内装解体の工事費用の相場はどれくらい|節約する方法も解説

  • 【更新日】2020-09-09

内装解体という工事があるのをご存知でしょうか。建物全体を解体するのではなく、内装のみを解体する工事のことで、主に賃貸物件で賃主が退去した際に行われることが多い工事です。通常の解体工事とは違う技術や知識が要求されるため、信頼できる業者を選ぶことが重要な工事でもあります。
テナントなどの退去にはつきものの内装解体工事ですが、その費用の相場はいくらくらいなのでしょうか。内装解体工事の流れとともに詳しく見ていきましょう。

内装解体の基礎知識

そもそも、内装解体とはどのような工事なのでしょうか。まず、内装解体とはどのような工事なのかを知るとともに、内装解体工事の流れについても詳しく見ていきましょう。

内装のみを解体する工事

一般的な解体工事とは、建物全てを解体して、その土地を更地にする工事のことを指します。一方、内装解体とは、建物自体は壊さず残したまま、内装のみを解体する工事のことを指します。一般的な解体工事と異なり、その建物の重要な部分を残したまま、内装のみを解体するため、高い技術力と細心の注意が必要な工事です。
内装解体は、飲食店など、テナントに入居している店舗が退去する際に行われることが多い工事です。また、マンションのリフォームなどでも内装解体の工事が行われることがあります。
賃貸物件の契約書には、内装解体についての記載がされている場合も多く、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

内装解体工事の手順

通常、内装解体の工事は、「養生」→「内装の撤去」→「床材の撤去」という流れで行います。通常の解体工事とは違って、建物の重要な部分には影響を与えずに、対象部分のみを解体するため、内装解体の工事は建物に関する知識を持った人が作業を行う必要があります。ここでは、内装解体工事の工程について、詳しく見ていきましょう。

養生

内装解体工事でも、通常の解体工事と同じく養生をする必要があります。特に近隣に飲食店などのテナントが入っている場合には、塵やほこりなどが飛ばないように、しっかりと養生することが大切です。
養生がしっかりできていないと、そんなつもりはなくても、近隣の店舗にとっては営業妨害となってしまうこともあります。塵やほこりの他にも、できれば、騒音に対する対策もしっかりしておきたいところです。
店舗が多く入っている建物の場合、エントランスやエレベーターなどの共用部分についても、十分な養生をしておくことが重要となります。

内装の撤去

養生が完了したら、内装の撤去を開始します。壁や窓枠、ガラス、ドア、備え付けの棚などを次々と撤去していきます。大ホールでも無い限り、重機が入れるような物件はないため、これらの撤去は手作業で行います。
この撤去作業で重要なのは、ただひたすら撤去していくのではなく、建物にとって重要な部分にはダメージを与えずに撤去していくことです。むやみやたらに撤去作業を行っていくと、建物自体に深刻な損傷を与えてしまうこともあるため、内装解体の工事には、専門的な知識と技術が要求されます。
さらにこの撤去作業で撤去したものを分別することも非常に大切です。最近の建築物にはないことですが、もし天井や壁などを解体して、アスベストを含む物質など人体に有害なものが出てきた場合には、それらを封じるための作業も重要となります。

床材の撤去

内装の撤去作業が完了したら、続いて床材の撤去作業を行います。床材には強力な接着剤などが使われていることも多いため、下地を傷つけないように床材のみを撤去することが重要となります。床材の撤去が完了した後には、必要に応じて下地の補修作業を行う場合もあります。

内装解体を行う際の注意点

ここからは、内装解体工事を行う際の注意点について見ていきます。スムーズにトラブルなく内装解体の工事を遂行するために、その注意点についてはしっかり把握しておきましょう。

オーナーと打ち合わせをする

内装解体工事を行う場合は、まずオーナーと打ち合わせをするようにしましょう。
自己所有物件の解体工事であれば、自分の裁量で進めていくことができます。しかし、内装解体をする物件は賃貸の場合が多く、工事の範囲や業者選びなども、事前にオーナーと打ち合わせをして、合意を得る必要があります。そのため、内装解体工事においては、この打ち合わせが非常に重要となります。
オーナーとの打ち合わせが不十分だと、内装解体の工事を開始してから、権利関係で揉めることにもなりかねません。最悪の場合、損害賠償請求をされてしまうようなこともあります。
そのため、くれぐれもオーナーとの打ち合わせはしっかり行いましょう。また後で言った言わないというトラブルが起きないように、打ち合わせで合意した内容は書類など、形に残しておくことが非常に重要です。
まず、オーナーと打ち合わせをして合意が取れたら、その後、解体業者も交えて打ち合わせをするという流れが一般的です。

近隣のテナントなどに挨拶回りをする

打ち合わせが済んだら、工事を開始する前に周辺への挨拶回りもするようにしましょう。複数のテナントが入っている建物で内装解体を行う場合、共有スペースや、それらのテナントにも工事による振動や騒音などの影響があるため、事前にしっかり挨拶をしておくことが重要です。
内装解体の工事自体には問題がなくても、事前の挨拶がなかったというだけでクレームを入れてくる人もいるようです。
特に商売としてそのテナントで入っている人にとっては、近隣で行われる工事が、商売の売上にも影響することがあるため、他人事ではなく重要な問題です。無用なトラブルを避けるためにも、近隣のテナントへの挨拶回りはしっかり行いましょう。
解体業者が独自に挨拶回りをしてくれる場合も多いようですが、内装解体工事終了後のお付き合いを円滑にするためにも、できれば施主も一緒に挨拶回りをするのが望ましいです。近隣の方に安心してもらうためにも、なるべく施主と解体業者で一緒に挨拶回りをするようにしましょう。

工事前にライフラインを止める

内装解体の工事開始前には、電気・ガスなどのライフラインを止める手続きを行います。なぜならば、これらのライフラインが通っている状態で、内装解体工事を行うのは非常に危険だからです。
電気やガスを止める作業は、依頼してから何日かあとになる場合が多いため、スケジュール的に余裕を持って依頼するようにしましょう。また、止める作業に立会いが必要な場合は、自身のスケジュールもしっかり確認しておく必要があります。
ただし、内装解体工事の対象範囲や内容によっては、解体業者が工事中も電気や水道を使用したいという場合もあります。そのため、工事開始前の打ち合わせ時に、それらについても確認しておきましょう。

内装解体の費用の相場

ここからは、内装解体工事の費用の相場について見ていきます。お得に内装工事を依頼するためにも、この機会にぜひ、内装解体の工事にかかる費用はどのような条件で決まるのかを知っておきましょう。

内装解体の費用は部屋の広さで決まる

内装解体の工事にかかる費用は、基本的にその部屋の広さで決まります。当然、部屋が広いほうが、工事費用も高くなります。

その部屋の使われ方によっても費用が変わる

内装解体の費用の相場は、その部屋が使われていた用途によっても変わってきます。下記の表は、業種別の内装解体工事費用の一般的な相場をまとめたものです。同じ部屋の広さでも、その部屋がどのような業種で使用されていたかによって、工事費用が変わることがわかるかと思います。

業種 解体工事費 処分費 合計金額
ラーメン屋 3,500円/㎡ 4,000円/㎡ 6,500円/㎡
カフェ 2,300円/㎡ 3,200円/㎡ 5,500円/㎡
美容院 3,200円/㎡ 3,200円/㎡ 6,400円/㎡
オフィス 2,000円/㎡ 4,000円/㎡ 6,000円/㎡

上記の表は、内装解体工事の一般的な相場です。実際の現場では、内装解体する部屋内の装飾などによっても費用が変わります。さらに、排気ダクトの有無や、部屋の階数、廃材の搬出のしやすさ、工事車両が駐車できるスペースの有無などによって費用が変動することもあります。

アスベスト含有建材などがあった場合には費用が加算される

解体する天井や壁などにアスベスト含有建材などの人体に有害なものがあった場合には、それに対する作業をする必要も出てきてしまうため、費用も割高になります。
1975年に「特定化学物質等障害予防規則の改正」が施行されて、アスベストの含有率が5%を超える施工は禁止されました。
さらに1995年、「労働安全衛生法施行令」が改正されて、アスベスト含有量が重量の1%を超える場合は、吹き付けすることが禁止されています。そして、現在では、アスベストの含有量が重量の0.1%を超えるものについて、製造と輸入、使用も禁止となっています。
そのため、最近の建物にアスベストが使われていることはまずありませんが、古い建物を内装解体する際には、注意が必要です。特に1975年以前に建築された建物には、アスベスト含有建材が使用されている可能性は高いです。

費用を安く抑えるためのポイント

次に、内装解体の費用を安く抑えるためのポイントについて見ていきましょう。ここでご紹介するポイントを抑えておくだけで、内装解体にかかる費用を安くできる可能性があります。お得に内装解体の工事をするためにぜひ、ここでご紹介するポイントは逃さず抑えておいて下さい。

不用品はできる限り減らしておく

内装解体の費用を減らすために、建物に残っている不用品は、できるだけ減らしておきましょう。残しておくと、それを撤去する作業が発生するため、費用も高くなります。
内装解体工事をすることが決まったら、リサイクルショップに買い取ってもらえそうなものは、早めに買い取ってもらうと良いでしょう。買取不可でも、無料で引き取ってもらえる場合もあります。無料でも引き取ってもらえれば、その分、内装解体で撤去するものを減らすことはできるため、有効に利用するのがおすすめです。ものによっては、自治体の廃棄物処理サービスも有効活用しましょう。

一括見積をする

内装解体工事は、通常の解体工事とは異なるため、内装解体工事の実績がある業者に依頼するのが望ましいです。しかし、自分で内装解体の業者を探すのは大変かもしれません。そのため、内装解体の業者を探す際には、一括見積もりで、複数の業者を比較して、慎重に選ぶことが重要です。
解体業者の一括見積もりをするのであれば、ヌリカエがおすすめです。厳選された優良な解体業者から一括で見積もりをとることができます。

内装解体の費用を上手に節約しよう

内装解体の工事をするのであれば、費用を上手に節約しましょう。そのためには、業者選びが重要です。前述の通り、業者によって内装解体工事にかかる費用は変わります。
ただし、費用面だけで内装解体工事の業者を選ぶのは危険です。内装解体工事は、建物の重要な部分は残しつつ、撤去作業を行う硬度な技術が必要な工事です。
万一、質が低い業者に工事を依頼してしまうと、建物自体に重大なダメージを与えるなどの可能性も否定できません。そのような事態になってしまったら、予定外の費用も発生してきます。そのため、内装解体工事の業者を選ぶ際には、費用面でも作業面でも納得のいく業者を選ぶことが大切です。

自分にぴったりの解体業者を選ぶならヌリカエの一括見積もりがおすすめ

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インターネットで24時間いつでもアクセスできるため、仕事などで夜しか時間が空いていない人にもおすすめです。内装解体の工事を検討したら、まずはお気軽にヌリカエで一括見積もりをとってみてはいかがでしょうか。
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