ヌリカエサイディングとは?外壁材の特徴と種類別メリットデメリットを解説

サイディングとは?外壁材の特徴と種類別メリットデメリットを解説

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サイディングには素材別に4種類あります。窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングです。
以前は外壁材の主流はモルタルでしたが、施工が簡単でデザインも豊富な窯業系サイディングが現在シェアNo.1となりました。

そんなサイディングの中でも種類によってそれぞれ特徴が異なるので、どうやって選べばよいのか悩んでいる方も多いと思います。
そこで本記事では、サイディングの種類ごとのメリット・デメリットはもちろん、サイディングの選び方、種類別のオススメ商品を解説してまいります!

Point
  • サイディングには窯業系・樹脂系・木質系・金属系の4種類がある
  • ・窯業系サイディングは総合的に優れた安定感のある外壁材
  • ・金属系サイディングは熱に強く軽量な外壁材
  • ・樹脂系サイディングは耐久性は高いけれどシェアが少ない外壁材
  • ・木質系サイディングは天然木を使用した外壁材

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1. サイディングとは?

1-1. そもそもサイディングって何?

サイディングとは建物の外壁に使用する外装材の一種で、現在日本で最も多く使用されている外壁材です。
サイディングの工法は、「サイディングボード」と呼ばれることからもわかるように、金属質や木質の薄い板を並べて外壁に張り付け、パネル間の溝をコーキングで埋めることで防水加工を行います。

外壁材としてのサイディングは、実は比較的歴史が浅く、日本の住宅では、1980年代まではモルタルという塗り壁が主流でしたが、施工に技術力が必要なことと工期が長くかかってしまうことから、施工が簡単なサイディングのシェアが徐々に多くなってきました。

1-2. サイディングのメリット

外壁材としてのサイディングのメリットは、主に次の2点です。

  •  ・工期の短さ
  •  ・費用の安さ

サイディングのメリットの一つは、工期の短さです。
サイディングは工場で表面塗装まで行われた状態のパネルを防水工事の仕上げとして外壁に貼り付けるものなので、例えばモルタルの吹き付け作業のような現地での細かな作業が少なく済みます。
そのため、施工時間が短縮され、工期を短くすることができます。

サイディングのもう一つのメリットは、工事価格の安さです。
工期が短い上に、モルタルのような熟練の技を必要としないことから人件費が比較的安く抑えられる、外壁材そのものも大量生産によって原価が抑えやすい、といった背景から、サイディングは施工費用全体を安く済ませることができます。

他にも、「耐水性に優れる」「耐天候性に優れる」「種類・デザインが豊富」「品質が安定している」といったメリットも挙げられますが、これらは、後に説明するサイディングの種類別メリット・デメリットの章で説明します。

1-3. サイディングのデメリット

サイディングのデメリットの一つに、ボードのつなぎ目であるコーキング部分の弱さがあげられます。

サイディング自体は塗り壁と比べて経年劣化に強く、メンテナンスの頻度は7~10年に一度程度といわれています。
しかし、実際には、サイディングボードの表面よりも早くコーキングの劣化が始まり、早い場合には5~7年程度でひび割れや剥がれが起きてしまいます。
コーキングが劣化すると、台風などで強い雨風が吹き付けた際に、ボードのつなぎ目部分から雨水が侵入して、雨漏りになってしまうこともあります。

サイディングは、外壁材の中でもデメリットが少なく優秀なために多くの住宅で使われています。
それだけに、ボードだけではなく、コーキング部分も定期的に点検、打ち増し、打ち直しを行うことで、不測の事態に備えるようにしたいものです。

2. サイディングと他外壁材の違い

外壁材には主にサイディング、モルタル、ALC壁、タイルと分類ができます。
簡単にそれぞれの違いを見てみましょう。

サイディングの特徴


工場で作られた板状のボードを壁の大きさにカットして貼り付けていく方法で施工されます。素材によって4種類あり、それぞれ機能や見た目は異なります。

モルタルの特徴


砂とセメントと水を混ぜ合わせて作られます。現場で直接、左官職人が手作業で仕上げていきます。つなぎ目がないので外壁の形状にこだわる必要がありません。

タイルの特徴


粘土を主成分とした原料を焼成して作られた板状のものです。耐久性に優れていますが、初期費用は他の外壁材に比べて高めです。

ALC壁の特徴


ALCとは断熱性・耐火性に特化したコンクリートパネルのことです。非常に軽量ですが、水に弱く費用が高いというデメリットもあります。

3. サイディングのメンテナンス

3-1. サイディングのメンテナンス時期

サイディングは、10年に一度の頻度で外壁塗装工事によってメンテナンスを行う必要があります。
色褪せやチョーキング、コーキング部分の剥がれなどの劣化症状が目安です。

【劣化症状の例】

こうした劣化症状が表れた後に放置し続けると、外壁面自体の剥がれや腐食、雨漏りなどが起こってしまい、最終的には外壁の張り替え工事を行わなければなりません。
張り替え工事は、塗装工事と比べて費用がかなり高くついてしまうので、「まだ大丈夫そうだけどちょっと劣化しているかも・・?」と感じた時点で、塗装業者に相談するなど、メンテナンスの検討を始めるようにしましょう。

3-2. サイディングの塗装費用

30坪の家の場合、外壁塗装の中心価格帯は80万円~130万円で、平均価格は109万円です。
屋根塗装もセットで行うと、120万円~140万円が相場です。
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外壁塗装の工事費用は、基本的には、外壁材によって大きく異なることはありません。
むしろ、塗料の種類や家の大きさ、業者の選定などの影響を強く受けて価格が変動します。
また、地域によっても価格相場が異なることも特徴です。

詳しくは、外壁塗装の費用相場はいくら?(3000人調査)をご覧ください。

3-3. サイディング塗装工事の見積もり事例

下記は、弊社ヌリカエからご紹介した千葉県のお客様が、紹介先クライアントとご成約くださった見積もり内容から、外壁塗装工事に関わる部分だけを再集計したものです。
本件では、サイディングボードの高圧洗浄と塗装、コーキング補修、足場組み立ての4点を合計し、消費税10%を加えて、外壁塗装関連工事のみで70万円弱という契約内容になりました。

品名 詳細 数量 単位 単価 金額 備考
①仮設足場工事 223.0 700 156,100 かけ外し・メッシュシート込
②外壁塗装工事 ASTEC シリコンフレックスⅡ 期待耐用年数12~14年
 エビテックフィラーAE下塗り 122.0 700 85,400
 シリコンフレックスⅡ中塗り 122.0 800 97,600
 シリコンフレックスⅡ上塗り 122.0 800 97,600
③コーキング工事 縦目地打ち換え 132 700 92,400 変成シリコンノンブリードタイプ
サッシ廻り打ち増し 96 350 33,600 変成シリコンノンブリードタイプ
④高圧洗浄 高圧洗浄機使用(バイオ洗浄) 211 200 42,200
諸経費・運搬費 上記金額合計の5% 30,245
小計 635,145
消費税(10%) 63,515
合計 698,660

実際の見積もりでは、これに下記の不随工事を加えて、合計で1,136,041円でのご成約でした。

  •  ・軒天塗装:25,000円
  •  ・破風板帯板塗装:34,200円
  •  ・シャッターボックス塗装:5,000円
  •  ・付帯塗装(水切り、霧除け等):28,000円
  •  ・雨樋塗装:18,900円
  •  ・ウッドデッキ塗装:60,000円
  •  ・屋根塗装:195,800円
  •  ・ベランダ床塗装:30,000円

上記内容はあくまで一例であり、地域や工事内容、業者によって大きく金額は異なってきます。
ご自身の地域で、具体的にどのような相場観で工事を行えるかについては、弊社ヌリカエの無料相談窓口までお問い合わせください。

4. サイディングの種類ごとの特徴

4-1. 4種類のサイディングの基本データ

サイディングには、窯業系、金属系、樹脂系、木質系の4種類がありますが、それぞれ素材や特徴が異なります。
各種類ごとの特徴を知ることで、自分の家に合ったサイディングを選べることにつながります。

種類 窯業系
サイディング
金属系
サイディング
樹脂系
サイディング
木質系
サイディング
イメージ
主な原材料 セメントに木質繊維を混ぜ合わせたもの 溶融亜鉛メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、アルミニウム合金、ステンレス鋼板など 塩化ビニル樹脂 天然の木材
費用相場 3,500~5,000円/㎡ 4,000~6,000円/㎡ 7,000~9,000円/㎡ 6,000~8,000円/㎡
シェア率 外壁材全体の約70%程度 外壁材全体の約10%程度 外壁材全体の約2%以下 外壁材全体の約2%以下
メンテナンス周期 8~10年 10年~15年 10年~20年 7年~10年

4-2. サイディングの種類別メリット・デメリット

4種類のサイディングのメリット・デメリットは、それぞれ下図の通りです。
観点としては、「耐水性に優れる」「耐天候性に優れる」「種類・デザインが豊富」「品質が安定している」などが挙げられます。


これらのメリット・デメリットから、4種類のサイディングはそれぞれ次のような方にお勧めできます。

4-3. 窯業系サイディング

一般的にサイディングといえば窯業系サイディングのことを指します。外壁材の中でサイディングのシェアは8割以上ありますが、そのほとんどが窯業系サイディングだからです。
ここまで普及した理由は木目調、レンガ調、ストーン柄、タイル柄、ボーダー柄などさまざまなデザインに対応でき、総合力に優れているのが大きな要因です。

主な原材料

セメントに木質繊維を混ぜ合わせたものが主な原料

費用相場

3,500~5,000円/㎡

シェア率

外壁材全体の約70%程度

メンテナンス周期

8~10年

メリット


機能性に関しては防火性・遮音性・耐震性についても優れた性能を有しており、総合的に見ても安定感があります。

デメリット


窯業系サイディング自体は吸水性が高いです。そのため塗料の選定を誤ると水が内部に侵入しやすく、季節によっては変形やひび割れの可能性があります。しかし時間が経つにつれ、表面の塗装も劣化するため定期的なメンテナンスが必要です。

最近では窯業系サイディングの中でも、生産時に超高耐候塗料を塗布しメンテナンスまでの期間を長くできたり、シーリングがないシーリングレス加工をしていたりするグレードの高い製品を販売するメーカーも増えているので、メンテナンス頻度を減らしたい方は検討してみると良いでしょう。

商品例
ニチハ:「Fu-geプレミアム
旭トステム:「ガーディナル」

窯業系サイディングを他サイディングと比較しながら特徴を知りたい方はこちら↓

窯業系サイディングはこんな方にオススメ!

  • 初期費用を多くかけたくない方
  • 多くのデザインバリエーションから選びたい方

4-4. 金属系サイディング

金属系サイディングは熱に強く軽量な外壁材で、モダンなデザインにすることができます。
ガルバ二ウム外壁と呼ばれるものは、ステンレス鋼板を素材として作られた金属系サイディングの仲間です。

主な原材料

溶融亜鉛メッキ鋼板・ガルバリウム鋼板・アルミニウム合金・ステンレス鋼板など

費用相場

4,000~6,000円/㎡

シェア率

外壁材全体の約10%程度

メンテナンス頻度

10年~15年

メリット


金属サイディングの最大のメリットは、断熱性が高く、耐久性が高いという点にあります。断熱と言うのは、外の気温の影響を受けないということです。
その上、室中の気温を一定に保つ性質も兼ね備えているので、寒冷地に向いている材質です。また凍害に対しても強いのが特徴です。凍害とは、湿気や水分が侵入し、それが凍結して発生する劣化のことです。それを防止できるので、寒冷地における耐用年数が長いのもメリットとして挙げられるでしょう。

「金属だから重いのではないか?」という印象を持つ方も多いかもしれませんが、実は非常に軽量な外壁材です。外壁材が軽量であれば耐震性も上がり、建物への負担も少なくできます。
軽量であることから、カバー工法にも向いてます。
※カバー工法とは、現在の外壁材はそのまま上から新しい外壁材を重ね張りするリフォーム方法です。

デメリット


金属系サイディングの弱点は衝撃に弱く、錆ができやすいことです。硬いボールが当たったときに凹んでしまったり、雨や気候の変化によって徐々に劣化や錆が付いてしまう可能性があります。
そして最も注意すべきなのが、沿岸近くに建っている建物は海の潮による塩害の影響を受けることです。塩害の影響を受けると錆・腐敗が進み、メンテナンス費用も高くなってしまいます。

金属系サイディングはこんな方にオススメ!

  • カバー工法を検討している方
  • 凍害が多い寒冷地にお住まいの方

4-5. 樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは非常に耐久性に優れており、非常に耐用年数が長い外壁材です。日本でのシェアはかなり少ないですが、北米では約50%も住宅で使われています。

主な原材料

塩化ビニル樹脂

費用相場

7,000~9,000円/㎡

シェア率

外壁材全体の約2%以下

メンテナンス頻度

10年~20年

メリット


樹脂系サイディングは、耐久性、耐塩害性、耐冷害性、耐候性に優れている上に、シーリングがありません。
メンテナンス頻度が少なく、シーリングの補修もないのでトータルコストが気になる方は検討してみてもよいでしょう。

デメリット


日本ではまだシェアが少ないことから、樹脂系サイディングを扱える業者が多くありません。
樹脂系サイディングは元々、アメリカやカナダなど自然環境の変化が激しい地域で耐久性の高い外壁材として大変人気のある外壁材でしたが、日本での歴史はまだ浅く、日本に合った外壁材なのかというのはまだ未知数といったところです。 そのためデザインやカラーバリエーションは日本での選択肢が少ないのも現状です。

樹脂系サイディングはこんな方にオススメ!

  • 凍害・塩害が多い寒冷地にお住まいの方
  • シーリングのない外壁にしたい方

4-6. 木質系サイディング

木質系サイディングは無垢の木材を使用したログハウスのようなデザインになる外壁材です。

主な原材料

天然の木材

費用相場

6,000~8,000円/㎡

シェア率

外壁材全体の約2%以下

メンテナンス頻度

7年~10年

メリット


木質系サイディングは、本物の木を使っているからこその温かみと、木材だからこそ作り出せる芸術性があります。木目で統一したとしても、全て同じ模様になる訳ではありません。だからこそのおしゃれだと感じる方も少なくないようです。

デメリット


木材なので火と水に弱いのが弱点です。特に気を付けなければならないのは水の侵入です。侵入したまま放置しておくと、そこから外壁材がどんどん腐敗してしまいます。そのため、こまめに再塗装するなどのメンテナンスが必要な外壁材です。また天然の木材を利用しているため、非常に高価なのも導入のハードルが高いでしょう。

木質系サイディングはこんな方にオススメ!

  • ログハウスのような木の温もりあるデザインにしたい方

5. サイディングの主要メーカー6選

この章ではサイディングのメーカーをご紹介します。それぞれ施工事例がたくさん載っているメーカーサイトを載せたので、気になったメーカーがあれば自分の好みに合うデザインを探してみましょう。

5-1. ニチハ

ニチハは窯業系サイディングの市場シェアNo.1のメーカーです。金属系サイディングの生産も行っており、金属系サイディングのメーカーの中でも第2位のシェアです。

【ニチハ】窯業系サイディング施工例

<引用:わが家の壁サイト

【ニチハ】金属系サイディング施工例

<引用:わが家の壁サイト

5-2. ケイミュー

ケイミューはニチハに次いで、窯業系サイディングのシェアNo.2のメーカーです。

【ケイミュー】窯業系サイディング施工例

<引用:すまいの外観Designsite

5-3. 旭トステム

旭トステムは窯業系サイディングのシェアNo.3、金属系サイディングのシェアNo.3のメーカーです。

【旭トステム】窯業系サイディング施工例

<引用:旭トステム株式会社HP

【旭トステム】金属系サイディング施工例

<引用:旭トステム株式会社HP

窯業系サイディングと金属系サイディングのメーカーについて詳しく知りたい方はこちら↓

5-4. アイジー工業

アイジー工業は金属系サイディングの中で、3分の1以上のシェアを誇っているメーカーです。

【アイジー工業】金属系サイディング施工例

<引用:アイジー工業株式会社HP

5-5. ゼオン化成

ゼオン化成は樹脂系サイディングを生産しているメーカーです。

【ゼオン化成】樹脂系サイディング施工例

<引用:ゼオン化成株式会社HP

5-6. TAKAHIRO

TAKAHIROは木質系サイディングを生産しているメーカーです。

【TAKAHIRO】木質系サイディング施工例

<引用:高広木材株式会社HP

6. まとめ

サイディング4種類の特徴や選び方について紹介してきましたが、いかかでしたか。

「サイディングで迷っているなら、窯業系サイディングを選んでおけば間違いない」と言われてはいますが、他のサイディングの特徴も知った上で、ご自宅に合った外壁材ができると一番良いでしょう。

もしどんなサイディングにすればいいか悩んでいるという方は、是非ヌリカエをご利用ください。あなたのお住まいの地域の優良業者を無料で紹介させていただいております。


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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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