瓦に塗料って必要?工事前に必ず知っておきたい塗装の基礎知識!

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瓦に塗料は必要なの?瓦の種類別に解説!

瓦は塗料を使った塗装による補修が必要なのかですが、瓦には塗装での補修が必要な種類と、塗装自体が不要な種類があります。

そこでまずは、自分が住んでいる家の瓦を、補修で塗装することが、必要なのか不要なタイプなのかを確認したうえで、塗装をするべきなのか、塗装をしないのかを検討しましょう。

今回は、瓦の種類毎に塗装が必要な種類なのか、注意する点も含め紹介していきます。瓦の種類を理解して、最もベストなメンテナンス方法をしてください。


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粘土系瓦の場合には

粘土系の瓦を和瓦と言います。いぶし瓦、無釉瓦、陶器瓦等の複数の種類があります。

古い日本家屋、日本建築の城や、神社や寺の屋根によく使われる建築工法です。

この工法の特徴は、他の屋根よりも瓦の重量が重たいので、スレート瓦の場合は平均して約25kg/㎡の重量に対して、和瓦の重さは平均約44kg/㎡もの重量があります。
そのため、台風等の強い風にはとても強いのですが、地震などの耐震性は、他の屋根と比較しても低いです。

一般的に、粘土を瓦の形に整形し、瓦を高温で焼き上げて制作されており、陶器の器のように耐久性が高い瓦になります。 瓦自体が、衝撃を受けると、ひび割れが起きてしまいますが、一般的な瓦のメンテナンスは不要です。

漆喰を吹き付けた瓦以外の、周りにはメンテナンスが不要ですが、粘土系の瓦の特徴には、表面に漆喰で保護をしていることから、塗装自体は必要ありませんが、屋根の色を変えてみるための塗装をすることは可能です。

塗装をすることで塗膜が剥がれやすくなるので、あまりおすすめの補修方法ではありませんが、塗装をする際には専用の塗料を使用するようにしてください。

粘土系の瓦が設置されている場合でのメンテナンスを考えている場合には、瓦自体の交換や補修、漆喰とうの補修がメインのメンテナンス方法になります。

屋根全体をメンテナンスする場合には、塗装よりも葺き替え工事をすることがお勧めのメンテナンスとなります。

セメント系瓦の場合とは

セメント系の瓦には、セメント瓦、モニエル瓦等複数の種類があります。

粘土系で和式の瓦と異なる点は、粘土自体そのものを焼き上げているのではないので、セメントや砂、水を混ぜることで、モルタル系のような、セメントの化学反応が起きて硬化させることになります。

そこで、セメント瓦自体の表面には、モルタルと同様に、色や艶がなくなり、防水性も低いので雨水を吸い込んでしまう可能性がありますので塗装での補修が必要になります。

モニエル瓦自体には、ヨーロッパで発祥されたセメント瓦で、普通の瓦と異なる点が表面に、スラリー層と言われる、着色したセメントが薄く塗られている点です。

さらに吸水を防止するための工法でクリヤー塗料が塗られている点です。
そこで、瓦の上の塗装で補修することで、もろいスラリー層から、塗膜の剥がれる可能性もありトラブルが発生しやすい状況になるので、現在では製造されていません。
補修で塗装する際には、表面にこの劣化したスラリー層を取り除くひと手間の作業をしてから施工することが重要です。

モニエル瓦か、セメント瓦か、瓦の形状を見分けるポイントは、小口部分の確認をすることで、小口部分にスラリー層が付着しており凹凸がある場合には、モニエル瓦となります。

自分の家の屋根に設置されている、瓦がセメント系の瓦かどうかを確認してから、屋根のメンテナンス作業をする必要があります。
自宅の瓦がどちらのタイプの瓦なのか、自分自身でよく確認してから作業してください。

金属系瓦の場合 金属系瓦は名前のとおり、金属でできている瓦です。

主に使われる素材は、アルミニウム、鉄、銅、ステンレスです。 成型することで瓦っぽい模様にして、スレートのように平型に加工することもできます。

金属瓦の特徴は、軽量で、家自体に負担が掛かりません。重さは粘土瓦の6分の1から10分の1程度の重さになります。

粘土瓦は、地震等の揺れで落下する危険性があるのですが、金属瓦は軽い軽量で地震等に強い点が特徴です。

軽量であるというメリットを生かすためには、旧瓦屋根の上にそのまま取り付けることで、カバー工法という補修法もできます。
金属系は、経年劣化で古くなるとサビが発生することもありますので、今までのトタンと言う鋼板に亜鉛メッキがしてある金属製の屋根が一般的でしたが、現在ではガルバリウム鋼板と言われる亜鉛、アルミニウムを含む鋼板が主流になっています。

瓦を塗装する具体例

瓦屋根のことを、昔から瓦と言っています、無機質の材料として、半永久使用できる屋根として理想的な瓦だと言われています。
無機質の材質なので、塗装工事をしなくてもいいようなイメージを持っている人もいると思いますが、瓦の塗装をすることがメリットになります。これから塗装をする具体例を紹介して行きます。

衝撃による欠損を補修すること

瓦は、動きやすく衝撃に対して弱い点が、デメリットですが、瓦が左右に動いてしまったことで起きてしまった欠損部分の塗装をすれば防水にもなりますし、メンテナンスをすることが出来ます。

ヒビ等で起きた軽度な欠損ならば、塗装することによって塗膜を吹きつけることで非常に簡単に補修することができます。

瓦自体が色あせてしまい色合いの不具合が起きた場合

瓦は半永久的な素材ですので、瓦の塗装をしなくても素材的な劣化はありません。
ところが時間が経過すれば色あせだけは残念ながら起きてしまいます。
さらに経年劣化によって色合いがどんどん悪くなっていきますので、古さが際立ってしまうこともあります。
そこで、定期的に塗装工事をすることで、高級な瓦の雰囲気を、見た目でより高級感を引きだすことも可能になります。
瓦は、いぶし銀という感じを好まれる方もいますが、瓦自体を定期的に塗装することで、見た目も素晴らしい色合いの、しっとりとしたいぶし銀の補修効果を発揮させることも可能になります。

カラーバリエーションが少ない瓦を理想の色に変更できるか

瓦自身のカラーバリエーションは、とても少ないので、見た目も地味に見えるものです。
そこで、瓦の塗装をすることで好きな色に変化させることが出来るので、好きな色の瓦に変化させることができ、理想とした外観にすることが出来ます。

自分の好きな色に塗装することで、和風の建物だけではなく洋風の建築物にも瓦を使うことが可能になります。
このように、瓦の塗装をすることで様々なメリットがあります。
瓦屋根を塗装する必要はないと言われていますが、このように塗装をする事で見た目も良くなり、素晴らしい瓦屋根をキープすることにも繋がります。瓦の屋根も塗装は必要で、塗装することを検討してください。

瓦を塗装する場合の注意点

瓦を塗装する最大のメリットは、瓦の交換などの、他の瓦工事やメンテナンスをする手法よりも安い単価で工事ができることです。
塗装以外のメンテナンス方法を選択した場合は、屋根材の葺き替え方法があります。現在の屋根をあと20年以上継続して使いたい、という希望があるのであれば、葺き替え工法がお勧めです。

ただし、この工事方法では工事代が数百万円以上と高額になってしまうのがデメリットですが、とりあえず10年程度持たせたいという方には、塗装で工事する方法の方がお勧めできます。

更に、屋根の補修やメンテナンスをする方法として、屋根材に、既存瓦の上から被せる工事方法で、カバー工法と言う方法もありますが、瓦の場合は工事できません。

そこで補修メンテナンスの方法は塗装か、葺き替えの2つから選ぶ必要があり注意が必要になります。

オススメの瓦塗料

下地処理を十分に実施する

モニエル瓦では、表面にスラリー層という、セメント液が吹付けられています。他にも苔やカビとうの汚れが表面にこびりついており、ケレンや高圧洗浄で、塗装をする前に、下地処理をしっかりとして、汚れなどを落としておきましょう。

凹凸も多くあり、面倒な作業ですが、下地処理は最も重要なのでしっかりと実施することで塗膜剥離など不具合を予防することができます。

下塗り材を塗布する

下地処理をした瓦には、表面についている弱めの塗装が除去されてしまい、セメントが素地からむき出しの状態になることが多く、下塗り材を吸収してしまいます。

想定していた下塗り材の量を塗布したあとに吸い込みが止まらない場合は、もう一度下地を塗布する必要があります。

他の屋根材にも共通していることですが、事前に下塗り材を散布することが不足していることと上塗材と、下塗り材が密着することの不良で、耐久性も効果を発揮できなくなってしまいます。

自分自身で塗装をしないこと

屋根の塗装を自分自身で、日曜大工の延長のつもりで工事する人もいるようですが、補修単価は安いでしょうが、実際にはこれがとても大変危険なことなので自分でやることはやめましょう。

瓦屋根の上を歩くことを考えてみたら、素人が慣れていない屋根の上を歩くので、もしかしたら、瓦がずれることや、破損、もしくは自分自身が屋根から堕落してしまう可能性もあります。

最悪の場合は、瓦がずれて雨漏りが起きる危険性もあります。そこで少し費用が高くなったとしても、余計なリスクを負わないためにも信頼できる工事業者に依頼することでリスクを回避しましょう。

まとめ

瓦には色々な種類あり、粘土系の瓦の場合には、耐久性が高く、瓦の表面から水を吸い込むこともないので塗装をする必要はありません。

ただし、漆喰等での補修は必要なので、気になる場合には工事業者に見積を依頼しましょう。

次にセメント系の瓦は、塗装することで、瓦の表面を保護することができ、補修やメンテナンス自体を長期的検討している人は、葺き替えの工法を選ぶことも可能ですが、工事単価をできるだけ安く抑えたい人には、塗装だけでも良いと思います。

スレート瓦等の一般的な瓦と比較すると、下地処理を念入りにする必要があり、施工知識を持っている工事業者を探して下さい。


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