「水性セラミシリコン」

建築仕上塗材の国内シェア上位の大手塗料メーカーエスケー化研の「水性セラミシリコン」は、シロキサン結合による超耐久性、ち密な膜による低汚染性、防カビに加え、水性であるので溶剤による中毒や火災の心配がありません。また、においのやわらかな塗料です。

 

耐久性が高いので、おすすめのシリコン塗料です。

4:アステックペイントジャパン「シリコンフレックスⅡ」

アステックペイントジャパンの「シリコンフレックスⅡ」、水性型1液の外壁用シリコン系上塗り材で、3分艶と艶有のものがあります

 

嫌なにおいがしないなど、水性の自然な良さはあるので、シンナーのにおいが苦手な人におすすめのシリコン塗料です。

5:アステックペイントジャパン「超低汚染リファイン1000Si-IR」

「超低汚染リファインシリーズ」は、アステックペイントジャパンの塗料の中で、評判がよくおすすめの塗料です。

 

超低汚染リファインシリーズには、塗った時にできる膜をより細かくして、汚れが付きにくく、流れ落ちやすい無機成分が配合されています。

 

塗装後は汚れが付きにくいため、長い間美観を保つことができます。また汚れがついても、水で洗浄するだけで汚れが落ちやすい外壁となります。

6:関西ペイント「コスモシリコン」

関西ペイントの「コスモシリコン」は、強靭な架橋被膜を作ることで、耐候性と耐汚染性を向上させ、建物の美観を保ち、防カビ・防藻を強化、シンナーを使用しないので低臭で安全を特徴としたシリコン塗料です。

 

外壁にふさわしい落ち着いた色合いが多くあり、35色程度を標準色としているので、色合いを見てみると気に入った色があるかもしれません。

7:関西ペイント「セラMシリコン3」

関西ペイントの「セラMシリコン3」は、外壁用のセラミックが配合された、シリコン系の塗料です。

 

一般的に塗料は中塗りと上塗りが同じですが、このセラMの塗料は、中塗り用、上塗り用の2つに分かれていて、中・上塗りで色が違い、中塗りしないということがなくなることから、施工時の安心感が高いです。

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屋根塗装におすすめのシリコン塗料

シリコン塗料は、先ほども書いたようにアクリルとシリコンを混ぜて作られているのですが、シリコンが何パーセント以上などの規定が実はありません。

 

既存製品のシリコン含有率は、低いものだと20%以下、高いものでは45~65%程度と倍以上変わってきています。

 

もちろん、シリコン含有率によって、塗料の性能が変わってきます。濃度が高いものほど防汚性や耐久性は良いものの、高価になる傾向があります。

 

シリコン素材を選ぶ際には、含有率を把握して塗料を選びたいですが、カタログやメーカーの公式サイトにも記載されていないことがほとんどなので、おすすめ情報などを確認して慎重に選ぶ必要があります。

 

1:日本ペイント「ファインシリコンベスト」

日本ペイントは、建築物向けだけでなく、自動車用の補修用塗料も販売していることもあり、どこかで聞いたことのあるメーカーなのではないでしょうか。

 

日本ペイントの「ファインシリコンベスト」は、住宅用のストレート屋根と呼ばれるまっすぐな屋根を塗り替えるのに適した塗料です。また、弱溶剤タイプで使いやすいです。

2:エスケー化研「クールタイトSi」

エスケー化研は、 建築仕上塗材のみの比較では国内シェア上位の大手塗料メーカーで、海外向けの事業展開も進めているメーカーです。

 

建築仕上塗材のほか、断熱材や耐火塗料なども開発・販売しています。

 

エスケー化研のクールタイトSiは「超耐久性屋根用遮熱塗料」で弱溶剤シリコンタイプですが、その他に水性タイプのクールタイトシリコンもあります。

3:エスケー化研「ヤネフレッシュSi」

上と同じエスケー化研の「ヤネフレッシュSi」は、シロキサン統合で雨や紫外線などの熱に強く、密着力が高く、カビや藻が発生しにくい特殊設計もされている塗料です。

 

隠ぺい力が高く、下地の透けを気にしなくてもよいのも特徴です。またローラーや刷毛などの塗装器具を選ばず、作業がしやすい特徴も持っています。

4:アステックペイントジャパン「スーパーシャネツサーモSi」

アステックペイントは、「美壁革命」を会社のコンセプトとしており、そのコンセプトに合うとても低汚染なのに美しさが保たれる塗料を開発・販売しています。

 

オーストラリアに本社があり、日本法人は「アステックペイントジャパン」という名前です。また、アステックペイントは仲介業者を挟まない直販体制を取っています。

 

スーパーシャネツサーモSIは、特殊な無機顔料を使用することで、日光の反射率を上げて近赤外線を効果的に反射させ、屋根の温度上昇を防ぐことも可能です。

5:アステックペイントジャパン「シリコンフレックスJY」

アステックペイントのシリコンフレックスJIは、汚れが付きにくい低汚染性、水を膜にしてくれる親水性、シロキサン結合による高対候性、湿気は逃がしてくれる透湿性ととても高機能なシリコン塗料です。

 

また、光沢感もあり、防カビ性にも優れているので、仕上がりや耐久性にも安心感があります。

6:関西ペイント「スーパーシリコンルーフペイント」

関西ペイントは、塗料業界全体で比較した時、国内での売上高とシェア率の高い大手の料メーカーです。

 

塗装工事のスムーズな進行を妨げる代表に雨がありますが、雨天でも施工可能な塗料を開発・販売しています。

 

塗料に加えて、バイオ関連、電子材料関連製品の製造と販売も手掛けています。

 

関西ペイントの「スーパーシリコンルーフペイント」は、速乾性とカラー展開が豊富で、シンナーで薄めて使える、1液だけでも2液と重ねても使えるという万能性が特徴のシリコン塗料です。

 

色味が豊富で調整できるので、色合いにこだわりたい人にもおすすめです。

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ラジカル制御型シリコン塗料のおすすめ

ラジカル制御型塗料とは?

ラジカル塗料とは、正確に言い表すと「ラジカル制御型の酸化チタンを使用した塗料」のことで、一般的に「ラジカル制御型塗料」と言われています。

 

「ラジカル制御」の技術は、塗料メーカーの新しい塗料の開発に影響を及ぼす大切な技術となるため、これからの塗料メーカーの中核となっていきそうなシリコン塗料です。

ラジカル制御型シリコン塗料のおすすめ3製品

ラジカル制御型シリコン塗料の3大メーカーからのおすすめについて順番に見ていきます。

1:エスケー化研「プレミアムシリコン」

ラジカル制御型シリコン塗料では、日本ペイントのパーフェクトトップを追いかけるように発売されたのがエスケー化研のラジカル制御塗料「プレミアムシリコン」です。

 

エスケー化研のラジカル制御塗料「プレミアムシリコン」の艶感は、艶有り、5分、3分のみで艶なしがありません。

2:日本ペイント「パーフェクトトップ」

ラジカル制御形塗料のなかで早く市場に出され、よく使われているのが日本ペイントのラジカル制御塗料「パーフェクトトップ」です。

 

その後パーフェクトセラミックトップという無機系ラジカル制御形塗料も発売しています。

 

パーフェクトップの艶感は、艶有り、5分、3分、艶なしとあり、他のラジカル制御形塗料と違って、ラジカル制御塗料の中で唯一艶なしがあるのが特徴です。

 

ラジカル制御形塗料はまだ一般的でないため、嫌い業者が多いのですが、「パーフェクトトップ」は使われることが増えてきています。

3:関西ペイント「アレスダイナミックTOP」

日本ペイントやエスケー化研を追いかけるように、発売されたのが関西ペイントのラジカル制御形塗料「アレスダイナミックTOP」です。

 

「アレスダイナミックTOP」の艶感は、艶有り、7分、5分、3分の4種類で、エスケープレミアムシリコンと同じく艶なしはありませんが、他のラジカル制御型塗料ではない7分艶は貴重です。

 

アレスダイナミックTOPのもう一つの特徴は、ダイナミック強化剤というものを混ぜると、湿度85%以下、含水率8%以下という環境で塗装できるので、現場に養生がされていれば雨の日でも施工ができるというメリットがあります。

 

塗料の選択間違いは後悔のもと!しっかり専門家の意見を聞こう

ここまででそれぞれのシリコン塗料の特徴などについて、大まかにお分かりいただけたのではないでしょうか。
ご希望に沿う塗料が見つかっていれば幸いです。

しかし、実際に利用する塗料を決めるときには、必ず専門家の意見を聞きましょう。
とくに、塗装工事は専門性の高い工事なので、素人判断に任せると家の寿命を縮める結果になりかねません。
大切なマイホームを軽率な判断で傷めたくないですよね。

「でも、どんな業者に相談すればいいか分からない……」

そんな方には、ヌリカエの利用がおすすめです。
ヌリカエなら、全国2500社以上の加盟店の中から、塗料選びに詳しい優良業者に絞ってご紹介することができます。
専門家からの無料アドバイスを受け取って、後悔のないリフォームをしましょう。

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シリコン塗料の基本知識

塗料には樹脂や着色効果のある顔料が含まれていますが、樹脂の主な素材はアクリルとシリコンのため、正確にはアクリル・シリコン塗料と呼ばれるところを、略してシリコン塗料と呼ばれています。

 

シリコン塗料は耐用年数と価格のバランスがよく、現在、外壁塗装ではよく使用されています。

 

シリコン塗料は、外壁・屋根の塗装に比較的長く使われており、その質は塗装業者からも信頼を得ています。外壁や屋根のリフォームを考える時に、業者から勧められてその存在を知る人も多いでしょう。

シリコン塗料の性能について

シリコン塗料は、耐熱性・耐水性などが高く、暴風雨や雪、長雨、直射日光などの様々な気候にさらされている外壁や屋根を守ってくれる性能があります。

 

建物がその性能を保って安全に暮らせる期間を延ばすためにも、また快適な生活をするためにも、シリコン塗料の性能は重視しなければなりません。

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シリコン塗料を選ぶ時のポイント

屋根用、外壁用のおすすめをそれぞれいくつも見てきましたが、一体何を基準に選んだらいいのかわからないという方も多いでしょう。機能面で重複しているものもいくつかありました。

 

ここからは、シリコン塗料を選ぶ際のポイントについて考えていきます。

コストを重視している場合におすすめ

シリコン塗料を選んで行うリフォームには、塗料代だけではなく、人件費や足場代などもかかり、費用がかさむことがあります。

 

塗料の違いを見る時の単価は面積あたりで表示されており、家が広い場合などは、広さに応じてさらに費用がかさみます。

 

コストを重視している場合は、面積あたりの単価と耐用年数の兼ね合いで、一年あたりいくらかかるのかを計算し、長い目でどの選択がお得なのかじっくり考えるのがおすすめです。

塗料が多すぎてどれが良いか分からない場合におすすめ

シリコン塗料は、一般的には普段の生活になじみがないため、種類が多すぎて一体何を選べばいいのかわからない場合も多いです。

 

何を選べばいいのかわからない際には、まず何を優先するのかを考えるのがおすすめです。

 

人によって色合いを重視するのか、機能性を重視するのか視点が違うため、まずは譲れない点について考えてみましょう。

 

重視する点をはっきりさせた後、条件を満たしているものの中から、いくつか候補を挙げて、ベストなのはどれかを選択するようにしましょう。

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塗料の違いについて

屋根用と外壁用におすすめのシリコン塗料をいくつか挙げた際にも出てきたのですが、塗料にはメーカー以外にも基本的に使い方や性質で違いがあります。

 

検討する際に基本的なことを知っておくと良い点があるので、塗料の違いについて再度確認します。

水性タイプと溶剤タイプ

シリコン塗料は原液の状態なので、それに液体を混ぜて使うのが基本なのですが、混ぜて使う液体によってタイプが分けられます。

 

シリコン塗料には、原液に水を混ぜる「水性タイプ」と有機溶剤(代表的なものはシンナー)を混ぜて使う「溶剤(油性)タイプ」の2種類があります。

 

シンナーを混ぜる有機溶剤はやはりにおいがきつくなるので、きちんと確かめて調達する必要があります。

1液型と2液型

シリコン塗料は、1つの液体のまま使える1液型と使用する少し前に2つの液体を混ぜて使う2液型に分けられます。

 

原液はそのまま使うものを「1液型」、使用する直前に硬化剤を混ぜて使うものを「2液型」と呼んで区別しています。

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シリコン塗料のおすすめを知って参考にしよう!

普段あまり気にしないものの、実は家の機能と印象に大きな影響を与えるシリコン塗料について改めて見てきました。規定が決まってないこともあり、本当に様々なものがあることに驚かれたのではないでしょうか。また現在はさらに高機能なものも開発されていて注目を浴びています。

 

おうち時間をさらに快適にして、長期間にわたり大切な家を守るためにもじっくりとシリコン塗料について研究してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事をふまえたうえで、外壁塗装の塗料の基礎知識から知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【2022年最新】外壁塗装の塗料6種類の特徴・価格は?選び方と人気塗料ランキングも紹介」

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