【2023年】和歌山県で外壁塗装に助成金が下りる市町村と条件・申請方法

和歌山県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

はじめに、令和5年6月現在、以下の15市区町村で市区町村で外壁塗装を対象にした助成制度があります。

尚、空き家を外壁塗装する場合は、対象地域に限りがあるものの、県から助成金が出る可能性があります。

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、和歌山県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

助成金制度以外で「外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント」

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：外壁塗装アドバイザー 佐藤 舞花 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜佐藤 舞花 （株式会社Speee）

和歌山県で外壁塗装に助成金がおりる市区町村は？

令和5年6月現在、和歌山県の市区町村のうち、外壁塗装の費用を対象にした助成金制度がある15か所の自治体と制度を解説して行きます。

和歌山県全域の助成金制度（地域指定あり）

和歌山県の空き家改修支援事業助成金制度は、県外から和歌山県内への移住に際し、空き家に対してリフォームを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限80万円）です。

本制度は指定事業者を使って仲介する必要があるため、まずはご相談ください。そして対象地域が指定もあり、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

和歌山市の助成金制度①

和歌山市の転居型三世代同居・近居促進助成金は、市内で新たに親世帯と子・孫世帯が同居・近居するために行う、10万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

なお本制度のいう「近居」とは、直線距離で2km以内かつ別々の住宅に住むことをいいます。

和歌山市の助成金制度②

和歌山市の住宅耐震改修事業助成金(リフォーム工事)は、市内業者を利用して10万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限10万円）です。

本制度は、耐震改修工事と同時に行うリフォームであることが必須条件となります。

▼詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
【2023年最新】和歌山市で外壁塗装におりる助成金は？金額・申請条件も解説

海南市の助成金制度

海南市の空家リフォーム工事助成事業は、転居や移住を目的に、空き家に対して市内業者を利用して10万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限20万円～90万円）です。

本制度は助成率66%は共通していますが、以下の条件によって支給金額が異なっています。

【2023年最新】海南市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

海南市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

有田市の助成金制度①

有田市の住宅リフォーム工事費助成事業は、市民が、市内業者に発注して行う10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限20万円）です。

例年助成金の申請をしたい場合は、指定された日に足を運び、開催されるくじ引きに参加する必要があります。

2023年は6月11日（日）のくじ引きから予算が余っているため、残り5名ほど募集があります。（2023年6月19日確認時点）

有田市の助成金制度②

有田市の移住推進空き家・空き地活用助成金は、市外在住者が空き家バンク登録物件に対して、リフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限80万円～100万円）です。

通常上限80万円ですが、世帯主が40歳未満もしくは中学生以下の子を扶養している場合は上限100万円になります。

田辺市の助成金制度

田辺市のまちなか移住推進空き家活用事業助成金は、県外から移住する方が「わかやま住まいポータルサイト」登録の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限80万円）です。

本制度では所在地が「旧田辺市（秋津川・上野・長野・伏菟野を除く）」と限定されています。
この地域外の場合は、「田辺市移住推進空き家活用事業助成金」という制度になり、助成率50%（上限80万円）になります。

新宮市の助成金制度

新宮市の結婚新生活支援事業は、2023年3月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、市内の自宅に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律 30万円もしくは60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。通常30万円ですが、夫婦とも29歳以下の場合は60万円が支給されます。

紀の川市の助成金制度

紀の川市の定住促進支援事業助成金は、市内空き家バンク登録物件に対して、市内業者を利用してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限60万円）です。

【2023年最新】紀の川市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

紀の川市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

海草郡紀美野町の助成金制度①

海草郡紀美野町の定住促進助成金制度は、町民が、引き続き5年以上居住することを条件に行う50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の5％～10％（上限5万円～40万円）です。

工事費用と対応する上限金額は、以下のとおりです。

海草郡紀美野町の助成金制度②

海草郡紀美野町の移住推進空き家リノベーション助成金は、町外からの移住者が町内の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限100万円）です。

助成対象となる部分は国・県・町の他制度の助成となっていない部分になります。
県の空き家改修助成金の交付を受ける場合は、工事の120万円を超える部分が本制度での助成対象になります。

伊都郡九度山町の助成金制度

伊都郡九度山町の住宅リフォーム助成は、住宅に接している道が狭く、建て替えができない住宅を町内業者を利用して200万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の5％（上限100万円）です。

有田郡湯浅町の助成金制度

有田郡湯浅町の結婚新生活支援事業助成金は、2023年1月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、町内の自宅に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律 30万円もしくは60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。通常30万円ですが、夫婦とも29歳以下の場合は60万円が支給されます。

有田郡広川町の助成金制度①

有田郡広川町の住宅リフォーム助成金交付制度は、町民が、町内業者に発注して行う10万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

広川町の制度では、町内業者に発注した作業であれば、外壁塗装に限らず幅広い工事が助成対象です。

申請受付期間は、例年以下のように決まっています。

有田郡広川町の助成金制度②

有田郡広川町の空き家改修事業助成金は、町外からの移住者が町内の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限100万円）です。

有田郡有田川町の助成金制度

有田郡有田川町の空き家改修助成金は、県外からの移住者が町内の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限80万円）です。

日高郡みなべ町の助成金制度

日高郡みなべ町の空き家改修支援事業助成金制度は、町外からの移住者が県内業者を利用して町内空き家をリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限80万円）です。

日高郡日高川町の助成金制度

日高郡日高川町の住宅リフォーム工事助成金は、町民が、町内業者に発注して行う10万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

西牟婁郡すさみ町の助成金制度

西牟婁郡すさみ町の定住支援事業助成金（空き家改修費）は、町民もしくは町民になる方が町内の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限50万円）です。

県の空き家改修助成金を受ける場合、本制度は利用不可となる点にご注意ください。

東牟婁郡那智勝浦町の助成金制度①

東牟婁郡那智勝浦町の空き家改修支援事業助成金は、町外からの移住者が町内業者を利用して町内空き家をリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限100万円）です。

東牟婁郡那智勝浦町の助成金制度②

東牟婁郡那智勝浦町の結婚新生活支援事業助成金は、年度内に婚姻届を提出した新婚世帯が、町内の自宅に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。

東牟婁郡北山村の助成金制度

東牟婁郡北山村の空き家改修事業助成金は、村内の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限100万円）です。

小学生以下の子どもがいる場合は加算があり、1人あたり25万円加算になります。

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

和歌山県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

和歌山県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。
なお、塗装を対象とした制度があっても、空き家や子育て世代が対象など特殊条件があるの場合がありますので、お気をつけください。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。

助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので気をつけましょう。

工事着工前に申請すること

和歌山県の外壁塗装で使える助成金制度は、すべて利用申請は着工前に行う必要があります。

申請をせずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても、助成金が下りないという事態になってしまいますので、お気をつけください。

税金を滞納していないこと

どの市町村でも、助成金の申請者や住居の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外となってしまいます。

万一、住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は、精算してからでないと助成制度は利用できません。

自治体で定められた業者で行うこと

基本的には、お住まいの自治体の業者で施工することが必要になります。
和歌山県では特に「有田市」「和歌山市」「紀の川市」など支給条件に明記されています。

居住の市区町村外の業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合がありますので注意しましょう。

「外壁塗装を成功させるコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装を絶対に失敗しないための5つのコツ」

和歌山県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

助成金以外で和歌山県の外壁塗装を安くする方法

本記事では和歌山県で外壁塗装の費用制度がある市町村をご紹介しました。
和歌山県では計15か所の市町村が助成金制度を設けておりますが、残念ながら助成金が貰えない市町村も存在します。

お住まいの市町村で助成金が貰えない場合でも、安くする方法は存在します。

安くする方法についてはこちらの記事もご覧ください。

外壁塗装の費用を安くする方法11選を解説！

外壁や屋根を塗り替えるとなると、100万円程度の費用がかかります。少しでも安い費用で高品質な塗装工事をするために、どの業者を選ぶべきか？どんな方法があるのか？徹底解説します

まとめ

以上、和歌山県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

和歌山県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

令和5年6月現在、和歌山県の指定地域での空き家の制度と、市区町村では和歌山市、海南市、有田市、田辺市、新宮市、紀の川市、海草郡紀美野町、伊都郡九度山町、有田郡湯浅町、有田郡広川町、有田郡有田川町、日高郡みなべ町、日高郡日高川町、西牟婁郡すさみ町、東牟婁郡那智勝浦町で外壁塗装を対象にした助成制度があります。詳しく知りたい方は和歌山県で外壁塗装に助成金がおりる市町村は？をご覧ください。

外壁塗装で助成金が受け取れる条件は？

よくある条件には「塗装の着工前に申請すること」「市町村内の中小業者で施工をすること」の2つがあります。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧ください。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは和歌山県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。